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あの映画のモデルになった場所?藻散布(もちりっぷ)沼
藻散布(もちりっぷ)沼は、ジブリ映画(思い出のマーニー)のモデルになった場所ではないかと言われている場所です。
干満の差が激しく、潮が満ち引きするたびに変わる風景は、確かに映画の中で見たような、どこか幻想的な雰囲気を感じます。
国定公園の中にある沼なので、タンチョウを始めとする水鳥なども多く集まり、その豊かな自然を感じることができる、静かで穴場のおすすめスポットです。
浜中町役場もチェック!毎週牛乳が入荷する最新絶景スポット!
2021年に入ってから新しく開庁した浜中町役場は、モンキーパンチさんの故郷らしくルパン三世のキャラクターがデザインに取り入れられるなどちょっと面白い役場です。
しかし、それ以上に注目したいのは、最新の絶景スポットになっていることです。アゼチ岬や霧多布岬から近く、同じような高台にあり、霧多布の市街地から湿原までを一望できるのです。
土日以外は自由に入れる庁舎の2階と3階には、窓の広い展望スペースがあるので、役場の中に入って浜中の自慢の絶景を見てみましょう。
毎週月曜日には、1階の階段下スペースに近くの小松牧場の瓶牛乳が入荷し、無料で飲むこともできますよ。
牛乳瓶のケースが常設されている町役場なんて、なんとも乳業の街らしくとても素敵ですよね。ちなみにこちらの小松牛乳は大変美味しく、すぐになくなってしまうそうです。
平日限定の新しいスポット、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
JR花咲線に乗って国定公園の中を走る鉄道の旅
JR花咲線と言えば、鉄道ファンならずとも憧れる、さいはての人気路線。車窓に流れる旅心くすぐられる景色は、まさに今回、国定公園に登録されたエリアのもので、厚岸湖から浜中に向かうあたりの景色はこの路線のハイライトのひとつです。
タンチョウやエゾシカが車窓から見えることもあるので、一生懸命風景を見ると楽しい路線ですが、逆に、湿地や海岸を外に感じながら車両に揺られてうつらうつらとまどろむ時間もなんとも贅沢です。
急に警笛が鳴って驚くこともありますが、それはエゾシカなどの野生動物が線路内に立ち入ったために、注意音を鳴らしているものです。警笛がなるたび、動物がでたのではないかと乗客が立ち上がって前方を見るのも、この路線らしい風景です。
新しい国定公園を走る花咲線の旅も、ぜひともお勧めしたいもののひとつです。
「厚岸霧多布昆布森国定公園」の魅力がたっぷり味わえる浜中町へ
いかがでしたでしょうか。
野生のラッコを見られる場所が日本にあったなんて驚きでしたね。希少な花々や北海道らしい動物など、四季折々の大自然を、体への負担が少ない手軽なアクティビティーで楽しめところもとても魅力的です。
次の旅は、新しく登録された「厚岸霧多布昆布森国定公園」の魅力がたっぷり味わえる浜中町へ足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。
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【筆者】まっぷるマガジン編集部_MR2
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まっぷるマガジン北海道を担当しています。プリン本もやってます。