更新日: 2022年4月6日
東京の台湾朝ごはんが食べられるお店3選 台湾気分いっぱい!
日本からの海外旅行先として、絶大な人気を誇る台湾。
コロナ禍で台湾旅行に行けないいま、「台湾ロス」を感じている人も多いのではないでしょうか?
台湾旅行での大きな楽しみといえば、やっぱり「食」!安くて美味しい屋台グルメや、台湾ならではの朝ごはんなど、思い出すだけで食べたくなってきます。
そんな台湾好きさんにおすすめなのが、東京都内で美味しい「台湾朝ごはん」が食べられるお店。実はここ数年、東京には台湾に行かずとも台湾朝ごはんを満喫できるお店が増えているんです!
朝から台湾気分が味わえる、台湾朝ごはんの人気店をご紹介します。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、営業時間や休業日等が変更になる場合があります。ご利用の際は最新の情報をご確認ください。
目次
台湾朝ごはんって、どんな感じなの?
台湾朝ごはんの定番といえるのが、豆乳スープの「鹹豆漿(シェンドウジャン)」です。
「鹹(シェン)」はしょっぱいという意味で、「豆漿(トウジャン)」は豆乳のこと。「鹹豆漿」は温かな豆乳にお酢を加えてゆるく固めた、ふるふる食感の豆乳スープで、やわらかいおぼろ豆腐といった感じ。
これにラー油をかけ、干しエビ、ねぎ、ザーサイや台湾式揚げパン「油條/油条(ヨウティアオ)」などをトッピングしていただきます。胃にも優しく、朝早くからでもすっと食べられる、ヘルシーな台湾朝ごはんですよ。
台湾式のパン「焼餅(シャオピン)」も台湾朝ごはんの定番。パイのように層になったパンで、たまご焼きなどをサンドして食べるのが人気です。
1.特製窯で焼くアツアツの焼餅や胡椒餅が絶品!「四ツ谷一餅堂」(東京・四ツ谷)
最初にご紹介する台湾朝ごはんのお店は、2020年10月にオープンした「四ツ谷一餅堂(よつやいっぴんどう)」。
JR四ツ谷駅から徒歩5分、大通りから路地に入って少し歩くと見えてくる、たい焼きの老舗「わかば」の向かいにある台湾朝ごはんのお店です。ウッドデッキのテラスもあって、とってもいい雰囲気!
本格的な台湾朝ごはんや、窯焼きの胡椒餅が味わえることから、台湾好きの間ではもちろん、日本に住む台湾の方やご近所さんもここの台湾グルメを求めて訪れる、人気の台湾カフェなんです。
店名に「餅」とあるように、四ツ谷一餅堂のイチオシは、タンドール窯を改造した特製窯で焼き上げる台湾式パン「餅」。
朝8時のオープンから10時半までは「焼餅(シャオピン)」を、11時以降は「胡椒餅(フージャオピン)」を焼き上げているそうです。
まずは、台湾式たまごサンド「焼餅夾蛋(シャオピンジャーダン)」を注文してみました。開店から10時半までの数量限定で提供している人気の台湾朝ごはんです。
ごまがたっぷりかかった焼餅のなかには、大きなたまご焼きがサンドされています。
焼き立ての焼餅はサクサクで芳ばしく、まるでパイのよう!
ふわふわのたまご焼きの下には、甘じょっぱいたれとマヨネーズが塗られていて、とっても美味!これはリピート確定の台湾朝ごはんです。
台湾朝ごはんの定番メニュー「鹹豆漿(シェントウジャン)」もいただきました。
国産大豆を100%使用し、お店でつくる自家製豆乳のなめらかな食感に、器の底に入ったザーサイと、トッピングの干しエビ、ねぎ、台湾式揚げパン(油条)、ラー油がからんで、台湾好きも唸る美味しさ!
揚げパンが入っているので腹持ちもよく、濃厚ながらもさっぱりとしていて、あっという間に完食してしまいました!
11時からは台湾の定番ローカルグルメで、お店の看板メニューでもある「胡椒餅(フージャオピン)」も食べられます。さっそく、ごまがたっぷりのったアツアツの「胡椒餅」をいただきました。
2つに割ってみると、ゴロゴロとした大きな豚肉とネギがホロホロとこぼれ、五香粉と胡椒の香りがふわっと漂います。口に入れた瞬間、サクッとした生地に、ほどよくスパイシーな風味とお肉の旨みが一気に広がります。
中身がぎっしり詰まっているので、食べごたえも十分!
