更新日: 2024年9月8日
直火でもIHでも使える鉄板グリドルが新定番!キャンプでも自宅でも多彩な料理に挑戦できる【ショップ店員イチ推しキャンプギア/WILD-1 市川コルトンプラザ店】
豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんのキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、今注目の製品を紹介していただくシリーズ。
今回は、WILD-1市川コルトンプラザ店のキャンプ担当、前川陽司さんに「アウトドア調理で活用したい道具」をテーマにおすすめアイテムを選んでいただきました。
※表示の価格は、WILD-1市川コルトンプラザ店での販売価格(取材時)です。
SNSでも話題になっている鉄板グリドル
キャンプ人気の高まりもあって、ここ数年でさまざまな種類の調理器具が登場しています。おしゃれなもの、実用的なものなど多種多様ですが、今、SNSなどでも話題になっている注目株があるそうです。
それが、鉄板グリドルです。パッと見は薄いフライパンのような形状ですが、これ一つで幅広い調理に対応できるそうです。「自分で作ったメニューをインスタグラムなどで公開しているユーザーの方もたくさんいらっしゃいます」(前川さん)
鉄板グリドルはいくつかのメーカーから発売されていますが、中でも注目はJHQというメーカーの「鉄板マルチグリドル」です。「この製品は鉄板の表面がとても特徴的で、傷や摩耗に強いフッ素樹脂加工(イノーブルコーティング)が施されています」(前川さん)。シーズニングも不要で、調理後のお手入れも簡単なのが特徴のひとつです。
幅広い熱源に対応し家庭のIHコンロでも使える
前川さんがおすすめするのが、「鉄板マルチグリドル フラット 33cm」(9130円※税込)と「鉄板マルチグリドル ディープ 29cm」(1万5290円※税込)という2タイプです。素材はアルミニウム合金で熱伝導に優れ、食材の表面を均等に香ばしく焼き上げてくれます。4mmという熱伝導率を考慮した厚さが、こだわりポイントのひとつです。
いずれも、ガス、炭火、IH、各種ヒーターなど幅広い熱源に対応しているため、「キャンプだけでなく、ご家庭のキッチンで使えるのも人気のポイントです」(前川さん)。家庭のガスコンロはもちろん、IHでも使えるのはアドバンテージですね。キャンプのとき以外は出番のないキャンプ道具は多いものですが、日常でも活用できるとちょっと得した気分になれます。重量はフラットタイプが約1kg、ディープタイプが約720gなので、負担なく気軽に使えそうです。
グリドルごと食卓に並べるのがおすすめ
筆者もそうですが、従来から、鍋やフライパンなどアウトドア用のクッカーセットを使ってキャンプ調理をしてきた人は多いと思います。これはある意味、家庭と同様の調理を屋外でやっているような感覚もありましたが、マルチグリドルのような1枚の鉄板で料理をアレンジできるのは、とても新鮮に映ります。
「フラットタイプは深さが約2cmなので焼き物や炒め物などに、ディープタイプは深さが約4cmありますから、焼き物のほか、汁物などにも使えます」(前川さん)。ただし、フラットタイプで汁物が作れないかというとそうではなく、中心部にはくぼみがあるため、大量でなければ煮物や鍋もできるそうです。ディープタイプは、深さがあるぶん、食材がこぼれる心配も減りますから、ファミリーでも安心感があります。
なお、フラットタイプにはシリコン製のミトンが2個付属、ディープタイプには木製グリップと鍋敷き、収納ケースが付属しています。「実は、調理をしたらグリドルごと食卓に並べるのがおすすめなんです。けっこう映えると思いますよ」(前川さん)。確かに、作りたてのおいしさがより伝わりますし、洗う食器を減らせるのもメリットですね。「お手入れも簡単で、お湯で流すだけで汚れがツルッと流れてしまいます」(前川さん)
レシピを共有できるからメニューの幅が広がる
先に「SNSで話題」と書きましたが、これがマルチグリドルの魅力にもなっています。「マルチグリドルで作ったキャンプ料理のレシピがSNSにたくさん投稿されているので、メニューの参考にすることができます」(前川さん)
また、自分で作った料理を投稿することで、キャンプ調理のモチベーションが上がるという好循環もあります。マルチグリドルは、料理が映えそうな見た目をしていますし、円形なので写真も撮りやすいかもしれません。何年か前に、ホットサンドメーカーで作るキャンプ料理が書籍やSNSで話題になりましたが、今後ますます盛り上がっていきそうです。
「最近は一台2役、アウトドアでもご自宅でも活用できるのが注目のコンセプトです。加えて、SNSでも楽しめるというのがおもしろいところで、特に女性のお客様に人気があります」(前川さん)。マルチグリドルを使うといろいろな調理ができそうですし、SNSを通じて多くの人と共有できるといった魅力は、今どきのキャンプにうまくハマっているかもしれません。まさに、キャンプ調理の新定番と言えるアイテムです。
■商品名 マルチグリドル フラット 33cm
■メーカー JHQ
■基本スペック アルミニウム合金/コーティング:イノーブルコーティング/サイズ:長さ40cm(持ち手を含む)×奥行き33cm/厚さ:約4mm/深さ:約2cm/重量:約1kg/付属品:シリコンミトン(赤2個)/対応熱源:ガス、IH調理機、直火、炭火、ラジエントヒーター、セラミックヒーター、ハロゲンヒーター
■価格 9130円(税込)
■URL https://jhq.co.jp/multigriddle_flat/
マルチグリドル フラット 33cm
■商品名 マルチグリドル ディープ 29cm
■メーカー JHQ
■基本スペック アルミニウム合金/コーティング:イノーブルコーティング/サイズ:長さ35cm(持ち手を含む)× 奥行き29cm×高さ6cm/厚さ:約4mm/深さ:約4cm/重量:約720g/付属品:木製グリップ、鍋敷き、収納ケース/対応熱源:ガス、IH調理機、直火、炭火、ラジエントヒーター、セラミックヒーター、ハロゲンヒーター
■価格 1万5290円(税込)
■URL https://jhq.co.jp/multigriddle_deep/
マルチグリドル ディープ 29cm
今回のアイテムを紹介してくださった店員さん
前川陽司さん
WILD-1市川コルトンプラザ店 キャンプ担当。
両親が学生時代に登山サークルに所属していたこともあり、小さい頃からキャンプやボーイスカウト活動に熱中し、趣味も仕事もアウトドアがメイン。ソロキャンプにもよく行っていたが、やはり誰かとしゃべりたくなるので、最近は仲間とキャンプに行く機会が増えている。
■住所 千葉県市川市鬼高1丁目1-1 ニッケコルトンプラザ・イーストモール3階
■営業時間 平日10:00~20:00 土日祝10:00~21:00
■URL https://www.wild1.co.jp/
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】吉田正之
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長年、商品情報誌の編集に携わり、現在はフリーで雑誌、Webの執筆・編集に関わる。仕事柄、デジタル機器から家電、アウトドアグッズまで、すぐに欲しくなってしまうという悪いクセがある。オートキャンプ歴は気がつけば30年超。古くなった道具を買い替えたいと思う今日この頃。