更新日: 2024年6月18日
北海道・浜中町のグルメ旅 浜中ウニや乳製品がおいしすぎる!
北海道にはおいしいものがたくさんありますが、釧路と根室の間にある浜中町は、その食材の良さで、今、とても注目されています。
特に浜中の地名を冠するブランドウニは霧多布湿原の豊かなミネラルが育んだ良質の昆布のみを食べて育つ絶品。豊洲の初競で一番高い値がつくのが浜中ウニなのだそうです。都内の有名フレンチ店や高級寿司店でも使われ、プロも認めるおいしさとして知名度が高まっています。
もう一つ浜中の代名詞になっているのが牛乳です。ハーゲンダッツのアイスクリームの素材に使われる、脂肪分の高い牛乳は高品質。そこから作られるチーズなどの乳製品も見逃せません。
そんなすばらしい食材を使ったグルメを地元で味わうことができる、浜中町のおいしいお店やお宿をご紹介したいと思います。
目次
浜中のおいしい魚介!霧多布産昆布を使った「寿司ひらの」の豪華海鮮丼!
浜中でおいしい魚介を食べるなら、まずご紹介したいお店がこちら。地元の漁師さんから仕入れた新鮮な魚介を寿司店らしい丁寧な仕事で提供してくださいます。
はじめての方には、地元霧多布の昆布ですし飯を巻いた「旬の豪華海鮮丼」が人気。「霧多布産昆布を使ったメニューを作りたい」と店主さんが考案された、見た目も楽しい、他にない海鮮丼です。
他にも、初秋の「さんま丼」や、その時々の素材がたっぷりのった「海鮮丼」は、リピーターに人気の一品。名産のホッキやツブなどの新鮮コリコリ食感がたまりません。ツーリングマップルご愛読者さんもよくいらっしゃるそうです。
浜中で大切に育てられた牛の牛乳で作るチーズ&ピザ!「グレートフルファーム」
浜中の海霧によって良い牧草が育つと話す松岡さんが、乳牛と人とのあるべき姿を考えながら運営している牧場がグレートフルファームです。
こちらの牧場のカフェでは、おいしい牛乳からできる自慢のチーズをたっぷり使ったピザをいただくことができます。焼きたてピザのトロトロチーズは格別のおいしさ。コーヒーもサイフォンで淹れる本格的なもの。チーズ作り体験もでき、牧場ならではの楽しみがあり、体験参加者は自分で作ったチーズのピザを食べることもできるのです。
チーズの購入のみ、ピザやスイーツ(チーズケーキ)のカフェ利用のみもOK。テイクアウトにもオススメです。ただし、牛飼いの作業との兼ね合いがあるため、事前に連絡する方がよいそうです(前日予約が確実)。
浜中限定!ハーゲンダッツクオリティの濃厚アイスクリーム!「タカナシ2Lアイス」
寒流が近くを通っている関係で夏でも涼しい気候となり、牛がストレスなく快適に過ごせる浜中町。人より牛の方が多いという、まさに牛の天国ですが、そこで生産される牛乳は高品質で、あのハーゲンダッツがご指名で使っていることでも有名です。
そして注目したいのは、ハーゲンダッツと同じ牛乳で作られた地元限定の「タカナシアイス」。コープはまなかのみで購入できる、2リットルサイズのアイスです。実際に食べてみると、まったりと濃厚でとろけるおいしさ。おみやげにわざわざ発送する人がいるというのもうなずけます。
他にも、タカナシ4.0牛乳を使ったソフトクリームもこちらのお店の人気だそうです。地元ならではの牛乳・チーズ・ヨーグルトなど、乳製品コーナーも大充実なので、こちらでおみやげに乳製品を買って帰るのもおすすめです。
浜中で飲めるクローバー印の牛乳瓶にキュン!「小松牛乳」
最近はなかなか手に入らない瓶牛乳。すっかり貴重なものになってしまいましたが、瓶牛乳ラバーにも、牛乳はちょっと苦手という方にもおすすめしたいのがこの小松牛乳。