「胡椒餅」は、特製窯に一度に15個ほどを貼り付け、30分ほどかけてじっくり焼き上げます。
11時からの提供で、最終の焼き上がりは17時なので、ランチやおやつ、夜食として台湾グルメを食べるのもいいですね。もちろんテイクアウトもOKです。
食後やティータイムに楽しめる台湾スイーツも揃っています。
こちらの台湾スイーツは濃厚なごまのあんがたっぷり詰まった、黒ごままんじゅうの「芝麻餅(ジュ―マーピン)」。ほどよい甘さで、お茶のお供にもぴったりの台湾スイーツです。
ピーナッツまんじゅう「花生餅(フォアシェンピン)」も人気の台湾スイーツ。細かく砕いたピーナッツがギッシリはいって、芳ばしい香りと甘じょっぱい味わいがクセになります!
芝麻餅と花生餅は朝から閉店まで終日食べられますよ。
おしゃれな店内は、台北のリノベカフェといった雰囲気。朝8時から夕方まで営業しているので、のんびり朝ごはんにも、ヘルシーなランチにも、午後のティータイムにも大活躍!
フードメニューはどれもテイクアウトできるので、おうちで台湾気分を味わうのもおすすめですよ。
(よつやいっぴんどう)
住所:新宿区四谷1-17-8 1F
交通:JR四ツ谷駅四ツ谷口から徒歩5分
電話:03-5639-9292
営業時間:8:00~18:00 (17時~はテイクアウトのみ)
休業日:日・月曜、木曜
>>公式Twitterはこちら
2.朝から行列の台湾朝ごはん専門店「東京豆漿生活 」(東京・五反田)
次にご紹介するのは、台湾朝ごはん専門店として、2019年2月にオープンした「東京豆漿生活(とうきょうとうじゃんせいかつ)」。台湾朝ごはんブームの火付け役として、朝から行列ができる人気店です。
JR五反田駅から徒歩5分、飲食店が並ぶにぎやかな通りを抜けた、オフィス街の裏通りにあります。
レトロなビルの1階にあるお店のドアを開けると、店内は台湾らしさ満点!朝から台湾気分を満喫できます。
平日でも朝9時のオープン前には、美味しい台湾朝ごはんを求めて行列ができ、閉店まで客足が途絶えません。
列に並んで順番がきたら、レジで注文と会計を済ませます。料理ができあがったら番号が呼ばれ、カウンターに受け取りに行く仕組みです。
まずは店内で搾った新鮮な豆乳でつくる、人気の「鹹豆漿」をオーダーしました。
搾りたてのなめらかな豆乳を、お酢が入った自家製調味料でとろとろに固めた優しい味わいは、毎日でも食べたくなるほど。
干しエビや大根、ねぎや台湾式揚げパン(油條)も入って、ヘルシーながら食べごたえもある台湾朝ごはんです。
こちらは台湾朝ごはんの定番、台湾風のたまごサンド。ごまがたっぷりのったパン「焼餅」に、ねぎたまご焼き「葱蛋」と、肉でんぶ「肉鬆」をサンドしてもらいました。
パンに肉でんぶをはさむのはちょっと違和感があるかもしれませんが、甘辛い味付けがアクセントになって絶妙な美味しさですよ!
店頭には「焼餅」以外にも、台湾式パン(餅)が並んでいます。お惣菜が入ったものや甘いあんが入ったものなど、いろいろな台湾式パンがあって目移りしてしまいますね。すべてお店で手づくりされています。
新鮮な豆乳(豆漿)と一緒に、台湾式パンを食べるのも台湾朝ごはんの定番。鹹豆漿と一緒に注文する人も多いそうなので、ぜひ一緒に食べてみてください。
人気の台湾式パン「葱肉酥餅(ツォンロウスービン)」は、パイのような生地「酥餅(スービン)」で、ねぎと豚肉のタネを包んだ、台湾では定番の惣菜パン。
パイのサクサク食感と、少し香辛料が効いた肉ダネのバランスが、くせになる美味しさです。
甘い系の台湾式パンでいちばん人気なのが「花生餅」。ホロホロとはがれる繊細な皮のなかに、サクサクのピーナッツがギッシリ詰まって、甘さと塩気のバランスがたまりません!
