目次
- ツルヤってどんなスーパーなの?
- ツルヤのジャムとは?
- 【ツルヤのおすすめジャム①】果実まるごとジャム 信州産ふじ りんごバター
- 【ツルヤのおすすめジャム②】果実まるごとジャム 信州 森のあんず
- 【ツルヤのおすすめジャム③】果実まるごとジャム 信州産 川中島白桃
- 【ツルヤのおすすめジャム④】四季の香り いちごミルク
- 【ツルヤのおすすめジャム⑤】四季の香り せとか
- 【ツルヤのおすすめジャム⑥】四季の香り 信州産とまと
- 【ツルヤのおすすめジャム⑦】四季の香り 白加賀梅
- 【ツルヤのおすすめジャム⑧】四季の香り しょうが
- 【ツルヤのおすすめジャム⑨】四季の香り くるみ
- 【ツルヤのおすすめジャム⑩】四季の香り 西尾抹茶バター
- 【ツルヤのおすすめジャム⑪】パンがおいしい のりバター
- 自分にぴったりのツルヤのジャムを探そう!
【ツルヤのおすすめジャム⑥】四季の香り 信州産とまと
ジャム界の孤高の存在「とまとジャム」に挑戦してみるのはいかが?
え、トマトのジャムがあるんだ! と思った方も多いのでは。トマトの名産地や産直市場などで見かけることはあっても、一般的なスーパーではなかなかお目にかかれないですよね。そんな希少なジャムもツルヤにはあります。かくいう筆者自身もトマトは好きでよく食べるのですが、トマトのジャムは初体験です。ツルヤのジャムなら、手のひらサイズの小ぶりな瓶ですし、価格も手頃なのでチャレンジしやすいですよ。
※時期によっては休売の場合があります。
「四季の香り 信州産とまと」を実食!
トマトの種がよく見えることや色味から、皮をむいたトマトそのもののような見た目です。香りは、生のトマトというよりもトマトジュースに近いです。
生のトマトとは違ったジャムらしいとろみがあります。水分の多いゼリー状のテクスチャーで、ところどころ種があります。
かなり甘みが強いので、トマトジュースやケチャップを想像して食べると違和感があるかも。熟していないトマトのような青臭さというか、フレッシュさというか、独特の風味があります。ツルヤのジャムのなかでもなかなかにクセの強い個性派なので、トマトが苦手な方にはあまりおすすめできないです。トマト好きな方でも好き嫌いが分かれてしまうかも。トマトと砂糖のコンビネーションが生み出す味わいに好みが合致すると、大いにハマってしまうでしょう。
パンにつけると、なぜか青臭さが強調されてしまってどうしたものかと閉口したのですが、思い切って大量につけてみると、とまとジャムの甘みとひんやりした冷たさによって食べやすくなった気がしました。
<ジャムDATA>
・甘さ:普通
・酸味:ひかえめ
・10gあたりのカロリー:14.5kcal
・珍しさNo.1
「四季の香り 信州産とまと」をアレンジ!
ユニークなジャムをうまく使いこなすアレンジには頭を悩ませましたが、トマトの色と風味が生かしたかったので、ピザトーストを作ってみます。
まずは小さく切ったパンにマヨネーズをつけてトースターで焼き目がつくまでこんがり焼きます。次に、とまとジャムと中濃ソースを1:1の割合で混ぜ、パンにぬります。とろけるチーズと小さく切ったピーマンをのせてもう一度トースターにイン。チーズが溶けるまで焼けば完成です。胡椒をたっぷりかけて食べてみました。
甘みが強いのでちょっと子ども向けの味なのかもしれませんが、とまとジャムの甘みでコクとまろやかさが増し、予想をはるかに上回る仕上がりです。ジャム単体で食べたときに気になった、青トマトのような香りもほとんど感じられません。これまで、ピザソースの代わりにはケチャップを使うことが多かったのですが、ツルヤのとまとジャムがあるときは絶対にこのジャムを使いたくなるぐらいの出来栄えでした!
【ツルヤのおすすめジャム⑦】四季の香り 白加賀梅
“和”を感じる「梅ジャム」は食卓の万能選手!?
あまり知られていないかもしれませんが、梅ジャムには完熟梅を使用した黄色っぽくて甘みの強いタイプと、青梅を使った緑っぽくて酸味の強いタイプがあります。ツルヤの梅ジャムは、どちらなのかはっきりした記載はありませんが、見た目からは青梅タイプなのかな、と推察できます。
ツルヤの梅ジャムの原材料は、群馬県産の白加賀梅(しろかがうめ)。江戸時代から関東地方を中心に栽培されている品種で、梅酒にも梅干しにも適した肉厚の果実が特徴です。
ほかの梅ジャムではあまり見かけることのない、梅酒が使われていることにも注目です。
「四季の香り 白加賀梅」を実食!
