更新日: 2024年7月9日
銀座の手土産10選 絶対喜ばれる老舗和菓子や隠れた銀座名物もご紹介!
銀座の手土産は、お世話になった上司や取引先、親しい友人や親戚など、さまざまな相手への贈り物がそろう多彩さが魅力!
明治の文豪に愛された最中や、江戸時代から作り続ける瓦煎餅、割烹出身の店主が考案した絶品の練り菓子など、大切な方へ贈りたい銀座の手土産10選をご紹介します。
目次
- 【銀座の手土産】1.「銀座 菊廼舎」の江戸和菓子を散りばめた玉手箱
- 【銀座の手土産】2.明治から令和まで愛され続ける「空也」の最中
- 【銀座の手土産】3.「銀座 松﨑煎餅 本店」の瓦煎餅で四季を感じる
- 【銀座の手土産】4.「銀座凮月堂」は伝統を守り、さらに進化
- 【銀座の手土産】5.「銀座かずや」の板前出身店主による練り菓子に感嘆
- 【銀座の手土産】6.「銀座あけぼの 銀座本店」の四季を感じる米菓を手土産に
- 【銀座の手土産】7.「木挽町よしや」のどら焼きは歌舞伎界御用達
- 【銀座の手土産】8.名店「鈴懸 東京ミッドタウン日比谷店」の和菓子
- 【銀座の手土産】9.「銀座ベーカリー」の隠れた銀座名物ビスケットサンド
- 【銀座の手土産】10.「東京會舘 スイーツ&ギフト」のマロンシャンテリー
- オリジナリティに富んだ洋菓子手土産もチェック!
【銀座の手土産】1.「銀座 菊廼舎」の江戸和菓子を散りばめた玉手箱
明治23(1890)年創業、江戸和菓子の店として有名なのが、「銀座 菊廼舎(きくのや)」です。銀座尾張町(現在の銀座5、6丁目付近)で歌舞伎煎餅を売り出していたのが原点。その後、2代目店主が考案し、大正後期頃からお店の顔となった商品が、「冨貴寄(ふきよせ)」です。
「冨貴寄」は、バター不使用の和風クッキーや和三盆の打ち物、カリッと香ばしい黒豆、金平糖、落花生、ハッカ糖など、30種類以上の小さな江戸和菓子が缶に詰め込まれ、まるで玉手箱のよう。缶を開ければ、色鮮やかな菓子がにぎやかに並び、見ているだけも楽しめますよ。この「冨貴寄」は、それぞれのお菓子を入れる場所、順番がすべて決まっていて、職人がピンセットで作業をするそう。
創業125周年に、井田裕二さんが5代目に就任する記念品として作られた「冨貴寄 江戸の粋5代目」は特製ガラス瓶入り。もちろんこれも手詰めで、瓶詰め作業ができる職人は銀座菊廼舎のなかでも限られた数名ほどしかいないんだとか。
「冨貴寄」以外にも、職人の技のなかにも、遊び心を感じられる美しい和菓子を販売しています。銀座の手土産として持っていけば、世代を問わず喜ばれるに違いありません。
銀座 菊廼舎
- 住所
- 東京都中央区銀座5丁目9-17あづまビル 1階
- 交通
- 地下鉄銀座駅からすぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:30~18:00、土・日曜、祝日は~17:30
- 休業日
- 水曜、12月は無休
- 料金
- 冨貴寄 ありがとう=1620円/
【銀座の手土産】2.明治から令和まで愛され続ける「空也」の最中
銀座・並木通り沿いの売り切れ必至の手土産で有名なのが、「空也(くうや)」の最中です。明治17(1884)年創業、令和まで約135年の歴史を歩み続けてきた老舗和菓子店は、夏目漱石の小説にも登場するなど、多くの文化人にも愛されてきました。
店名を冠したひょうたん形の小さめサイズの「空也最中」は、現在でもすべて手作り。香ばしい焦がし皮と、小豆の風味が生きた餡が絶妙なハーモニーを奏でます。素朴な味わいなのに、一度食べたら忘れられない優しい甘さの余韻を残し、職人の手仕事の素晴らしさが伝わります。
この最中の原形は、9代目市川団十郎ゆかりのものとか。最中は数に限りがあるので、電話で早めに予約を入れるのがおすすめですよ。
空也
- 住所
- 東京都中央区銀座6丁目7-19空也ビル 1階
- 交通
- 地下鉄銀座駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00、土曜は~16:00
- 休業日
- 日曜、祝日(GW休、盆時期休、1月1~4日休)
- 料金
- 最中=1100円(10個入)/
【銀座の手土産】3.「銀座 松﨑煎餅 本店」の瓦煎餅で四季を感じる
銀座すずらん通りに入り少し歩くと「銀座 松崎煎餅 本店」の店舗が見えてきます。こちらの看板商品は、店舗限定で販売される瓦煎餅。
文化元(1804)年にのれんを掲げ、江戸時代から作り続けている瓦煎餅「江戸松﨑 暦」には、季節の絵柄が期間限定で登場。たとえば、夏なら花火、風鈴、秋ならススキ、お月見、紅葉といった、四季折々の風景を切り取って描いています。手土産として購入する際には、贈る相手の好みを考えて選びましょう。