黒ごまのあんがこれでもかと入った「胡麻餅」は、ごまの風味と甘すぎない上品な味わいが美味。
どれも大きすぎずサイズ感がちょうどいい台湾式パンなので、「鹹豆漿」のお供にしたり、おやつ用にテイクアウトするのもおすすめです。
秋から春にかけて限定販売される「花生湯(ピーナッツスープ)」も、ぜひ味わいたい冬の定番台湾スイーツ。
たっぷりのピーナッツをホクホクに煮たスープで、ほんのり甘く、お汁粉のような味わい。肌寒い季節に食べると、からだだけでなく、心までほっこりしてきますよ。
少し早起きをして、並んででも食べたい「東京豆漿生活」の台湾朝ごはん。
お店の雰囲気も相まって、朝からどっぷり台湾気分に浸れます。
(とうきょうとうじゃんせいかつ)
住所:品川区西五反田1-20-3 MKYビル1F
交通:JR五反田駅西口から徒歩5分、東急池上線大崎広小路駅から徒歩2分
電話:03-6417-0335
営業時間:9:00~15:00
休業日:日曜
>>公式Instagramはこちら
3.台湾朝ごはんも屋台グルメも味わえる!「台湾豆乳大王」(東京・神保町)
最後にご紹介する台湾朝ごはんのお店は、2020年5月にオープンした「台湾豆乳大王(たいわんとうにゅうだいおう)」。
神保町の表通りから路地を曲がった静かなオフィス街にある、台湾朝ごはんのお店です。朝から夜まで営業しており、全品テイクアウト可能。
出勤前にテイクアウトして、オフィスで台湾朝ごはんを味わったり、ランチタイムや夕食に台湾屋台グルメを楽しんだり、気軽に台湾グルメを満喫できる人気店なんです。
台湾朝ごはんの定番メニュー「鹹豆漿(シェントウジャン)」や「焼餅(シャオピン)」、台湾式のクレープの「蛋餅 (ダンピン)」は、朝の開店時から終日味わうことができます。
10時からは朝ごはんメニューに加え、台湾屋台グルメの定番「魯肉飯(ルーローハン)」や「鶏肉飯(ジーローハン)」、人気の「胡椒餅(フージャオピン)」なども注文できるので、早めのランチに台湾グルメを楽しむのもいいですね。
まずは、台湾朝ごはんの人気メニュー「鹹豆漿」を注文しました。
毎朝お店でつくる搾りたての自家製豆乳を使っているので、フレッシュで体に優しい味わい。ふるふるに固まった豆乳に、お酢のほのかな酸味とラー油の辛み、シャキシャキ食感のタケノコ、小エビ、ねぎ、ザーサイ、台湾式揚げパン(油條)が加わり、まさに食べる豆乳といった満足感です。
台湾式のクレープ「蛋餅 」も台湾朝ごはんの定番メニュー。小麦粉を薄く焼いた生地に、ねぎ入りの溶き卵を重ねて焼き、くるくる巻いたもので、もっちりとした食感が特徴です。
クレープというと甘いスイーツをイメージしますが、「蛋餅」は甘くはありません。
パイのように層になった台湾式パン「焼餅」も外せません。今回はたまご焼き入りの「焼餅」を注文しました。はみ出るほど大きなねぎ入りのたまご焼きがサンドされて、毎日食べても飽きがこない味。
お腹が空いているときには、大きな台湾式揚げパン(油條)をはさむのも、台湾では定番なんだそうですよ。
10時からは、台湾の夜市や屋台グルメの定番「魯肉飯」も食べられます。大きめにカットされトロトロに煮込まれた豚肉は、甘辛の旨みと八角の風味が合わさって、ご飯との相性が抜群!テイクアウトしてランチに食べるのもおすすめです。
ほかにも、あっさりピリ辛な鶏肉がのった「鶏肉飯」や、台湾風の唐揚げ「鶏排(ジーパイ)」も10時から提供。
魯肉飯と鶏肉飯を両方味わえるハーフ&ハーフや、魯肉飯にミニサイズの鹹豆漿がついたセットメニューもあるので、いろいろな台湾グルメを楽しみたい欲張りさんにはうれしいですね!
「台湾豆乳大王」は2021年10月、おしゃれにリニューアル。コンクリート調の外壁や店内の壁にはポップな手描きのメニューがペイントされて、カワイイ!
ナチュラルな板張りの店内には、カウンター席もあるので、女性ひとりでも気軽に利用できます。
定番の台湾朝ごはんに加え、台湾屋台グルメや日替わりメニューも楽しめるので、朝食にもランチにも利用価値大の「台湾豆乳大王」。 テイクアウトもでき、2021年12月からは夜の営業も始まったので、本場の台湾グルメを求めて毎日訪れてしまいそうです。
(たいわんとうにゅうだいおう)
住所:千代田区神田神保町3-9-3 csビル1F
交通:地下鉄九段下駅6番出口から徒歩2分 、神保町駅A1出口から徒歩3分
電話:03-6268-9757
営業時間:月〜金曜9:00〜22:00、土曜 10:00〜17:00
休業日:日曜、祝日
>>公式Instagramはこちら
美味しい台湾朝ごはんのお店で朝から台湾気分いっぱい!
東京で「台湾朝ごはん」を堪能できる人気のお店をご紹介しました。台湾朝ごはんの定番、「鹹豆漿」や「焼餅」を食べれば、朝から台湾気分に浸れますよ。
どのお店も搾りたての自家製豆乳を使用した、ヘルシーな「鹹豆漿」が自慢。お酢が入った豆乳と聞くと、食べたことのない人はイメージしにくいかもしれませんが、一度食べるとその優しい味わいに驚くはず。胡椒餅や花生餅、魯肉飯など、お店によって人気の台湾グルメも味わえます。
台湾が大好きな人も、台湾朝ごはんが初めての人も、美味しい台湾朝ごはんで、台湾気分を満喫してみてはいかがですか?
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