くすんだ緑色のジャムが透けて、小さくカットされた梅の果肉が少し入っているのが見えます。梅酒のようにフルーティーで、甘さやすっぱさのある香りもします。
プルンとしたジャムを食べてみると、ドライプルーンのような甘さが印象的。そのあと、強い酸味が追いかけてきます。想像以上のすっぱさに、ちょっとびっくりしました。強い酸味をもっているので、やはりこのジャムは青梅を使ったタイプのようです。
梅ジャムの酸味は、梅干しというよりもなぜかレモンに似ているのですが、はちみつ漬けの梅を思わせるようなまろやかさもあるため、味のバランスとしては和風のジャムとしてまとまっています。おかず系としてもスイーツ系としても扱いやすそうです。
梅ジャムをぬったトーストなら、和食の惣菜を添えた和洋折衷の朝ごはんにもぴったり。しゃっきり目を覚ましたい朝に、ツルヤの梅ジャムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
<ジャムDATA>
・甘さ:普通
・酸味:とても強い
・10gあたりのカロリー:15.2kcal
・すっぱさNo.1
「四季の香り 白加賀梅」をアレンジ!
梅ジャムのすっぱさを生かして、サラダドレッシングにしてみます。醤油、ごま油、酢で作るドレッシングは配合次第で和風にも中華風にもなりますが、この「酢」を梅ジャムに置き換えるとどう変身するでしょうか。
ツルヤの梅ジャムで作ったドレッシングは、酢を混ぜただけでは出せなかった食感、味、香りが整い、市販のアイテムにも引けを取らない完成度。梅独特のさっぱりした味は、新鮮野菜に相性抜群です。和風のドレッシングになったので、和食のつけあわせにももってこい。また、ジャムを混ぜることによってほどよいとろみがつき、野菜とドレッシングのからみが良くなったのも気に入りました。
【ツルヤのおすすめジャム⑧】四季の香り しょうが
体ポカポカ♪ パンチの利いた辛みが魅力の「しょうがジャム」
風邪気味のときや、体を温めたいときに重宝するしょうが湯は、女性に人気の高いアイテムです。ツルヤオリジナルにはそのしょうが湯をそのままジャムにしたような商品があります。
しょうがには冷え性の改善をはじめ、殺菌効果、健胃や抗炎症作用など数えきれないほどの効果・効能が期待されます。手軽に食べられるしょうがジャムなら、普段の食生活にも取り入れやすいですね。しょうがパワーで元気に過ごしましょう。
「四季の香り しょうが」を実食!
フタを開けた段階でピリッと辛いしょうがの香りがします。それなりの辛みを覚悟して、とろりとしたジャムをおそるおそる口へ。
意外にも強めの甘さでほっとしたのもつかの間。直後に予想を超えるしょうがの辛みが舌と喉を刺激します。しょうがをそのままかじったらきっとこんな味がする、というと想像しやすいでしょうか。ひと口でお腹の中までしびれるような、びりびり感です。一般的なしょうが湯やしょうがスープよりも強い辛みを感じました。
パンにつけてみても刺激は変わらず。最初はびっくりしましたが、食べていると段々この辛みがやみつきになってきました。しょうが好きさんにはおすすめですが、かなり辛さがあるので、子どもには与えないほうが良いでしょう。
<ジャムDATA>
・甘さ:甘い
・酸味:ごくわずか
・10gあたりのカロリー:15.2kcal
・刺激度No.1
「四季の香り しょうが」をアレンジ!
ツルヤのしょうがジャムは湯に溶かすだけでしょうが湯として楽しめる優れモノ。そのまましょうが湯にしてみました、だとおいしいのはわかりきっているので、今回はしょうが焼きに挑戦してみます。
歯ごたえのある赤身が特徴の、豚の頭肉を使ってしょうが焼きを作ります。頭肉は一般的には珍しいかもしれませんが、信州の南部ではスーパーでも見かける部位です。もちろん、豚バラやしょうが焼き用の豚肉を使ってもOKです。
豚肉に塩胡椒をしてからフライパンで焼いていきます。焼き色がついた頃にしょうがジャムと醤油を1:1の比率で混ぜたものを投入。甘みが強いためか早いペースで焦げ付きそうになるので、強めにフライパンをゆすりながら調理を続けます。しょうがジャムと醤油を混ぜたタレが煮詰まり始めたと同時に、肉にはみりんを入れたかのような照りが出てきました。
食べてみると、びりびりした刺激はかなり薄れており、しょうが焼きというよりは豚肉の甘辛照り焼きというのがしっくり。味のバランスも見た目も良く仕上がったので、調味料としても合格です。
【ツルヤのおすすめジャム⑨】四季の香り くるみ
コクのある「くるみジャム」は和風にも洋風にも相性抜群
ツルヤオリジナルのジャムは、デイリーフーズ株式会社と共同開発しているものが多いなか、このくるみジャムは長野県の食品製造会社であるサンクゼールで作られています。サンクゼールは、「久世福商店」を展開している会社です。
クルミは、アンチエイジングや生活習慣病の予防、血液をサラサラにするなどの効果があるといわれているオメガ3脂肪酸の含有量が豊富。ビタミンやミネラルにも恵まれ、栄養価の高いナッツです。体に良い成分が多いクルミを使ったジャムですが、ほかのツルヤのジャムよりもカロリーが格段に高いので、食べすぎにはご注意を。
「四季の香り くるみ」を実食!
