更新日: 2024年11月15日
【100均】ダイソーの突っ張り棒がめちゃくちゃ優秀! 用途や場所に合わせた活用法を紹介します
生活雑貨や収納用品など、幅広いジャンルの便利グッズが豊富にそろう100均のダイソー。今回ピックアップするのは「突っ張り棒」です。
サイズ展開やカラーもさまざまで、オプショングッズも充実しています。
そのまま使うだけでなく、棚にしてみたりカーテンレールにしたり、活用方法はアイデア次第。
そんなダイソーの突っ張り棒の使用例や、収納グッズを組み合わせたアレンジ例を実用レビュー。
組み立て方はもちろん、使用感もしっかりお伝えします!
目次
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の基本
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方①|クローゼットで服を掛ける
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方②|簡単キッチンペーパーホルダー
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方③|ワイヤーネットを併用してキッチンツールや調味料を収納
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方④|小窓にカーテンを付ける
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方⑤|ロングサイズなら部屋干しにもうってつけ
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方⑥|トイレットペーパーをストックできる棚にする
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方⑦|下駄箱の上の空きスペースも収納に早変わり
- 【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方は無限大!
【100均】ダイソーの突っ張り棒の基本
ダイソーの突っ張り棒は、短いもので18cmから最長で200cmまでのサイズ展開があります。定番のホワイトをはじめ、ブラック、木目調、柄ものなどサイズによってはカラーやデザインが数種類あるものも。取り付ける空間になじむ色や柄を選ぶことですっきりとした印象になりますし、見せる収納にすることも可能です。
【100均】ダイソーの突っ張り棒のタイプ
ダイソーには、大きく2種類の突っ張り棒があります。まずは、それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
バネ式(伸縮式)
棒に内蔵されているバネの反発力によって固定します。ダイソーにある突っ張り棒のほとんどがこのタイプ。突っ張り棒のパッケージに「伸縮式」と表記があるものです。工具などは必要なく棒をくるくる回して伸縮させて取り付けます。
バネ式の突っ張り棒は、取り付け幅よりも少し長く伸ばし、伸ばした側を壁に当てて、反対側から押しつつ水平にするのが正しい取り付け方。内蔵のバネによって押し縮められた突っ張り棒はバネの反発力で固定されます。
着脱が容易で模様替えも気軽にできるのがメリットですが、重いものには向かないというデメリットがあります。ダイソーで扱っているバネ式の突っ張り棒は、耐荷重1kgのものがほとんどです。長さが数多あるのも魅力で、家具が置けないような狭いスペースにも使える超ショートサイズからかなり広いスペースに対応するロングサイズまで豊富にそろいます。
価格は大半が110円で、ロングサイズになると440円のものも。カフェカーテンなどの軽いものを掛けるのに向いています。
ジャッキ式(ねじ止め式)
棒をスライドさせて長さを定め、ねじで棒を固定するタイプの突っ張り棒。ダイソーの突っ張り棒では少数派で、店舗によっては取り扱いがないところも。パッケージには「ねじ止め式」と書いてあります。
ねじは棒(パイプ)に穴が開くまでしっかり回すのがポイント。両端のグリップを回してがっちり取り付けます。なお、グリップは出っ張りのある方を下にしてくださいね。
バネ式よりも安定感と強度があり、耐荷重が大きいのがメリット。ダイソーにあるバネ式の同サイズの耐荷重がMAX 6kgなのに対して、ジャッキ式の最大耐荷重は45kgと桁違い。ただし、壁にかかる圧力も強くなるので壁を傷める可能性も高く、賃貸住宅には不向きな場合もあります。
ロングサイズがメインで、価格もダイソーの店舗で確認できたのは550円のアイテムのみ、と少し高め。大容量の服掛けや棚の設置に使うのに適しています。
【100均】ダイソーの突っ張り棒の選び方と注意点
