桜としまなみ海道が織り成す春限定の絶景が見渡せるスポットが、伯方島の標高149mの開山山頂にある公園です。

ここは桜の名所として有名なスポットで、春になるとソメイヨシノを中心に約1000本の桜が咲き誇り、山全体を淡いピンク色に染めていきます。その光景を見ようと、毎年多くの花見客が訪れています。

展望台からの眺め。桜の咲くころは特に美しい（写真提供：愛媛県観光物産協会）

山頂には木造の展望台が設置されています。

ここからの眺めが格別で、瀬戸内海に浮かぶ島々と、そこに架かる伯方・大島大橋、大三島橋、多々羅大橋、さらには四国・中国山地まで見渡すことができるのです。

春には桜が山を覆いつくし、桜のピンクと瀬戸内海の青の色彩のコントラストは圧巻。春は瀬戸内海に霞がかかることが多く、より幻想的な雰囲気に包まれます。初夏に彩りを添えるツツジもお見逃しなく。

【絶景スポットDATA】

大島の南端に位置する標高307.8mの亀老山の山頂にある亀老山展望公園は、青いパノラマの世界が広がるしまなみ海道屈指の絶景スポットです。

今治と大島を結ぶ世界初の3連吊り橋「来島海峡大橋」の人工美と瀬戸内の島々の自然美、さらには自然に溶け込むように設計された隈研吾氏による建築美が織り成す唯一無二の絶景が広がります。

隈研吾設計による展望台は、美しい景色とのコラボが絶妙

夕暮れ時も見事

亀老山展望公園は、夕暮れ時もまた格別です。瀬戸内海がピンクやオレンジ色に包まれ、夕日に照らされる来島海峡大橋は、絵画のような美しさ。

ゴールデンウイークや年末年始、夏休み期間の週末といった観光シーズンには、来島海峡大橋がライトアップされるので、こちらもぜひチェックしてくださいね。

【絶景スポットDATA】

波穏やかな瀬戸内海に大小の島々が集まり、その美しさから「多島美（たとうび）」と称されるしまなみ海道の絶景。

いろいろなスポットをめぐるなら、やはり車が便利です。車窓からの景色も楽しみながら、絶景をめぐる旅へ。