更新日: 2024年11月15日
ジブリ映画の人気ランキングTOP10 各作品の聖地も紹介!
ジブリ映画の人気ランキングを聖地とあわせてご紹介。
まだ観たことがないジブリ映画がランキングされているかも!
編集部おすすめの「ジブリ映画人気ランキングTOP10」を参考にして、ジブリの世界観にぜひ浸ってみてください。
目次
ジブリ映画人気ランキング 10位「崖の上のポニョ」
魚の女の子と人間の男の子が織りなすひたむきなストーリー
「ポーニョポーニョポニョ、さかなの子♪」と、映画を見たことのない人でもフレーズが浮かんでしまう『崖の上のポニョ』。魚の女の子ポニョが空き瓶に挟まっていたところ、保育園児の宗介が助けたことで、魚の子と人間の世界が交わっていきます。
そんな二人を良く思わないポニョの父があれやこれやと邪魔しますが、ポニョは宗介に会いたいがため抜け出します。その際に魔力で人間になったポニョ。宗介はその女の子がポニョだと気づきます。
最終的にポニョが本物の人間になるには、二人の強い思いが必要とのこと。どんな姿でも関係なく好きだと言える宗介と、宗介が大好きなポニョの心温まるストーリーです。
「崖の上のポニョ」おすすめポイント
人間を忌まわしい存在とするポニョの父は、再び海の時代が訪れるよう画策していました。しかしながらポニョが魔力を得て人間の姿になると、父は世界の破滅を招くと大慌て。それならポニョをただの人間にしよう、と母は提案します。
条件を満たさなければ、ポニョは人間になれないどころか、泡となって消えるという、一見すると怖い話ですが、互いを信じてやまない子どもだからこその二人の純粋さに、感動を覚えるのではないでしょうか。
「崖の上のポニョ」にまつわるおすすめスポット:鞆の浦(広島)
江戸時代の港湾がそのまま残っていることで有名な鞆の浦(とものうら)。ノスタルジックな港町は多くの映画やドラマのロケ地となっており、崖の上のポニョもその一つです。
>>広島【鞆の浦】レトロな港町観光! おすすめおさんぽスポット♪
とくに鞆の浦のアイコンである常夜燈付近は、夕方から夜にかけてムードたっぷり。映画を見ていない人でも十分に楽しめるフォトジェニックな観光スポットです。古き良き港町で繰り広げられる幼い思いは、実はロマンチックかもしれませんね。
ジブリ映画人気ランキング 9位「思い出のマーニー」
湿っち屋敷に眠る記憶と不思議な少女の正体は
喘息の療養のため、札幌から海辺の田舎町へ行く杏奈。両親を亡くしている生い立ちから、感情を表に出すことのできない12歳の少女です。
療養先の湿っ地屋敷で出会ったマーニーとの絆と友情を育み、唯一マーニーの前だけで感情を表すことができる杏奈ですが、楽しいだけの友達関係ではありません。子ども心にやるせない思いが描かれています。
「思い出のマーニー」おすすめポイント
マーニーとは結局どんな人物なのか、最後までドキドキさせられる作品です。
姿を消したマーニーが書いた日記が見つかり、そこには自分との思い出が綴られているものの、マーニーと出会ったことは口外しない約束のため、杏奈は誰にもマーニーの存在を言うことができません。
杏奈の生い立ちとマーニーの人生が意外なところで交わり、人間の不思議な縁を感じることができる作品で、涙なしには見られないでしょう。
「思い出のマーニー」にまつわるおすすめスポット:軽井沢タリアセン(長野)
北海道の釧路湿原が思い出のマーニーの舞台ですが、湿っ地屋敷(しめっちやしき)周辺のモデルとされているのが、軽井沢タリアセン。レストランや美術館や文学館のほか、アクティビティが体験できる複合レジャー施設です。
>>軽井沢をサイクリングでめぐるおすすめコース! 立ち寄りスポットもチェック!
