更新日: 2024年10月8日
【長野市】信州そばがおいしいそば屋10選 香り高いそばが味わえる!
長野県を代表する郷土食といえば、香り高い信州そば。
長野県はそばの栽培に適した気候風土で、地域ごとにさまざまなそば文化が発達しています。
長野市を訪れた際は、ぜひ、絶品の信州そばを味わってみましょう!
目次
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋1 開店前から行列ができる人気店「うずら家」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋2 茅葺き屋根の古民家で味わう「大久保の茶屋」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋3 自家栽培にこだわるそば処「戸隠日和」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋4 戸隠神社奥社参道からすぐの「奥社の茶屋」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋5 こだわりの手打ち十割そばが評判「藤木庵」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋6 吟味された素材で打つ極上そば「北野家本店」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋7 のどごしの良い細打ちの二八そば「小菅亭」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋8 しなの地鶏の料理も魅力「今むらそば本店」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋9 そば打ちの実演も見られる「かどの大丸」
- 【長野市】信州そばがおいしいそば屋10 カフェで味わう本格そば「SOBA×CAFE EN」
- 長野の信州そばがおいしい理由
- 長野市のそば屋で絶品の信州そばを味わいましょう!
【長野市】信州そばがおいしいそば屋1 開店前から行列ができる人気店「うずら家」
長野市の北部、標高1904mの戸隠山の麓に位置する戸隠エリアは古くからそば栽培が盛んで、良質なそばの産地として知られています。平安時代に修験道の行者が携行食料としてそば粉を珍重し、その後、江戸時代には現在のように麺状にして食べる「そばきり」の技が定着したといわれています。
そんな、長野県有数のそばの里・戸隠で高い人気を誇るお店が、戸隠神社中社の目の前にある「うずら家」。開店の30分前から行列ができるほどの人気店です。そば粉は地元の戸隠や黒姫高原の生産者から仕入れたものを使用。新そばが熟成してうまみの強くなる厳寒期に石臼で製粉し、マイナス20度で冷凍保存して管理しているので、いつ訪れても風味豊かなそばを味わうことができます。
鮮度の高い状態で冷凍保存したそば粉を使用しているので、そばはほんのりとした美しい緑色をしています。熟練の職人さんが心を込めて打ったそばは、みずみずしくてのど越し抜群。もちもちとした食感で、そばの甘味と風味が口の中に広がります。
戸隠では「ぼっち盛り」という独特の盛り付けでそばが提供されています。一口大に束ねたそばが5つほどざるの上に盛り付けてありますので、注目してみてください。そばがきや天ぷらもおいしいと評判なので、絶品の信州そばとともに、ぜひ味わってみてください。
うずら家
- 住所
- 長野県長野市戸隠3229
- 交通
- JR長野駅からアルピコ交通バードライン経由戸隠キャンプ場行きバスで1時間、中社宮前下車すぐ
- 営業期間
- 12月中旬~翌11月下旬
- 営業時間
- 10:30~16:00(L.O.、売り切れ次第閉店)
- 休業日
- 期間中第2火・水曜(8月は水曜)、祝日の場合は前日休(火・水・木曜臨時休あり、年末年始は営業)
- 料金
- ざるそば=880円/そばがき=1200円/
【長野市】信州そばがおいしいそば屋2 茅葺き屋根の古民家で味わう「大久保の茶屋」
「大久保の茶屋」は長野市街地と戸隠方面を結ぶ戸隠バードラインの途中にある、創業1805(文化2)年の歴史ある茶屋。戸隠神社へ参拝に来た旅人を温かくもてなしてきた、伝統のそばを味わえます。昔話にでてきそうな茅葺き屋根の古民家は懐かしい雰囲気で、タイムスリップしたような気分で信州そばを味わえます。
ざるそばは基本の5ボッチ(並ざる)のほか、3ボッチ(半ザル)、7ボッチ(大ざる)、10ボッチ(特大ざる)まで選べるので、自分の好みの量で注文できるのがうれしいですね。通年で味わえるざるそばなどの定番メニューのほか、春は山菜、夏は高原野菜、秋は天然のきのこなど、戸隠山麓の山の幸を取り入れた季節限定のメニューや、土・日曜各5食限定の自家製石臼挽き戸隠玄そばもおすすめです。
大久保の茶屋
- 住所
- 長野県長野市戸隠豊岡2764
- 交通
