更新日: 2024年9月8日
コールマンに聞く!【テントの基礎知識 vol.01 テントの役割とスタイル】ゼロからでもわかる!
キャンプに出かける際、真っ先に準備したい主要アイテムが「テント」です。テントに求められるのは、ただ単に寝室としての機能だけではありません。
そこで、アウトドアの老舗ブランド「コールマン」を手がけるニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当者に、テントの基本や選び方を解説してもらいました。
限られたスペースの中で寝室とリビングを確保
テントとはいってみれば「野外のベッドルーム」に当たるものですが、単に寝るだけにとどまらず、リビングやダイニングなどの「居住空間」をつくり出す重要アイテムです。
「テントにもさまざまなスタイルがあり、快適な時間を過ごせるかどうかは、その選び方によって変わってきます。例えば、自分の家に置き換えてイメージしてみるとわかりやすいでしょう。
家では寝たり、食事をしたり、本を読んだり、趣味を楽しんだりしますが、それぞれの行動に合わせてリビングやダイニング、寝室などを使い分けます。キャンプでも同じように、キャンプ中の行動に合った空間づくりが必要です。ただし、スペースは限られていますから、そのなかでどのようにして寝室とリビングに当たる空間を確保するかがポイントです。自分の家をつくるような感覚で考えていくといいかもしれませんね」
現在の主流はリビング一体型の「2ルーム」
テントの主目的はいうまでもなく、雨風をしのぎ、安全な寝場所を確保することですが、これにリビングに当たる空間をつなげてつくるのが基本的なスタイルです。
「なかでも現在主流となっているのは、寝室とリビングがあらかじめ一体となった『2ルーム』タイプです。設営が一度ですむことに加え、室内が囲まれているため、プライバシーが守られるのが大きなメリットといえます。特に、ファミリーキャンプやリビング空間でゆっくりくつろぎたい場合には、このタイプが適しています」
一方、半球体状の「ドーム型」や、ポール1本で簡単に設営できる「ワンポール型」は寝室部分のみのテントで、そこに日よけ・雨よけ用のタープを組み合わせることによってリビング空間をつくり出します。その張り方次第で、キャンプサイトや気候に合わせて、自由にアレンジすることができます。
テントを選ぶ際の出発点となるのは、テントを使う人の数です。自分だけのソロキャンプなら、大きいテントだと設営や撤収が大変なので、なるべく軽量でコンパクトなものが適しています。ファミリーキャンプの場合は、子どもたちもゆったりと過ごせる大きめのテントを選ぶのが基本です。
「テントはまず定員を確認し、参加人数に合ったサイズ、タイプのものを選ぶようにします。ただ、ゆったり過ごしたいなら、実際の人数より少し定員が多いものを選んだほうが、ゆとりが出ていいでしょう。また、天井が高いもののほうが、かがまなくてすみますし、圧迫感も少ないので快適に過ごせます」
誰と、どんなふうにキャンプを楽しみたいのかを具体的にイメージして、それに適した空間づくりを考えましょう。
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山と高原地図でトレッキングを楽しもう
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アプリアイコン | ||
アプリ名称 | 山と高原地図 | 山と高原地図ホーダイ |
料金 | DL1回につき650円(税込) | 月額500円(税込)もしくは 年額4800円(税込) |
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登山計画作成機能 | × | ○ |
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】塩田真美
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出版社で女性誌、マネー雑誌の編集に携わり、現在はフリーの編集者、ライターとして活動。求人誌の著名人インタビューを長年担当し、作家やアーティスト、俳優、芸人、スポーツ選手など、200人以上に取材。得意分野はマネー、観光関連。趣味は磨崖仏+花巡り。