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垂水で話題のパワースポット 五色塚古墳と周辺のおすすめスポットに行こう!

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更新日: 2024年7月30日

垂水で話題のパワースポット 五色塚古墳と周辺のおすすめスポットに行こう!

海と山が近く、少し歩けばいくつもの絶景と出会える垂水駅周辺エリア。
兵庫県最大の古墳や歴史ある神社など見どころも多く、古代に思いをはせて散策を楽しむのがおすすめです。
なかでも話題のパワースポット・五色塚古墳は必見のスポット!
こちらの記事では、行き方や古墳に上って眺める景色を詳細にご紹介します。

お腹がすいたら目の前の明石海峡で採れる新鮮な魚介に舌鼓を。
三宮から電車で約20分、海辺のスロースポットでのんびりした時間を過ごしてみませんか?

垂水ってこんなところ

神戸市垂水区は、舞子海水浴場などの観光スポットや、釣り場などを擁する海辺の街。明石海峡大橋を一望できるビュースポットも数多くある。塩屋には、旧グッゲンハイム邸をはじめとする異人館が建ち並び、エキゾチックな雰囲気を醸している。

垂水エリアへのアクセス

垂水駅への行き方

JR三ノ宮駅から快速で18分/320円、JR垂水駅下車
神戸三宮駅から阪神本線直通特急で24分/450円、山陽垂水駅下車
※阪神電車は西代駅から山陽電車になる

垂水で話題のパワースポット・五色塚古墳

垂水駅周辺エリアでまず訪れたい名所「五色塚古墳」について、その歴史からアクセス、実際に行ってみた感想まで詳細にご紹介します。

五色塚古墳のココがすごい!

五色塚古墳のココがすごい!

日本一の古墳数を誇る兵庫県の中でも最大の前方後円墳

4世紀後半頃に築かれた古墳で、全長194mと兵庫県で最大の前方後円墳です。あまり知られていないのですが、実は兵庫県は古墳の数が1万8851基と日本一!(※) これは古墳が出現した3世紀半ばから8世紀末までの間に、奈良盆地で勢力を拡大したヤマト王権に深く関わる有力な豪族が、兵庫県に多く住んでいたからといわれています。

そんな数あるなかでも最大の前方後円墳「五色塚古墳」は、大正10(1921)年3月3日、横にある「小壷古墳」とともに国史跡に指定されました。
※参考→兵庫県は古墳の数が日本一!なぜたくさんあるのか?

実は日本で最初に復元整備が行われた古墳

実は日本で最初に復元整備が行われた古墳

国史跡に指定され松林として保護されてきた五色塚古墳ですが、第2次世界大戦を機に、船の材料や薪として樹木は伐採、松根油を採取するために切株も掘り起こされました。戦後は食料増産のため墳丘に段々畑がつくられるなど荒廃がすすんでいきました。

昭和40(1965)年に全国の史跡環境整備 (公園化)計画の一環として、埋葬施設以外の発掘調査・復元整備が行われました。10年 に近い歳月と総工費 約2億5200万円をかけ、昭和50(1975)年3月に整備が完成。日本で初めて復元・整備された古墳となりました。古墳といえば深い森に覆われているというイメージですが、復元された建造当時の姿を見ることができる貴重な古墳となっています。

前方部の黒っぽい葺石は発掘調査の際に出土した石材を葺き直ししているので、より当時の姿に近い

国の重要文化財にも指定されている「鰭付円筒埴輪」

国の重要文化財にも指定されている「鰭付円筒埴輪」

「壷」とも呼ばれる「埴輪」がずらりと並ぶ様子から、「千壷古墳」という別名もある五色塚古墳。古墳全体で2200本もの埴輪がめぐらされていたと推定されています。現在は強化プラスチック製の「鰭付円筒埴輪」と「鰭付朝顔形埴輪」が立て並べられていて圧巻です。発掘調査で出土した「鯖付円筒埴輪」などの一部は、第一級の考古資料として国の重要文化財にも指定。蓋形埴輪・盾形埴輪なども少量発見され、一部を管理事務所でも見ることができます。

垂水駅から五色塚古墳までの道のりをご紹介!

