更新日: 2024年11月18日
おすすめの移住先 最新ランキング! 若者、子育て家族、シニアなど、世代別のおすすめ移住先もご紹介!
2024年までに東京圏から移住すると100万円支援される地方再生「移住支援金」制度ができ、移住に注目が集まっています。
もっと広い家に住みたい、満員電車に乗らずに通勤したい、気軽に釣りにでかけたい、など、自分のこだわりやライフスタイルに合わせて、東京の近県、地方都市、自然あふれる田舎、と移住先は3タイプが考えられますが、どのエリア、自治体がよいか悩みますね。
この記事では2020年の移住希望先人気ランキングをもとに、おすすめの県、市町村をご紹介します。若者世代、子育て世代、シニア世代と世代別のおすすめ市町村も紹介しますので、移住先選びの参考にしてください。
目次
【おすすめの移住先】コロナ禍でライフスタイルを見直し、移住する人が増えている?
在宅勤務を経験しテレワークでも従来の仕事ができる見込みがたったこと、通信環境整備が進み、地方でも東京と同じ仕事が成り立つようになったことから、IT業種を中心に移住が増えています。
コロナ禍で派遣切りなど仕事をなくし、暮らし方を変えざるを得なかった人もいます。
会社の近くに住む、仕事のある場所に住むという固定観念が変わり、家族で過ごす時間、生き方を見つめ直す人が増えたのが2020年でした。
移住希望先のタイプとしては「地方都市」が7割近くと人気で、自然の多いところで暮らしたいが便利さもほしいという人におすすめです。また、40歳代では「農村」の希望も増えています。
【おすすめの移住先】ランキング1位は静岡。コロナ禍で東京近県も人気
日本最大の移住相談所「ふるさと回帰支援センター」が2021年3月に発表した「移住希望地ランキング」で窓口相談1位に輝いたのは、静岡県でした。
以下20位まで、山梨、長野、福岡、宮城、広島、北海道、和歌山、神奈川、群馬、岐阜、茨城、栃木、福島、長崎、宮崎、富山、山口、愛媛、鹿児島とつづきます。
人気1位の静岡県はコロナ禍で出張相談会をオンラインに切り替え、相談件数を落としませんでした。
毎年発表されるランキングですが、神奈川県、茨城県、栃木県は20位以内に新登場。コロナ禍で在宅勤務が広がったことから、出勤時間の短さよりも「もう一部屋」の余裕を求め、引っ越しに近い感覚で東京郊外への移住が増えています。
新登場の県以外は、順位に変動はあるものの、ランキング上位に毎年顔を連ね、根強い人気を誇っています。
それでは、上位10県の人気の理由と、県内で注目度の高い市町村をご紹介しましょう。
【おすすめの移住先】ランキング上位の県 人気の理由は?
【おすすめの移住先ランキング】1位 静岡県
温暖な気候、人気観光地
冬は東京よりも暖かく、夏は涼しいため過ごしやすく、冷暖房費も安くすみます。
日本一高い富士山、日本一深い駿河湾。海、山、川が楽しめます。
伊豆や浜松、熱海などの人気観光地を身近に暮らしながら、東京に出て都会を楽しめます。
首都圏へのアクセスがよい
東海道新幹線の停まる駅が県内に6駅と最も多く、三島市からは東京まで37分と通勤圏内。第二東名高速道路も開通し車で東京に出るのも便利です。
安く家が買える
坪単価が東京の約10分の1。安くて広い家を建てられます。
オンライン移住相談が便利
火曜~日曜にオンライン移住相談ができ、オンライン移住セミナーも利用できます。
コロナ禍で、家にいながらじっくり移住相談ができるのは助かりますね。
静岡県のおすすめ市町村
静岡市 人口70万
東京から新幹線で1時間の政令指定都市。市内で何でも揃うが刺激がほしい時は東京へ。
かたや車で20分も走れば大自然で、アウトドアも楽しめます。
「子育て支援センター」は休日に赤ちゃんを預かってくれたり、平日のお迎えを助けてくれたりと働く親の強い味方で、2015年に「共働き子育てしやすい街」の第1位に輝きました。
伊豆の国市 人口5万
伊豆半島の付け根に位置し、東京圏への出勤も、伊豆・箱根方面へのお出かけにもアクセス抜群。
市内には伊豆長岡温泉、韮山温泉、大仁温泉、畑毛温泉があり、アスレチックがある公園は親子に大人気。狩野川では、カヌー体験、鮎釣りも。
高校生まで医療費全額助成や第2子以降の保育料軽減などの子育て支援・移住支援も充実しています。
静岡をもっと知るなら>>公式移住・定住情報サイト「ゆとりすと静岡」
【おすすめの移住先ランキング】2位 山梨県
山の美観とおいしいフルーツ・水
富士山、南アルプスに囲まれ、富士五湖、西沢渓谷など、どこに住んでも美しい景観に恵まれています。
