トップ >  東海・北陸 > 伊勢志摩・三重 > 

三重県多気町「VISON(ヴィソン)」日本最大級の観光リゾート施設がスマートICとともにオープン! 太い木の柱と大屋根が特徴的なエリア「マルシェ ヴィソン」

エディマート

更新日: 2024年7月26日

三重県多気町「VISON(ヴィソン)」日本最大級の観光リゾート施設がスマートICとともにオープン!

2021年、三重県多気町に日本最大級の観光リゾート施設「VISON(ヴィソン)」が誕生! 恵まれた自然の中に、産直食材、和洋のグルメやスイーツを扱うショップに始まり、ホテルや温浴施設、体験施設、農園や薬草園までズラリと観光施設が立ち並びます。

観光施設のオープンと同時に高速道路に直結するスマートICまで設けるほど、全国から三重県に観光客を呼び込もうと本気度MAXの姿勢が感じられるVISON。エリアごとの観光施設概要や楽しみ方の日帰り観光モデルプランなど、見どころ満載の三重県の観光スポットVISONをじっくりと紹介していきます!

三重県らしさ満載の観光リゾート「VISON」とはこんなところ

三重県らしさ満載の観光リゾート「VISON」とはこんなところ
「身体と自然をつなぐ宿泊施設」がコンセプトの「ホテル ヴィソン」

それではVISONの全体概要から見ていきましょう。まず、ヴィソンという施設名ですが「美しい村」→「美村(びそん)」から名付けたのだそうです。どこかフランス語のような響きがあってセンスの良さを感じますね。

VISONがある三重県多気町は県のほぼ中央にあり、三重県きっての観光スポット「伊勢神宮」や和歌山県の観光スポット「熊野古道」にもアクセスのよい場所。豊かな自然に囲まれ、町名のとおり「多くの気(いのち)をはぐくむ場所」とされてきました。こんな恵まれた土地だからこそ「癒やす」「食べる」「知る」をテーマに、体験型観光リゾート施設の計画が進められてきたのです。

2021年4月、6月、7月と3期に分け、全面オープンへとこぎ着けたVISON全体の広さは、なんと東京ドーム24個分(約54ヘクタール)! VISON内9つのエリアにホテルを含めて約70余りの店舗や体験施設などが揃い、世代を問わずのんびりと余暇を満喫できる観光スポットとなっています。

VISONのエリアは9つ、それぞれの特徴と観光の楽しみ方

VISONのコンセプトは「自然と共に生き、生かされていく、美しい循環をめざす場所」。 9つのエリアで「癒やす」「食べる」「知る」の3つのテーマをバランスよく楽しむことで、このコンセプトが実感できるようになっています。それではVISONの各エリアの代表的な観光スポットを紹介しながら、その魅力を探ってみましょう。

VISONの観光スポット1. マルシェ ヴィソン

ミシュランガイドパリ一つ星シェフ、手島竜司氏監修の産直市場「マルシェ ヴィソン」。地域の生産者が出店する「軽トラマルシェ」では朝採れ野菜などが購入できるほか、伊勢志摩直送の旬の魚介や和歌山県那智勝浦のマグロなど、三重県周辺の新鮮な海の幸・山の幸を提供する店が集まっています。屋外では購入した食材でバーベキューも楽しめます。

マルシェ ヴィソン

エリアの中核となる店舗。三重県内や周辺地域の生産者が作った、おいしい農産物や加工品が並びます。料理人が日々仕入れを行うような品々は、高品質でとびっきりの鮮度が自慢。無農薬や減農薬栽培の農産物も扱っています。

第十八甚昇丸(だいじゅうはちじんしょうまる)


三重県で唯一の底引き網漁船「甚昇丸」が獲った深海魚を中心に販売。高級魚のノドグロやクロムツも深海魚なのだとか。甘くて濃厚な深海のエビ、ガスエビを使った天むすや唐揚げなど、テイクアウトですぐ食べられる商品も人気です。

竜吟虎嘯(りょうぎんこしょう)


