更新日: 2022年2月11日
横浜元町の美味しいパン屋さんおすすめ5選 異国情緒あふれるこだわりパン屋さん
異国情緒あふれるおしゃれな横浜元町は、見どころがたくさんあり、お散歩にもおすすめのエリア。また、このエリアはパン屋さん激戦区でもあり、個性的なパン屋さんがたくさんあるのです。
今回は、横浜元町駅から徒歩圏内のこだわりのパン屋さんをご紹介します。
目次
横浜元町について
横浜元町の最寄駅は元町・中華街駅で、東京から電車で約30分。元町、中華街、石川町、山下、山手エリアは、まるでヨーロッパのような異国情緒あふれる街並みが魅力のエリアです。
近くには横浜中華街や山下公園、みなとみらいなど見どころがいっぱい。ハマっ子達に愛されてきた老舗から、新しいおしゃれなお店までたくさんのお店が並び、日帰りでも旅行気分になれます。
年に2回開催されるチャーミングセールは、横浜元町ショッピングストリートの組合加盟店、200店以上が参加する大規模なセール。イベントがあるといつも以上に賑わいを見せます。
1859年の横浜開港当時、元町には外国人御用達のお店が集まりました。外国人居住者が多かったからかパン屋さんが多く、「近代パンの発祥の地」にもなっています。
ここ数年は個性あふれるパン屋さんが続々と新規出店。老舗パン屋さんもたくさんあり、まさに「パン屋さんの激戦区」なのです。
1. 山手の街並みにとけこむパン屋さん 「TOAST neighborhood bakery」(山手駅)
まずは「TOAST neighborhood bakery(トーストネイバーフッドベイカリー)」をご紹介します。
山手駅から駅前の商店街を抜け、本牧通り沿いを15分ほど歩いていくと素敵なパン屋さんが見えてきます。赤いレンガと白い外壁がおしゃれなこちらのパン屋さんは、イギリス・ウェールズ地方をイメージして作られたそうで、イギリスの伝統的な食パンが並びます。
パン屋さん店内は2~3人が入るぐらいの広さで、温かい色調に統一されています。キッチンからパンの焼けるいい香りが漂い、幸せな気持ちにさせてくれます。
パンの種類も豊富で、サンドイッチやマフィン、レーズンやナッツを使ったロールパンなど、ランチタイムに食べたいラインナップがずらり。
ヨーロッパで修行した店主の鈴木さんは、添加物を一切使わず、丁寧にパンを作ります。国内産の小麦や米粉、貴重なジャージー乳やオリーブオイル、自然生育の赤卵など、すべての食材を厳選しているので安心していただけますね。
こちらのパン屋さんの一番人気は、オーソドックスなイギリス食パン「プルマン1斤」。そのまま食べてもトーストしても美味しくいただけます。
そのほかにも、オリーブオイルの食パンやチェダーチーズとトマトの食パン、イチジクの食パンなどが並び、どれにしようか悩みます!
店主の鈴木さんおすすめは「アソート食パン」。具材の違う食パンが8種類、1枚ずつ入ったセットで、初めての方に人気なのだとか。
食パンに使われている具材はオリーブオイル、チェダーチーズとドライトマト、イチジク、キアヌ、プルマン、チョコレート、くるみ、3種のレーズンの8種類。いろんな種類を食べ比べて、自分の好みを見つけるのも楽しみの一つですね!
甘いパンの中で一番人気は、シュークリームを意識して作った「自家製クリームパン」。手にとると崩れ落ちてしまいそうなフワフワ感と、中身がしっかり詰まっていることを感じさせてくれるどっしり感。食べる前から期待が高まります!
