更新日: 2024年12月19日
全国の夜景ファンが選ぶ「日本新三大夜景」が5分でわかる!気になるアノ夜景は選ばれたのか?夜景の新常識をサクっとチェック【今週の注目記事】
「日本三大夜景」と聞いて函館、神戸(摩耶)、長崎と答える人は多いと思いますが、皆さんは全国の夜景ファンが選ぶ「日本新三大夜景」というものをご存知でしょうか?
つい先日、12月17日(火)に発表された「日本新三大夜景」では長崎市、横浜市、北九州市が選ばれました。
3回連続でランクインしていた札幌が外れてしまったことでも界隈では話題になっていましたが、めでたく今回新三大夜景に選ばれたスポットの魅力に5分で迫ってまいりましょう。
目次
「日本新三大夜景」とは?
「日本新三大夜景」は夜景観光士による投票で、3年に一度更新が行われる夜景ブランドのことです。2015年に発足したもので、不振に陥っていた長崎県の稲佐山が夜景目的で観光人気を取り戻していたタイミングで、さらなる発展と全国の夜景スポット人気の波及を促すきっかけにもなりました。つまり、昨今の夜景人気の立役者とも言えるでしょう。
日本新三大夜景 長崎市の夜景の魅力に迫る
狭い湾の三方を山に囲まれ、平地が少ない長崎港。すり鉢状の地形で中心部以外は坂が多く、傾斜を利用して発展してきました。
現在の長崎港の原型が造られたのは、明治から大正にかけての3次にわたる港湾改修事業でした。明治30年頃にほぼ現在の長崎の地形の骨格ができ、戦後に長崎都心・臨海地帯の再開発が行われました。こうして現在のすり鉢状の地形に立体的な夜景が広がる「1,000万ドルの夜景」が形成されていったのです。
そんな夜景は、長崎市街の中心部にある標高333mの稲佐山から眺めることができます。360度眺められる景色の中には雲仙岳も見ることができますが、夜景となると、煌めく長崎市の夜景、とりわけ長崎港に入港するクルーズ船は圧巻の美しさです。
稲佐山山頂展望台への行き方や現地での楽しみ方を知りたい方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
日本新三大夜景 横浜市の夜景の魅力に迫る
横浜港は、かつて横浜村の先端に突き出た小さな漁村に位置していました。1800年代の前半まで、わずか80数戸ほどの漁師小屋が並ぶにすぎない場所だったのです。そんな横浜村が国際港になったのには理由があります。そうです、黒船です。貿易を前提とする開港場として指定された横浜港には、外国人居留地が設置され、1859年6月2日に開港に至りました。
現在は1993年に開業した横浜ランドマークタワーを中心に、横浜赤レンガ倉庫としたイルミネーションが美しいスポットが有名となっています。日本新三大夜景に選定された理由のひとつが、「ヨルノヨ」という街全体を夜景でプロモーションする夜間のイベントが活況な点が高く評価された点にあります。
春先まで「夜の横浜イルミネーション2024-2025」というイベントが開催されていますので、興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。
日本新三大夜景 北九州市の夜景の魅力に迫る
今回の夜景サミットにおいて、ランキング1位で再認定されたのが北九州市です。門司港や小倉などに点在する11のスポットが「日本夜景遺産」に認定されており、関係者の不断のPRが評価につながったと言われています。
城下町や国際貿易港として栄えてきた北九州ですが、モノづくりの街ならではの工場夜景やライトアップされた橋や城など、スポットが点在しているのが特徴です。
なかでも福岡随一の夜景スポットと呼ばれているのが皿倉山(さらくらやま)。ケーブルカーとロープウェイが運行しており、山頂まで楽々アクセスすることができます。昼は360度の景色、夜は100億ドルの夜景が楽しめます。周辺の山を含めた一帯は帆柱自然公園として整備され、皿倉山山頂と皿倉山の夜景は恋人の聖地に選ばれています。
劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の聖地・函館の夜景もチェック!
今回新三大夜景には選ばれませんでしたが、2024年に聖地として大きな話題となった函館もぜひチェックしておきましょう。観客動員数1000万人をシリーズとして初めて突破した名作、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』。その舞台となっているのが函館市です。
函館山山頂から眺めると左に函館港、右に津軽海峡があり、街の明かりを一層際立たせているのがわかる世界的に有名な夜の絶景スポットを擁する街です。
もし函館に夜景を見に行く予定があれば、こちらの記事を読んで、見どころや時間帯をチェックしましょう。函館ならではの夜の輝きを満喫しくださいね!
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