更新日: 2024年5月24日
京都のおすすめアジサイ9選 夏の風物詩を見に行こう!
京都を語る上で絶対に欠かせない寺社には、春夏秋冬いつの季節にも美しい花々が咲き誇り、参拝に訪れる人々を迎えてくれます。
こちらの記事では、ちょうど6月中旬から下旬にかけて最盛期を迎える“アジサイ”を楽しむことができる、おすすめスポットをご紹介します!
青・紫・ピンク…と、アジサイはさまざまな色が楽しめるのも魅力のひとつ。京都では、訪れる場所によって異なる種類のアジサイを楽しめますよ。
梅雨限定、京都を彩る美しいアジサイを見に、ぜひ足を運んでみてください。
目次
1. 2万株のアジサイが咲き誇る"あじさい寺"「三室戸寺」
宇治の古刹で、宝蔵庫には阿弥陀三尊像など重要文化財の仏像が安置されている三室戸寺。季節の花々が美しく咲くことから別名「花の寺」と呼ばれています。
なかでも人気を集めるのがこの時期のアジサイで、「あじさい寺」とも呼ばれるほど。境内には紫、青、ピンクと日々七変化するアジサイ2万株が咲き誇ります。
夜にはあじさい園のライトアップが行われます。ライトに照らされた夜のアジサイもまた幻想的ですよ。
三室戸寺
- 住所
- 京都府宇治市菟道滋賀谷21
- 交通
- 京阪宇治線三室戸駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年(宝物館は毎月17日)
- 営業時間
- 8:30~15:50(閉門16:30)、11~翌3月は~15:20(閉門16:00)
- 休業日
- 無休(8月13~18日休、12月29~31日休)
- 料金
- 拝観料=大人500円、小人300円、時期により異なる/宝物館=300円/良運守り=500円/かぐや姫守=500円/
2. 高台からのアジサイの見晴らしがよい「善峯寺」
平安中期に創建された天台宗系寺院の善峯寺。
梅雨の時期のアジサイだけでなく、春には桜や梅、牡丹、ツツジ、夏は青モミジ、秋は紅葉、冬は椿や南天、というように一年を通じて四季折々の花が境内を彩ります。
6月中旬から7月上旬には、セイヨウアジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイなど約8000株ものアジサイが見頃を迎えます。
見晴らしのよい高台にあるため、アジサイと一緒に京都市内の街並みを一望できるのも大きな魅力の一つです。
善峯寺
- 住所
- 京都府京都市西京区大原野小塩町1372
- 交通
- JR京都線向日町駅から阪急バス66系統善峯寺行きで30分、終点下車、徒歩8分(ただし1月6日~2月末は小塩発着)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~16:45(閉門17:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大人500円、高校生300円、小・中学生200円
3. アジサイの季節限定イベントも楽しめる「柳谷観音 楊谷寺」
眼病をはじめ諸病平癒に効くと言われる独鈷水(おこうずい)が湧くため、眼病の観音、独鈷水の観音とも呼ばれる柳谷観音楊谷寺。
毎年6月初旬から7月上旬にかけて、およそ5000株のアジサイが咲き誇ります。
柳谷観音6月の風物詩として「柳⾕観⾳あじさいウイーク」が開催され、上書院の特別公開や限定御朱印の授与、ワークショップの開催など、アジサイを楽しむことができる限定イベントが盛りだくさん。
この時期ならではの美しいアジサイに彩られた花手水も見どころです。
4. 種類豊富なアジサイが楽しめる「三千院のあじさい苑」
三千院の奥の院にある庭園「あじさい苑」。アジサイの名所で、約1000株ものアジサイに彩られて弁財天、金色不動堂、観音堂、石仏が点在するさまは、まさに浄土世界を表しているようです。
6月中旬に小アジサイから咲きはじめ、星アジサイ、ヤマアジサイ、ガクアジサイと順番に開花。アジサイの品種によって開花時期が異なるため、時期を変えて訪れてみるのもおすすめです。
近くには休憩所もあるため、歩き疲れたら休憩しながら、じっくりとアジサイを楽しむことができるのも嬉しいポイントですね。
三千院のあじさい苑
- 住所
- 京都府京都市左京区大原来迎院町540
- 交通
- JR京都駅から京都バス17・18系統大原行きで1時間、終点下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉門17:30)、12月8日~翌2月は9:00~16:30(閉門17:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 拝観料=700円/(障がい者手帳持参で本人のみ割引あり)
5. アジサイの花手水も美しい「藤森神社」
古くより勝運のご利益があるとして知られる藤森神社。スポーツや学問、仕事、また近年では競馬ファンはもちろん、騎手をはじめ競馬関係者がたくさん訪れています。
6月になると色とりどりのアジサイが見頃を迎え、紫陽花まつりが開催されます。多様な品種のアジサイが植えられており、色鮮やかなアジサイと神社の朱色の橋が合わさった光景も見どころの一つです。
この時期にはアジサイ仕様の花手水や「紫陽花御朱印」があり、アジサイの季節ならではの楽しみ方ができますよ。
藤森神社
- 住所
- 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
- 交通
- JR奈良線JR藤森駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 境内自由、御札等授与所は9:00~17:00
- 休業日
- 無休(宝物殿は祭礼行事のため休館日あり)
- 料金
- 参拝=無料/紫陽花苑入苑料(6月上旬~7月上旬)=中学生以上300円/
6. 自然に囲まれてゆったりとアジサイ観賞を「真如堂」
広い境内に重要文化財の本堂、三重塔などが並ぶ天台宗の古刹である真如堂。永観2(984)年、戒算上人が延暦寺の常行堂に安置された阿弥陀如来像を神楽岡に移し開創しました。
真如堂のアジサイは例年、6月上旬から7月上旬頃に見頃を迎えます。紫陽花苑や鐘楼周辺には、ガクアジサイやヤマアジサイなどおよそ1000株のアジサイが植えられています。
園路は綺麗に整備されていて、気軽にアジサイ散策を楽しむことができます。青モミジに覆われているため、涼しく快適にアジサイを眺められるのも嬉しいポイントです。
真如堂
- 住所
- 京都府京都市左京区浄土寺真如町82
- 交通
- JR京都駅から市バス5系統岩倉操車場前行きで35分、真如堂前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~15:45(閉扉16:00)
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 庭園・宝物=500円/(15名以上の団体は1割引、障がい者手帳持参で本人のみ無料)
7. 四季折々の花が咲き誇る関西のアジサイ寺「岩船寺」
天平元(729)年に聖武天皇の勅願で行基が創建した岩船寺。桜や紅葉の季節も美しいですが、6月上旬~7月上旬のアジサイは特に有名です。
朱色の重要文化財、三重塔を背景に咲く色鮮やかなアジサイは上品で凛とした美しさを感じさせます。アジサイの花手水や、この季節ならではの絵が入った特別な御朱印もおすすめです。花手水のアジサイは毎日少しずつ入れ替えられるため、いろいろな表情のアジサイを楽しむことができますよ。
岩船寺
- 住所
- 京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
- 交通
- JR関西本線加茂駅から木津川市コミュニティバス加茂山の家行きで15分、岩船寺下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~16:45(閉門17:00)、12~翌2月は9:00~15:45(閉門16:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大人400円、中・高校生300円、小学生200円(30名以上の団体は大人350円、中・高校生200円、小学生100円、障がい者手帳持参で本人と介護者1名300円)
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