トップ >  関西 > 京都 > 亀岡・美山 > 

亀岡観光ガイド⑦ 亀山城の大手門跡に建つ形原神社

形原神社は、寛延元(1748)年に丹波篠山から亀山藩に入封した形原松平信岑を主祭神とし、歴代藩主を祀る社として明治13(1880)年に創建されました。

正面に唐破風を設けた門と透き塀に囲まれた一間社流造、銅板葺の本殿大棟の鬼板をはじめ、随所に形原松平氏の家紋「八丁子」の紋が施されています。また手水覆屋の鬼瓦には「(利)(丸の利)」の紋が見られますが、これも松平氏の家紋だそうです。

秋も深まる10月20日には、神幸祭として鍬山神社から「鍬山宮」と「八幡宮」の二輦の神輿が氏子地域を巡り、御旅所としてこちらの拝殿に置かれ、10月25日の本祭りには、城下町の辻々に立てられた山鉾の賑やかな囃子に迎えられながら、城下町を巡幸し、鍬山神社へ戻ります。亀岡が最も熱くなる祭りの中心に位置する神社と言えるでしょう。

こちらからJR亀岡駅まで、亀山城跡を右手に城下町の道を歩いて徒歩15分程の道のりになります。

亀岡観光ガイド まとめ

亀岡観光ガイド まとめ
撮影:らくたび サンガスタジアムby KYOCERA+京都サンガ、今年こそJ1昇格へ

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」ゆかりの地として盛り上がった昨年には、京都府下で初の球技専用スタジアムであるサンガスタジアム by KYOCERAも完成し、1階には関西唯一の大河ドラマ館も併設され、多くの来場者があったようです。場所はJR亀岡駅北側すぐ。さらにそのすぐ裏側には人気の保津川下りの乗船場もあります。

昨年を機に大きく整備も進んだ亀岡。この街を造った光秀も、この賑わいに大いに満足しているかもしれませんね。歴史、城下町、文化、祭りという魅力の詰まった亀岡歩き、ぜひともお楽しみください。

1 2

記事をシェア

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

【筆者】らくたび

SNS

    京都の旅行企画や京都日帰り旅行の実施・ご案内、京都の歴史や文化に関する講演、京都本の企画・制作・執筆に日々いそしむ京都の会社。
    築90年ほどの国指定:登録有形文化財の京町家から、千年の都・京都のさまざまな魅力を発信しています。
    京都現地ガイド歴30年、ご案内人数累計15万人!の代表を筆頭に、濃いぃメンバーが揃います。お寺や神社の歴史、ご利益ネタ、季節ごとの見どころネタならお任せあれ。