更新日: 2024年9月19日
セリア・キャンドゥ・ダイソー100均3社のジェルネイル関連商品を比較しました!
セルフネイラー必見!「セリア」「キャンドゥ」「ダイソー」の100円ショップ大手3社が出しているジェルネイル&関連商品の比較記事です。
日本にジェルネイルが上陸したのは2000年頃。
ネイルサロンで施術してもらうのが主流で、ちょっぴり贅沢な指先のおしゃれでした。
それを一気に低コスト化して、誰もが気軽に試せるようにしてくれたのが、プチプラファン御用達の100円ショップ。
セレクトするときの参考になるよう、各店どんな傾向や特色があるのかをチェックしてみて!
目次
【100均のジェルネイル】セリア・キャンドゥ・ダイソー3社を比較!ジェルネイル編
「セリア」「キャンドゥ」「ダイソー」で現在発売されているジェルネイルの数は?カラーは?傾向は?
それぞれの特色を挙げてみました。
「種類」はベースコート、トップコート等のクリアジェルネイルを除いた2022年末時点のもの。お店の規模、欠品、廃番等により随時変動します。
「セリア」のジェルネイルは他社を圧倒するカラーラインナップ
「セリア」は100円ショップの先陣を切ってジェルネイルを取り扱いはじめたこともあり、種類の多さはほか2社を圧倒しています。バリエーションが多いぶん、「キャロットオレンジ」「グリッターブラック」などめずらしいカラーもそろえています。
ボトルサイズ:高さ約30mm×底直径約23mm ※高さはキャップを除いて計測
容量:非表示
最近は、話題のマグネットジェルネイルも仲間入り。1ボトル110円の破格の値段はセルフネイリスト界隈でも、一時期話題となっていました。
ちなみに、別売りのマグネットスティックは色によっては反応がにぶいといわれています。その際は、文具売り場にある強力マグネットを使ってみて!
「キャンドゥ」のジェルネイルは絶妙なニュアンスカラーがねらいめ
ニッチな商品が充実した「キャンドゥ」は、同系色でも濃淡が異なったり、ラメが入っていたりと、絶妙なニュアンスカラーがそろいます。
たとえばコーラルは、透け感のある「ミルクコーラル」、極小ラメが入った「シャイニーコーラル」、艶やかで肌になじむ「コーラルピンク」の3色をラインナップ。
容量は、ほか2社が非表示なため正確にはわかりませんが、ボトルサイズからすると少なめ。よく使う色はストックを準備しておくと安心です。
ボトルサイズ:高さ約26mm×底直径約22mm ※高さはキャップを除いて計測
容量:2.7mℓ
初心者には、ベースコート・カラー・トップコートが一緒になったオールインワンのペン型ジェルネイルがおすすめです。人気のマグネットジェルタイプもあって、初心者なのに上級者風のネイルに挑戦できます。
「ダイソー」のジェルネイルはたっぷりサイズで発色の良さが魅力
「ダイソー」はボトルを見て一目瞭然のたっぷりサイズ。ラベルの色も識別しやすく発色がよいため、実際に塗布した色とのギャップは少ないようです。3社のなかでは、もっともラインナップが少ない全47色ですが、ほぼ1年間でこれだけのバリエーションは、さすが業界規模1位!今後の充実に期待しましょう。
ボトルサイズ:高さ約33mm×底直径24mm ※高さはキャップを除いて計測
容量:非表示
【100均のジェルネイル】セリア・キャンドゥ・ダイソー3社を比較!クリアジェルネイル編
クリアジェルネイルとは、ベースコートやトップコートなど透明なジェルネイルのことです。ジェルネイルカラーは好みで選べますが、ベースコートとトップコートは必ず必要なアイテム。近年はさまざまな種類が登場しているので、各社比較の前にそれぞれの特色を確認しておきましょう。
クリアジェルの種類
ベースコート
カラージェルネイルの前に使う下地の役割を持った基本のクリアジェル。爪の凹凸をならし、変色を防いでくれます。
ベース&トップコート
ベースコートとトップコートを兼用してくれます。ただし、粘度が緩いため仕上がりのぷっくり感が少なめ。未硬化ジェル(硬化したあとのベタつき)が残るため拭き取りが必要です。
ピールオフベースコート
ネイルリムーバー不要の剥がせるベースコート。日持ち、剥がしやすさは各社で異なります。
ノンワイプ トップコート
ジェルネイルの仕上げに塗布する基本のクリアジェル。未硬化ジェルが残らないため拭き取りが不要。
ノンワイプ マットコート
トップコートの一種で、つや消ししたマットな仕上がり。未硬化ジェルが残らないため拭き取り不要。