薄いパン生地にあふれんばかりの自家製カスタードが包まれていて、なんとも優しい味わい。これでもかというほどのクリームの量なのに、甘さがくどくなくてあっさり。トロトロと溶けていくような、新感覚の美味しいクリームパンに感激です。
ジャムやクッキー、パンと一緒に頂きたい紅茶のティーバックやオイルサーディンなども販売。これからの季節に嬉しいクリスマス用のシュトーレンやクッキー缶もあり、予約する人も多いそうです。
パン作りは店主の鈴木さん、パン屋さんで催される企画などは奥様が担当されており、お二人の愛情がパンからも感じられます。
地元の方々に愛されて今年で開店12年のパン屋さん。山手の街にとけこんだ、名店の味をぜひ堪能してください。
住所:神奈川県横浜市中区本郷町1丁目25
電話:045-263-8264
交通:JR根岸線石川町駅から徒歩15分
営業期間:通年
営業時間:8:00~17:00
休業日:水曜(年末年始は要問合せ)
料金:〜999円
カード:現金のみ
駐車場:無
2. 元町の路地裏の名店パン屋さん 「O to U」(元町・中華街駅)
元町・中華街駅5番出口より、徒歩2分。元町プラザの裏手の坂道を少しのぼった場所にあるのが、次にご紹介するパン屋さん「O to U (オートウー)」です。
賑やかな元町ショッピングストリートから離れたところにあり、のんびり歩いているとうっかり見落としてしまいそうな、隠れ家的存在のパン屋さん。
2019年11月にオープンしてからちょうど2年。すでに元町で大人気のパン屋さんとなり、階段下まで行列ができることも珍しくありません。
店内はパッと明るく、決して大きなパン屋さんではないものの、解放感があります。「おしゃれで洗練されたパン屋さん」という印象は元町のイメージにぴったり。
店内奥のキッチンからは、パンが焼き上がる、いい香りが漂ってきます。
店内に並べられたパンは、どれも手のひらにちょこんと乗るぐらいの小ぶりサイズ。色とりどりで可愛く、まるで宝石のようです。女性が行列をなす理由に納得しました。
平日は地元の元町マダムが、休日は遠方からも若い女性のお客さまが多くこちらのパン屋さん目当てに来られるそうで、購入される商品もそれぞれ特徴があるとのこと。
遠方から来る方に特に人気があるパンは、黒糖を使った自家製あんこをサンドしたあんぱん、「栗&レモン」や「あんこ&フランボワーズ」など表と裏に異素材を使ったこのパン屋さんならではのデニッシュです。
平日来る地元元町の方は、食事と合わせやすいハード系のパンを購入されるそう。「山椒パン」などの珍しいパンもあり、こちらのパン屋さんではコアなファンも飽きさせません。
どのパンも美味しそうな見た目と程よい大きさで、ついつい買いすぎてしまいそうに……!横浜元町のお土産や、ちょっとしたプレゼントとしても喜ばれます。
たくさんの美味しそうなパンが並ぶ中、どうしても気になったのが「さばトマト」。サバのほぐし身とトマトの具材がぎゅっと詰まっており、まったく生臭さのない絶品パンです。
カリッとしたパンの香ばしさと、中のもちっと感のバランスもばっちり。サイズが小さめなのがポイントで、また食べたくなってしまう美味しさがニクいのです!
物腰が柔らかく、非常に丁寧なオーナーシェフ薄井さんは栃木のご出身。東京や横浜のパン屋さんで修行の後、2019年元町にこちらのパン屋さんをオープン。実のお兄様と一緒にパン屋さんを運営されています。
すべてのパンはだいたい午前10時ごろに焼き上がるそう。人気のパンは早めになくなってしまうので、午前中にパン屋さんを訪れることをおすすめします。
少しずつ、色々な種類をつまみたくなる女子心を完全に捉えたラインナップ。商品を選ぶ楽しみ、ほおばる幸せをご堪能ください。
住所:神奈川県横浜市中区元町1-54 リブレ元町 2F
電話:045-232-4722
メール:otouotou56@gmail.com
交通:元町・中華街駅から191m
営業時間:9:00~17:00 (無くなり次第閉店)
休業日:月、火曜
料金:〜999円
カード:現金のみ
駐車場:無
公式サイトはこちらから
3. これぞ横浜!フォトジェニックなパンが並ぶ 「マリンベーカリー」(元町・中華街駅)
続いてご紹介するパン屋さんは「マリンベーカリー」。元町・中華街駅5番出口から徒歩3分、山下公園から本牧に向かう道と元町通りの交差点の角にあり、インパクトのある外観が特徴的。