知れば知るほど興味が沸く話題の五色塚古墳を実際に訪ねてみました!まずは最寄りのJR・山陽垂水駅からのアクセスをご紹介します。

JR神戸線・山陽本線「垂水駅」を北側に出て左折します。大きなバスロータリーに出たらそのまま西の方へ進みましょう。

垂水駅西の交差点の信号を渡って右へ進みます。

交差点から少し進んだ左手に「五色塚古墳」と書かれた看板と赤く舗装された道があります。ここからは少し途切れながらも、この赤い舗装路が五色塚古墳まで案内してくれます。

結構な急こう配の坂道ですがくじけずに! 道中の看板に古墳まで残り距離が書かれているので、順調に近づいていることが励みになります。左折の案内と100mの看板が見えればもうすぐです。

左折すると目の前に急に現れる大きな古墳! ずっと住宅街を歩いてきているので、こんなところに兵庫県最大の古墳があるのか、と驚かされます。大きな木の手前には、五色塚古墳見学者専用の駐車場もあります。車の人はこちらに停めて向かいましょう。

案内にしたがって右手に進んでいくと、入口に到着! 後ろに見える白い建物が管理事務所となります。五色塚古墳は見学無料ですが、受付が必要です。名前などを記入し入園手続きをしましょう。五色塚古墳の詳細がわかるリーフレットもこちらでもらえます。

管理事務所の中には復元された埴輪や古墳の出土品などが展示されています。古墳見学の前後に立ち寄ってみてください。

五色塚古墳に到着!登ってみましょう

五色塚古墳は眺めるだけでなく、階段が整備されているので上まで登ることができます。

前方部分は広々とした長方形になっていて、周囲をぐるりと古墳が囲んでいます。明石海峡や淡路島を臨み、山陽電車やJRが街中を走る様子も見られます。行き交う船の汽笛まで聞こえる臨場感ある景色に、見とれてしまいます。

さらに上の後円部分にも階段が続きます。後円部分は6階建てのビルに相当する18.8mの高さがあります。古墳自体も丘陵にあるので、遠くの方まで見渡す絶景です。海側と逆方向には間近に住宅街が広がり、その立地にも驚きます。

埴輪ごしに見る明石海峡大橋という、古代の遺跡と現代建築がコラボレーションした不思議が感慨深いです。営業時間が17時までなので、日没時間の早い冬季に限りますが、ここから見る夕日の美しさは格別だそうですよ。

五色塚古墳と合わせて見学したい小壷古墳

五色塚古墳と合わせて見学したい小壷古墳

すぐ隣にあるこんもりとした山のように見えるのは小壷古墳です。直径70m高さ8.5mの円墳で、五色塚古墳と同じ頃に造営されたと考えられています。こちらも被葬者は不明、五色塚古墳との関係も不明です。

五色塚古墳を見た後だと小さな丘のようにしか見えませんが、実は円墳としては朝来市の茶すり山古墳に次ぎ兵庫県で2番目の大きさを誇ります。

謎だらけの古墳だからこそ胸がときめきます

謎だらけの古墳だからこそ胸がときめきます

五色塚古墳は埋葬施設の発掘調査が行われておらず、被葬者がはっきりとわかっていません。海を見渡す立地から明石や海上交通を支配していた豪族で、淡路島産の葺石が発掘されたことから淡路島までを支配していたのではないかと考えられています。ヤマト王権の中枢であった奈良から離れた垂水に、その時代の王に匹敵する規模で突如として登場した謎の古墳は、今も様々な憶測を呼んでいます。

最近では「願いが叶うパワースポット」として注目されるようになり、子宝に恵まれるというウワサもあります。後円の中央が一番のパワースポットといわれているので、ぜひ立ってみてください。願いが叶うかはわかりませんが、明石海峡を臨む絶景にパワーをもらえることは間違いないと感じました。

【物件情報】
五色塚古墳(ごしきづかこふん)
住所/神戸市垂水区五色山4
電話/078-707-3131
営業時間/9:00~17:00
休業日/月曜、4~11月は無休
入場料/無料

「五色塚古墳」周辺のおすすめスポットはこちら

航海安全や漁業繁栄、交通安全の神として信仰される「海神社」

航海安全や漁業繁栄、交通安全の神として信仰される「海神社」

海に向かって建つ朱色の大鳥居が圧巻

JR・山陽垂水駅から南へ徒歩1分という立地にある「海神社」は、平安時代に編纂された『延喜式』にも名があがる格式高い神社。約1800年前に神功皇后が上津綿津見神、中津綿津見神、底津綿津見神の綿津見三神を祀った場所に御社を建て、御神徳を仰いだのが鎮座の由来です。現在では、航海安全や漁業繁栄の神として信仰されています。