アイシングジェル
パールやストーンなど、ネイルアートのパーツを接着するときや、ニットネイルなど立体感のあるデザインをつくるときに使います。
「セリア」の主力クリアジェルは7種類
「セリア」ではこれまで数種類のクリアジェルを発売してきました。現在、主力として店頭に並ぶのが「クリアアイシングジェル」を含めて7種類。2022年夏にはノンワイプトップコートに金色ラメを配合した「ノンワイプ ラメコート」が発売されました。カラージェルに重ね塗りすると印象が変わり、ノンワイプのため拭き取りの手間がかかりません。
ちなみに、「セリア」の「ピールオフベースコート」は発売以来、大反響を呼びましたが、無理に剥がそうとすると爪の表面が傷みます。1週間ほど経って自然にポロリと剥がれるのを待つのが賢い使い方のよう。面倒なジェルネイルのオフがひと手間省けると思えば、ありがたいアイテムです。
種類:ベースコート/ベース&トップコート/ピールオフベースコート/ノンワイプ トップコート/ノンワイプ マットコート/ノンワイプ ラメコート/クリアアイシングジェル
「キャンドゥ」のクリアジェルネイルは使い勝手のいい5種類
「キャンドゥ」は基本のベースコート、ノンワイプのトップコート、マットコートのほか、ピールオフができるベースコート、ホログラム入りのトップコート、アイシングジェルの機能をもった「ハードラインジェル」など8種類のクリアジェルを販売しています。
種類:ベースコート/ピールオフベースジェル/ノンワイプ トップコート/ノンワイプ マップトップコート/PPホロノンワイプトップコート(Cオーロラ・Cゴールド・Cシルバー)/ハードラインジェル
「ダイソー」のクリアジェルネイルはシンプルに基本の3種類
「ダイソー」はベースコート、ノンワイプのトップコート、ノンワイプのマットコートの基本の3種類のクリアジェルをそろえています。
ビギナーやほとんどの中級者は、この3種類をもっていれば困ることはありません。上達してきたら、他社の製品を活用して上級者のジェルネイルにチャレンジするのもいいでしょう。
ベースコート/トップコート(ノンワイプ)/マットコート(ノンワイプ)
【100均のジェルネイル】セリア・キャンドゥ・ダイソー3社を比較!その他ジェルネイル関連アイテム編
ここからは、ジェルネイルの関連アイテムについて紹介します。ネイル道具を買いそろえるときの参考にしてください。
ネイルチップなら量とサイズに勝る「ダイソー」が断然おトク
ネイルチップを買うなら、「ダイソー」がイチオシです。
形が「レギュラー」のほか、ほっそりと先端がカーブした「オーバル」の2種類あるうえ、1パックに12サイズ72枚入っていて、サイズも数も豊富です。
ちなみに、「セリア」も「キャンドゥ」もネイルチップは1パックに6サイズ60枚入りが主流で、「セリア」には48枚入り、24枚入りが販売されていました(2024年8月現在)。
※写真のダイソーネイルチップは撮影時のもの。現在は72枚入り
●ダイソー ネイルチップオーバル(右)
最大サイズ:縦約25mm×横約15mm/最小サイズ:縦約15mm×横約7mm)
●ダイソー ネイルチップレギュラー(右から2個目)
最大サイズ:縦約23mm×横約15mm/最小サイズ:縦約15mm×横約7mm)
●キャンドゥ ネイルチップミニ(左から2個目)
最大サイズ:縦約16mm×横約12mm/最小サイズ:縦約10mm×横約7mm
●キャンドゥ ネイルチップレギュラー(左)
最大サイズ:縦約23mm×横約13mm/最小サイズ:縦約14mm×横約7mm)
シェルやグリッターはセンスで選ぶなら「セリア」
各店のネイルコーナーを見比べれば、「セリア」のデコレーションネイルパーツは、ほか2社と比べても種類が豊富で充実しています。写真はネイルパーツ用の「パーティミックス」と「ドライフラワー」。
「パーティミックス」は、お米大のゴールドとクリアのストーンなどが入っていて1袋で、さまざまなアレンジが楽しめます。
上級者も思わず手が出るマニアックなアイテムなら「キャンドゥ」
「キャンドゥ」のネイル商品はニッチなアイテムが充実しています。デコレーションネイルパーツのほか、プロがほしがる本格的なアイテムも豊富。
たとえば「ネイルパーツモールド」は、3Dアート用のDIYツール。シリコンの型にジェルネイルまたはレジン液を流し込んだあと不要な液はスクレーパー(ヘラ状の工具)などで取り除き、LED・UVライトで硬化すればOK!ハートや星、アルファベットなど6種類をラインナップしています。
