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新幹線の自由席とは?【初心者も安心】指定席との違いや乗車に必要なきっぷを徹底解説

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年8月29日

新幹線の自由席とは?【初心者も安心】指定席との違いや乗車に必要なきっぷを徹底解説

なるべく安く新幹線に乗りたい人や、乗車する時間が決まっていない人にピッタリなのが新幹線の「自由席」。

この記事では、新刊席の自由席と指定席の違い、自由席の号車番号、きっぷの購入方法などについて解説していきます!
購入方法別の特徴や、どんな人にどの購入方法がおすすめなのか、詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

新幹線の自由席ってどんな座席?指定席との違いは?

新幹線の自由席ってどんな座席?指定席との違いは?

新幹線の座席の種類である「自由席」と「指定席」。どのような違いがあるのか、それぞれの特徴をメリット・デメリットとともに解説していきます。

自由席の特徴

新幹線の自由席とは、座席を予約せずに乗車できる席のこと。一定数の座席が用意されており、空いている席に自由に座ることができます。

満席だった場合は、通路に立って乗車することも可能。確実に座れるという保証がない代わりに、安価で新幹線に乗車することができます。席の設備においては、ほとんどの新幹線が指定席と同じです。

>> 自由席きっぷの買い方はこちら

指定席の特徴

新幹線の指定席とは、事前に座席を予約してキープしておく席のこと。確実に座れるのが利点ですが、そのぶん料金は自由席よりも少し高くなります。満席だった場合は指定席きっぷの購入はできません。

「何時何分発の新幹線の何号車の何番座席」と、細かく指定して予約をするので、自由席と違ってどの時間の新幹線に乗ってもいいというわけではないのも特徴です。乗り遅れてしまった場合は、同日の新幹線の自由席に乗車できます。

新幹線の何号車が自由席?

新幹線の何号車が自由席?

新幹線によって自由席のある車両の数、位置が異なります。東海道新幹線では基本的にすべての新幹線に自由席が用意されていますが、GWやお盆期間などの繁忙期には全車指定席になることも。北海道新幹線では自由席は用意されておらず、全車指定席となっています。

【東海道・山陽新幹線】

◆のぞみ
16両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車。

◆ひかり
16両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車、4号車、5号車。

◆こだま
16両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車、4号車、5号車、6号車、13号車、14号車、15号車、16号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

【東北・山形・秋田・北海道新幹線】

◆はやぶさ、はやて、こまち、つばさ
全車指定席のため、自由席車両なし。

◆やまびこ
10両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車、4号車、5号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

◆なすの
10両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車、4号車、5号車、6号車、7号車、8号車、10号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

【上越・北陸新幹線】

◆とき
12両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車、4号車、5号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

◆たにがわ
10両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車、4号車、5号車、6号車、7号車、8号車、9号車、10号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

◆あさま
12両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車、4号車、5号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

◆かがやき
全車指定席のため、自由席車両なし。

◆はくたか
12両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車、4号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

【九州新幹線】

◆みずほ
8両編成で、自由席のある車両は1号車、2号車、3号車。

◆さくら
8両編成と6両編成で、自由席は主に1号車、2号車、3号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

◆つばめ
8両編成と6両編成で、自由席は主に1号車、2号車、3号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

【西九州新幹線】

◆かもめ
6両編成で、自由席のある車両は4号車、5号車、6号車。編成によって車両が変更になる場合もあります。

新幹線の自由席きっぷを予約・購入する方法

新幹線の自由席きっぷを予約・購入する方法

新幹線の乗車に必要なきっぷは「乗車券」と「特急券」。自由席に乗車するためには、「自由席特急券」が必要になります。乗車券と自由席特急券の両方の金額を支払ってきっぷを受け取るようにしましょう。
きっぷはそれぞれ1枚ずつ発券されますが、場合によっては乗車券と特急券が1枚になっていることもあります。

また、子供の新幹線の料金は年齢によって変わります。
未就学児(1歳〜6歳):原則無料なのできっぷは必要ありません。
小学生(6歳〜12歳まで):乗車券、自由席特急券共に大人の料金の半額(5円の端数は切り捨て)を支払って乗車することができます。

それではここから、新幹線の自由席に乗車するために必要な「乗車券」と「自由席特急券」の購入方法と、どんな人にどんな買い方がおすすめなのかを詳しく紹介していきます。

みどりの窓口で予約・購入する方法

みどりの窓口で予約・購入する方法

全国の主要な駅に設置されている窓口カウンター「みどりの窓口」。係員さんに出発駅と到着駅、乗車人数や日時を伝えると、最適な新幹線を探して空席状況を調べてくれます。

そのまま窓口で代金を支払い、発券したきっぷをその場で受け取ることが可能。鉄道のプロである係員さんと話し合いながら購入できるので、失敗することはありません。

一方でみどりの窓口は混雑していることが多いというデメリットも。長期休み前の繫忙期には数時間並ばなければならないこともあります。みどりの窓口できっぷを購入する場合は、なるべく時間に余裕をもって向かいましょう。