香りをコンセプトとし、松阪牛や伊勢海老など三重県産食材を中心に使用したフュージョン料理のレストラン。伊勢えびの刺身と低温調理した松阪牛がのった「伊勢松老重」(写真・5500円)は、素材の味とともに特製ダシでも楽しめる絶品です。

VISONの観光スポット2. スウィーツ ヴィレッジ

パティシエの辻口博啓氏がプロデュースするエリア。厳選素材を惜しみなく使用したケーキや焼き菓子などが楽しめるパティスリーカフェと、国産小麦の旨味を活かした焼きたてパンが並ぶベーカリーショップがあります。店舗横のハウスでは、苺とカカオを実際に栽培しながら研究するほどのこだわりようです。

Confiture H(コンフィチュール アッシュ)


究極の地産地消を実現したパティスリー。味はもちろん、香りや視覚まで考え抜かれたケーキ、焼き菓子、コンフィチュールの数々を楽しめます。

LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)


コンフィチュール アッシュ内にある大人のためのチョコレートショップ。口どけ、香り、歯ざわりなど、一粒のショコラを計算し尽くし、温度や湿度を徹底管理して素材のための最適な環境を構築しています。

Mariage de Farine(マリアージュ ドゥ ファリーヌ)


店内の石臼で挽いた三重県産小麦と厳選した小麦を組み合わせてパンづくりを行い、ここでしか生み出せない粉の持つ旨みや深みを引き出しています。テイクアウトだけでなく、イートインもOKです。

VISONの観光スポット3. アトリエ ヴィソン

陶芸家・造形作家の内田鋼一氏がプロデュースしたエリア。包丁や鍋、食器など、調理道具の文化についての情報発信を行っています。「作り・伝える」「学べる・買える」場として伝統産業の活性化に取り組み、ミュージアムやショップのほか、陶芸工房を併設。ゆったりくつろげるコーヒーショップも出店しています。

KATACHI museum(カタチ ミュージアム)


かつて世界で作られた食にまつわる様々な道具を、アート作品のように展示した博物館。併設のミュージアムショップでは、現代の職人が手掛けた上質な調理道具や機能美あふれるキッチンツールなどを展示販売しています。

Gallery 泛白(ギャラリー うはく)


「白」をコンセプトにしたギャラリー&ショップ。アーティストや作家の個展や企画展を開催するほか、アーティスト作品やプロダクト商品、アンティークやヴィンテージの器など、上質な白いモノを紹介・販売しています。

猿田彦珈琲 伊勢国 多気店(さるたひここーひー いせのくに たきてん)


東京都恵比寿で創業のスペシャルティコーヒー専門店。店名由来の猿田彦神社がある三重県に初出店です。「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」をモットーに、高品質のコーヒー生豆の焙煎から抽出まで、こだわりと誇りを持って提供しています。

VISONの観光スポット4. 木育(もくいく)エリア

「人と木が育む豊かな時間」をテーマに、本物の木や森に触れて学び、そして遊ぶ楽しさを体感する施設「kiond(キオンド)」が中心のエリア。ウッドクラフトをはじめとしたワークショップや、森でのアクティビティを多数開催しています。施設内には、木の香りあふれるキッズパークや、木にまつわる本が自由に読めるカフェが併設されています。

Library Café(ライブラリー カフェ)


木・森・アウトドアの専門書や絵本を約1500冊所蔵するライブラリーカフェ。室内28席、テラス席40席のゆったりとしたスペースで、コーヒー片手に読書が楽しめます。コーヒー豆は「猿田彦珈琲」監修のkiondオリジナルブレンドを使用。

キノパーク


国産杉や尾鷲ヒノキを使った遊具が揃うキッズパーク。建物と一体となった迫力あるジャングルジム「モッキンガム」(写真)など、木の香りと温かみに包まれながら子供の感性や創造性を育み、のびのびと遊べる空間です。

木のワークショップ(きのワークショップ)


木材を削ってスプーンを作ったり、手道具で本格的な家具を作ったりと、楽しいワークショップを多数開催しています。木工機械が並ぶ工房もあり、講師がしっかり説明するので、初心者でも安心して木材を加工する楽しさを体験することができます。