- JR長野駅からアルピコ交通バードライン経由戸隠キャンプ場行きバスで50分、大久保下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~16:30(閉店、そばがなくなり次第閉店)、冬期は~16:00(閉店)
- 休業日
- 金曜
- 料金
- ざるそば=780円/天ざるそば=1580円/玄そば(土・日曜限定5食)=930円/
【長野市】信州そばがおいしいそば屋3 自家栽培にこだわるそば処「戸隠日和」
戸隠神社中社から車で5分ほどのところにある「戸隠日和」は、自家農場でそばの栽培から手がけている戸隠そばのお店。育てているのはこの地域で古くから栽培されてきた戸隠在来種で、秋に収穫した玄そば(そば殻がついた状態のそばの実)を石臼でていねいに挽きぐるみにしたそば粉を使用しています。
丹精込めて育てたそばは、そば打ち歴30年のご主人が戸隠伝統の技で打っていきます。一本棒丸延しと呼ばれる、1本のめん棒のみを使用して丸く均等に伸ばしていく戸隠で受け継がれてきた技法です。
貴重な戸隠在来種のそば粉を伝統の技で打ち上げたそばは、はもちもちとした食感で、香り高いのが特徴です。八割そばのほか、数量限定の十割そばも提供しているので、そば好きの人はぜひ味わってみてください。素揚げした野菜に信濃地鶏のささみが乗った彩の美しい「日和そば」や、食後のデザートにはそばの香り豊かな「そばぷりん」もおすすめですよ。
お店は和の風情を感じる落ち着いた雰囲気です。授乳室や車椅子用のトイレもあり、幅広い世代に利用しやすい配慮がされているのも嬉しいですね。店内からは北アルプスや戸隠連峰の山並みを眺めることができます。美しい山々を眺めながら、おいしい信州そばを味わってみてください。
戸隠日和
- 住所
- 長野県長野市戸隠2924
- 交通
- JR長野駅からアルピコ交通バードライン経由戸隠キャンプ場行きバスで55分、そば博物館前下車、徒歩3分
- 営業期間
- 4月上旬~11月下旬
- 営業時間
- 10:30~16:00(L.O.)
- 休業日
- 期間中水曜
- 料金
- そばぷりん=350円/日和そば=1280円/
【長野市】信州そばがおいしいそば屋4 戸隠神社奥社参道からすぐの「奥社の茶屋」
「奥社の茶屋」は樹齢400年を超える杉並木の参道が有名な、戸隠神社奥社参道の入り口に建つ信州そばのお店です。店舗は日本を代表する建築家の隈研吾氏がデザインを手掛けていて、黒塗りのモダンな雰囲気。おしゃれな店内で戸隠ならではのぼっち盛りの手打ちそばを味わえます。
舌触りの良さにこだわった細切りの二八そばは、みずみずしく喉越し滑らか。ざるそばのほか、江戸時代に戸隠神社の前身であったお寺で振る舞われていたそばを再現した「古流そば」も人気です。そばつゆを使わず、大根おろし、味噌、辛子、生姜などの6つの薬味でいただく「古流そば」は、薬味によってさまざまに味わいの変化を楽しむことができ、つゆで味わうそばとは違った、新たなおいしさに気づくことができます。
こちらのお店は、そばのほかにもソフトクリームが美味しいと評判です。人気のそばソフトクリームは、ほどよい甘さでそばの風味が口の中に広がります。そばソフトの他にも、信州りんごや、木いちご、季節によっては栗など、信州らしいフレーバーを楽しめます。
奥社の茶屋
- 住所
- 長野県長野市戸隠午王峯3688-6奥社入口
- 交通
- JR長野駅からアルピコ交通バードライン経由戸隠キャンプ場行きバスで1時間、奥社入口下車すぐ
- 営業期間
- 4月下旬~11月下旬
- 営業時間
- 10:00~17:00(そばがなくなり次第閉店)
- 休業日
- 期間中無休
- 料金
- ざるそば=880円/戸隠古流そば=1250円/ソフトクリーム=370円/
【長野市】信州そばがおいしいそば屋5 こだわりの手打ち十割そばが評判「藤木庵」
「藤木庵」は石畳が美しい善光寺表参道の中程にある、創業1827(文政10)年の信州そばの老舗です。石畳の街並みにマッチした、白塗りの蔵造り風のシックな外観で、店内はテーブル席やカウンター席のほか、掘りごたつ式の座敷席もあります。
そば粉は長野県有数のそば産地である、信濃町・黒姫高原の霧下そばを使用しています。玄そばを石臼でていねいに自家製粉し、職人が熟練の技で打った風味豊かな信州そばを味わえます。二年ものの鰹の本枯節や天然利尻昆布を使用してダシをとったつゆも秀逸。そばは二八と十割そばの2種類から選べます。
こちらのお店の名物は、蕎麦つゆ、とろろつゆ、くるみつゆの3種のつゆで味わう、「ごくらく蕎麦」。まずは蕎麦つゆで味わい、次にとろろの入った器に蕎麦つゆを適量加えてとろろつゆで味わい、3番目にくるみつゆにつけて味わうのがお店のおすすめの食べ方です。
藤木庵
- 住所
- 長野県長野市大門町67
- 交通
- JR長野駅からアルピコ交通善光寺・善光寺宇木・若槻・西条行きバスで6分、善光寺大門下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~14:30(L.O.)
