更新日: 2024年6月18日
栃木県矢板市で大自然に触れる旅!おしらじの滝と周辺立ち寄りスポットをご紹介
栃木県北部、箒川や荒川などの河川沿いに田園風景が広がるのどかな町、矢板。
つつじの郷と称され、春には色鮮やかなツツジが市内を彩ります。
ハイカーに人気の宮川渓谷、その奥深くに現れる幻の滝「おしらじの滝」の美しさは圧巻。
雨あがりの晴天日には「おしらじブルー」と呼ばれる、青く輝く滝壺に出会えることがあります。
ほかにも、雄大な自然が育むりんご園や銘酒、温泉まで、大人のパワーを充電してくれる癒しの里・矢板の魅力を満喫しましょう。
目次
栃木県にある矢板市ってこんなところ
日光国立公園にも含まれる森林や渓谷が織りなす矢板には大小さまざまな滝があり、なかでも「おしらじの滝」や「赤滝」は、アウトドア派に人気のスポット。隣接する塩谷町にまたがる高原山には、名水百選にも選ばれている「尚仁沢湧水」があります。りんごの産地でもあり、秋になれば赤々と実ったりんごが市内各地で見られ、点在する観光農園ではりんご狩りを楽しめます。
ほのぼのとした田舎町でありながら、交通の便がいいのも特徴。那須高原への玄関口に位置しており、那須塩原や鬼怒川まで車で20〜30分ほどでアクセス可能です。
矢板市への行き方
車
東北縦貫自動車道矢板ICまたは矢板北スマートICを出てすぐ
鉄道
東北新幹線からJR宇都宮線へ乗り換え、矢板駅下車。矢板駅からタクシー、または矢板市観光協会のe-bike(レンタサイクル)を利用
矢板観光の玄関口「道の駅 やいた」でやいたブランドをチェック!
矢板の主要な幹線道路・矢板那須線矢板バイパス沿いにある「道の駅 やいた」では、やいたブランドと呼ばれる地域特産物の販売所と、地元食材を活かした料理を提供するレストランがあります。矢板りんごのソフトクリームは人気随一のテイクアウト商品。休憩のついでに、おみやげもゲットしていきましょう。
道の駅 やいたナビ① 地元のお母さんたちが営む「農村レストラン つつじ亭」
道の駅やいたの「農村レストラン つつじ」では、地元農家のお母さんたちが地元の新鮮な農畜産物で作る、矢板ならではの料理を楽しめます。名物の「そばセット」に使用するそば粉は矢板の玄そば100%。まさに矢板の味覚です。かき揚げ丼付き。
道の駅といえば、ソフトクリームもお楽しみのひとつ。矢板りんごのソフトクリームは見逃せません!
道の駅 やいたナビ② やいたブランドをおみやげに!「農産物直売所 旬鮮やいた」
「農産物直売所 旬鮮やいた」では、地元の朝採れ野菜をメインに農産物や加工品を販売しています。矢板の完熟りんごを使用した果汁100%のりんごジュースや老舗酒蔵「森戸酒造」の銘酒「十一正宗」、矢板産ふじりんごを活かしたアップルパイなど、やいたブランド認証品もめじろ押し。矢板の味覚をぜひ持ち帰りましょう。
住所/矢板市矢板114-1
TEL/0287-43-1000
営業時間/8:30〜18:30(12〜2月は〜17:00)
定休日/年末年始(レストランは不定休)
駐車場/87台
矢板の自然を満喫!「矢板温泉 まことの湯」
矢板市内には温泉施設も多く点在しており、なかには秘湯の雰囲気を堪能できる鉱泉施設もあります。矢板に存在する温泉と鉱泉を総称して「矢板温泉」と呼ばれていますが、この名称は天然日帰り温泉・貸山荘「矢板温泉 まことの湯」の登録商標でもあるそう。
まことの湯は「道の駅 やいた」から車で数分。地下1200mから毎分370リットルもの豊富な源泉が湧出しています。源泉温度は65℃、通称「熱の湯」と呼ばれており、泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。保温効果が高く、特に神経痛や関節痛の痛みに効果があると言われています。メタケイ酸やメタホウ酸も含まれており、美肌の湯としても好評。矢板の心地よい空気を吸いながら開放感満点の大露天風呂を堪能しましょう。内湯は温泉と20℃の冷鉱泉があります。熱風呂と水風呂に交互に浸かって、新陳代謝をさらに促進!大人から乳幼児まで歓迎で、財布にやさしい価格もうれしいポイントです。
住所/矢板市館ノ川695-28
TEL/0287-43-8800
営業時間/9:00〜21:30(最終入館21:00)
定休日/第2・4水曜(祝日の場合は翌日休)
駐車場/80台(大型車も可)
矢板の自然を満喫!「おしらじの滝」へ
秘境の森でひっそりと輝く「おしらじの滝」。登山道を10分ほど歩いた先にある、苔むした岩間をひっそりと流れる滝で、雨が降った後にしか見られないことから「幻の滝」と呼ばれています。登山道入口は、周辺の交流拠点となっている「山の駅たかはら」から那須塩原方面へ車で5分。すべりやすい箇所も多いので、安全な装備で向かいましょう。沢に光が差し込む午前中が狙い目。深い森の静寂のなか、美しい光芒に照らされて青く輝く滝壺……。条件がそろえば、うっとりするほどの神秘的な光景に出逢えます。雨天後でも見られないことも多くあるので、まさに出会えたら幸運!