赤いクローバー印のかわいい見た目もさることながら、くさみのないさっぱりとした牛乳のおいしさは浜中でぜひ試していただきたいもののひとつです。1本100円という地元価格で購入可能で、もう一本飲める、いやもう一本飲みたい!と思ってしまいます。
牛乳・ラクトコーヒー・フルーツの3種類があるので、どうしても真っ白の牛乳が苦手という方は、コーヒー牛乳をぜひ試してください。こちらも絶品です。
牧場の近くでは、ピンクの鼻がかわいい牛たちがのんびり草をはんでいる風景も見ることができるので、足をのばしてみてはいかがでしょうか。
浜中の魚介類いっぱいのコース料理!「ペンションポーチ」でお好みワインと合わせてどうぞ
霧多布湿原のすぐそばの、自然を満喫できるペンションポーチは、地産地消を心がけるおいしいお料理がいただけるお宿でもあります。葉野菜など地元で手に入らない食材は少なくとも北海道産にしているほど、地元のおいしいものを食べてほしいというこだわりを持っておられます。
特に夕食は、浜中町の魚介類を中心とした和洋折衷のコース料理になっていて、このお料理を楽しみに泊まられる方もいるそうです。肩ひじはらずアットホームな雰囲気の中で、ワインなども楽しむことができます。宿泊させていただいた日は、地元の方からの差し入れのホッカイシマエビがサービス提供され、これまた絶品でした。
霧多布湿原の保全に長く尽力されてきたオーナーの瓜田さんの話を聞きながら夜が更けていくのも楽しく、宿泊ならではのおいしさが味わえます。
名物の”カキたまりやき”が絶品!「旅館くりもと」
霧多布の市街地にある旅館くりもとは、明治19年創業という老舗で、近くにコンビニやスーパーもある利便性の高いお宿です。こちらでも旬の海鮮を中心とした地元食材を味わえるお料理がいただけます。
一番感動したお料理は、「あたたかいうちにどうぞ!」と持ってきていただいた「カキたまりやき」。甘辛いたれの衣をまとったふっくらとした焼きカキは、白いご飯と一緒にいただくも良し、お酒のおつまみにも良し、の絶品です。
他にも、捕鯨の町・釧路に近いことを感じるクジラの刺身や、鮭のあら汁、浜中産ホエイ豚の鍋など、さまざまな味覚を一同に楽しむことができます。
朝食に出たタラコも、ごはんがもっと欲しくなるおいしさでした。
浜中の食材を使ったライトな地産地消メニューと眺望が魅力!「きりたっぷカフェ」
最後にご紹介するのは、霧多布湿原センターの2階にあるカフェ。先ほどご紹介したタカナシアイスや小松牛乳はもちろん、はまなかホエイ豚バーガー、ホッキカレー、昆布チャーハンなど、浜中町の食材を使った手軽なメニューを味わえます。
そして、こちらのお店のもうひとつすごいポイントはその眺望です。霧多布湿原を見渡せるすばらしい景色をみながら、地元素材のグルメをいただけば、浜中町のすばらしさを感じずにはいられないことでしょう。
浜中グルメ旅、いかがでしたでしょうか?
地元の方が地元を愛して作っているお料理の数々は、どれも間違いないおいしさでした。素材の良さもさることながら、店主さんとお話をしてみると、そのお料理を作っていらっしゃる人のあたたかさも感じることができます。それがまたおいしく感じるのかもしれません。
あの海鮮丼やピザをまた食べに行きたい、とリピートしたくなる記憶に残るお店ばかり。ぜひ北海道に足を運ばれるときには、浜中町の絶品グルメをめぐってみていただければと思います。(私自身、また絶対行こうと思っています!)
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【筆者】まっぷるマガジン編集部_MR2
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まっぷるマガジン北海道を担当しています。プリン本もやってます。