※写真のスクレーパーは参考商品
プロのネイリストも一目置く「キャンドゥ」では、ポリジェルも販売しています。
ポリジェルとは、爪の長さだしや厚みを調整するときに使われるジェルネイルのこと。専用のチップフォームに流し出して爪にのせ、LEDライトを当てて硬化します。
値段は1個550円。ちょっとお高めですが、欠けた爪の補修やひび割れの補強にも仕えて便利です。
グリッターやシェル(貝)などのデコパーツなら「ダイソー」
「ダイソー」のデコレーションネイルパーツのなかでも、とくに人気が高いのがグリッターの6個セット。グリッターに星形や丸いホログラムが入っていて、キラキラ艶やか。ほか2社と比べてみてもお買いドク感があって、あれこれと試してみたい人におすすめです。
【100均のジェルネイル】セリア・キャンドゥ・ダイソー3社を比較!ネット通販サイト編
自宅にいながら、好きなものを配送してもらえる通販。100円ショップの「セリア」「キャンドゥ」「ダイソー」ではネット通販のサービスがあるのでしょうか。
残念なことに、「セリア」には個人向けの公式通販サイトがありませんでした。「キャンドゥ」「ダイソー」の公式サイトでは小ロットでの注文が可能です。
「キャンドゥ」は1個から注文可能で送料一律770円。注文確定後2~5日で発送してくれます。詳細はこちら⇒https://netshop.cando-web.co.jp/
「ダイソー」は合計1100円以上から購入でき、送料は北海道、沖縄、離島を除き770円。1万1000円以上の場合は一部を除いて無料。注文確定後3~7日で発送してくれます。詳細はこちら⇒https://jp.daisonet.com/
【100均のジェルネイル】「セリア」はバラエティ、「キャンドゥ」はニッチ、「ダイソー」はおトク感で勝負!
3社を比較したとき、それぞれを象徴するキーワードがあります。
100円ショップのなかでいちばん早い2017年12月にジェルネイルの発売をスタートした「セリア」はバリエーションが豊富。ジェルネイルも関連商品も毎シーズン多種多様に登場しています。
2021年6月に販売開始した「キャンドゥ」はニッチなアイテムが充実。テクニック的に難易度が高い上級者向けの商品もそろいます。
そして2022年3月、満を持してジェルネイルの取り扱いをはじめた「ダイソー」は他社と比べておトク感がある印象。ひとつひとつの商品サイズ、量が豊富なアイテムが多く、コストパフォーマンスが高いようです。
【100均のジェルネイル】セリア・キャンドゥ・ダイソー3社のジェルネイル商品の特色まとめ
「ダイソー」はアイテム数を絞り込み、必要なものを過不足なくラインナップ。品ぞろえがシンプルなだけに、初心者も迷うことなく道具をそろえることができます。また、それぞれの商品のクオリティーも高く、ボリュームがあり、おトク感が感じられました。
「セリア」はジェルネイル商品のラインナップが圧倒的。「○○がほしい!」と特定の商品をめざして買いものするだけでなく、お店に行くたびにかわいい商品、便利な商品など、商品棚を見るだけでも楽しい発見があります。
「キャンドゥ」は、ビギナーから上級者まで対応した品ぞろえ。はみ出し防止用の「ネイルマスキングリキッド」をはじめアイデア商品も続々登場しているので、セルフネイラーとしては目が離せないショップです。
いかがでしたか?
2022年3月、「ダイソー」がジェルネイルの販売を開始。「セリア」「キャンドゥ」に遅れをとりつつも、やっと大手3社がそろい踏み。ユーザーとしては選択の幅がますます広がり、うれしいばかりですね。定期的な商品チェックをしながら、各社の次の新作に期待したいところです♪
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【筆者】HITO-ROKU コガユミコ
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福岡県を拠点にフリーランスでライター、エディターとして活動しています。
得意分野はグルメ(とくにスイーツと呑んだくれ系)、おみやげ、温泉、宿、鉄道、歴史ネタなどの観光情報。ゴールドカードは運転免許証のみという平民ですが、運転ができないぶん、公共交通機関を駆使した旅行プランはお任せあれ。
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