ダイソーの突っ張り棒の使い方自体は簡単ですが、取り付けに適さない場所もあるので、下調べはしっかりしておくのがベター。取り付ける前に注意点なども確認しておくと安心です。
取り付け場所とサイズを確認
ダイソーの突っ張り棒を取り付けたい場所の採寸は必須。併せて壁や突っ張り面の素材もチェックが必要です。タイルなど凹凸の大きな面はうまく突っ張れずに落ちてしまう可能性があります。また、土壁や漆喰などの跡がつきやすいやわらかい材質は突っ張り棒を取り付けるのには不向きです。どうしても取り付けたい場合は、あくまで自己責任で。板やジェルシートを壁との間に挟むなど、壁面を保護するアイテムで対応してみてください。
重量を想定しておく
突っ張り棒に何を掛けたいのか、また重量がどのくらいになるのかをざっくり把握しておくと、アイテムも選びやすくなります。定められた耐荷重を超えるものを掛けると、少しずつずり落ちていき、いずれすべて落下する可能性があるので危険。ダイソーの突っ張り棒のパッケージに記載された重量を超えないようにしましょう。
今回はダイソーで販売している突っ張り棒のなかでも品ぞろえが充実する「バネ式」のアイテムをクローズアップ! 使用例別に詳細をレポートしますので、日々の暮らしのなかで活用してみてくださいね。
【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方①|クローゼットで服を掛ける
突っ張り棒の基本的な使用法といえば、もちろんそのまま棒を突っ張って使うことです。まずは基本の形でダイソーの突っ張り棒を使ってみましょう。
クローゼットに、もともとある服掛けはすでに満杯・・・スーツやダウンジャケットなどをもっとたくさん掛けられたら良いのに、というお悩みは少なくありません。突っ張り棒を使って、クローゼット内の空きスペースに服掛けの増設を試みます。
<使用するアイテム>
・つっぱり棒 135~200cm
135~200cmの突っ張り棒は、ダイソーのバネ式突っ張り棒の最長サイズとなります。価格は少し高めで440円です。スタンダードに白を選びましたが木目調もあります。
そのほかのサイズの突っ張り棒よりかなり太めで、実際に持つと見た目より重いです。レジカゴに入りきらないので、手に持ったまま店内を歩きまわってしまいました。会計する直前に手に取ったほうが楽です。
クローゼットの壁間は約140cmなので突っ張り棒をそれほど伸ばすことなく使えそう。耐荷重6kgの突っ張り棒に対してどのくらいの服が掛けられるのかも検証してみます。
ロングコート、スーツ、ダウンジャケット、厚手のシャツを掛けてみました。8着を掛けた段階で重量は約4.8kg。軽めのアウターならあと2、3着はいけそうです。より軽量なYシャツやブラウスならまだ余裕で掛けられますね。
ちなみに服のざっくりとした重量の目安は、コートが2~3kg、ダウンジャケットが800~900g、スーツが1~2kg、シャツやブラウスが300~400g、ワンピースが400~600gです。素材やデザインによってもかなり異なるのであくまで参考程度に。
バネ式の大きめサイズの突っ張り棒の強度ってどうなんだろう、という疑問もあり今回はあえてバネ式で検証しました。思ったよりしっかりしていたので、シーズンごとに服を入れかえたり、1~2人暮らしの服を掛けたりするなら十分に使える印象です。ただし、もっと重い服を掛けたい、家族が多くてたくさん服を掛けたいといった場合には、やはり耐荷重の大きいジャッキ式をおすすめします。
【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方②|簡単キッチンペーパーホルダー
キッチンでよく使うキッチンペーパーですが、意外と置き場所に困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ダイソーの突っ張り棒を“突っ張らない”でペーパーホルダーの軸に変身させます。
<使用するアイテム>
・つっぱり棒 35~50cm
・アルミニウムS字フック 2個
・キッチンペーパーロール (ダイソーでも購入可能)
キッチンペーパーロールの幅は約20cm。フックに引っ掛ける部分も考慮すると、軸となる突っ張り棒の長さは30cm以上あったほうが無難なので、35cmから50cmまで調整が可能な110円の白い突っ張り棒を選びました。ダイソーの突っ張り棒のなかでは短めのサイズになります。耐荷重は1kg。キッチンペーパーを掛けるのにはまったく問題ありません。
S字フックは3個入りで110円。手持ちがあればそちらを使ってもOKです。
これまでキッチンペーパーロールはふきんハンガーに掛けて使っていました。本来ふきんを掛ける場所が埋まってしまうので、キッチンペーパーホルダーが欲しいなと思っていたところです。