「いかり」をデザインしたブルーのマークや、レトロ感あふれる蔦に覆われた建物、ネオン管の看板がいかにも横浜らしいおしゃれなパン屋さんです。
パン屋さん店内にはイートインスペースが8席、テラス席も10席あり、パンと共にコーヒーやジュースを楽しむことができます。
開店早々からお客様がひっきりなし!出来立てパンを店内で楽しむ方もいて、こちらのパン屋さんの人気を感じます。
パンのラインナップがとにかく多く、美味しそうな見た目と華やさに目移りしてしまいます。
こちらのパン屋さんの人気商品は、発酵バターのエッグタルトやバケット。そのほかにも、「犬用の骨!?」や「大納言(ネコのしっぽ)」など、これまでみたことのないユニークな形や商品名のパンがずらりと並びます。
一番人気のエッグタルトは、幾重にも重なるパン生地の中に濃厚なカスタードが入った逸品です。ひと口目はとにかくサクサク!カスタードは濃厚ですが程よい甘み。小ぶりなサイズ感のため、お子様や普段甘いパンを食べられない方にもおすすめの美味しいパンです。
1つ1つしっかりボリューム感もあり、食べ応えがしっかりあるのが嬉しいですね。
こちらのパン屋さんでは、10月より「ピスタチオフェスタ」を開催。普段は食べられない季節限定の素材を使った旬の美味しいパンが楽しめます。
パンに使われているピスタチオはイタリア・シチリア島、プロンテ産。なんと2年に1度しか収穫されない希少価値の高い贅沢なピスタチオなのです。
驚くことに、砂糖や油脂は不使用。じっくりローストしてからペースト状にされた濃厚なピスタチオクリームは食べ出したら止まりません!ピスタチオ本来の色が美しく保たれた香りも上品な美味しいパンですよ。
こちらのパン屋さんに並ぶパンの多くは、ルヴァン(発酵種)を使用しており、発酵バターをふんだんに折り込んでいます。
パンの焼成には、フランス・ボンガード社の「オリオン」、オーブンにはイタリア製の「VENIX」を採用。店内ではイギリス「コスタコーヒー」を提供するなど、新しい文化を外国から取り入れる横浜元町らしいパン屋さんです。
住所:神奈川県横浜市中区新山下1-2-1
交通:元町・中華街駅から269m
営業時間:10:00~19:00
休業日:月、火曜、祝日は翌日が休み
料金:〜999円
カード:カード可、電子マネー可
駐車場:無
公式サイトはこちらから
4. きれいな彩りの元町名物クロワッサン 「hamabread」(石川町駅)
続いてご紹介するパン屋さんは、2020年にオープンしたばかりの新しいパン屋さん「hamabread(ハマブレッド)」。石川町駅から徒歩2分、商店街の一本裏通りである「リセンヌ小路」にあり、ブルーの外観が印象的。開店前から行列のできる、今話題のパン屋さんです。
「ハマブレッド」は、都内のブーランジェリーで修行をしてきたシェフと、パティシエのご夫婦が二人で始めた小さなパン屋さん。パンの焼き上がる美味しい香りが、表の通りまでただよいます。
パン屋さん店内には色鮮やかで美味しそうなパンがたくさん並びます。並んで待っているお客さんが、香ばしいパンの香りに待ちきれず、ガラス越しに何を購入しようか話し合っている姿がよく見られます。
こちらのパン屋さん一番人気は話題のクロワッサン。プレーンなクロワッサン(230円)、クロワッサンショコラ(260円)、クロワッサンフランボワーズ、抹茶のクロワッサンの4種類があります。
ひと口でこちらのパン屋さんのファンになったと言っても過言でないほど、魅力的な味わい!さくっと香ばしく、それでいてフワッと重くならない食べ応えがやみつきになります。色合いはもちろん、それぞれの素材が引き立てられた味わいも魅力です。
クロワッサンフランボワーズは、ラズベリーの酸味とフランス・ヴァローナ社のチョコレートがバランスよく、最後まで飽きさせません。
抹茶のクロワッサンは、ほとんど甘みを感じず、ビターな大人の味わい。甘いものが苦手な方にもおすすめのパンです。
ハード系のパンも負けていません。くるみとゴルゴンゾーラのパンは重量感がしっかりあり、大きさは何と手のひらサイズ以上!大粒のくるみがごろごろ入っていて、ゴルゴンゾーラのくせのある味わいとはちみつのマリアージュがたまりません。ぜひ、白ワインと一緒にいただいてみてください!
