更新日: 2024年9月9日
高尾山おすすめ登山コース&アクセス徹底解説!【初心者向け】
都心から約1時間とアクセス抜群でありながら、豊かな自然を満喫できる高尾山。
初心者でも登りやすいコースが充実していて、気軽に登山にチャレンジできます。
四季折々の美しい景色はもちらん、山頂からの絶景は最高!
それでは、高尾山のおすすめコースやアクセス方法、持ち物など、登山に必要な情報を詳しく解説していきます。
目次
高尾山へのアクセス
高尾山の最寄り駅は、京王高尾線の「高尾山口駅」になります。一駅手前に「高尾駅」がありますが、こちらは最寄り駅ではないので注意しましょう。
なお、高尾駅ではJR線から京王線へ乗り換えることができます。JR線に乗って高尾山へ向かう場合は、高尾駅で下車して京王線に乗り換え「高尾山口駅」へ向かいましょう。
高尾山山頂へのアクセス
ケーブルカー
京王高尾山口駅から徒歩5分ほどで清滝駅。ここから高尾山駅までのびるケーブルカーが利用できます。高尾山駅は山の中腹にあたり約6分で着きます。
ケーブルカー料金:大人490円(片道)、950円(往復)、小人250円(片道)、470円(往復)
リフト
ケーブルカーの清滝駅の横にリフト乗り場があります。ケーブルカーの所要時間は約12分と、ケーブルカーに比べると若干のんびりですが、ケーブルカーの高尾山駅のすぐ下まで登ることができます。
リフト料金:大人490円(片道)、950円(往復)、小人250円(片道)、470円(往復)
徒歩
高尾山の自然を満喫するなら、徒歩で登山を楽しむのがおすすめです。高尾山には1号路から6号路、稲荷山コースなどいくつもの登山コースがあります。普段着でも登れるコースから、少しハードなコースまで様々。
ここからは、おすすめの登山コースを紹介していきます!
【高尾山の気軽に登山コース】 1号路〜3号路
コース概要・魅力
このコースは老若男女誰でも登ることができる1号路から、帰路は1号路の喧騒とは無縁の3号路を下ります。新緑の季節は、まばゆいばかりの緑が広がる気持ちのよいコースです!
高尾山の気軽に登山コース1.清滝駅前
ここからSTART!
高尾山の気軽に登山コース2.霞台
高尾山の気軽に登山コース3.タコ杉
くねくねとタコの足のように曲がった根っこが目を引く杉の大木。参道の邪魔になるため伐採しようとしたら根が曲がったといういわれも。
高尾山の気軽に登山コース4.男坂
高尾山の気軽に登山コース5.薬王院
高尾山の気軽に登山コース6.高尾山山頂
高尾山の気軽に登山コース7.長い木橋
高尾山の気軽に登山コース8.清滝駅前
GOAL!
【高尾山の自然を満喫登山コース】6号路〜1号路
コース概要・魅力
薬王院の水行道場でもある琵琶滝を見て、静かな沢沿いを歩く。セッコクやヤマアジサイ、タマアジサイなど水辺の植物が目を楽しませてくれます。美しい自然あふれるコースの中で、思い切り深呼吸をしてみて。日ごろの疲れが嘘のように吹き飛びますよ。
高尾山の自然を満喫登山コース1.清滝駅前
ここからSTART!
高尾山の自然を満喫登山コース2.妙音橋
高尾山の自然を満喫登山コース3.岩屋大師
弘法大師ゆかりの伝説が残る岩屋大師
雨に濡れて動けない母子と出会った弘法大師が祈りで岩を崩し、そこにできたこの岩屋で母子を雨宿りさせたそうです。
高尾山の自然を満喫登山コース4.琵琶滝
高尾山の自然を満喫登山コース5.大山橋
高尾山の自然を満喫登山コース6.5号路合流点
高尾山の自然を満喫登山コース7.高尾山山頂
高尾山の自然を満喫登山コース8.清滝駅前
GOAL!
高尾山の自然満喫登山コースはこちらもおすすめ!
気軽に歩ける高尾山のルートのなかで、最も登山気分を味わえるのがこのコース。沢沿いの飛び石を歩く6号路から山頂を経てもみじ台まで行き、帰りは尾根道の稲荷山コースで下ります。
【高尾山チャレンジ登山コース 】城山〜高尾山
コース概要・魅力
桜の季節が最も輝くおすすめコース。高尾山に何度か登ったら、次は絶対このコースへ。高尾山から歩くのも良いですが、城山から登ればより新鮮で、さらに新しい発見があるはず!開放感あふれる山あるきを味わって。
高尾山チャレンジ登山コース1..小仏バス停
START!
