更新日: 2024年9月8日
コールマンに聞く!【マット・コット編 vol.04 コットの役割と選び方】
泊まりがけキャンプの必需品は「寝袋」ですが、その下に置くアイテムとして「マット」や「コット」があります。特にコットは1台あれば何役もの役割を果たす便利なアイテムです。
今回はニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当者に、コットの役割や選び方について解説してもらいました。
コットはベンチや荷物置きにも使える便利アイテム
寝袋の下に敷くレイヤードアイテムの主流は「マット」ですが、もうひとつ、「コット」を使うという選択肢もあります。コットとは、キャンプで使う折り畳み式の簡易ベッドのことです。マットと同様に、やはり地面の凸凹や寒さの影響を防ぐ、安眠のためのアイテムです。
「コットを使うとまるでベッドのような寝心地が得られるうえ、下が空いているので風通しがよく、特に夏場のキャンプでは涼しくて快適に眠れます。しかも、夜寝るときだけでなく、昼間にちょっと腰かけたり、寝そべって昼寝をしたりする際にも重宝します。そのほか、上や下のスペースを荷物置きとして活用できます。まさに1台何役もの活躍をしてくれる便利なアイテムです」
子ども連れキャンプにはロータイプのコットがおすすめ
コットは一般的に2本のメインポールの間にシートを張った簡易的な折り畳みベッドです。高さ40cm程度のハイタイプと、コンパクトに収納できる20cm程度のロータイプがあります。フレームの素材としては、丈夫なスチール製、軽量なアルミ製があります。
「ハイタイプかロータイプかは好みの問題ですが、お子さんがいる場合はやはりロータイプのほうが利用しやすいでしょう。ソロキャンプにも、コンパクトで軽いロータイプが人気です」
■コンパクトローコット2.0
参考価格:1万3970円(税込)
サイズ:使用時/約68×207×18cm、収納時:約51×18×21cm
重量:約5kg
耐荷重:約80kg
材質:ポリエステル、スチール
>>公式HPはこちら
物を置きたいときはハイタイプのコットがおすすめ
一方、安定して腰かけたいとか、下にも物を置きたいという場合は、ハイタイプが適しています。素材は丈夫さを重視するならスチール、軽さを重視するならアルミがおすすめです。
「設営や撤収の方法は商品によって異なりますが、素早く簡単にできるようにどんどん改良が進んでいます。『パックアウェイコット』のようにわずか3秒で設置できるものもあるので、ぜひ店頭で確かめてみてください」
■パックアウェイコット
参考価格:1万8480円(税込)
サイズ:使用時/約190×64×38cm、収納時/約94×17×22cm
重量:約4.6kg
耐荷重:コット/約80kg、ベンチ/約70kg×2
材質:ポリエステル、アルミニウム
仕様:サイドポケット
付属品:収納ケース
>>公式HPはこちら
マットを重ね敷きして使うとさらに快適に
コットはその上で寝袋を使って寝るのが一般的ですが、実は間にマットを重ね敷きして使うという方法もあります。
「こうすると普通のベッドのように、さらに快適な寝心地です。コールマンのスタッフにもその快適さや便利さから、マットではなくあえてこちらを選ぶという『コット派』の人が何人かいます」
1台あれば何かと使えて、手放せなくなるそうです。ファミリーキャンプで人数分のマットの用意する際にその一部をコットにしたり、プラスαのアイテムとしてコットを加えたりするという選択肢もあるでしょう。
なお、人は眠っている間に相当な量の汗をかくので、下に置いたマットやコットにも湿気が残りがちです。
「使用後はしぼませる前に表面の汚れをさっと乾拭きし、著しい汚れを落とす際には薄めた中性洗剤を使って固く絞った布で拭き取ります。また、帰宅後はできるだけ一定時間干してから、湿気の少ない場所に保管しましょう」
【取材協力】コールマン
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】塩田真美
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出版社で女性誌、マネー雑誌の編集に携わり、現在はフリーの編集者、ライターとして活動。求人誌の著名人インタビューを長年担当し、作家やアーティスト、俳優、芸人、スポーツ選手など、200人以上に取材。得意分野はマネー、観光関連。趣味は磨崖仏+花巡り。