住所/矢板市下伊佐野
TEL/0287-43-6211(矢板市商工観光課)
駐車場/11台
矢板の自然を満喫!「山の駅たかはら」
矢板市北西部、高原山の中腹に広がる台地である八方ヶ原の景観保全や、アウトドアを満喫する人々の交流拠点となっている施設。おしらじの滝をはじめとする名所への案内、散策路の状況、植物や花の開花状況など、周辺の自然の情報をキャッチできる場所なので、森林散策を楽しむなら、まずこちらへ立ち寄りましょう。駅内にはソフトクリームやおみやげ販売のほか、レストランも運営しており、休憩に最適です。
住所/矢板市下伊佐野991-3
TEL/0287-43-1515
営業時間/9:00〜16:00(12〜3月は10:00〜15:00)
定休日/水曜、12〜3月は月〜木曜(祝日は営業)
駐車場/67台
こちらも見逃せない! 矢板の素敵なお店めぐり
矢板の自然を愛し、食を愛し、町を愛する人たちが営む、数ある素敵なお店も見逃せません。矢板だからこそ楽しめる時間とおいしさ、逸品を求めて町をさらにめぐってみましょう。
矢板の水、米、酵母で仕込む銘酒。地域に根ざす「森戸酒造」へ
「矢板の地酒」をとことん追求してきた明治創業の酒蔵・森戸酒造。やいたブランドに認定されている「十一正宗」が有名です。森戸酒造のこだわりは、名水「尚仁沢湧水」や自社栽培の米、地域の花から培養した天然酵母など、地元の素材を活かした矢板ならではの酒づくり。純米酒「純矢板」は、やわらかく膨らみがありながらキレも感じられる逸品です。酒造見学については現在、コロナウイルスの影響で休止中、再開は未定。ホームページをチェックしながら、再開のお知らせを待ちましょう。
住所/矢板市東泉645
TEL/0287-43-0411
営業時間/9:00〜16:00
定休日/不定休
駐車場/15台
古民家複合スペース「WASHINKAN」で矢板りんごの絶品パイを堪能
東に流れる箒川、のどかな里山の空気に育まれた矢板・山田宿の一角。古民家を活かしたゲストハウス、カフェ、シェアキッチンが一体となった複合スペース「WASHINKAN」のブックカフェでは、自家焙煎のコーヒーやおいしい手作り料理を楽しめます。有機野菜をベースにトウキ、リュウガンなどの生薬やスパイスをふんだんに取り入れた「薬膳ベジタブルカレー」がイチオシ(1000円)。デザートには、紅玉ではなく矢板産ふじりんごを使用したアップルパイ(600円)が人気です。薄くカリカリのパイ生地に包まれた、甘さ控えめの矢板スイーツをぜひ味わってください。
ゲストハウスは一日一組限定。ハンモックでのんびりしたり、五右衛門風呂に浸かったりと、里山の空気に癒されながら思い思いに過ごせる空間です。田舎に残る古民家のなかで、ここでしか手に入らない、かけがえのないひとときを満喫しましょう。
住所/矢板市山田1080
TEL/0287-47-7314
営業時間/ブックカフェ12:00〜16:00
定休日/ブックカフェ日〜水曜
駐車場/20台
矢板からもう一足のばして。那須塩原の人気パン屋さんへ行こう
矢板の良さは、穏やかな雰囲気の田舎町でありつつも、那須塩原や鬼怒川などの観光地へアクセスしやすいこと。時間が許すなら周辺の町もぜひチェックしましょう。
周辺に数ある素敵なお店のなかでも、オススメしたいのは那須塩原の人気ベーカリー「SHOPAIN ARTISAN BAKEHOUSE」。香ばしくほどよい噛みごたえのプレッツェル、もっちり食感のクロワッサンなど、ハード系から甘いものまで約50種類ほどのパンが、バラエティ豊かにそろっています。素材の個性を生かすパンづくりで、国産小麦や自家製酵母をパンの種類によって使い分けているのが特徴。「職人から手渡し」をコンセプトにしており、全スタッフがパン職人としてパン作りに励んでいます。すべての商品に原材料を表記しているのもgood。矢板市内からは国道経由でおよそ30分です。お気に入りのパンを探しにいきましょう。
住所/那須塩原市西三島3-183-276
TEL/0287-48-7707
営業時間/9:00〜17:00
定休日/日・月曜(2階ストアは日〜火曜)
駐車場/7台
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