高尾山チャレンジ登山コース2.小仏峠
高尾山チャレンジ登山コース3.城山
高尾山チャレンジ登山コース4.一丁平園地
高尾山チャレンジ登山コース5.もみじ台
高尾山チャレンジ登山コース6.高尾山山頂
高尾山チャレンジ登山コース7.清滝駅前
GOAL!
高尾山登山ノウハウ
地図の読み方・歩き方
地図にはさまざまな情報が詰まっています。そのひとつひとつを知るとさらに山が楽しくなるはず!
地図の読み方
等高線って一体なんだろう?
同じ標高の地点を結んだ線を等高線といいます。この線は途中、崖などで途切れることはあっても必ず一周しているのです。
等高線からなにがわかる?
この等高線から見えてくるのは、地形の傾斜と標高。等高線の間隔が密になった箇所の傾斜は強く、まばらな部分の傾斜はゆるいということです。また、自分のいる位置と目的の場所との等高線の間隔を測ることで、2点間の標高差がわかります。この地図では等高線間隔は20mなので地点間に5本の等高線が走っていれば100mの差があるということになるわけです。
山と高原地図で登山を楽しもう
『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図です。谷や尾根、等高線や登山道を綿密に描き、実踏調査に基づいた登山ルート・コースタイムなどを掲載、
その『山と高原地図』シリーズアプリは、慣れ親しんでいる地図をお手持ちのスマートフォンでも見られるだけでなく、GPSを使って地図上で現在地を確認したり、自分が登ったルートの記録をする、といった機能により 登山・ハイキングがますます楽しくなるアプリになっています。
記録したルートをメールで送信して、PCで登山記録を管理したり、登山コミュニティサイトに投稿して記録を共有することもできるので、活用方法は無限に広がります。地図データは全てスマートフォン本体に格納しますので、携帯電話の電波が届かない山中でも安心して使用することができますよ。
アプリアイコン | ||
アプリ名称 | 山と高原地図 | 山と高原地図ホーダイ |
料金 | DL1回につき650円(税込) | 月額500円(税込)もしくは 年額4800円(税込) |
DLできる登山地図 | 1回のDLで山と高原地図1エリア分をDL可能 | 山と高原地図全63エリア分をDLし放題 |
登山計画作成機能 | × | ○ |
ダウンロード |
Q&A
Q1.道に迷ってしまったら?
道に迷ったと感じた地点で、すぐに地図で確認できる地点まで来た道を戻るのが鉄則。道に迷わないように地図で現在地を確認しながら歩こう。
Q2.登山届とはどういうもの?
万が一登山者に事故が起きた場合、捜索の参考になるもの。名前、住所、連絡先、登山日、ルートを書き地元警察に提出。登山口にも提出箱があるので必ず提出を。
Q3.トレッキングポールを使うと楽に歩けるの?
片手に1本ずつ持ってダブルで使えばずいぶん楽に。登りは歩行のリズムで地面を押し、下りでは多少長くして使う。どちらもあまり体重をかけすぎないように。
Q4.クマやイノシシに遭遇したら?
まず会わないために、動物避けの鈴をザックなどにつける。万が一、出会ってしまったら、じっと相手の眼を見つめてゆっくり後ずさりする。絶対に騒がないこと。
Q5.水はどのくらい持って行けばいいの?
一般的な登山では1時間で体重1㎏あたり約5㎖の水分が蒸発するといわれている。例えば体重60㎏の人が5時間歩く場合、約1.5ℓが必要。途中で給水できるとしても最低でも500㎖のペットボトル2本は持ちたい。
Q6.行動中にケガをしたらどうすればいい?
