霊水でお金を洗って心を清めて行いを慎めば、商売繁盛すると伝わる、人気のスポット。源頼朝が、巳年の文治元(1185)年の巳の月、巳の刻に夢のお告げで霊水を見つけ、祠を建てて宇賀神を祀ったのが始まり。後に北条時頼が巳年に、銭を洗って一族繁栄を願ったことが銭洗いの起源とされています。現在でも縁日の巳の日を中心に、参拝者が多く、鎌倉駅西口の散策を兼ねて立ち寄るのがおすすめです。

正元元(1259)年、北条重時が創建し、のちに忍性が開山として迎えられた真言律宗の古刹。古絵図によれば、往時の境内には施薬院など現代の医療・福祉施設があり、慈善事業を多く行い、忍性は生き仏として崇められていました。

鎌倉大仏(長谷大仏)を本尊とする浄土宗の寺院。真言宗、臨済宗に属した後、江戸時代に浄土宗の寺となりました。境内一帯は国の史跡に指定されています。大仏の草創については謎が多いが、寛元元(1243)年に、初代の木造大仏の開眼供養が行われたと『吾妻鏡』にあり、正式名称は銅造阿弥陀如来坐像、鎌倉にある仏像で唯一の国宝。室町時代以後は露天の大仏として知られるようになりました。

天平8(736)年の創建と伝えられています。山の斜面に、裾野の下境内と中腹の上境内があり、本尊の十一面観音菩薩像を安置する観音堂をはじめ、主要な堂宇が建ち並び、海や街並みを一望する見晴台、傾斜地を利用した眺望散策路があります。本尊の観音像は、奈良の長谷観音と同じ霊木で造られた2体の観音像のひとつが海に流され、三浦半島に漂着、鎌倉に移されたとの伝説が残っているほか、桜やアジサイ、紅葉と見どころが多いのも人気の理由です。

稲村ヶ崎と小動岬の間に広がり、小説の舞台にもなった海岸。最寄りの七里ヶ浜駅の横には、ウインドサーフィンのオブジェがあり、マリンスポーツも盛んなエリア。鎌倉屈指の観光スポットです。

古くから信仰を集めている、全国唯一の八方除で有名な神社。広大な境内は、歴史の重みが感じられます。周囲は森で囲まれているので、ゆっくり散歩を楽しむのもおすすめです。

ヤシの木が並ぶ敷地にマンションが建ち並び、海にはクルーザーやヨットが浮かぶ。一般の人でも利用できるイタリアンレストランやテニスコート、ショートクルージングなど多くの人が癒しを求めて訪れています。