更新日: 2023年1月14日
【北海道】定山渓温泉「翠蝶館」で女子旅満喫ステイ
札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓(じょうざんけい)温泉に、知る人ぞ知る「翠蝶館(すいちょうかん)」という旅館があります。
おもしろいことに、この旅館はなんと「男子禁制」!おもてなしの心が隅々まで行き届いた質の高いサービスと、手間暇をかけた美味しいお料理も評判で、女子旅にはもってこいの宿なのです。
今回は、翠蝶館の魅力を余すところなくご紹介します。
目次
定山渓温泉の翠蝶館はどんな宿?
札幌中心部から車で40分の別天地「定山渓温泉」
翠蝶館のある定山渓温泉までは、札幌中心部から車でおよそ40分。国道230号線経由で都市部を抜けていくと、同じ札幌市内とは思えないほど豊かな自然に囲まれた渓谷があります。そんな山間にある湯どころが、定山渓温泉です。
札幌市民はもちろん、国内外からも多くの観光客が訪れる定山渓温泉は、道内でも3本の指に入る人気の温泉街と言えるでしょう。
豊平峡(ほうへいきょう)ダムや定山湖(じょうざんこ)、豊平川(とよひらがわ)に架かる二見(ふたみ)吊橋などの見どころがあり、秋には美しい紅葉が見られる道内屈指の紅葉スポットでもあります。
すべての女性におすすめしたい温泉旅館「翠蝶館」
「体の内側からキレイになる」をコンセプトにした翠蝶館は、男子禁制の女性のための温泉旅館。おもてなしの心と隅々まで行き届いたサービスの質の高さが評判の「第一寶亭留(だいいちほてる)」グループが手がけているので、満足度の高さもお墨付きと言えるでしょう。
男性の目が気にならない空間で心を解放し、温泉と食事で体をリセットし、エステで美しさに磨きをかける!そんな時間を過ごすことができる翠蝶館は、ひとり旅をはじめ、女子旅や母娘旅など、すべての女性におすすめできる旅館です。
翠蝶館までのアクセスは便利な無料送迎バスかマイカーで
「チェックイン、チェックアウト後も温泉街や近郊の自然スポットをドライブしたい」というアクティブな方はマイカーまたはレンタカー利用一択ですが、冬に行く場合はくれぐれも雪道での運転にご注意くださいね。
「移動中もゆっくりおしゃべりしたい」「宿でのんびり寛ぎたい」という方は、無料送迎直行バス「湯けむり号」の利用がおすすめです。
バスに乗車している40分間は、おしゃべり好きの女性にとってはあっという間!気がついたら宿に到着している、というわけです。
詳しい発着場所や出発時間などは公式サイトに掲載されています。送迎バスの利用は完全予約制となっていますので、予約の際には必ず電話で伝えるのをお忘れなく!
もう1つのおすすめのアクセス方法が「定額タクシー」というものです。どんなに時間がかかろうと、何人で乗車しようと、定額料金で行くことができるので、人数が多ければ多いほどお得です(※1台定員4名まで)。
新千歳空港からも乗車できますので、冬道が心配な方や、レンタカーを借りたくないという方にはありがたい選択肢ですね。
・ 札幌駅→定山渓温泉 片道5,500円
・ 新千歳空港→定山渓温泉 片道1万500円
定額タクシーも予約が必要ですので、利用の前日までに宿へ希望を伝えましょう。場所や時間を聞いた上で、手配してもらうことができます。無料送迎バスと違って料金はかかるものの、好きな時間に送迎してもらえるというのが魅力的です。
行きは新千歳空港から定額タクシーで、帰りは無料送迎バスで札幌市内へという利用の仕方も可能なので、旅のプランに合わせたアクセス方法を選んでみてくださいね!
館内は男子禁制のくつろぎ空間!メイクを落として素肌でのんびり
靴を脱ぎ、フロントでチェックインを済ませます。ここから先は男子禁制。とはいえ、スタッフには男性もいます。「男性は一人もいないもの」という先入観を持っていたのでびっくりしましたが、防犯上必要なことなのだとすぐに理解。本当に女性しかいなかった場合はいざというときに心許ないですが、男性スタッフがいてくれるので安心して寛ぐことができるというわけです。
小さめのロビーを抜けて、客室のある2階へと上がっていくと、そこから先はスタッフの方も女性のみ。どんな格好でウロウロしていても大丈夫です!
新型コロナウイルス感染症対策
エントランスでの検温/手指消毒奨励(館内および客室へ消毒液の設置)/スタッフのマスク着用/共有スペースでの手袋着用/マスクケース配布
①住所
北海道札幌市南区定山渓温泉西3丁目57
②電話
011-595-3330
③交通
札幌中心部より国道230号線経由、車で約44分、無料送迎バスあり
④営業期間
無休
⑤営業時間
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
⑥休業日
なし
⑦料金
部屋タイプ、宿泊プランにより異なる
⑧カード
利用可(JCB・VISA・マスター・AMEX・UC・DC・NICOS・ダイナース・セゾン)
⑨駐車場
あり(無料)
落ち着いた色使いが印象的な翠蝶館の客室
客室はデラックスツインルーム、和室、洋室ツインルームの3タイプが用意されています。ちょっとリッチな母娘旅ではデラックスツインルームを、仲間とワイワイ修学旅行気分で楽しみたい方は和室を、親しい友人とゆっくり語りたい時にはツインルームを、という使い分けもいいですね!