切り傷程度なら消毒して絆創膏などで処置を。捻挫や骨折なら下山を前提にタオルやストックで患部を固定。歩けないレベルなら近くにいる人や電話で助けを呼ぼう。
歩き方のコツ
歩幅のとり方と歩行ペース
山道は平坦ではなく登り下りがあるため、街中を歩くようなスピードではすぐに疲れてしまう。基本は歩幅を普段の7〜8割程度にして、エネルギー消費を極力減らすようにすること。ペースは、ゆっくり過ぎかなぁと思うくらいのペースが、案外ちょうどいい。
休憩のとり方
歩き始めは山道に体を慣らすため、30分程度歩いて最初の休憩を。最初の休憩で靴紐やザックベルトの確認をして、呼吸が整ったら出発。その後は50分〜1時間ごとに休憩をとるとリズムができていい。十分な水分補給をしてあまり長く休まない方が疲れない。
岩場、クサリ場の歩き方
岩場の登り下りは三点支持(三点確保)が基本となる。これは手足3つを地面について、残りの1つを前に進めるというもの。これを繰り返す。クサリ場のクサリはあくまでも補助。しがみついたり、ぶら下がらずここも三点支持が基本。下りで怖ければ後ろ向きで下ろう。
登りはかかとから
かかとが接地したら足裏全体で確実に路面を捉えてから次の足をゆっくり出す。足を蹴りだすような歩き方は疲れるだけ。
下りはつま先から
つま先から順にゆっくり足裏全体で路面をホールド。下りではスピードが出てしまうので、意識してゆっくり歩こう。
高尾山登山の持ち物
山あるきに必要なアイテムを紹介。靴、バックパック、レインウェアは、ショップで確かめて自分に合ったものを選びましょう。
必ず用意するもの
ヘッドランプ
下山が遅くなり暗くなってしまった時のために必要。LED仕様でコンパクトなものが多いのもうれしい
登山靴・靴下
日常の靴のサイズより少し大きく、かかとまで覆うようなしっかりしたものが安心。靴下は普段よりも少し厚めで
バックパック
日帰り程度なら20L~30Lで十分。縦型でウエストベルトのあるものを選ぼう
アウタージャケット
休憩時、天気の急変の場合などに効果大。防水性、速乾性、保温性などを考慮。軽量で縫い目の少ないものを
レインウェア
山の天気は変わりやすい。天気予報が晴れでも必要だ。ゴアテックス製で上下セパレートタイプのものが便利。最近はカラフルなものも
シャツ (半袖・長袖)
行動着なので、動きやすく速乾性のあるものがいい。メリノウール配合のものがおすすめ
アンダーウェア
通気性と伸縮性が大切。高価だがメリノウール製なら防臭効果もある
ズボン・パンツ
動きやすく、速乾性に優れたものがいい。ジーンズなど綿製品は濡れると乾きにくいので不向き
ファーストエイドキット
急なケガの手当てに、消毒薬、絆創膏、脱脂綿程度は最低でも用意
時計
防水のものがベスト。高度計、気圧計が付いているとより便利
行動食
チョコレートや飴、ビスケットなどの行動食と、時間に余裕があれば手作りランチを用意してもいい
飲料水
山中や途中の山小屋などで手に入るとしても、最低500mlペットボトル1本分は持っていこう
携帯電話
最近では山頂や稜線で電波の届く山も多くなった。いざという時のために
筆記用具
小さなノートとペンを濡れないようにファスナー付きのビニールケースなどに入れて持っていこう
保険証(コピー)
万が一、ケガをした時のため。身分証にもなる
タオル類
普通のタオルでもいいが、登山用のタオルマフラーが1本あると便利。下山後のお風呂でも大活躍
あると便利なアイテム
トレッキングポール
登り下りで、足の負担を軽減できる。必ず2本で使おう。軽くて丈夫なカーボン製がいい
ゲイター
登山用のスパッツ。足場がよくなかったり、天候が悪い時に利用する。体温を保つためにも有効だ。一般的に写真のようなロングタイプとショートタイプがある。
フリース
春・秋などのシーズンに重宝する。休んだ時など、はおるだけで十分温かい
帽子
山の日差しは強い。夏は速乾性のあるもの、寒い季節はニット帽などと季節によって素材を使い分けるといい
日焼け止めクリーム
山は標高が高く、空気がきれいなので日差しが強い。女性のみならず男性もお肌のお手入れを
着替え
アンダーウェア、靴下など、雨などで濡れないようにスタッフバッグに入れておこう。下山後のお風呂にも必要
スポーツタイツ
筋肉や関節をサポートするもの。速乾性のあるものを
手袋
寒い季節ばかりでなく、夏でも岩場のある道などでは手の摩擦を避けられるので便利
携帯コンロ
コッフェルやバーナーはいろいろあるが、コッフェルとバーナーが一体になったものは少ない。小さいガス缶ならコッフェルに収納でき使い易い。
問い合わせ情報
ケガをしたら
☎042-625-0119(八王子消防署)
道に迷ったら
☎042-665-0110(高尾警察署)
観光問い合わせ
八王子市観光課 ☎042-620-7378
八王子観光協会 ☎042-643-3115
施設
高尾山薬王院 ☎042-661-1115
高尾ビジターセンター ☎042-664-7872
交通機関
<バス>
京王バス(八王子) ☎042-642-2241
<タクシー>
高鉄交通 ☎042-661-7211
飛鳥交通 ☎042-661-0248
<ケーブルカー>
高尾登山電鉄 ☎042-661-4151
山と高原地図で登山を楽しもう
『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図です。谷や尾根、等高線や登山道を綿密に描き、実踏調査に基づいた登山ルート・コースタイムなどを掲載、
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】山と高原地図 編集部
『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図。深田久弥による「日本百名山」をすべて収録し、主要な山岳エリアを網羅しています。
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