トップ > アウトドア >  登山・ハイキング >

北海道のおすすめ登山スポット8. カムイミンタラへの入り口。大雪山系「黒岳」(上川郡上川町)

北海道のおすすめ登山スポット8. カムイミンタラへの入り口。大雪山系「黒岳」(上川郡上川町)

大雪山系の主要な山々への玄関口となっている「黒岳(くろだけ、標高1984m)」。観光地である層雲峡(そううんきょう)より層雲峡ロープウェイを使って、標高1520mの山腹までアクセスした後、往復3時間で登頂することが可能な登山スポットです。

こちらも人気が高いのは、紅葉に彩られる初秋のシーズン(9月中旬〜下旬)。赤・黄・緑色とカラフルで淡い色に包まれながら、山頂をめざす時間はまさに至福のひととき。

そして登頂すれば、劇的な景色変化が待っています。カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と名付けられた、大雪山系の山並みは圧巻の一言。

年間を通じて溶けきることのない雪渓が点在し、赤く色づくナナカマドが鮮烈です。周囲には大雪山系に生息する天然記念物・ナキウサギの可愛らしい声が飛び交う登山スポットです。

■黒岳
住所:北海道上川郡上川町層雲峡
アクセス:旭川市街から大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ 層雲峡駅まで車で約1時間15分、7合目登山口までロープウェイ・リフトで約30分
コースタイム:7合目登山口→(約1時間30分)→黒岳山頂
公式HPはこちらから

北海道のおすすめ登山スポット9. 熊の湯コースで百名山「羅臼岳」へ。世界遺産の大自然を歩く(目梨郡羅臼町)

北海道のおすすめ登山スポット9. 熊の湯コースで百名山「羅臼岳」へ。世界遺産の大自然を歩く(目梨郡羅臼町)

知床連峰の最高峰にして、日本百名山にも選定されている「羅臼岳(らうすだけ、標高1661m)」。歩行時間が長く、標高差も大きいため、比較的ハードルの高い登山スポットですが、その中でより玄人向きなのが、羅臼側の熊の湯ルートです。

往復10時間以上というロングコースは、足を踏み入れる人が少なく、硫黄の香りを感じる川やダイナミックな屏風岩など、世界遺産の自然を独り占めすることができます。

硫黄山方面との分岐までくると、知床半島を囲む海から北方領土の国後島(くなしりとう)まで一望。森林限界の稜線は、本州でいう標高3000mクラスの高山帯となっています。

岩々が連なる山頂からは、南へと続く知床連山のパノラマと、どこまでも続くオホーツク海。海から山まで、原生的な自然が一続きで残る、知床の世界観を堪能できる登山スポットです。

■羅臼岳
住所:北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
アクセス:羅臼温泉野営場
コースタイム:羅臼温泉野営場(登山口)→(約45分)→一息峠→(約1時間20分)→第一の壁→(約1時間10分)→泊場→(約1時間10分)→屏風岩→(約1時間10分)→羅臼岳キャンプ指定地(硫黄山分岐)→(約35分)→羅臼岳山頂
備考:ヒグマが出没しやすいコースです。熊鈴や熊スプレーなど入念に対策を行いましょう
公式HPはこちらから

北海道のおすすめ登山スポット10. 急登を終えると支笏ブルーの絶景「風不死岳」へ雪山登山(千歳市)

北海道のおすすめ登山スポット10. 急登を終えると支笏ブルーの絶景「風不死岳」へ雪山登山(千歳市)

支笏カルデラ最高峰に当たる「風不死岳(ふっぷしだけ、標高1102m)」。山域全体でヒグマ出没が多く、特に北尾根は急登を行くコースとなっており、中級者以上向けの登山スポットと言えます。

そんな「風不死岳」ですが、冬になるとヒグマで出没する可能性はなくなり、北海道の本格雪山入門の山として高い人気を誇っています。

登山道は終始急登ですが、距離は5kmほどと短く、往復約4時間。アイゼン(※4)をしっかり噛ませて登れば危険はありませんが、後半は特に勾配がきついので、足場を確実に進むようにしてください。

山頂にたどり着けば、雪に覆われた稜線と、真っ青な支笏湖ブルーが織りなす絶景が広がります。天気が良ければ、遠く後方羊蹄山(こうほうようていざん、標高1898m、別名・蝦夷富士)まで望める大パノラマが醍醐味です。

(※4)アイゼン:氷や氷化した雪上を歩く際、滑り止めとして使う爪状の登山道具

■風不死岳
住所:北海道千歳市支寒内
アクセス:千歳市街から北尾根登山口まで車で約35分
コースタイム:北尾根登山口→(約1時間30分)→見晴台→(約50分)→風不死岳山頂
備考:12月〜3月には雪山登山装備が必要。冬靴とアイゼンを携行しましょう。
公式HPはこちらから

収まりきらない!大スケールの山岳絶景が待つ北海道の登山スポット

収まりきらない!大スケールの山岳絶景が待つ北海道の登山スポット

北海道のおすすめ登山スポットはいかがでしたでしょうか。今回はよく知られた山から穴場な山まで、北海道が誇る登山スポットをご紹介しました。これらの山に共通するのは、標高の高低にかかわらず、ダイナミックなパノラマを有している山が多いということ。

どこまでも続く大地、竜の瞳のような湖、神がもたらしたとさえ思える日本一早い紅葉や、圧倒的な雪景色。どれも北海道の山々でしか味わえない世界観があります。ぜひ登山を目的にした北海道旅行を計画してみませんか?

山と高原地図で登山を楽しもう

『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図です。谷や尾根、等高線や登山道を綿密に描き、実踏調査に基づいた登山ルート・コースタイムなどを掲載、

その『山と高原地図』シリーズアプリは、慣れ親しんでいる地図をお手持ちのスマートフォンでも見られるだけでなく、GPSを使って地図上で現在地を確認したり、自分が登ったルートの記録をする、といった機能により 登山・ハイキングがますます楽しくなるアプリになっています。

記録したルートをメールで送信して、PCで登山記録を管理したり、登山コミュニティサイトに投稿して記録を共有することもできるので、活用方法は無限に広がります。地図データは全てスマートフォン本体に格納しますので、携帯電話の電波が届かない山中でも安心して使用することができますよ。

アプリアイコン
アプリ名称山と高原地図山と高原地図ホーダイ
料金DL1回につき650円(税込)月額500円(税込)もしくは

年額4800円(税込)
※初回DLから7日間は無料

DLできる登山地図1回のDLで山と高原地図1エリア分をDL可能山と高原地図全63エリア分をDLし放題
登山計画作成機能×
ダウンロード

 

 

1 2

記事をシェア

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図。深田久弥による「日本百名山」をすべて収録し、主要な山岳エリアを網羅しています。

まっぷるウェブでは、登山、トレッキング、ハイキングに関する情報や、おすすめの登山ギアについて紹介していきます!

>>ウィキペディア(Wikipedia)

エリア

トップ > アウトドア >  登山・ハイキング >

この記事に関連するタグ