脂質の多いクルミが原材料なジャムだけあって、見た目はバターっぽさもあります。ナッツ系の香ばしい香りが食欲をそそります。
クルミだけでなくピーナツも入っていることもあり、食感や味はピーナツバターに近いです。少しざらっとしたクルミの粒子の食感があります。ピーナツバターよりもこってり感が少なく、クルミの香りや苦みが感じられることから、さながらピーナツバターが日本人向けになったみたいな味です。
瓶の上部のペーストは水分が少なくポロポロとしていて、そのままだとパンにはぬりにくい状態。中ほどの水分が多めの部分とよく混ぜ合わせると、使いやすくなりました。それでも全体的にぽそぽそしたクリーム状であることに変わりはないので、ぬりにくいときはオリーブオイルや溶かしたバターでのばすと良さそうです。パンと一緒に食べると、ピーナツバターとの差は言われないとわからないレベルでした。
<ジャムDATA>
・甘さ:普通
・酸味:なし
・10gあたりのカロリー:66.2kcal
・コクがあるNo.1
「四季の香り くるみ」をアレンジ!
和風のアレンジにも合いそうなツルヤのくるみジャムは、餅や団子とも相性が良いかも。東信地方のご当地グルメ「くるみおはぎ」のように餅を使ってアレンジを試してみます。
電子レンジで加熱してやわらかくなった餅にくるみジャムをのせます。のせてすぐに食べるとぽそぽそ感と、ザラっとした舌ざわりがちょっと気になりますが、これはこれで、砂糖の溶けきっていないバタークリームみたいで良いあんばい。
1分ほど置いてみると、油脂分を多く含むペーストが溶けてきます。クルミのザラザラ感を少し残しつつもなめらか食感に変化するので、少し待ってから食べるほうがおすすめ。
さらに、醤油を追加してみると、みたらし団子のような味に。味の要素が増えたことで、気になっていた苦みも薄れています。醤油の塩気がまろやかなジャムの甘みをぐっと引き締め、より味に一体感が出ました。
【ツルヤのおすすめジャム⑩】四季の香り 西尾抹茶バター
高級抹茶ムースを食べているみたいになめらかで濃厚な「抹茶バター」
和菓子ファンならずとも抹茶好きの方はたくさんいます。ツルヤオリジナルの抹茶バタージャムは、そんな抹茶好きの人にぜひおすすめしたい一品です。
原材料に使われている抹茶は、全国でも有数の抹茶の産地である愛知県西尾市周辺で栽培されているブランド茶葉。上品な香りでうまみとコクを併せもつ西尾抹茶の奥深さを、ツルヤの抹茶バターで堪能してみませんか。
「四季の香り 西尾抹茶バター」を実食!
深い緑が特徴の西尾抹茶由来なのか、濃い緑色が印象的。においにはバター感はなく、抹茶のすがすがしい香りがします。
口に含むと、まず初めに感じるのがババロアのようなまったりとした甘さと、とろっとなめらかな食感。続いて、抹茶らしい苦みが感じられます。苦みといっても渋みはまったくない、上品な大人の味です。あと口には茶葉の爽やかな余韻が残ります。抹茶とは名ばかりで、緑色なだけのお菓子や加工品もありますが、ツルヤの抹茶バターは見た目を裏切らない濃厚な抹茶味。抹茶好きをもうならせること間違いなしです!
一般的なジャムに比べて、ツルヤのジャムは基本的に甘さがひかえめ。この抹茶バタージャムも甘すぎず、単体でもデザートのように食べてしまいそう。ただ、甘さがひかえられている分、パンにぬると少し味がぼやけてしまう一面も。食パンには惜しまずたっぷりつけて食べるのがベストです。
<ジャムDATA>
・甘さ:普通
・酸味:なし
・10gあたりのカロリー:20.8kcal
・高級感No.1
「四季の香り 西尾抹茶バター」をアレンジ!