同商品をよく見ると、同じ絵柄でも微妙に異なります。なぜなら、一枚一枚ていねいに手作業で描かれているから。職人が心を込めて作り上げたものだと思うと、より味わい深く感じますよね。売り切れることもあるほど人気が高いのも、うなずけます。
MATSUZAKI SHOTEN(銀座 松崎煎餅 本店)
- 住所
- 東京都中央区銀座4丁目13-8岩藤ビル 1階
- 交通
- 地下鉄東銀座駅からすぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大江戸松崎暦=1080円(8枚入り)/
【銀座の手土産】4.「銀座凮月堂」は伝統を守り、さらに進化
銀座並木通りとみゆき通りが交わる角に立つ自社ビルで営む「銀座凮月堂(ふうげつどう)」。同じビルにある工房からできたてが運ばれる和菓子は、約140年前の創業から連綿と続く、昔ながらの味を職人が守って作っています。そのため、銀座で親しまれ、古くから手土産を買いに通い続ける、なじみの客も多くいるそう。
一方で、老舗の伝統を守るだけでなく、新しいことにもチャレンジ。和喫茶と和食の店を併設する、リニューアルを行いました。さらに、和や四季を取り入れた新しいスイーツを世に送り出し、幅広い世代に愛される商品ラインナップが特徴です。
評判のメレンゲ菓子は、時季によって味や香り、彩りが変わるので、季節のあいさつにおすすめ。「人と人とをつなぐきっかけになるように」という願いを込めて作られているので、大切な人への手土産にぴったりですね。
【銀座の手土産】5.「銀座かずや」の板前出身店主による練り菓子に感嘆
「銀座かずや」は、わずか1坪ほどのスペースで営業する穴場の店。店主は、割烹や懐石料理などで修業を積んだ古関一哉さん。板前出身の店主が作る、日本料理の経験を生かした繊細な練り菓子は、どれも絶品ぞろい。なかでも2年間もの試行錯誤の末に誕生した「かずやの煉」が評判です。
自らのアイデアと手法で作り上げた「かずやの煉」は、まったりとした独特な舌ざわり。味わいは、最初に濃厚な抹茶の風味が広がり、あとから優しい甘さが残ります。
一度食べたらやみつきになり、銀座に通うリピーターが多いのも納得です。ただし、あまりにも人気があるので、1か月前から予約しないと手に入らないこともあります。手土産として購入する際には、銀座に行ってからでは遅いのでご注意ください。
【銀座の手土産】6.「銀座あけぼの 銀座本店」の四季を感じる米菓を手土産に
和光時計台がある銀座4丁目交差点近くで営む「銀座あけぼの 銀座本店」。終戦直後に創業し、時代ごとに移り変わる日本人の味覚や好みにつねに寄り添い、新しい挑戦を続けてきました。とはいえ、奇をてらった新作を作るわけではありません。おかきや大福、どら焼きといった定番の商品を追求し、その時代に合った本物の味を形にしています。
銀座土産としておすすめなのは、米菓の「二十四節花」。四季を感じさせる小分けされたパッケージの絵柄に、まず魅了されます。そして中には醤油や紫芋、ごまなど、多彩な8種類の味が詰まっています。そのひとつ「だしカレー」は、和風ダシとカレーを合わせた変わりダネ。優しいダシの風味が余韻して残る傑作です。
■銀座あけぼの 銀座本店
住所:東京都中央区銀座5-7-19
交通:地下鉄銀座駅A1出口からすぐ
営業期間:通年
電話番号:03-3571-3640
営業時間:10:00~21:00(日曜、祝日は~20:00)
休業日:無休
料金:二十四節花(36個入り)=1296円
カード:利用可能
【銀座の手土産】7.「木挽町よしや」のどら焼きは歌舞伎界御用達
銀座・歌舞伎座の路地裏にたたずむ、大正11(1922)年創業の和菓子店「木挽町(こびきちょう)よしや」のいち押し商品といえば、どら焼き。予約注文も多く、昔から歌舞伎界をはじめ、芸能関係者などからも数多くの注文を受けるそうです。
最高級北海道十勝産の小豆を使用した餡が、やや薄めの皮に包まれた小ぶりなどら焼きは、フワッと軽くなめらかな口当たりの皮と、上品な甘さの餡のバランスが絶妙。これこそ、何個でも食べられる格別なおいしさです!
加えて、どら焼きには焼印を入れることも可能。5個から30個入りまで用意があるので、手土産や贈り物にぴったりですね。
定番のどら焼きのほか、見た目がかわいらしい創作和菓子もそろいます。どれも精巧な作りで食べるがもったいないほどです。
■木挽町よしや(こびきちょうよしや)
住所:東京都中央区銀座3-12-9
交通:地下鉄銀座駅A7出口からすぐ
営業期間:通年
電話番号:03-3541-9405
営業時間:10:00~18:00
休業日:日曜、祝日
料金:どら焼き(5個入り)=756円
カード:利用不可
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