目次
- 新幹線弁当1 『E5系はやぶさ弁当』(吉田屋) 1,300円
- 新幹線弁当2 『JR東日本次世代新幹線E956 ALFA-X』(吉田屋) 1,380円
- 新幹線弁当3 『E6系秋田新幹線こまちランチ』(関根屋) 1,300円
- 新幹線弁当4 『山形新幹線つばさ弁当 NEW』(松川弁当店) 1,380円
- 新幹線弁当5 『新幹線E7系弁当』(日本ばし大増) 1,300円
- 新幹線弁当6 『0系新幹線弁当』(淡路屋) 1,300円
- 新幹線弁当7 『新幹線N700S のぞみ弁当』(三好野本店) 1,200円
- 新幹線弁当8 『ブラックシンカリオン弁当』(三好野本店) 1,280円
- 新幹線弁当9 『ダークシンカリオン弁当』(三好野本店) 1,380円
- 新幹線弁当10 『新幹線弁当さくら』(松栄軒) 1,230円
- お子さまにも新幹線の駅弁を
新幹線弁当8 『ブラックシンカリオン弁当』(三好野本店) 1,280円
「三好野本店」は、実際には走っていない新幹線をモチーフにした駅弁も作っています。こちらは、「新幹線変形ロボ シンカリオン」の人気キャラクターが駅弁で登場。「E5系はやぶさ」や「N700Sのぞみ」など、新幹線車両が変形するロボット「シンカリオン」の運転士に選ばれた子どもたちが大人と協力して敵に立ち向かう、という壮大な物語を描いたTVアニメーションは、子どもたちの絶大な支持を得て、大人気のようです。
この『ブラックシンカリオン弁当』は、クールで目を引くかっこいいカラーリング。細部まで凝ったパーツで組まれた容器はオモチャとしての完成度も高く、それだけでも目を引く商品です。電子レンジは非対応ですので、ご注意ください。
「シンカリオン」公式サイトの商品説明によると、漆黒の新幹線型の容器(筆者には濃紺に見えます)に、黒い粒子を黒ごまで表現。角(つの)をイメージしたウインナー、ハンバーグ、玉子焼き、エビフライ、人参煮、ゼリー(グレープ味、オレンジ味、アップル味、ピーチ味のどれか一つ)。特製シール付き(5種類のうち1枚)。――え?、 “黒い粒子” って何? そもそも、この黒いキャラクターは敵なの味方なの?…… 時代遅れの筆者には未知の世界ですが、ごまごはんがとても美味しかったです。
この商品は、東京駅「駅弁屋 祭」で購入できます。
新幹線弁当9 『ダークシンカリオン弁当』(三好野本店) 1,380円
「シンカリオン」からもうひとつ、こちらは新キャラクターの『ダークシンカリオン弁当』。赤と蛍光イエローを配した漆黒のボディ、イヒヒヒ……という声が聞こえてきそうな歯並びが、いかにも「悪役でござい」という体で、いい味を出しています。造形が凝っていて、オモチャとしての魅力度が高い商品。電子レンジは非対応です。
中身は渋めの「海苔べんとう」ふう。海苔ごはんの上には、鶏の照り焼き、きんぴらごぼう。星形人参を飾ったハンバーグ、玉子焼き、デザートのゼリー。濃いキャラクターの割に、中身はめちゃめちゃ和風なところが面白いと思いました。渋い献立に彩りを添えるのはレタスふうのフィルムで、残念ながら食べられません。
それと、『ダークシンカリオン弁当』には「特製シール」が入っていません。『ブラックシンカリオン』と一緒に買ってきょうだいで食べる場合など、ケンカにならないよう配慮してあげてください。この商品は、東京駅「駅弁屋 祭」で購入できます。
「三好野本店」の子ども向け駅弁には、ほかにも『500系ハローキティ新幹線弁当』(1,280円)、『ドクターイエロー×ぐでたま弁当』(1,280円)、『おしりたんてい』(1,280円)、『ガチャピン・ムック』(1,280円)、『カービィのえきべん』(1,380円)があり、おかずのラインナップが少しずつ異なります。折々の帰省など、新幹線の同じ区間に繰り返し乗る機会があっても、選択肢が多ければ、毎回異なる駅弁が選べるので、飽きることはなさそうです。この商品は、東京駅「駅弁屋 祭」で購入できます。
新幹線弁当10 『新幹線弁当さくら』(松栄軒) 1,230円
最後にご紹介するのは、九州新幹線N700系の『新幹線さくら弁当』。先頭車両をコンパクトにデフォルメした容器は、再利用の幅も広そうです。調製元の鹿児島県・出水(いずみ)駅「松栄軒」は、肉を使った駅弁が得意。ほかにも、赤エビをごはんに炊き込んだ『えびめし』(950円)や、くまモンの器に “あか牛” のすき焼きとそぼろごはんを詰めた『くまもとあか牛ランチBOX』(1,200円)などが人気です。
スクランブルエッグを乗せたチキンライス、ハンバーグ、鶏のからあげ、ウインナーソーセージ、ポテトフライ。定番のお子さまランチ仕様です。
先頭部分の内カバー(上フタを留めるパーツ?)は外せますが、中には何も入っていません。再利用を考える際、この部分を何に使うか “秘密の小部屋” っぽい楽しさを感じます。この商品は、東京駅「駅弁屋 祭」で購入できます。
お子さまにも新幹線の駅弁を
「『はやぶさ』がいい!」「ぼくはE6系の『こまち』!」そう言いながら新幹線弁当を握りしめて離さない子どもごとレジに連れて行き、いざ会計をする段になって、その金額に驚かされることも少なくありません。
でも、カッコいい新幹線と、チキンライスやハンバーグがワンプレートになった「お子さまランチ」とのコラボレーションは、いつだって“特別な日” を演出してくれる大切なアイテム。子どもたちの “旅気分” を一層盛り上げてくれると思います。乗りもの容器の駅弁は手土産にも喜ばれますので、誕生日のお祝いや、お子さんが頑張った日のご褒美にもおすすめです。
東京駅「駅弁屋 祭」で取り扱いのある新幹線弁当は、毎朝開店と同時に店頭に並びますが、一部商品は土日祝日のみの入荷になります。夕方には売れ切れてしまう商品も多いので、お求めはお早めに。
では、子どもの皆さんも、よい旅を。
マルワ
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【筆者】駅弁こんしぇるじゅマルワ
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駅弁大好き歴25年。平成の”Windows95”時代から某IT企業のインストラクターとして全国の官公庁・小中学校へのパソコン導入に携わりながら、各地の駅弁や名産品を食べ続けるうち「うまいもの」「みやげもの」で日本地図が描けるようになりました。これまで全国を旅して食した駅弁は2,000個以上、「駅弁大会」と聞けば連日通って“大人買い”、休日は朝昼夕と駅弁が食卓に並ぶような家庭です。時々ちょっと苦手な食材もありますが、そこはすべて「実食」してのルポがモットー。食味の感想には個人差がありますので、その点はご容赦ください。