- 休業日
- 火曜、祝日の場合は営業(GW・盆時期・年末年始は営業)
- 料金
- ごくらくそば十割=1390円/ごくらくそば=1290円~/そばがき=800円/
【長野市】信州そばがおいしいそば屋6 吟味された素材で打つ極上そば「北野家本店」
善光寺の山門から徒歩3分ほどのところにある「北野家本店」は、1900(明治33)年創業の信州そばの名店です。善光寺の山門からすぐ近くですが、表参道からは少し奥まった場所に立地しており、落ち着いた環境で地元の人たちからも人気のお店です。
そば粉は戸隠産や八ヶ岳産をベースに、石臼でていねいに挽いた信州産のそば粉をブレンドして使用。上品な細切りの手打ちそばは、冷水でしっかりと締められて喉越しも抜群。秘伝のかえしを使ったつゆがそばの風味を引き立てます。
二八そばのほか、1日10食量限定の十割そばもあるので、十割そばを味わいたい人は早めの時間に来店するのがおすすめです。ランチはそばのほかにご飯もののメニューもあり、特に、カツ丼は信州ならではのソースカツ丼が味わえるので、そちらもおすすめです。
夜はそばダイニングとして営業していて、北信州の地酒を季節に応じてラインナップ。お酒にぴったりの一品料理も充実しています。お酒と一品料理を楽しみながら、締めに絶品の信州おそばを味わうのも素敵ですね。
北野家本店
- 住所
- 長野県長野市長野東之門町393
- 交通
- 長野電鉄長野線善光寺下駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~15:00(閉店)、17:30~21:00(閉店21:30、火曜は昼のみ)
- 休業日
- 不定休、祝日の場合は営業(GW・盆時期・年末年始は営業)
- 料金
- 特製天ざるそば=2900円/上天ざるそば=1900円/ざるそば=890円/
【長野市】信州そばがおいしいそば屋7 のどごしの良い細打ちの二八そば「小菅亭」
創業1895(明治28)年の「小菅亭」は、長野県産の上質なそば粉を使った二八そばを味わえる信州そばの老舗です。細打ちのそばは香り高くコシがあり、喉越しもなめらか。利尻昆布や国内産の荒本節を使った秘伝のつゆがそばの味を引き立てます。素材の持ち味を活かした、そばと調和のとれたつゆはおいしいと評判で、お店で購入することも可能です。
長野市内の飯綱高原で採れた山菜や野菜を使った天ぷらが付く「天ざるそば」や、長野名産のきのこをたっぷり味わえる「きのこ天ざるそば」、鴨肉のうまみがしみわたる「鴨南蛮そば」がおすすめです。ほかにも、「そばがきぜんざい」などの甘味メニューもあるので、スイーツ好きの人はぜひ味わってみてください。
店内は古民家調のレトロな雰囲気。あちこちにたくさんの招き猫が飾られていて、ほっこりした気分になります。広々しているのでゆっくりと食事を楽しめますよ。
小菅亭
- 住所
- 長野県長野市東之門町367
- 交通
- 長野電鉄長野線善光寺下駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~14:30(閉店15:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 天ざるそば(並)=1050円/かもせいろ=1350円/きのこ天ざるそば=1350円/かも南蛮そば=1350円/冷しかもそば(期間限定)=1350円/冷しきのこそば(期間限定)=1100円/
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】グリズリー
SNS
旅のガイドブックやアウトドアの本を得意とする、スタッフ4名の小さな編集プロダクションです。なぜか信州・山梨エリアの本に関わることが多く、取材だけでなくプライベートでもちょくちょく出没しています。
長年の経験で培った情報の中から、体験のコスパが高いスポットをご紹介できればと思います。ちなみに写真はホッキョクグマです。