更新日: 2024年12月16日
5分で読める K-POP入門!これを読めば大晦日の紅白が倍楽しめる!【今週の注目記事】
今年のNHK紅白歌合戦に出場するK-POPグループは紅組から3組、白組から1組の計4組。
見慣れていない人にはもしかしたら全部同じに見えてしまうかもしれませんね。
ですが、この5分で読み終える記事さえ読んでおけば、そんな心配はご無用です。
せっかく1年の締めくくりにしか見られない、大晦日の伝統的歌番組です。
知っておくに越したことはない!
今さら人に聞けない、K-POPのイロハもざっくりとチェックしてみましょう!
目次
そもそもK-POPって何?いつから始まったの?第1から第3世代を解説!
2024年現在、K-POPは第5世代まであると言われています。ちなみに第〇世代というものに厳密な定義はありません。一般的に認識されている内容に沿って説明してまいりますね。
21世紀に入り、韓国人アーティストとして一番古く、かつ人気があったのはBoA(ボア)で、2002年の『LISTEN TO MY HEART』が彼女を一躍有名にしたのではないでしょうか。ただその時点ではまだJ-POPの枠組みでした。
第1世代と言われているのが2003年に『冬のソナタ』が社会現象を巻き起こし、2005年に東方神起(とうほうしんき)がデビューしたころ。
その後2009年あたりから、第2世代としてBIGBANG(ビッグバン)やKARA(カラ)、少女時代が次々にデビューし、K-POPというワードが徐々に世間に浸透しました。今をときめくBTSのデビューは2014年ですが、第3世代に位置付けられています。この頃あたりまではグループ名をご存知の方も多いのではないでしょうか?
第3世代は2017年頃から始まったとされ、TWICE(トゥワイス)やBLACKPINK(ブラックピンク)、SEVENTEEN(セブンティーン)がデビューをし、世界的なヒット作を生み出していきます。この第3世代はいわばK-POPの転換期でもあり、それはTWICEや IZ*ONE(アイズワン)に日本人メンバーがいることで、グローバルグループという名の元、世界中で音楽チャート上位にランクインするようになり、人気が世界中広まる大きなきっかけとなりました。
2024年の紅白出場グループにこの世代からの出演者がいるので、軽~く覚えておいてくださいね。
コロナ禍を乗り越えた第4から現在の第5世代までのグループをざっくり解説!
第4世代へと舞台は移ります。『愛の不時着』が大ヒットした2020年頃から始まる世代です。TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー、ティーエックスティーやトゥバと呼ばれています)やStray Kids(ストレイキッズ)がデビューしました。
第4世代の一番の特徴は、自粛期間に大流行したオーディション番組から誕生したグループが増えた点です。NiziU(ニジュー)やENHYPEN(エンハイプン)のオーディションは大変話題になりました。
NiziUはいわゆる「現地化グループ」として位置づけされており、日本をメインに活動しつつ世界進出を目指すグループとされています。
またLE SSERAFIM(ルセラフィム)、NewJeans(ニュージーンズ)もこの世代のデビュー組とされています。
そして現在の第5世代。おそらくこのあたりから「全部一緒に見える」と諦めモードに入っている人も多いのではないでしょうか。あきらめずにゆるく覚えましょうね。
2023年以降デビューしたグループが主に第5世代と呼ばれています。今回の紅白に出場するILLIT(アイリット)がそこに含まれます。
第5世代は韓国の大手事務所からデビューしたグループが多く、デビュー後すぐに多くのファンから支持を受け、大ヒットを飛ばしているグループが多いことが特徴と言えます(その理由は後述)。
2024年の紅白に出るK-POPグループをざっくりチェックしよう!
紅組からは、TWICE(5)、LE SSERAFIM(3)、ILLIT(初)が、白組からはTOMORROW X TOGETHER(初)が出場します。(カッコは紅白出場回数)
また日本のグループですがME:I(初)JO1(3)も、韓国の『PRODUCE 101』というオーディション番組の日本版を経てデビューしたグループなので、K-POPの要素が多いビジュアルやパフォーマンスが特徴となっています。初めて見る方にはK-POPグループに見えてしまうかもしれませんね。(いずれも人数は、休養しているメンバー含め11名)
各グループの要点をめちゃくちゃ凝縮するとこんな感じ!