水曜、日曜休みのほか、その時々でお休みの日がかわるので、足を運ぶ前にパン屋さんの公式Instagramで情報を確認していくことをおすすめします。
営業時間は11時から(土曜のみ9時半)ですが、人気商品は14時ごろに完売することも。今回訪問したのはお昼の12時過ぎ頃でしたが、サンドイッチ類などは既に完売していました。
ご夫婦二人ではじめられた行列のできる名店パン屋さんに、ぜひ足を運んでみてください。あなたもファンになること、間違いなしです!
住所:神奈川県横浜市中区石川町1-14-13
交通:石川町駅から207m
営業時間:11:00~17:00
休業日:水、日曜、祝日、その他不定休あり
料金:〜999円
カード:現金のみ
駐車場:無
公式サイトはこちらから
5. フランスのパティスリーのような可愛いパン屋さん 「Bouquet d'espoir」(石川町駅)
JR石川町駅から徒歩2分。イタリア山庭園に向かう坂の途中にある「Bouquet d’espoir(ブーケデスポワール)」というパティスリーをご紹介。ピンクの壁とオレンジの扉のかわいい外観が目を引きますね。
扉の奥にはパッと心が華やぐ明るい空間が広がり、薄いイエローを基調にした店内のショーケースには、パンの他に形も色もかわいい洋菓子も。店内奥にはフランスの地図や小物が飾られており、まるでパリのパティスリーにやってきたような気分です。
ケーキやシュークリーム、焼き菓子専門のパティスリーですが、土日限定でパンが並びます。フランスでは、洋菓子店にパンが並ぶことも珍しくないのだそうで、パティシエが焼く美味しいパンを目当てに、多くの人が訪れます。
気さくで穏やかな店主 奥田シェフは、フランスにある「トリアノン」「ジャン=フィリップゲイ」など、名だたるお店で腕を磨かれました。帰国後は、横浜元町「エクセレントコースト」「コートダジュール・ミクニズ」「ル・コルドン・ブルー」での勤務を経て、2000年には大倉山の人気パティスリー「クールオンフルール」をオープン。
大倉山での14年の歴史を閉じて、2020年6月にオープンしたのが「ブーケデスポワール」なのです。
日本で初めてシェフパティシエとして勤務されたのが横浜元町で、その当時から「いつかはこの街で自分のお店をもちたい」という思いがあったのだとか。
ショーケースに並ぶ洋菓子のほとんどは、季節によってラインナップが変わるそうです。近くに中華街があることから、クリーム煮ジャスミン茶を使用したり、いちじくとマロンなど異素材を組み合わせたりと、お客様に美味しいパンを楽しんでもらいたいという思いが伝わります。
どれもしっかりとした大ぶりサイズで、生地が幾重にも美しく重なります。
おすすめはサクッとした食感とふんだんに使われたバターの風味がおいしいクロワッサン、甘さ控えめのチョコで最後まで飽きがこずに食べられるパン・オ・ショコラ。そして外せない絶品のカヌレです。
しっかりハードな表面に対して、中がしっとりもっちりとしていて、ケーキのような味わいが楽しめます。
クリスマスの時期は季節限定のシュトーレン(1,800円・税込)の販売も始まっています。
坂の途中の洋菓子屋さん「ブーケデスポワール」で、フランスの味をいただいてみてください。
住所:神奈川県横浜市中区石川町2-78-10 ビーカーサ石川町 1F
電話:045-306-9971
交通:JR石川町駅 徒歩2分
営業時間:11:00~19:00
休業日:火曜、第2・3月曜
料金:〜2,999円
カード:カード可
駐車場:無
公式サイトはこちらから
パン激戦区・横浜元町のこだわりの美味しいパン屋さん
今回は横浜元町から徒歩圏内の美味しいパン屋さんをご紹介しました。デートや散歩で訪れた際に、ぜひ訪れてみてくださいね!
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