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三宅島へキャンプ旅!1泊2日で雄大な自然を思いっきり満喫!

山と高原地図 編集部

更新日: 2024年9月8日

三宅島へキャンプ旅!1泊2日で雄大な自然を思いっきり満喫!

三宅島で超絶リフレッシュできる1泊2日キャンプ旅をご紹介します!

離島の魅力をしっかりと味わえる三宅島の「阿古・伊豆・神着エリア」を中心に、ゆっくりハイキングしながら三宅島島内を巡るキャンプ旅。

人も少なく、東京とは思えないような雄大な自然を思いっきり満喫できますよ。

1泊2日の三宅島キャンプ旅

1泊2日の三宅島キャンプ旅
至るところに島らしさを発見!

東京都の南方に浮かぶ三宅島は1周およそ35kmの小さな島で、ぐるっと歩くと8時間程度。三宅島全域を歩いて満喫しようとすると2,3日ほどかかりますが、1周せずとも、「美しい島らしさ」をそこかしこで楽しむことができます。

今回は、離島の魅力をしっかりと味わえる島北から西部エリアにターゲットを絞り、1泊2日の三宅島キャンプ旅にご案内します!

三宅島へのアクセス

三宅島へのアクセス
橘丸に乗ってゆったり到着を待つ

三宅島への主なアクセスは、フェリー・飛行機の2通りの手段があります。おすすめなのがフェリー。竹芝桟橋を夜22時半に出航して翌朝5時に到着するので、出航当日に学校や仕事があってもあまり心配いりません。少しの船旅を楽しみ、あとは寝ているだけで着いてしまうので便利です!

三宅島には港が3ヶ所あり、東京都の東海汽船が運航しています。当日の波風等の状況をみて着岸する港が決まるため、当日乗船後まで、どの港に到着するかわかりません。多くは島南西部にある錆ヶ浜港(さびがはまこう)に着岸しますが、当日変わる可能性もあるため、確認が必要です。

>>東海汽船(フェリー)の公式HPはこちら

>>新中央航空株式会社(飛行機)の公式HPはこちら

【三宅島キャンプ旅 1日目】7:00 三宅島に着いたらまずは我が家を建築!大久保浜キャンプ場でテント設営

【三宅島キャンプ旅 1日目】7:00 三宅島に着いたらまずは我が家を建築!大久保浜キャンプ場でテント設営
三宅島らしい黒い石浜のビーチが目の前!<画像提供:三宅島観光協会>

三宅島に到着!朝ごはんは、事前にフェリー飯で済ませておくと限られた時間を有効活用できますよ。

すぐにでも三宅島散策に出かけたいというはやる気持ちをおさえ、まずはキャンプ旅の寝床の手配を済ませましょう。島内には魅力的な宿も多くありますが、より自然を身近に感じられるテント泊がおすすめです。

三宅島のキャンプ場は「大久保浜キャンプ場」1ヶ所のみ。港や空港からの距離は少し離れますが、三宅島のキレイな海が目の前にあるのでキャンプならではの非日常感は満載です。

全長2kmにわたるブラックサンドビーチが特徴で、東京とは思えないほど、透明度の高い三宅島の海を目の前にキャンプをすることができます。

利用料が500円というのも良心的でうれしいですね!騒音やゴミなど、きちんとマナーを守って利用しましょう。

>>大久保浜キャンプ場の予約ページはこちら

■大久保浜キャンプ場(おおくぼはまきゃんぷじょう)
住所:東京都三宅村伊豆
電話:なし
交通:錆ヶ浜港より車で17分
営業期間:4月~11月
営業時間:13時チェックイン・11時チェックアウト
休業日:12月~3月
料金:500円
カード:可
駐車場:4台程度(無料)
>>公式HPはこちら

【三宅島キャンプ旅 1日目】12:00 三宅島の火山がもたらす悠久の時間をひとりじめ!「七島展望台」にむけてハイキング!

【三宅島キャンプ旅 1日目】12:00 三宅島の火山がもたらす悠久の時間をひとりじめ!「七島展望台」にむけてハイキング!
これぞ三宅島!黒い溶岩に覆われる景色 <画像提供:三宅島観光協会>

大久保浜キャンプ場でテントを設営して一休みしたら、本格的なハイキングに出かけましょう!三宅島らしい景色を求め、雄山の中腹にある「七島展望台」まで山登り。大久保浜キャンプ場から直接向かう場合は、3時間弱のコースなので、12時に出発すれば15時には展望台にたどり着きます。

途中で左右に折れることなくまっすぐの道のりですので、迷うこともありません。

道中両脇に生い茂る植生を観察しつつハイキングコースを進んでいきますが、噴火の影響か、標高が高くなるにつれて植物の背が低くなり、だんだんと緑が減っていきます。展望台目前までくると、植物はほとんどありません。麓では秋らしさを、上に行くほど火山の強さを感じることができ、三宅島の自然の営みが間近に感じられるハイキングコースになっています。

展望台まで来ると圧巻の景色!比較的高温で火口流れ出た溶岩であるため、黒く冷え固まった岩で埋め尽くされる三宅島の景色には言葉を失います。立入規制区域外ではほぼ最高地点のこの展望台。延々と続く大海原も見られ、達成感に満たされます。

■七島展望台(しちとうてんぼうだい)
住所:東京都三宅村阿古
電話:なし
交通:錆ヶ浜港より車で20分
営業期間:通年
営業時間:24時間
休業日:なし
料金:無料
駐車場:10台程度(無料)
>>公式HPはこちら
【三宅島キャンプ旅 1日目】12:00 三宅島の火山がもたらす悠久の時間をひとりじめ!「七島展望台」にむけてハイキング!