毎年10月10~12日にかけて、海上安全・水産豊漁を祈願し「秋祭り」が催行されます。「布団太鼓」と呼ばれる大型の太鼓台が威勢の良い掛け声とともに町を練り歩く様子は迫力満点。12日には御座船に乗った神輿が、10数隻の船とともに海上を渡る海上渡御祭が行われます。

※2022年は規模を縮小して斎行されます。

国道2号線を挟んで、北側には石鳥居、南側には朱色の大鳥居が立つ

埋め立てられる昭和35(1960)年以前は、目の前に砂浜が広がっていた朱色の大鳥居。明石海峡を行き交う船はこの大鳥居を目印にしていたという

ドラマにも登場して話題となった海上安全守800円

 

海上渡御祭りの様子が描かれた御朱印帳1500円

【物件情報】
海神社(わたつみじんじゃ)
住所/神戸市垂水区宮本町5-1
電話/078-707-0188
営業時間/5:00~17:00、10~4月は6:00~
休業日/無休
拝観料/無料

創業から70年以上地元で愛される寿司店「寿司の増田屋 平磯店」

創業から70年以上地元で愛される寿司店「寿司の増田屋 平磯店」

確かな目利きと熟練の技術で生まれる絶品お寿司

「美味しくて安い」をモットーに、市場で仕入れる鮮魚を使ったにぎり盛り合わせが950円~楽しめる寿司店。大潟村から直送される「秋田こまち」や『たつ乃屋本店』の「手作り三年醤油」など、脇を固める食材もこだわりたっぷりです。熟練の技術によってボリュームたっぷりに仕上げられた寿司は満足度が高く、何世代にもわたって通う地元のお客さんが多いのも納得です。

ランチタイムで人気のメニューは、火~土曜限定の平磯御膳。お造り2種に寿司5貫、天ぷらや茶わん蒸し、赤だしまで付く豪華な内容が、1750円とお得すぎる価格で楽しめます。寿司以外にも刺身や煮つけ、天ぷらなどさまざまな一品が看板に並び、昼から楽しそうに一杯傾けるお客も多いお店です。

上にぎり(1.5人前)2400円。ネタは日によって変わるが、この日はイカ、マグロ、天然ハマチ、サーモン、アナゴ、カツオタタキ、ホタテ、エビ、天然タイ、ウニの10貫

熟練の職人技を目の前で楽しめるコの字型のカウンター席とテーブル席がある1階

テーブル席と小上がり席があり落ち着いた雰囲気の2階。子供連れにも人気

国道2号線沿いにある立派な外観の平磯店。駐車場も33台完備している

【物件情報】
寿司の増田屋 平磯店(すしのますだやひらいそてん)
住所/神戸市垂水区平磯1-1-23
電話/078-752-1111
営業時間/11:00~20:00
休業日/月曜

垂水の名物、いかなごのくぎ煮を買いに!「神戸市漁業協同組合 直売所」

垂水の名物、いかなごのくぎ煮を買いに!「神戸市漁業協同組合 直売所」

垂水漁業で水揚げされた新鮮な地魚の加工品が大集合

垂水漁港内にある直売所で、漁港で水揚げされた海鮮を使った加工品が豊富に並びます。3~5月はいかなご、5~12月はちりめん、1~4月には海苔など、旬を感じるラインナップで訪れるたびに発見があります。4~12月の土曜には活魚を販売する「土曜市」も開催され盛況です。

ここでぜひゲットしてほしいのが、神戸市で春を告げる食べ物として長年愛されている「いかなごのくぎ煮」。浜揚げしてすぐ、醤油、三温糖、生姜とともに炊きあげ、梅酢ですっきりと仕上げています。垂水が発祥といわれる郷土料理はおみやげにもぴったりです。

いかなごのくぎ煮はプレーンとくるみ、ピリ辛の3種ある

店内にはいかなごの加工の様子などを紹介したパネルなどもある

ふんわりとやわらかな食感がたまらない釜あげしらす

かみしめると旨味がじわりと広がるちりめん佃煮

【物件情報】
神戸市漁業協同組合 直売所(こうべしぎょぎょうきょうどうくみあいちょくばいじょ)
住所/神戸市垂水区平磯3-1-10(垂水漁港内)
電話/078-708-1616
営業時間/9:00~16:30
休業日/無休
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【筆者】STORE

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