観光特急あをによしで「電車でお茶会」を体験をしよう 中川政七商店コラボレーション企画を体験レポート！

2022年4月に運行開始し、大阪・奈良・京都を乗り換えなしで結ぶ観光特急「あをによし」。内外装には、正倉院宝物にも使われていた、天平文様をイメージした柄や色使いをふんだんに使用。心からくつろげる空間で、乗った瞬間からいにしえの情緒へと誘われます。

あをによし１周年サイトはこちら

「奈良は鹿と大仏様だけ？」そんなイメージがまだ多く抱かれている奈良。観光業も大きく復活してきた2023年、奈良の地で麻織物の卸問屋として創業し300年以上営み続ける中川政七商店が奈良の新たな魅力を届けるべく、この春一周年を迎える観光列車「あをによし」を運行する近畿日本鉄道と素敵な取り組みが開催されます！

その取り組みとは、
●特別ツアー
●ガイドブック
●コラボアイテム

の3つの企画。特別ツアー「電車でお茶会！おとなの手習いツアー」では、あをによし車内で抹茶を点て、ならまちで奈良の工芸・かや織の「花ふきん」を染めるワークショップ、築130年の町家見学ツアー、一つ星レストラン「sio」オーナーシェフによるすき焼きレストランでランチと、奈良旅のはじまりにふさわしい体験ができます。

中川政七商店スタッフの執筆によるガイドブック「奈良旅めぐり」では、鹿めぐり、氷めぐりなど５つの旅が提案されています。また、ならまちに建つ「鹿猿狐ビルヂング」では、奈良の木工職人に教わるカッティングボードづくりや、茶道ブランドによる夏季限定かき氷など、奈良旅をいっそう楽しめる企画が満載です！

奈良にまつわる「手習い」を、旅先で楽しめる「電車でお茶会 おとなの手習いツアー」。

茶道発祥の地・奈良。そんなお茶とゆかりの深い奈良旅のはじまりに、茶道体験を電車内で楽しめるツアーです。茶道ブランド「茶論」講師の手ほどきのもと、あをによし車内にて自分でお抹茶を点てます。ならまちの「奈良御菓子製造所 ocasi」謹製のチーズケーキとともに茶道体験が楽しめますよ。

列車を降りたら、奈良の工芸「かや織ふきん」を染め上げるワークショップを体験します。初夏を彩る奈良の「紫陽花」に見立てて、世界に一つだけのふきんに染め上げてみましょう。さらに、築130年の中川政七商店の町家や蔵を見学するツアー、一つ星レストラン「sio」のオーナーシェフによるすき焼きレストラン「㐂つね」でランチと、温故知新、奈良旅のはじまりにふさわしいプランが用意されています。

あをによしが近鉄奈良駅に到着したら、そこから徒歩5分ほどのならまちに建つ、中川政七商店 奈良本店へ移動します。ここで普段は行われていない、特別な「花ふきん染め体験」が、今回のツアーでは体験することができます。

世界に1枚だけの、自分だけのふきんに染めるワークショップ。ご指導いただくのは、100年続く染料店「みやこ染」の谷澤さんです。着古して色が浅くなった服などを、染め直ししてリユースする取り組みをされているとのことで、この日もご自身で染め直しをしたシャツを着ておられました。「染色」そのものに触れることもでき、さらに自分オリジナルのお土産まで作れてしまうという特別な体験は、ぜひこの記事をご覧になった方にオススメしたいと思います。

参加者ひとりひとりに染め体験に必要なアイテムが用意されている

丁寧な指導のもと、初の染め体験にチャレンジ！色を馴染ませたら、保存用の袋に入れて、自宅に持ち帰る

自宅で染料を洗い流し、乾かしたら完成！色落ちせず長持ちする点が特徴

中川政七商店が商いを始めた地、ならまちエリアの元林院町に建ち、ならまちのランドマーク的存在でもある、中川政七商店奈良本店がある「鹿猿狐ビルヂング」。時代は変わっても日々の暮らしがととのう道具や人に寄り添うものを扱う「中川政七商店」による複合施設です。茶道の新しい楽しみ方・学び方を提案してきた「茶論 奈良町店」、奈良初出店としてオープンした「猿田彦珈琲 奈良 鹿猿狐ビルヂング店」、ミシュランガイド東京2020から3年連続一つ星掲載のレストラン「sio」の姉妹店「㐂つね」、それぞれの魅力をもつ施設が集まっています。

古都の趣が広がる空間で移り行く景色を愉しみながら、特別なお茶体験ができる「あをによし」1周年コラボツアーは、発売前から噂を読んだのか、発売直後に売り切れたという好評ぶりでした。さっそく第二弾が7月に予定されているとのことなので、公式HPをチェックしてみてくださいね。奈良に住む、中川政七商店スタッフによる興味深いガイドブックには、とってもお得なクーポンも付いています。全国の店舗で手に入りますので、先にチェックしてから現地に行って、素敵な奈良旅をしてみましょう。