ブドウ・モモ、ミネラルウォーターは生産量日本一。
おいしいフルーツや、温泉など、自然豊かな田舎暮らしを楽しめます。
首都圏へのアクセスがよい
甲府から東京まで特急電車で90分。
移住の職探しや家探しにも気軽に出かけられますね。
2027年に開業が予定されるリニア中央新幹線も、甲府市南部の大津町に駅ができることになり、さらにアクセスが良くなります。
自然のなかで子育て
自然豊かな環境でのびのび育ってほしい、と30代~の子育て世代が多く移住しています。
仕事と子育ての両立を支援するため、全国で初めて県内全域での病児病後児保育の広域利用を開始。出産後も早く職場復帰でき、職場の近くに預けられるので、仕事が終わってすぐに迎えに行けます。
安くマイホーム・土地が買える
土地が安く、東京が1坪平均375万円に対して山梨県では1坪14万円程度です。
山梨県のおすすめ市町村
中央市 人口3万
2020年8月、週刊誌AERA「コロナ時代の移住先ランキング」で、中部エリアで2位に選ばれました。(1位は石川県金沢市)
甲府盆地の南部に位置し、実り豊かな田園風景が広がる田舎ですが、山梨県最大の医療拠点「山梨大学医学部付属病院」、大型ショッピングセンター、工業団地がそろっています。
甲府市にできるリニア中央新幹線の新駅も、中央市との市境あたりなので実は近いのです。
中巨摩郡昭和町 人口2万
都市部を除く全国自治体の居住満足度を調査した「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2020ふるさと版」で全国1位に輝きました。
甲府市の南に位置する県内有数の穀倉地帯でしたが、80年代に中央自動車道甲府昭和インターチェンジができ、工業団地の立地が進みました。
また、区画整理事業の展開により住宅地や商業地も整い、県内屈指の住環境を誇っています。
イオンモール甲府昭和があり、人口あたりの飲食店数も多い昭和町は、山梨県人にも人気です。
山梨の移住相談は>>やまなし二拠点居住・移住総合WEBメデ
【おすすめの移住先ランキング】3位 長野県
移住の先輩が多い
長野県への移住者の数は2018年から2000人を超えていて、移住者のコミュニティができています。
移住したあとの暮らしや仕事について情報がもらえ、同じようなライフスタイルの先輩を見つけやすいので移住後がイメージでき、計画がたてやすくなります。
雄大な自然、土地が広い
全国最多の百名山があり、自然の宝庫です。空気のきれいさ日本一(環境省調べ)のせいか、平均寿命女性全国1位、男性2位。
南北に長く広大なため、松本や長野市・軽井沢などの市街、登山やスキーが楽しめる北部、雄大な自然が広がる南部など、自分に合った町が見つかります。
日帰り温泉施設が日本一多く、仕事帰りに気軽に寄れます。
都心へのアクセスがよい
新幹線で長野市から東京駅まで90分。リニア中央新幹線が開通すると、品川~飯田が45分になります。
自治体の支援が手厚い
どの自治体も移住支援制度が充実しており、IT事業者に半年まで住居とオフィスが提供される「おためしナガノ」も革新的です。若者からシニアまで、年齢層に応じた支援もしています。
充実した教育に子育て世代が注目
2019年に開校した佐久穂町「大日向小学校」は日本初のイエナプランスクール。
オルタナティブ(刷新的)教育の1つで、リビングルームのような教室で、遊びも組み込みながら異年齢グループで学習するもので、移住しても通わせたいという「教育移住」が起きています。
長野県のおすすめ市町村
松本市 人口24万
県下最大の面積を誇る松本市は、長野県の中央に位置し、北アルプス、上高地、美ヶ原など雄大な自然に囲まれ、国宝松本城を中心とした城下町の風情を残しながら、イオンモールもあり、ショッピングなども楽しめます。おしゃれなカフェもたくさん。
上高地、温泉、スキー場もあり多様な魅力があります。
安曇野市 人口10万
市の西部は雄大な北アルプス連峰がそびえ立つ中部山岳国立公園。雄大な景色にひとめぼれしたという移住者の声が多く聞かれます。
長野でも冬の晴天日が多く雪の少ない気候、生活の利便さから移住先として選ばれています。
水がきれいで4つの異なる泉質を持つ温泉もあります。
長野の移住相談は>>しあわせ信州
【おすすめの移住先ランキング】4位 福岡県
世界でも認められた住みやすい都市
イギリスの世界的情報誌「モノクル」が発表した「世界の住みやすい街ランキング2018」では、福岡が22位に選ばれました。