韓国人と台湾人、そして日本人3名からなる9人グループで、世界的に人気!圧倒的な美貌とパフォーマンススキルを備えており、2016年には、泣く振りつけ「TTダンス」が大ヒットしました。今年、日本のスタジアムやドームで開催したツアーの動員人数はなんと約37万人!!
韓国人と日本人2名からなる5人グループで、男性顔負けのハードなパフォーマンスを麗しくこなすかっこいいグループです。日本人メンバーのSAKURAは、HKT48、IZ*ONEを経て、現在LE SSERAFIMの一員として人気を博しています。グループ名の愛称は「ルセラ」。
韓国人と日本人2名からなる5人グループで、2024年3月にデビューしたばかり。トップレベルのダンススキルをもつIROHA(イロハ)を擁していますが、グループのパフォーマンスとしては夢可愛いコンセプトが多い印象です。
さて、LE SSERAFIMとILLITの区別が付かないじゃん(TT)と焦るそこのあなた、大雑把にいうと、超絶かっこいいのがルセラで、超絶かわいいのがアイリットと薄く覚えておいてください。
白組で唯一K-POPグループとして出場するグループ。5人組で、メンバー全員が顔面国宝と呼ばれるほど美男子です。ですが、歌もパフォーマンスも一級品。洋楽とコラボすることもあり、洋楽好きにもささる曲が多い点も特徴です。
だいたいのK-POPの歴史と出場グループが把握できたら、+アルファの知識を付けよう!
さて、ILLITのようなデビュー1年未満のグループが紅白に出場することに疑問を感じる方も多いのではないでしょうか?その疑問に迫ります。
K-POPは、4大事務所と呼ばれる資本力のある会社と、そのほか中小の事務所に属するグループや歌手が活躍しています。最近は中小の事務所からも世界的に支持を受けるグループが数多く誕生していますが、5分に収まらないので省略します(泣)
デビューに至る経緯が、「オーディション」と「いきなりデビュー」に大別されますが、TWICEとILLITが前者、LE SSERAFIM、TOMORROW X TOGETHERが後者となります。いずれも大手事務所に所属するグループです。
前者は投票システムで勝ち上がったメンバーがデビューできるというオーディション番組の過程で、熱心に応援するファンを獲得しているので、デビュー直後の成績が比較的良いと言われています(TWICEはデビュー直後から売れっ子だったわけではなく、苦労と下積みの歴史がありますが)。ILLIT の1stミニアルバム『SUPER REAL ME』のストリーミングの成績は、デビュー直後にもかかわらず史上最高のものとなりました。彼女たちの楽曲やパフォーマンスを通して、現在のK-POPの最先端を知ることができるともいえます。
なお、ME:Iもデビューが2024年4月と、デビュー1年未満での紅白出場となり、今後の活躍が期待できます。
後者のグループでも、事務所の「練習生」時代にすでにファンを獲得していたり、SAKURAのように、以前所属していたグループ時代からの熱心なファンが居る場合もあります。地道に人気を拡大するグループもあれば、デビュー直後から絶大な人気を博し、その人気を維持できるように不断の努力を怠らないグループもいるわけですね。
さて、2019年からその努力を続けて初の紅白出場となるTOMORROW X TOGETHERですが、2024年も大躍進の年となりました。過密スケジュールがファンの間でたびたび心配の種となりましたが、デビューから2回目の長期休暇(2025年1月~)が先日発表されました。
知らない人から見たら「同じように見える」かもしれませんが、それぞれのグループが日本のグループと同じく、第一線の活躍・人気を維持するために並々ならぬ努力をしているのも事実です。その姿勢にファンは心を打たれ、熱心に応援を続けるのです。そんなキラキラと輝く素敵な若者たちの姿を、2024年の締めくくりにお茶の間から眺めるのも一興かもしれません。
国内の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!