中でも湿っ地屋敷のモデルは湖にある「睡鳩荘(すいきゅうそう)」。まさにマーニーの世界だと実感すること間違いありません!美しい湖畔で杏奈とマーニーの不思議な縁を感じてみてください。
ジブリ映画人気ランキング 8位「借りぐらしのアリエッティ」
人間のものを「借りて」暮らす小人と少年の世界が交わる
小人であるアリエッティは両親とともに、人間の住まう屋敷の家の床下で、人間のものを少し「借りながら」、慎ましく暮らしています。小人たちは人間に気づかれてはならない掟がありますが、少年・翔が療養のためやってきました。
人間に見つかってしまったら、小人の家族は引っ越さざるを得なくなります。人間と小人の共存を描く物語です。
「借りぐらしのアリエッティ」おすすめポイント
悪意がない翔に心を開いていくアリエッティですが、屋敷の家政婦・ハルに小人の住処が見つかり、お母さんは捕まって瓶に詰められてしまいました。
人間の残酷さや、なぜ小人と人間は共存してはいけないのか、と悲しい疑問を感じてしまいます。それでも人間である翔に助けを求めたアリエッティの純粋な心に、「信じてくれてありがとう」と言いたくなるでしょう。
「借りぐらしのアリエッティ」にまつわるおすすめスポット:盛美園(青森県)
弘前駅から車で約15分にある「盛美園」。明治時代に造られた庭園で、当時を代表する三大庭園とされています。純和風な数寄屋造りと洋風な造りを一つにした和洋折衷の館はとても珍しく、庭園美も相まってまるで絵画のような美しさ。人間だけでなく、小人も住みたくなってしまうのが分かりますよね。
作品のモデルとなって以降、盛美園を訪れる人々は床下を覗くようになったとか。案内所には宮崎駿監督のサインもあるので、ぜひチェックしてみてください。
ジブリ映画人気ランキング 7位「コクリコ坂から」
兄妹であっても想い合う二人の結末を見守って
コクリコ坂の舞台は昭和時代、戦争が終結してしばらくした頃の横浜。主人公の松崎海は、高校生ながらコクリコ荘を手伝い、とあることから出会った風間俊とは恋心を抱き合う関係に。
しかしながら、戦争で亡くなった海の父と俊の父が同一人物であることを二人は知ってしまい、運命のもどかさが描かれていく作品です。
「コクリコ坂から」おすすめポイント
海の見える丘からの美しい風景が、実在する山手エリアであるため、時代は昭和であっても親近感を覚える人も多いはず。
亡き父を思い、毎朝コクリコ荘に旗揚げをしていたところを高校の学級新聞で取り上げられることや、老朽化した部室棟「カルチェラタン」取り壊し反対運動など、学生らしいエピソードにドキドキしながらも、兄妹という重たい事実に悩む海と俊の関係性が見どころです。二人の結末を静かに見守ってはみてはいかがでしょうか。
「コクリコ坂から」にまつわるおすすめスポット:横浜山手(神奈川県)
舞台は、JR桜木町駅〜山下公園の界隈である山手エリアとされています。コクリコ坂という名前の坂は実在しませんが、このエリアは坂道が多く、歩くだけで作品の世界に入り込めるでしょう。また、コクリコ荘は港の見える丘公園の展望台~大佛次郎記念館のあたりをモデルにしていることが、作中からもうかがえます。
港町である横浜の景色が作品ではノスタルジーたっぷりに描写されているので、ぜひ散歩がてら歩いてみてください。レトロモダンなカフェが多く、近隣には観光スポットが多いので、横浜観光では外せないエリアですよ。
ジブリ映画人気ランキング 6位「千と千尋の神隠し」
八百万の神と少女が織りなす不思議な世界へ
2001年に公開され、20年にわたり日本映画興行収入第一位であった「千と千尋の神隠し」。
トンネルから先は八百万の神様が住んでいるため、人間が入り込んではならない世界だったのに、両親が禁忌をおかしたため、千尋はその世界に囚われてしまいます。
神様たちが休憩する湯屋「油屋」にて働くことになった千尋は、美少年「ハク」に助けられながら、元の世界を忘れそうになるも奮闘するストーリー。
「千と千尋の神隠し」おすすめポイント
10歳の甘えたがりでワガママだった千尋が、ブタにされてしまった両親を助けるために、神様たちに意地悪をされながらも、涙を流して働き続けます。その姿に感動を覚えますが、同時に、よそモノを受け入れ難い日本を象徴しているようで、考えさせられるのではないでしょうか。
ハクとは浅からぬ縁ではあったものの、千尋は覚えていませんでしたが、ハクもまた人間ではなく川の神様「白龍」であったことを思い出します。自然と神様と人間は寄り添って生きていることを実感できる作品です。
「千と千尋の神隠し」にまつわるおすすめスポット:積善館・四万温泉(群馬県)
千と千尋の神隠しのモデルとなった箇所は多くありますが、その1つが四万(しま)温泉にある「積善館(せきぜんかん)」。江戸時代の1691年(元禄4)年に建てられた本館は、日本最古の湯宿建築として現存し、今も現役で観光客を迎え入れています。
昼はレトロな建物の風情を感じることができ、ライトアップされた夜は静かに千と千尋の神隠しの世界観を味わわせてくれますよ!