こんな人におすすめ
◆どの新幹線が自分の旅行に最適なのかわからない人
◆券売機の操作が苦手な人
◆学割や障害者割引など、証明書が必要となる割引を利用する人

券売機で予約・購入する方法

券売機で予約・購入する方法

一部の主要駅に設置されている「指定席券売機」から当日券を購入することができます。指定席券売機という名前ですが、もちろん自由席特急券も購入可能。


券売機に表示されている「自由席」を選択します。次にきっぷの種類を選ぶ画面が表示されるので、「新幹線 自由席」を選択します。


画面の指示に従い、新幹線の路線や乗車駅、降車駅、乗車日、乗車時間帯、人数を選択してください。


帰りのきっぷの購入を提案する画面が表示されます。必要であれば指示に従って購入しましょう。


画面に表示された内容を確認したら支払いを済ませます。出てきたきっぷに書かれている内容に間違いがないか、必ず見ておきましょう!

こんな人におすすめ
◆インターネットでアカウントやクレジット登録をするのが面倒な人
◆発券機の操作に慣れている人

インターネットで予約・購入する方法

インターネットで予約・購入する方法

JR各社が提供するWEBサービスや専用アプリを使えば、スマホから当日券を購入することができます。最大の魅力は、どこからでも購入できるという手軽さ。

手持ちのICカードと連携させて、チケットレスで乗車できる方法と、予約と購入はネットで行い、駅の発券機にて紙のきっぷを発券する方法があります。

各サービスによって予約・購入方法は異なりますが、基本的にはネットで必要な情報を入力するということに大きな変わりはありません。ICカードやモバイルのみで乗車できるものやお得な割引もあるので、自分の好みに合ったサービスを選んでみてください。

【チケットレス】
新幹線eチケットサービス(JR東日本・JR北海道)
東北・北海道・上越・北陸・山形・秋田の各新幹線で利用できるサービス。新幹線eチケットに紐づけた交通系ICカード・モバイルSuicaなどを自動改札機にタッチすると、そのまま新幹線に乗車できます。

スマートEX(JR東海・JR西日本)
東海道・山陽・九州新幹線の申し込みができる、会費無料のサービス。クレジットカードと交通系ICカードを登録するとすぐに利用でき、ICカードのみで新幹線に乗車できます。

【紙のきっぷ】※ネットで予約→発券機できっぷの発行が必要
えきねっと(JR東日本)
全国の新幹線・JR特急列車の申し込みができるサービスです。無料会員登録をして、予約したきっぷはみどりの窓口または自動券売機で受け取ります。
※JR西日本の北陸エリア以外・JR東海の駅の窓口・JR四国・JR九州ではきっぷの受け取り不可。

e5489(JR西日本)
主にJR西日本・JR四国・JR九州とJR東日本の申し込みができるサービスで、利用にはJR西日本の会員制サービス「WESTER」への無料登録が必要。J-WESTカード会員なら、会員専用のお得なきっぷも利用できます。
※e5489の表記がある発券機にてきっぷの受け取りが可能。

こんな人におすすめ
◆スマホやPCの操作、ネット予約に抵抗がない人
◆普段から使っているICカードがある人
◆乗車前の時間をなるべく短縮したい人

新幹線の自由席の乗り方

新幹線の自由席の乗り方

きっぷを購入・発券したら新幹線改札に行き、乗車券と自由席特急券を2枚重ねて改札機の投入口に入れます。まとめて1枚で発券された場合は、その1枚だけを入れてください。

そのまま改札を通り、反対側に出てきたきっぷを2枚とも抜き取りましょう。


改札内に入ったらホームに行き、自由席車両が停車する位置に並びます。ホームの地面やホームドアに、どの列車の何号車がその場所に停車するのかが書いてあるので、それを参考にして列に並びましょう。

>> 自由席の号車番号を事前に調べたい方はこちら


新幹線が来たら乗車し、空いてる席に座ります。席が空いていない場合、他の自由席車両に移動して席を探すことも可能です。この時、グリーン車や指定席車両などの、自由席車両以外には入らないよう注意しましょう。

空席がなく混雑している時は、ドア付近のデッキや自由席車両の通路に立ちながらの乗車となります。

新幹線の自由席に乗車して旅行を楽しもう!

新幹線の自由席に乗車して旅行を楽しもう!

新幹線の自由席は、指定席と比較して500円〜1,000円ほどお得に乗車することができます。
時間指定が必要なく、好きな時間の新幹線に乗ることができるという利便性の高さも自由席を選ぶポイントのひとつですね。
満席時には立って移動しなければならないというデメリットもあるので、自分の旅程などに合わせて利用しましょう。
この記事を参考に、安く便利に新幹線を利用できる自由席を上手に活用してみてくださいね!

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