更新日: 2024年7月30日
岐阜県下呂市の飛騨金山で筋骨めぐりをしよう!路地裏探検と、両面宿儺のいる鎮守山へ
岐阜県飛騨地方の最南端に位置する下呂市金山町、通称「飛騨金山」。
かつて飛騨街道沿いの宿場町として賑わった面影を色濃く残す表の通りから裏の通りに一歩足を踏み入れると、細い路地が複雑に入り組む昔懐かしいようで見たことのない不思議な世界が広がります。
人気アニメ『呪術廻戦』の登場キャラクターと同名の「両面宿儺」の石像が立つ鎮守山もぜひ訪れてみて!
目次
飛騨金山ってこんなところ
全国的に有名な温泉地である下呂温泉の南約28kmに位置する飛騨金山。総面積の90%ほどを森林が占め、飛騨川や馬瀬川といった一級河川が流れる自然豊かなところです。この飛騨川や馬瀬川が合流する一帯は、江戸時代に飛騨街道・金山宿として発展。街道沿いに旅籠などが建ち並び、表の通りは旅人用に、裏の路地は住人用にと使い分けた結果、飛騨地方の言葉で「筋骨(きんこつ)」と呼ばれる複雑に入り組んだ路地が生まれました。足を踏み入れると、そこは表の通りからは想像もできない、昔懐かしくあるようで見たことのない非日常世界。レトロで少し不思議な路地裏探検を楽しむことができます。
飛騨金山への行き方
名古屋から「JR飛騨金山駅」へは、JR東海道本線とJR高山本線を利用しましょう。乗り換えなしで行ける「特急ひだ号」があるほか、岐阜駅や美濃太田駅で乗り継いでアクセスすることができます。車なら、東海環状自動車道・富加関ICから約40分。筋骨めぐりをする場合は、「ドライブイン飛山」の駐車場を無料で利用することができますよ。
飛騨街道・金山宿とは?
飛騨川と馬瀬川が合流する飛騨金山は、江戸時代、飛騨と美濃という2つの領国の境に位置し、幕府領(天領)、郡上藩、尾張藩、苗木藩という4つの藩領の境の町でした。そのため、飛騨街道沿いの宿場町、金山宿として発展。交通の要所として大変賑わいました。
飛騨金山で筋骨めぐりをしよう!ガイド&モデルコースをご案内
筋骨は複雑に入り組んでいて看板もないため、初めて「筋骨めぐり」をするならガイドツアーがおすすめ。集合場所・スタート地点はJR飛騨金山駅とドライブイン飛山、どちらでもOKです。
住所/岐阜県下呂市金山町金山
電話/0576-32-3544(金山町観光協会、9:00~16:00)
交通/JR飛騨金山駅から徒歩10分、ドライブイン飛山から徒歩5分
営業期間/通年
営業時間/散策自由、筋骨めぐりツアーガイドは9:00~16:00(所要60〜120分)
休業日/散策自由、筋骨めぐりツアーガイドは無休
料金/散策無料、筋骨めぐりツアーガイドは1〜6人の場合1グループ2000円、7人以上の場合1人300円(要予約、当日OKの場合あり)
【飛騨金山 筋骨めぐりモデルコース】
JR飛騨金山駅
↓徒歩5分
金山橋
↓徒歩5分
奥飛騨酒造
↓徒歩2分
清水楼
↓徒歩2分
筋骨の町並み
↓徒歩1分
餅倖
↓徒歩1分
昭和の銭湯(旭湯跡)
↓徒歩1分
三津屋製菓舗
↓徒歩5分
鎮守山
↓徒歩5分
ドライブイン飛山
飛騨金山で筋骨めぐりをしよう①JR飛騨金山駅
鉄道を利用した際の、飛騨金山の玄関口となるのが「JR飛騨金山駅」です。駅構内には観光案内所があり、筋骨めぐりのマップを無料で設置。ツアーガイドの集合場所・スタート地点としても利用できます。
飛騨金山で筋骨めぐりをしよう②金山橋
飛騨川と馬瀬川の合流点にかかる橋。鉄道を利用し、JR飛騨金山駅から筋骨めぐりをスタートする場合は、商店街を通った後にこの橋を渡ります。春は川沿いをピンクに染める桜並木を、夏まつりではここから打ち上げられる花火を眺めるのも楽しみですね。
飛騨金山で筋骨めぐりをしよう③清水楼
筋骨めぐりを代表する建物・景観の一つが、この「清水楼」。明治初期に建てられた木造3階建ての建物で、1990年代後半まではうなぎ店として営業していました。左脇の細い路地を降りるとすぐにある、飲めるほど清らかな地下水が湧き出ている水場も訪ねてみては。
飛騨金山で筋骨めぐりをしよう④筋骨の町並み
江戸時代に生まれた筋骨は、その後も昭和40年代まで独自に発展。幅1mにも満たない通りや急に開けた空間、水場などがあり、ワクワクドキドキの探検気分を味わえます。細い路地を覆うように増改築を繰り返した建物群は、レトロ感と非日常感がたっぷりですよ。
飛騨金山で筋骨めぐりをしよう⑤昭和の銭湯(旭湯跡)
1988(昭和63)年まで営業していた銭湯、旭湯。廃業から30年以上経った現在も建物は残り、男湯を自由に見学することができます。木製ロッカーの脱衣所やタイル貼りの風呂のほか、カレンダーや扇風機などすべてが当時のまま!
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【筆者】エディマート
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名古屋発信で、愛知岐阜三重の情報を中心に広く、深く取り扱います。