筆者が友人と利用したツインルームには、十分すぎるほど大きなベッドの他に、クッションの置かれた大きめのソファーも配されていました。
宿泊プランにもよりますが、「美と健康」をコンセプトにしている翠蝶館では、「来たときよりもキレイになってもらいたい」という想いから、様々なサービスが用意されています。
筆者が利用したプランでは、体の内側からキレイになれる、温かいデトックスウォーターが客室に用意されていました。
日頃の疲れをエステで癒やす!翠蝶館の豊富なメニューで自分にご褒美を
翠蝶館には、アロマオイルを取り入れたトリートメントメニューや、整体・揉みほぐしなどのリラクゼーションメニューが用意されています(リラクゼーションメニューは男性スタッフによる施術)。
アロマトリートメントメニューでは3つの香りが用意されており、リラックス、エナジー、デトックスの中から好みの香りを選ぶことができます。その時の体調や気分に合わせて好みのものをチョイスして、あとはゆったりと癒やされてくださいね!
エステメニューはすべて宿泊プランとは別料金になり、館内での精算となります。エステが受けられる時間帯は16:00~22:30。予約制のため宿泊前日までに予約を済ませておくようにしましょう。(予約状況により当日の予約も可能です。)
詳しいメニューは公式サイトに掲載されています。詳しい施術内容なども丁寧に教えてもらえますので、電話で相談しながらメニューを決めるのも良いでしょう。苦手なメニューがある人は、予め伝えておいてくださいね。
翠蝶館の夕食は女性に嬉しい心遣いあり
お待ちかねの夕食は、北海道の旬の食材をふんだんに使用した身体に優しいもの。「体は食べ物からできている」という考えのもと、栄養たっぷりで体の内側からポカポカと温まってくるようなメニューが考えられています。
なるべくたくさんの食材を使用し、少しずつ、いろんなメニューを食べさせてくれるところが、女性の心を知り尽くした憎い演出。筆者が宿泊した2019年11月にはフレンチ懐石をいただきましたが、現在は「やさしい和食」を提供しているのだそうです。
※写真のお料理は2019年11月時点のもので、現在フレンチの提供はありません。
筆者が宿泊した際は夕食が3タイプから選べるようになっていて、この日は一番贅沢なプランをチョイスしました。計10品のメニューに、使われている食材もとても豪華!特別な一日にふさわしい内容で、鮮やかな見た目に会話も弾みます。
お料理の量はちょうど良いボリューム。バイキングでおなかがはち切れんばかりに食べるのも一つの楽しみ方ですが、翠蝶館では「体の内側からキレイになる」をコンセプトにしているので、食べ過ぎてお腹が苦しくなることはありません!
濃厚な翠蝶館の美肌の湯を心ゆくまで堪能
大浴場に引いている温泉は、第一寶亭留グループが定山渓に所有している3本の自家源泉から自噴しているお湯をブレンドした、非常に珍しいもの。保温効果が期待出来るナトリウム塩化物泉のお湯を堪能することができます。
美肌、ストレスの緩和、デトックス効果に冷え性など、女性の悩みを解決してくれる効能も嬉しいですね。のぼせない程度に十分温まったら、今度は脱衣場でのお楽しみが待っています。
お風呂上がりはマッサージチェアでくつろぐも良し、高級基礎化粧品を片っ端から試してみるも良し、人気のナノイーで美髪を目指すも良し。女性同士、ワイワイお試しするのも盛り上がりますよ!
客室にはアメニティが置いてありません。用意されていないわけではなく、好きなブランドを選べるようにするため、フロント前に置いてあるのです。定番のロクシタンをはじめ、ミキモト、スンダリ、オムニサンスの4種類が置いてあります。最近ではMIKIMOTO COSMETICSが人気なのだそうですよ!
一日の終わりは「カーペットルーム」で過ごすのが翠蝶館の醍醐味!
建物の2階中央には、誰でも自由にくつろぐことができる共有スペースの「カーペットルーム」があります。
翠蝶館でもっとも女子旅を堪能できるのがこの「カーペットルーム」。備え付けの作務衣や浴衣、自分のお気に入りの部屋着で、温かい床暖の入ったカーペットの上に寝転がってくつろぐことができちゃいます。
最初は気恥ずかしいような気もするのですが、他人の目を気にすることなく、自分の部屋でくつろいでいるかのように寝転がって人を見ていると、自分までだんだん大胆な格好でくつろいでしまうから不思議です。
なにしろ男性の目を気にしなくて良いので、浴衣が多少はだけていようが、あぐら姿でおしゃべりに夢中になろうが、自分を着飾る必要が全くないのです!さすがに女性だけだからといってだらしない格好をして良いというわけではありませんが、用意されているボードゲームに夢中になったり、飲み物を持ってきて雑誌を読んだり、単純にお昼寝に来たり、思い思いの過ごし方をしている姿に心が解き放たれたような、不思議な感覚を味わうことができますよ!
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