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新海誠作品おすすめ第1位『君の名は。』
新海誠作品おすすめ第1位は『君の名は。』。
東京に暮らす男子高校生・瀧と、どこか山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉。見知らぬ二人はある日、それぞれの夢の中で「入れ替わる」ようになってしまいます。夢の記憶を頼りに滝は三葉の居場所を探し始めますが、そこには衝撃の真相が……。
編集部のおすすめポイント
興行収入250億円超! 次々と日本映画史を塗り替えていった、まごうことなき特大ヒット作。キャラクターの魅力やRADWIMPSのキャッチーな音楽、タイトルに至るまで、その奇跡的なバランスに今あらためて唸らされます。観客の「もしかして」を常に刺激してくる、単なる「入れ替わり」ではない複雑な構成も秀逸です。
あわせて観たいのは、『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』などの初期作品。端々に、新海監督の揺るがぬ作家性を見出せることでしょう。
『君の名は。』にまつわるおすすめスポット:国立新美術館(東京都)
瀧くんと奥寺先輩がデートをするシーンで登場するのが「国立新美術館」です。一度見たら忘れないような円形のカフェ「サロン・ド・テ ロンド」も、この美術館内にあります。
2017年、この場所で『新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』が開催されました。会期中にはカフェの同じ席で同じメニューを食べられるコラボ企画もあったとか。都内のオアシスとしておすすめのスポットです!
公開年:2016
声の出演:神木隆之介/上白石萌音 ほか
時間:107分
国立新美術館
- 住所
- 東京都港区六本木7丁目22-2
- 交通
- 地下鉄乃木坂駅直結
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:30(閉館18:00)
- 休業日
- 火曜、祝日の場合は翌平日休(年末年始休)
- 料金
- 入館料=無料、観覧料は展覧会により異なる/(企画展は障がい者手帳持参で本人と同伴者1名無料)
ありふれた日常の魅力をアニメで再発見!
今回このタイミングで全7本、一気に観直しました。久しぶりに観る作品、わりと直近に観ている作品、さまざまだったのですが、第1位『君の名は。』の締めくくりにも書いたとおり新海誠監督の「揺るがぬ作家性」に感服する鑑賞体験でした。
なかでもやはり新海監督の描く「東京」、特に「新宿」の放つロマンは並大抵ではありません。あまたある「ニューヨーク映画」に喩えるならば、ドコモタワーをエンパイア・ステートのように描き、新宿御苑をセントラル・パークのように描く。もし自分が海外に住むファンだったとしたら、これは憧れてしまいますね。
ありふれた風景の魅力を「脳内補正込み」で切り取って出力できるアニメーションという手法のおかげで、本来共有できないはずの「私にはこう見えているんだ」が波及し、多くの人の目に風景がより美しく映る。アニメーションって素晴らしい……! と思ったりしたのでした。
次回作『すずめの戸締まり』は九州がひとつの舞台になっているそう。どんなふうに監督の芯が通り、どんな風景を見せてもらえるのか、楽しみです!
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【筆者】353
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ただの雑食な映画好き。——だったはずが、気付けば映画館スタッフに。
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