設置場所は、シンクの上にある金属製の棚。棚の下には十分な空間があるので下部のパイプにS字フックを引っ掛けて、つり下げ式のキッチンペーパーホルダーを作ります。
キッチンペーパーロールに突っ張り棒を通し、つり下げたS字フック2個にセットします。たったこれだけで設置完了です。ペーパーロールはスムーズに回りますし、ペーパーの交換もとても簡単で想像以上に便利になりました。キッチンペーパーのサイズやフックを掛ける場所によって、突っ張り棒の長さは調整してみてくださいね。
フックは当初、ワンサイズ大きなもので試してみたのですが、大きすぎると左右に動いて使いづらく、はずみで落ちてしまいそうに。上の写真のように、設置するパイプの太さに近いものにすることで安定しました。フックが固定できるところに掛ければ、サイズは気にしなくても良いかもしれません。
【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方③|ワイヤーネットを併用してキッチンツールや調味料を収納
キッチンまわりはデッドスペースが多くなりがちなのと同時に、なにかと小物がたくさんある場所でもあります。ダイソーの突っ張り棒とワイヤーネットを使ってすっきり整理してみましょう。
<使用するアイテム>
・つっぱり棒 70~120cm 2本
・ワイヤーネット 44×29.5cm
・ワイヤーネット用フック(3連)
・ワイヤーネット用フック
・ワイヤーネットかご(横型)
・結束バンド(10cm)
ダイソーの突っ張り棒とワイヤーネットでキッチンラックを作ります。設置場所の寸法は高さ約80cm、幅は約30cm。それに合わせて突っ張り棒とワイヤーネットのサイズを選出しました。
ダイソーにはワイヤーネットと関連グッズも豊富にあり、使いたいアイテムのカラーがそろえられそうだったので、汚れが目立ちにくい黒の収納スペースを作ることに。いずれのアイテムも1つ(1袋)110円。今回は縦に突っ張るのであまり関係ありませんが、突っ張り棒の耐荷重は各1kgです。
さっそく棚を作っていきます。設置するのはキッチンのコンロまわり。コンロとあまり近すぎると熱で溶ける心配もあるので、十分に距離があるか組み立て前にも念のため設置場所を確認しましょう。
突っ張り棒2本にワイヤーネットを結束バンドでとめていきます。ずり落ち防止のため、突っ張り棒の下側になる足ギリギリの位置で固定。
左右3か所ずつとめて、突っ張り棒とワイヤーネットが合体できました。結束バンドの余った部分はカットしておきましょう。
ワイヤーネットと合体した突っ張り棒を縦にして設置。2本同時に下部の台に押し当てて通常の使い方と同様にグッと突っ張ります。
掛けるものに応じてフックやカゴを好みの位置に取り付けたら完成です。計量カップや調味料など調理の際に頻繁に使うものを収納してみました。掛けるものによって配置替えが簡単にできるのでとても使いやすく、満足度も上々です。
【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方④|小窓にカーテンを付ける
キッチンや浴室、トイレなど家のさまざまな場所に設けられている小窓。外から見えてしまわないか気になりますよね。そんなときは、ダイソーの突っ張り棒を使ってカフェカーテンを付けるのがおすすめです。
<使用するアイテム>
・つっぱり棒 35~50cm
・生成カフェカーテン(フリンジ付)40×85cm
洗面所の小窓を、ダイソーの突っ張り棒とカフェカーテンでアレンジします。突っ張り棒は木製の窓枠に合わせて木目調に、カーテンも類似色で統一し生成をチョイス。
ダイソーの木目調の突っ張り棒は、木製の家具やバスケットなどのナチュラルなインテリアにもよく合いそうです。このサイズの突っ張り棒には、なんと木目調だけで濃淡別に3種ありました。今回使っているのは中間色です。耐荷重は1kgで、カフェカーテンのような目隠しや仕切りに向いています。
カーテンを取り付ける小窓は縦と横が約40cmの正方形。小ぶりの換気窓ですが、洗面所兼脱衣所でもあるので、この大きさでもやはり外からの視線は気になってしまいます。
カフェカーテンの上部には、突っ張り棒を通せるように袋縫いがしてあります。この部分に突っ張り棒を差し込みます。
幅40cmの小窓に合うサイズのカーテンがダイソーに見当たらず、一番幅の短いカフェカーテンを選んだとはいえ、横85cmのカフェカーテンは広すぎるのでは・・・と少し心配でした。実際に取り付けてみると多少ギャザーは多めではありますが、これはこれでかわいい感じに♪
作業開始からカーテンを窓に設置するまで10分もかかりませんでした。ある程度光も通してくれて、レースほど透けない素材のカーテンなのでしっかりと目隠しするにはぴったりかもしれません。