離島らしい自然の中を練り歩く

【三宅島キャンプ旅 1日目】17:00 三宅島唯一の温泉「ふるさとの湯」で入浴

【三宅島キャンプ旅 1日目】17:00 三宅島唯一の温泉「ふるさとの湯」で入浴
露天風呂からは海を一望!

ハイキングの疲れは、その日のうちに癒やしておきましょう。七島展望台から下ること約2時間。三宅島唯一の温泉施設「ふるさとの湯」は、まさに島民憩いの場です。

源泉は43.5℃とやや高く、一気に疲労を消し去ってくれます。露天風呂は少しぬるくなっているため長湯に最適!三宅島の西部に位置しているため、日暮れには水平線に沈み行く夕陽も見られます。

三宅島の景色とお湯に癒やされ、心行くまでリラックスしてください。

■ふるさとの湯
住所:東京都三宅村阿古644
電話:04994-5-0426
交通:錆ヶ浜港より車で4分
営業期間:通年
営業時間:11:00~21:00(4月~9月)11:00~20:00(10月~3月)
休業日:毎週水曜(8月は無休)
料金:500円(岩盤浴:500円)
カード:不明
駐車場:20台程度(無料)
>>公式HPはこちら

【三宅島キャンプ旅 1日目】20:00 三宅島キャンプ飯で1日を締めくくろう!

【三宅島キャンプ旅 1日目】20:00 三宅島キャンプ飯で1日を締めくくろう!
三宅島の静かな海辺で食べるキャンプ飯は格別!

三宅島の自然を満喫し、温泉も入ってあとはお待ちかねのごはんの時間!三宅島島内に点在する商店で食材を買い出し、キャンプ場で自炊します。

ワンコインで利用できるキャンプ場ですが、設備も申し分ありません。調理器は持参する必要がありますが、調理スペースは広く、大きな流し台があるので後片付けにも困ることはありません。現在は新型コロナウイルス対策でかまどは使えませんが、通常であればかまどはもちろん、薪も自由に使うことができます。

キャンプ飯を楽しんだ後は波打ち際でコーヒータイムなどいかがでしょう。波音を聞きながらゆっくり過ごせば、リラックス効果も絶大です!

【三宅島キャンプ旅 2日目】8:00 朝食のあとは三宅島の海辺を散策

【三宅島キャンプ旅 2日目】8:00 朝食のあとは三宅島の海辺を散策
波音の目覚ましではじまる1日は最高!

2日目はのんびり、まったり過ごします。帰りの船は13:45発(時間はシーズンによって変動)なので、なるべく早起きをして優雅な朝を過ごしましょう。三宅島の雄大な自然の中なら、いつものトーストとコーヒーも特別美味しく感じられます!

三宅島には、名もない場所でも目を引くスポットがたくさんありますので、朝食が済んだら港周辺を散策してみましょう。キャンプ場周辺には白いランプ式無人灯台がシンボルの伊豆岬がありますし、島の西側まで足をのばせばメガネ岩という観光名所もあります。歴史などに興味のある方なら、三宅島郷土資料館を訪れてみるのもよいでしょう。

【三宅島キャンプ旅 2日目】12:00 三宅島最後のランチは島の魚が味わえる「ホテル海楽」で!

【三宅島キャンプ旅 2日目】12:00 三宅島最後のランチは島の魚が味わえる「ホテル海楽」で!
島で獲れたお魚はどれも絶品!

旅を締めくくるのは、やっぱりおいしい食事!メガネ岩近くにある「ホテル海楽」で美味しいお魚をいただきましょう。

揚げ物などのメニューも充実していますが、ご当地らしさを味わうならやっぱりお刺身!お刺身があるかどうかはその日次第ですが、三宅島で獲れたお魚は絶品!大きく贅沢に切られたお刺身で、満足度も最高です!

「ホテル海楽」の開店はなんと朝の5:30!一日目、三宅島に到着してすぐに訪れる人のために、早朝から営業してくださっているのです。フェリーの到着時刻が朝の5時頃ですので、ありがたいですね。

当面の間は宿泊者のみですが、オプション料金を支払えば大広間にて仮眠も可能。当日三宅島に着いてみて、まだ眠気がある場合はここで仮眠を取るのもいいかもしれません。

■ホテル海楽(ほてるかいらく)
住所:東京都三宅村阿古1878
電話:04994-5-0131
交通:錆ヶ浜港より車で2分
営業期間:通年
営業時間:11:00~14:00、18:00~22:00
休業日:なし
料金:1000円程度
カード利用:可
駐車場:15台程度(無料)
>>公式HPはこちら
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図。深田久弥による「日本百名山」をすべて収録し、主要な山岳エリアを網羅しています。

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