VISONの観光スポット5. 和ヴィソン

昆布・だし・しょうゆ・みそといった日本の伝統食材の工房や専門店が集まったエリア。和食の味を支えるメーカーの製造の様子を見学したり、みそや昆布の種類を学んだりと、ワークショプやイベントを随時開催しています。もちろん、寿司に天ぷら、うなぎなど、世界に誇る和食の魅力を堪能できる飲食店も揃います。

無添加商店 尾粂 三重VISON店(むてんかしょうてん おくめ みえヴィソンてん)


明治4年創業、築地魚河岸「尾粂」が東海地方に初出店。特許出願済、世界初のオーダーメイドのだしパックが人気で、店内の加工場で24種類の素材の中から好きなものを組み合わせ、「世界に一つだけの○○家のだしパック」を作ることができます。

MIKURA Vinegary(ミクラ ビネガリー)


木桶で作るお酢が人気。機械を使わない「表面発酵」製法で、ゆっくり時間をかけて米酢、粕酢、果実酢を作ります。お酢を使ったテイクアウトのドリンク、ソフトクリーム、サラダ、スイーツなども揃い、お酢が醸し出す多彩な味を楽しむことができます。

林商店(はやししょうてん)


400年以上の伝統を誇る伊勢たくあんをはじめ、ポントキムチ、若抜き大根、若大根白漬け、ナタ割り漬けなど、様々な漬物を製造販売。空気を通すことで糠の発酵がしやすくなる巨大な木樽も置かれています。

VISONの観光スポット6. サンセバスチャン通り

世界一の美食の街として知られるスペイン・サンセバスチャン市。三重県多気町は2017年に同市と「美食を通じた友好の証」を締結しました。これを記念して名付けたエリアには、サンセバスチャン市の人気バル3店のほか、和菓子やプリン、チーズケーキなどのスイーツ店や飲食店が揃います。おしゃれなライフスタイルショップも並び、にぎやかな雰囲気の中、インスタ映えするエリアでもあります。

ARATZ(アラッツ)


日本初上陸、サンセバスチャン市長お勧めのレストラン。小さく切ったパンの上に具材をのせたピンチョスをはじめ、魚料理、肉料理、パエリア、デザートまで、バスク地方の伝統に基づいた郷土料理を提供しています。

minä perhonen museum / minä perhonen museum shop(ミナ ペルホネン ミュージアム / ミュージアムショップ)


手作業の図案によるテキスタイルを中心に、日常に寄り添うデザインが評判のファッションブランド「ミナ ペルホネン」。ものづくりの過程やデザインへの想いなどに触れられるミュージアムと、服や小物から家具まで、暮らしを彩るアイテムが揃うショップがあります。

くるみの木 暮らしの参考室(くるみのき くらしのさんこうしつ)


奈良県を拠点に、丁寧な日々の暮らしを提案する、カフェと雑貨の店「くるみの木」。VISONでは新たに「暮らしの参考室」として、手仕事や自然素材のものなど、良いものを長く使う大切さを身近に体感できるミュージアムとショップがオープンしました。

VISONの観光スポット7. ホテルエリア

「野に遊び、野に学ぶ」をコンセプトに、心身と自然環境をつなぐ場としてホテルエリアを整備。自然と調和する宿泊体験を心ゆくまで楽しめるよう、「ホテル」「ヴィラ」「旅籠(はたご)」と3タイプが用意されています。客室から望む山々の景色、朝の澄んだ空気、美しい夕日、満天の星空。時間の流れや季節の移ろいを感じながら、心と体を整えてリフレッシュできる最適な空間です。

HOTEL VISON(ホテルヴィソン)


別荘のような「戸建て隠れ家」のプライベートヴィラが6棟。それぞれ多気の大自然を一望する露天風呂と外居間が設けられ、和モダンでラグジュアリーな滞在を満喫できます。また、愛犬と一緒に宿泊できるドッグヴィラには、ワンちゃん専用の手洗い場などが完備されています。

旅籠ヴィソン(はたごヴィソン)


日本の伝統的な風流を感じさせる4棟40室からなる宿泊施設。柱と梁の軸組による「木造軸組工法」で建築され、窓際など細かいディテールにもこだわっています。各棟1階にはテナントが入居し、旅籠のにぎわいを感じさせる雰囲気です。

