道の駅 さんさん南三陸がオープン！道の駅を楽しむモデルプランと、歩いて行ける周辺の人気スポットをご紹介♪

宮城県の北東部、好漁場として知られる三陸海岸沿いに位置する宮城県南三陸町。仙台市からは車で1時間30分ほどの場所にあります。

西･北･南西の3方が北上山地の支脈に連なり、町の70％が森林。山と海に抱かれた自然豊かな地域です。

また、南三陸町といえば東日本大震災を思い起こす人も多いかもしれません。甚大な津波被害を受けた南三陸町ですが、現在では道の駅やワイナリーなどの新たなスポットが誕生。見どころが町の中心エリアにまとまっているため、観光しやすいのもうれしいポイントです。話題のスポットをめぐりながら三陸グルメを味わう、そんな充実した旅を楽しめます。

観光スポットや飲食店がコンパクトにまとまっている南三陸町。車はもちろん、最寄り駅のBRT志津川駅からは徒歩で観光することもできます。

今回ご紹介する「道の駅 さんさん南三陸」内のスポットを楽しむプランなら徒歩でOK。「道の駅 さんさん南三陸」に着いたら、東日本大震災の伝承施設を見学したり、みやげ品やグルメが充実している商店街で買い物をしたりと、思い思いに過ごしましょう。ランチは鮮魚たっぷりの海鮮丼を堪能！おなかが満たされたあとは南三陸町震災復興祈念公園へと足を運び、未来の平和を願いましょう。

時間に余裕がある場合は、周辺の観光スポットに立ち寄るのもおすすめです。いずれも徒歩圏内のため、プランに組み込みやすいですよ。

2022年10月1日にオープンした「道の駅 さんさん南三陸」。道の駅というと地場野菜やみやげ品が並ぶ姿を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、こちらは既存の施設や新設したスポットを含めた敷地一帯を道の駅とした複合的な施設です。

南三陸311メモリアル

県内外から観光客が訪れる人気観光スポット「南三陸さんさん商店街」、東日本大震災の伝承館「南三陸311メモリアル」、BRT志津川駅などを有し、建築家の隈研吾氏がグランドデザインを担当したことでも注目を集めています。

「南三陸311メモリアル」は、東日本大震災の経験を共有し、学び合う伝承施設。震災時の経験を伝える「展示ギャラリー」や、自然災害が起こったらどう行動するか来館者同士で話し合う「ラーニングシアター」、命の尊さを体感する「アートゾーン」などがあり、震災の脅威と生きる喜びを多彩な角度から学ぶことができます。

町民の証言映像が流れる展示ギャラリー　写真提供：南三陸町

東日本大震災での犠牲者の追悼と教訓継承を目的に整備。園内には震災遺構である旧防災対策庁舎や町の復興を願い設えた「復興祈念のテラス」などを設置しています。震災についてより深く学びたいときは、震災体験者とともに園内を散策し当時の経験を聞く「語り部ガイド」の利用がおすすめ。

津波被害により43名が犠牲となった旧南三陸町防災対策庁舎