ダイソーにはレース素材をメインにカフェカーテンがたくさんあるので、衣替え感覚で付け替えて楽しんでみてはいかがでしょうか。コスパが良いのはもちろん、簡単に付け替えできるのもうれしいですね。
【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方⑤|ロングサイズなら部屋干しにもうってつけ
脱衣所に洗濯機が置いてあり、ランドリールームも兼ねているお宅も多いのでは。 毎日使う場所なので、機能的にカスタムしたいですよね。入浴後のバスタオルを掛けたり、雨の日に洗濯物を干したりできる物干しスペースを作りたいときも、ダイソーの突っ張り棒は活躍してくれます。
<使用するアイテム>
・つっぱり棒 135~200cm
・ハンガー(ダイソーでも購入可能)
脱衣所に設置する室内用物干しとして、再びダイソーのバネ式突っ張り棒の最長タイプを使います。クローゼットで使ったのと同じ440円の白い突っ張り棒です。
長くて重い突っ張り棒なので、高い場所に取り付ける際は足元や周りに気をつけて安全に作業を行ってくださいね。
さっそく使ってみたところ、ちょっとした部屋干しができるのはもちろん、意外と場所を取るバスタオルを掛けておけるのが便利です。浴室からもタオルに手が届くようになったので、水気が床に落ちることも減りました。
洗濯物も干してみました。Tシャツ2枚、インナーシャツ3枚、パーカー1枚、ソックスなどを掛けたピンチ付きハンガーがしっかりと掛けられました。総重量は約2.4kg。耐荷重が6kgの突っ張り棒なので、肌着やTシャツなどの軽いものはそれなりに干せそうです。ただし、水分を含んで重くなっているので掛けすぎには注意を。
下着類のみを干す、バスタオル掛けにする、という予定ならばバネ式でも十分。もし、しっかり洗濯物を干すのに使うつもりなら、より耐荷重の高いジャッキ式の突っ張り棒を選びましょう。
【100均】ダイソーの突っ張り棒の使い方⑥|トイレットペーパーをストックできる棚にする
狭い場所なのにトイレットペーパーのストックや掃除道具など、収納するものが多いトイレ。収納がないわけではないけれど、ほとんど物が入らなかったり、手の届きにくい場所だったりしがち。トイレをより快適に使えるようにダイソーの突っ張り棒を使って棚を増設します。
<使用するアイテム>
・つっぱり棒 65~100cm 2本
・つっぱりポール用棚 39.5×25cm 2枚
棚を設置するのはトイレタンクの上。一応、天井付近に収納棚があるのですが、ちょっと位置が高すぎて物を出し入れするのは面倒でした。せめてトイレットペーパーなどのよく使うものは手が届く場所に置いておきたい、ということで収納棚の下にもう1つ棚を作ってみます。
壁の間が約80cmなので、それに合わせて65cmから100cmに伸縮する突っ張り棒と専用棚板を準備。いずれも1つ110円で、カラーは棚板に合わせて白に統一します。
まずは、壁と壁の間に突っ張り棒を入れていきます。設置する位置には、あらかじめ棚を当ててマスキングテープなどで突っ張り棒の間隔がわかる目印をつけておくと良いですよ。少しくらいズレていても、棚板を取り付けるときに整えるので、あまりこの段階で細かい調整をしなくて大丈夫です。
トイレタンクと収納棚の間にできている空間に突っ張り棒を設置できました。
続いて棚板を付けていきます。突っ張り棒と棚板は棚の裏面にあるフックで固定。フックは片方だけで、もう片方は掛け置く構造です。突っ張り棒の長さも重要ですが、棚板のフックにフィットする太さであるかも確認して購入してください。
棚の裏側にあるフックに突っ張り棒をはめ込むときには少し力が必要です。はまると「バコッ」という音がします。きっちりはまったら、棚を回転してもう一方の棒に掛け置きます。このとき板が水平になっていなければ、突っ張り棒の高さを調整しましょう。
このダイソー突っ張り棒は耐荷重1kgですが、2本使って棚を作ってみると思ったよりもしっかりとしていて安定感があります。設置場所の幅に合わせて2枚の棚板を使ったことでトイレットペーパーを置くには広すぎるスペースができたので、洗剤もこの棚に移動。よく使うものを手が届く場所に置いただけで快適です。さらに空きスペースに芳香剤を置いてみたところ残量も確認しやすくなりました。
棚板と併用できるアイテムも見つけました。今回使った棚板と同じ幅のブリッジバスケット。平面に置きづらいものも、バスケットに入れれば安心です。掃除シートやサニタリー用品などを入れておくのにいかがでしょうか。
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【筆者】Wing
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