Orange(オレンジ)


ビギナーから上級者まで満足させるアウトドアグッズの店。店内に一歩踏み込めば、まるでお宝探しをするかのように、幅広いラインアップが自慢です。商品に触ってキャンプに行く想像を膨らませていると、時間を忘れてついつい長居をしてしまいそう。

リンク先での売上の一部が当サイトに還元される場合があります。

VISONの観光スポット8. 本草エリア

三重大学とロート製薬が共同で薬草を研究した「本草学」をベースに、温浴施設や本草研究所、薬草園を揃えたエリア。本草学は植物や鉱物が人間にどう作用するか研究されてきた学問で、古い時代に中国から伝わってきました。江戸時代には多気出身の本草学者、野呂元丈もその発展に大きく寄与したのだとか。ここでは本草学を現代の暮らしに合わせて、人が持つ本来の力を取り戻すことを目指しています。

本草湯(ほんぞうゆ)


本草の知見を生かした薬草湯です。古来より気象の動きや動植物の変化を表した「七十二候」という考えを基に、VISON独自の「本草七十二候」を策定。季節に合わせた、この土地ならではの様々な薬草湯を楽しむことができます。

笠庵 賛否両論(かさあん さんぴりょうろん)


大自然に囲まれながら温泉に浸かり、のんびりくつろいで、気の合う仲間や家族とおいしい和ごはんを…。そんな想い出づくりのお手伝いをする敷居の高くない日本料理店。肉または魚を選べる「笠庵おまかせ御膳」(写真・3500円)など、人気メニューが揃います。

本草研究所RINNE(ほんぞうけんきゅうじょリンネ)


本草研究所に隣接し、和草茶や健康的な暮らしに関わる様々な生活雑貨・石けん・コスメや食材などを販売。オーガニックやヴィーガンをテーマにしたカフェを併設し、オリジナル和草茶のワークショップも開催します。

VISONの観光スポット9. 農園エリア

敷地約9,000㎡のサステナブルなオーガニック農園が広がるエリア。持続可能な農業システムやデザインを取り入れた「パーマカルチャー」を実践しています。農園で栽培した野菜をはじめ、三重県近郊で採れた新鮮な食材を使用したメニューが味わえる農園レストランも併設。食にまつわる体験を通じた学びの場となっています。

NOUNIYELL(ノウニエール)


「これからの農業にエールを与える」をコンセプトに、キユーピー㈱の協力で運営するレストラン。毎日農園で採れた新鮮な野菜を使い、心にも身体にも健康的なイタリア料理を提供。地産地消をイタリアンで実現した先駆者、シェフ奥田政行氏が監修しています。

VISON観光は2種類のレンタルモビリティで効率的に

VISON観光は2種類のレンタルモビリティで効率的に

来場者が思い思いに楽しめるVISONですが、その広さゆえ、各施設の回り方を迷っていると行ったり来たりすることになり疲れてしまいがち。ここからはエリア紹介で取り上げた観光施設を中心に、世代を問わず楽しめる日帰り観光のモデルプランをご紹介しましょう。

その前に、実はVISON園内を効率的に回る移動手段があるのです!

VISONのレンタルモビリティ1.GOGO! SHARE(ゴーゴー シェア)

VISONのレンタルモビリティ1.GOGO! SHARE(ゴーゴー シェア)

VISON園内では超軽量電動バイク「GOGO!」のレンタルサービスを行っています。スマホに専用アプリをダウンロードすれば、無人のポートから簡単にレンタルできます。

VISON園内にはポートが3カ所あり、どのポートから借りても、どのポートに返してもOK! 普通免許が必要ですが、VISON園内を回遊する手段として見逃せませんね!

