『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』聖地巡礼！最新作の舞台は北海道 函館

2023年12月26日に公開された予告編第一弾は、紛れもない「函館山展望台」の夜景からスタート。

国内でも屈指の夜景スポットである函館山展望台。まさに「100万ドルの夜景」なんて評され方をすることもありますね。筆者は幼い頃にこの夜景を見て、灯りで縁取られた海岸線を「北海道の形」だと思っていたことがあります。

2024年2月15日公開の予告編第二弾では、海側から見た函館山も。こちらは、博物館船「摩周丸」が係留されている「イカ広場」からのロケーションとのこと。

また、同じく予告編第二弾ラストには函館山展望台での、服部平次と遠山和葉のロマンチックなシーンが……。行く末も気になりますが、この一大観光地で二人っきりになれるのはすごいですね。

タイトルから真っ先に連想するのは、予告編や特報でも多数登場するこのスポットでしょう。現在では「五稜郭公園」として一般開放されている、かつての軍事要塞「五稜郭(ごりょうかく)」です。

かつて、というのは、ずばり幕末。今作のキーパーソンの一人、新選組副長・土方歳三が旧幕府軍を率いて戦った地であり、彼が命を落としたその場所でもあります。服部平次と怪盗キッド、二人のバトルの結末や、如何に。

ちなみに、大きさはなんと東京ドームの3倍！ 全貌を見渡すには、すぐそばの「五稜郭タワー」に登るのがおすすめ。桜の季節には壮観なライトアップも！ 今年は特に『コナン』ファンで大賑わいになること必至です。

紫色のスポーツカーが大量のパトカーに囲まれるシーンは、路面電車の線路が印象的。

ここは建物などから推測すると、函館市電・末広町停留所の近くにある「相馬株式会社社屋」の前にあたるようです。この建物は大正2年に建てられた歴史的建造物。函館を代表するランドマークとしても親しまれています。

2024年2月15日公開の特報第二弾では、冒頭で「十字街交差点」が登場。路面電車の行き交う、歴史ある街並みが素敵です。

また、続けて「新函館北斗駅」の「駅スタンプ」台紙を持った江戸川コナンが登場。新函館北斗駅は現時点で日本最北端の新幹線駅！ さあ、ここで彼は何に気づいたのでしょうか。真実は劇場で確認してください。

江戸川コナンがとんでもないアクロバットでバイクにキャッチされる坂道は、「八幡坂(はちまんざか)」。函館といえばここ、という代表的な坂道です。石畳が美しいですね。

特報や予告編第二弾の中では下からのアングルでしたが、まっすぐに海を望む「抜け」のいいアングルも本編では出てくるでしょうか。楽しみです。

特報第一弾で遠山和葉が手をかけている黄色い窓枠は、「旧函館区公会堂」と思われます。

あまりに一瞬すぎる……のですが、しかし観光映画としての側面も考えるならば、あれほどの「黄色」は旧函館区公会堂しか有り得ないでしょう。それぐらい「黄色」が印象的な、フォトジェニックな重要文化財です！

特報＆予告編第二弾では、江戸川コナンがキック力増強シューズを使うシーンなどで鉄道車両を背景にしたシーンが多数出てきます。こちらはJR北海道の「函館運輸所」が有力！ なお一般には入れません。

太いパープルと細いグリーンのラインが入った車両は「はこだてライナー」。鉄道ファンにはきっとたまらないシーンになっているはず。