真言宗智山派の総本山である智積院。長谷川等伯とその弟子たちによって描かれた『楓図』など、桃山時代を代表する障壁画があります。

智積院の境内では初夏のアジサイだけでなく、桜、ツツジ、紅葉など一年を通じて四季折々の風景を楽しむことができます。アジサイは6月中旬頃に見頃を迎え、金堂や大師堂にかけられた​​五色幕との共演は智積院ならではの光景です。

運が良ければハート型のアジサイにも出会えるかもしれません。訪れた際はぜひ探してみてくださいね。

平安時代に醍醐天皇が生母・藤原胤子の供養のために建立した勧修寺。氷の厚さで吉凶を占ったという広大な氷室池を中心とする池泉舟遊式庭園では、春から夏にかけて花が途切れることはありません。

6月初旬からはアジサイが見頃を迎えます。勧修寺のアジサイの大きな特徴は、鮮やかな青色のアジサイが多いこと。境内を包み込むその様子は凛とした美しさを放っています。

晴れた日のアジサイが美しいのはもちろんのこと、雨にしっとりと濡れ、一層美しさを増したアジサイもまた幻想的ですね。

アジサイが涼しげに咲く姿は、もうすぐやって来る夏の気配を感じさせてくれますね。

晴れの日はもちろん、雨の日でも楽しめるのがアジサイの魅力のひとつ。雨の日こそ絶好のアジサイ鑑賞日和とも言えます！

梅雨真っ最中の6月中旬〜下旬は、アジサイが開花のピークを迎えるのに加え天気の条件まで重なる、完璧なアジサイ観賞のシーズンです。

しとしとと降り注ぐ雨粒をまとったアジサイは、晴れのときとはまた違う雰囲気があってとても素敵ですよ。

お気に入りの傘を片手に、ぜひ、梅雨の京都へ出かけましょう！