GOGO! SHARE
利用:運転免許を所持している健康な方、身長122cm以上、体重90kg以下
料金:10分165円(※その後10分毎に165円自動課金)、3時間パック2200円、6時間パック3300円、24時間パック4400円
*パック料金を選択した場合、選択時間を過ぎると10分毎に165円課金されます。

VISONのレンタルモビリティ2.rafレンタルモビリティ(ラフ レンタルモビリティ)

VISONのレンタルモビリティ2.rafレンタルモビリティ(ラフ レンタルモビリティ)

サンセバスチャン通りのカフェ「raf(ラフ)」でレンタルできる電動のキックスクーターです。こちらは免許不要で、保護者がいれば中学生からレンタルできます。

操作方法をしっかり説明してくれるので不慣れな方でも安心。園内はモビリティ専用道路が整備されているほか、車道でなければ基本的にどこで乗ってもOK。近場の施設を小回りするにはこちらが便利ですね。

rafレンタルモビリティ
利用:中学生以上、65歳未満(要身分証明書、18歳未満は保護者のサインも)
料金:30分1500円、1時間2500円

VISONを楽しむ日帰り観光モデルプランをご紹介

それでは朝9時スタートのVISON日帰り観光モデルプランです。お腹を空かしてVISONに向かいましょう!

9:00 マリアージュ ドゥ ファリーヌで朝ごはん

9:00 マリアージュ ドゥ ファリーヌで朝ごはん

スウィーツ ヴィレッジにある朝8時オープンのベーカリー、マリアージュ。早朝から焼きたてパンが並び、小麦の香りが店内いっぱいに立ち込めています。イートインもできるので、VISONに着いたらまずはここで朝ごはん。

国産小麦のクロワッサン(イートイン233円)に、りんごチップの燻製バターを使ったブリオッシュあんバター(同203円)をチョイス。パンに合うコーヒーとして作られた、マリアージュオリジナルのクラフトコーヒー(同426円)と一緒にいただきます!

9:30 マルシェ ヴィソンでお買い物

9:30 マルシェ ヴィソンでお買い物

スウィーツ ヴィレッジの南西側にあるマルシェ ヴィソンへ。こちらも朝から採れたて野菜や果物がズラリと並びます。どれもみずみずしくて新鮮なものばかり。早々に品切れになってしまう商品もあるのでVISON観光の序盤でゲットしておくのがおすすめです。

9:30 マルシェ ヴィソンでお買い物

おすすめポイントが掲げられた、採れたて新鮮な地元産野菜や果物が中心

11:00 アトリエ ヴィソンでミュージアム鑑賞

11:00 アトリエ ヴィソンでミュージアム鑑賞

もう一度スウィーツ ヴィレッジ方面に戻り、さらに奥にあるアトリエ ヴィソンへ。

食をコンセプトにした博物館、KATACHI museum(カタチ ミュージアム)を見学しましょう。国内最大級の土壁で作られた大きな納屋のような建物の中に、世界各地から集められた食にまつわる道具がアート作品風に展示されています。

まるでホイップクリームのような形のソフトクリーム(400円)

すぐ隣のGallery 泛白(ギャラリー うはく)でもアーティストや作家の個展や企画展を随時開催するほか、ギャラリーにポツンと開いた小窓からソフトクリームを販売。滋賀県比良山、湖西の牧場直送のミルクから作る真っ白でプレミアムなソフトクリームです。

Gallery 泛白は白壁、KATACHI museum(右)は土壁と、対照的な外観

12:00 和ヴィソンで食事&ショッピング

12:00 和ヴィソンで食事&ショッピング
尾粂で味わえる「灰干しさば定食」(1200円)

お昼ごはんは和ヴィソンへ。道路を挟んで、アトリエ ヴィソンの真向かいにあります。オーダーメイドのだしパックが人気の尾粂(おくめ)では、無添加の食材や調味料を使用した和定食をいただくことができます。焼き魚定食が10種類、西京焼き定食が6種類ほど。いずれも炭火焼で、魚の素材の旨味が引き立つ逸品を堪能しましょう。

MIKURAの「&vinegar(アンドビネガー)」。テイクアウトですぐ味わうこともできる

食事後はMIKURA Vinegary(ミクラ ビネガリー)でテイクアウトのビネガードリンクをいただきましょう。ゆず・ジンジャー・マイヤーレモンなど全10種類。程よい酸っぱさが体に染みわたり、リフレッシュできるはずです。ビン詰めとなった商品もあり、気に入った味をお土産にしてもいいでしょう。