近隣は四万温泉街だけでなく、ブルーが美しく輝くことで有名な奥四万湖など見どころが多いので、ぜひ足を運んでみてください。
ジブリ映画人気ランキング 5位「もののけ姫」
自然と神様と人間の共存をテーマにした壮大な「生きる」物語
室町時代の日本、人々がまだ目に見えぬものたちを信じていた頃がストーリーの舞台です。
村を襲った化け物を退治した際に、呪いを受けてしまったアシタカ。呪いを解くために旅をしていると、山犬に育てられた娘・サンと出会います。
自然を破壊する人間が嫌いなサンは、アシタカに命を救われるも、瀕死の重症を負った彼を殺そうとします。そんな自然の心のままに生きるサンを「美しい」と言ったアシタカに、サンは動揺して人間の一面を見せ、神様にアシタカを委ねました。
「もののけ姫」おすすめポイント
自然と人間の共存は可能なのか、神様は人間を助けてくれるのか。人間として生を享けると忘れがちな「人は自然の中で生かされている」こと、「自然とともに生きる」ことを、思い出させてくれる壮大な物語は多くの人々の胸を打ちました。
人間として作品を見てしまうと、二人の恋仲を期待してしまいますが、アシタカがサンに向かって「ともに生きよう」と告げ、二人が別れるシーンでは「生きる」ことの尊さを考えさせられます。
「もののけ姫」にまつわるおすすめスポット:白谷雲水峡・屋久島(鹿児島県)
樹齢約7200年といわれる縄文杉が物語るように、もののけが棲む森として有名な「屋久島」。島の中心部からはバスでアクセスでき、トレッキング初心者でも楽しめるスポットです。
雄大な自然はまさにもののけ姫の世界そのもの。映画を見ていなくても、一生に一度は訪れたい感動の絶景でしょう。一歩一歩踏み締めながら歩き、サンやアシタカに想いを馳せると、現代ともののけ姫の世界の境界が分からなくなってしまうかもしれません…!
【ジブリ映画ランキング】4位「耳をすませば」
夢を追う少年に少女が抱いた想いを味わう青春ストーリー
1989年に少女漫画誌「りぼん」で連載され、1995年に映画化された「耳をすませば」。主題歌の「カントリーロード」を合唱で歌ったことがある人もいるでしょう。
図書室に通っていた主人公・月島雫は、自分が借りようとする本の図書カードに「天沢聖司」の名前がたびたび記されていることに気づき、どんな人なのか思いを巡らせます。
「耳をすませば」おすすめポイント
令和の現代ではなかなか見かけることのない、昭和や平成初期の頃を懐かしく思わせるピュアな青春ストーリー。
図書館での恋や受験生という設定、電車で出会った猫によって「地球屋」という雑貨屋に迷い込む、というリアルと少しのファンタジー世界の境界に生きる雫。そしてバイオリン職人の夢を追う天沢聖司と、そんな聖司に感化され自分の道を探す雫の恋は、大人では味わえない懐かしさがあります。
思春期の頃の感情や甘酸っぱい想いを味わいたい人におすすめです。
「耳をすませば」にまつわるおすすめスポット:聖蹟桜ヶ丘(東京都)
耳をすませばの舞台は東京都多摩市にある聖蹟桜ヶ丘とされています。青春ストーリーなので、実際の街がモデルとなっていることに親近感がわきますよね。
>>【『耳をすませば』・聖地巡り】東京・聖蹟桜ヶ丘おさんぽ旅 ~ジブリ映画の世界へ~
主な舞台は、聖蹟桜ヶ丘駅周辺、いろは坂周辺、桜ヶ丘のロータリー周辺とされており、実際に作品の中で雫たちが生活しているので、聖地巡りをすると感動も一入。「ここで雫と聖司が自転車を二人乗りしていたんだ…」など思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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