抹茶バターさえあれば、アイスクリームや焼き菓子なども抹茶風味の和スイーツに早変わり♪ バニラクリームにのせていただきます。
ツルヤの抹茶バタージャムは抹茶の味が濃いので、アイスクリームのミルク感にも負けません。バニラアイスがレベルアップし、上質なスイーツに変わったことで、京都のカフェで和スイーツを食べているかのよう。栗の甘露煮やあんこを一緒に添えれば、自宅で和風パフェが楽しめますよ。
【ツルヤのおすすめジャム⑪】パンがおいしい のりバター
まさかのダークホース「のりバター」がパンに合う!?
ツルヤの大きなジャムの棚のなかで風変わりな真っ黒な瓶。「のりバター」と書いてあるそのアイテムは、そのほかのジャムに並んで置いてありました。こちらも、サンクゼールとの共同開発のツルヤオリジナル商品です。ジャムとして甘みが強いのか、それとも佃煮っぽいのか気になるところ。
ツルヤの店舗では、ジャムの棚だけでなくご飯のおとものコーナーにものりバターが陳列されていたこともあり少々イレギュラーな予感がしますが、あえてジャムとして検証してみます。
「パンがおいしい のりバター」を実食!
開封すると、芳醇な磯の香りが漂います。佃煮だと、海苔の原型が分からなくなるほど煮込まれたものも多いですが、こちらは海苔の原型が比較的よく残っています。
気になっていた味ですが、甘みはあるもののひかえめ。ツルヤのジャムの棚に並んでいましたが、やはり海苔の佃煮に限りなく近いです。見た目どおり、海苔の食感もしっかりあります。
そのまま食べているとあまり感じないのですが、パンと一緒に食べるとバターの風味が生きていることがわかります。商品名の指すとおりパンに合わせるとおいしいです。ただ、甘いジャムでパンを食べたあとにのりバターをぬったパンを食べると若干違和感も。チーズなどをちょい足しして、総菜パンのようにイメチェンするとさらにしっくりきそうです。
<ジャムDATA>
・甘さ:ひかえめ
・酸味:ごくわずか
・10gあたりのカロリー:16.5kcal
・食欲が増すNo.1
「パンがおいしい のりバター」をアレンジ!
先述のとおりジャムというより佃煮なので、THE定番の白ご飯にのせて食べ、一般的な佃煮と比較してみます。
温かいご飯にのせると、湯気にのって醤油と海苔の良い香りがふわっと漂います。このとき、ご飯の熱で溶けたバターが海苔とからんで、のりバター自体のうまみが上昇。普通の佃煮に比べてまろやかさとコクが桁違いです。相乗効果でご飯のおいしさも倍増。甘じょっぱい味わいは子どもウケも抜群で、初めて食べた子どもが見たことのない勢いでのりバターご飯をかき込んでいたのが印象的でした。
単品でも味が完成しているので調味料としても使い勝手が良く、食材にツルヤのりバターを和えるだけでもおかずが一品完成しますよ。
自分にぴったりのツルヤのジャムを探そう!
11種のツルヤのオリジナルジャムを試してみましたが、どれも個性豊かで魅力的なものばかりで、特徴的な味のものもたくさんありました。
ジャムの相棒ともいえる食パンで食べ比べをしてみたところ、全体をとおして川中島白桃ジャムやあんずジャム、せとかジャムなどフルーツがメインで作られているゼリー状のジャムは、焼いていない常温のパンとの相性が良かった感じがしました。対して、りんごバターや抹茶バターを含むバター系、いちごミルクなどのミルク系のようなミックス系のジャムは、焼きたてのアツアツパンと合います。乳成分や油脂類を多く含むジャムは、温かいパンにのせるとうまみが溶け出すのがポイントです。
また、しょうがやトマトなどのユニークな食材を使ったジャムは、その風味を生かしたアレンジをすることで、ほかでは味わえないちょっと凝った料理にもなるという発見もありました。
いろんな味や食感が楽しめるツルヤのジャムですが、旬の果物を使ったものが多いため、シーズンによって取り扱いは大きく異なります。人気のものは売り切れていることもありますし、お目当てのジャムが訪れた際に手に入らないことも。ですが、ツルヤのジャムは本当に種類が豊富なので、そのときに出会えたジャムを買ってみる、というのも楽しいですよ。価格も300円代から400円代と手頃なので、気になるジャムを片っ端から試してみるのもおすすめです。
ツルヤなら、未体験のジャムはもちろん、ずっと探していたジャム、あなただけのお気に入りのジャムがきっとみつかるはず。ツルヤで買い物するときには忘れずにジャム売り場をチェックしてみてくださいね。
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【筆者】Wing
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