ほかにも和ヴィソンの各店舗には、お土産に最適な商品が豊富に揃っています。昆布・だし・しょうゆ・みそなど普段使いできるものが多く、ひと味違うものが買えるのがVISONならでは。

14:00 本草湯で入浴

14:00 本草湯で入浴

ショッピングでにぎわうエリアから離れ、本草エリアへ。いよいよ本草湯(ほんぞうゆ)で入浴です。薬草湯は、エリア内の薬草園や三重県近郊で栽培された素材を活用したオリジナルレシピのもの。

「本草七十二候」に基づき、72種類の薬草湯が5日ごとに変わるので、来るたびに様々な香りが楽しめるのがうれしい限り。もちろん、お風呂好きには欠かせない露天風呂もあるのでご安心を。

緑に囲まれた、屋根付きの露天風呂

15:30 本草研究所RINNEでほっと一息&多気の自然を満喫

15:30 本草研究所RINNEでほっと一息&多気の自然を満喫

RINNEのカフェで一番人気の、和草茶ブレンド3種飲み比べ(1300円)

お風呂上がりには本草研究所RINNE(ほんぞうけんきゅうじょリンネ)に向かい、オリジナルの和草茶やハーブティーで癒やしの仕上げといきましょう。周りは緑に囲まれ、ほっと一息つきながら多気の自然を満喫できます。

16:00 サンセバスチャン通りでショッピング&バルでスペイン料理を満喫

16:00 サンセバスチャン通りでショッピング&バルでスペイン料理を満喫
手作りの温かみを感じさせるminä perhonen museum shopの小物類

あらためてショッピングでにぎわうエリアへ。今度はサンセバスチャン通りでお土産探しを楽しみましょう。

シンプルさと長く使うことにこだわった、くるみの木 暮らしの参考室のグッズ

minä perhonen museum shop(ミナ ペルホネン ミュージアム ショップ)やくるみの木 暮らしの参考室では、新たなライフスタイルのヒントになる商品が見つかるかもしれません。


お土産探しが終わったら、VISON内レストランで早めのディナーを。サンセバスチャン市長おすすめのバルレストラン、ARATZ(アラッツ)のディナーセット(写真・7000円)で豪華にいきましょう。メインの魚や肉料理のほか、サンセバスチャン市があるスペイン・バスク地方伝統のニンニクスープやパエリアなどがセットになっています。

VISONは、自然とともに生き、生かされていることに気づく場所

VISONを訪れる人誰もが、他の観光リゾート施設との大きな違いに気づくことでしょう。それは、舗装されていない砂利道が多いこと。自然を切り崩し、アスファルトで固められた環境ではなかなか自然の恩恵を感じることはできません。

山の緑、すがすがしい空気、そして足元から伝わる土の感触。これらもすべて含めてVISONという観光施設なのです。VISONでゆったりとした気分で楽しめば、私たちが自然とともに生き、生かされていることに、きっと気づくはずです。

編集/エディマート 取材・撮影/平野和宏

VISON
TEL:0598-39-3190
住所:三重県多気郡多気町ヴィソン672番1
アクセス:
〈自動車〉
①名神高速道「吹田IC」より約2時間(新名神高速道路経由)
②近畿自動車道「松原IC」より約2時間/「名古屋駅」より約1時間30分
③熊野尾鷲道路「熊野大泊IC」より約1時間15分/伊勢自動車道「伊勢西IC」より約15分
〈路線バス・高速バス〉
大宮駅・池袋駅・新宿駅(バスタ新宿)・横浜駅・名古屋駅(名鉄バスセンター)・松阪駅・多気駅・伊勢神宮・南紀方面から三重交通バス運行
駐車料金:終日60分200円、24時間最大1000円(各店舗利用による割引あり)運営会社:ヴィソン多気株式会社
公式HPはこちら

伊勢志摩・三重の新着記事

記事の一覧を見る

記事をシェア

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

【筆者】エディマート

SNS

    名古屋発信で、愛知岐阜三重の情報を中心に広く、深く取り扱います。