人口が急増している、学生が多い、九州とアジアの玄関口、きれいな海が近くにあり住環境が良い、成長し続けるエネルギッシュな街というのが理由です。都市部と地方の良さを兼ね備えた、住みやすい県といえます。
土地の坪単価平均は全国6位で東京の6分の1と、移住先でマイホームを建てるにはそれほど安価なほうではありませんが、そのぶん資産価値は高いと言えます。
交通の便がよくアジア旅行も近い
福岡県は九州・アジア各地の玄関口で、飛行機なら東京まで90分、ソウルまで70分、上海まで90分、台北まで2時間半。福岡空港は博多駅から電車で5分と便利です。
食が豊かなグルメ県
海の幸に加え、いちごのあまおうなど果実・農産物も豊富。
博多ラーメンやもつ鍋など、屋台や飲食店も充実していて、東京に負けないグルメ生活が送れます。
福岡県のおすすめ市町村
春日市 人口11万
日経BP「シティブランド・ランキング 住みよい街2020」で全国8位となった春日市(九州・沖縄エリア1位)は、働く世代に支持されています。
治安がよい、公園が多い、繁華街へのアクセスがよい、公共交通機関が充実している、病院や診療所が多い、保育所や幼稚園が充実している、行政サービスが充実している、街に活気があると評価されました。
公園、ため池、緑が豊かな住宅都市で、福岡都心への交通の便がよい、人気の街です。
糸島市 人口9.7万
モノクル誌が発表した、人口25万人未満の街を対象とする「輝く小さな街2021年ランキング」で、糸島市が世界3位に選ばれました。
玄界灘の恵みと新鮮で安全な農畜産物が手に入る自然の豊かさに加え、福岡市に隣接して都市生活も楽しめ、「生活の質が優れている」と評価されました。
若い農業者や小規模な事業者が元気で、市民が「よそ者」に寛容であること、行政の支援も充分と分析しています。
福岡の移住相談は>>福岡県移住・定住ポータルサイト「福がお〜かくらし」
【おすすめの移住先ランキング】5位 宮城県
県内のどこに移住しても仙台が近く、東京へも近い
県庁所在地の仙台市は県の真ん中にあるため、どこに住んでもアクセスしやすくなっています。
仙台駅では新幹線や地下鉄も利用でき、東京まで90分で行けます。
休日のレジャーが充実
蔵王、松島、仙台うみの杜水族館、八木山動物園など観光施設も多く、子育て世代も自然と文化両方のレジャーが楽しめます。
雪が少なく梅雨どきや夏も涼しい
山沿いは雪が多く降りますが、仙台をはじめとした太平洋側は積雪が少なく、冬でも比較的温暖です。
いっぽうで梅雨の時期に蒸し暑くなることはほとんどなく、仙台市の最高気温の平均は7月が25.7℃、8月は27.9℃と過ごしやすいのが特徴です。
仙台市は30℃以上の真夏日と0℃未満の真冬日の合計が最も少ない県庁所在地でもあります。
物価が安くマイホームも建てやすい
食料品の消費者物価地域差指数は全国40位で物価が安く、坪単価平均も東京の10分の1ほどで、経済的にもやさしい地域です。
有効求人倍率は全国平均より高く年々上昇し、転職先を見つけやすいといえます。
宮城県のおすすめ市町村
仙台市 人口108万
街中に緑があふれ、中心部を流れる広瀬川とともに都心にいながら自然を満喫することができる“杜(もり)の都”。
公共交通も利便性が高く、四季を通してさまざまなイベントが開催される楽しいまちです。
特に荒井駅周辺は道路や公園が整備され、駅前には大規模商業施設や集合住宅などの建設が予定されており、発展するエリアとして注目されています。
名取市 人口8万
仙台市の南に隣接し、仙台空港があり、JR東北本線など交通機関が充実しています。
仙台駅まで電車で13分と近く、いっぽうで東は太平洋に面し、西部には広大な山並みが広がるなど豊かな自然に囲まれ、冬でも雪が少なく温暖です。
郊外型の商業施設が多く、買い物にも便利で、家賃・物件価格ともに仙台と比べると割安感があります。
宮城の移住相談は>>宮城移住ガイド
【おすすめの移住先ランキング】6位 広島県
都市部と自然の一体感
中国山地・瀬戸内海と大都市広島が近く、日帰りでアウトドアが楽しめます。
離島も多いので、街・海・山と、ライフスタイルに合った移住先を選べます。
「嚴島神社」「原爆ドーム」と2つの世界遺産があり、広島カープファンが「カープ移住」してくることも。
年間を通して温暖で、降水量が少なく、気候にも恵まれています。
路面電車や10社のバスが走り、車を持たない移住も可能です。
仕事が見つけやすく起業でキャリアアップも
中国地方の中枢都市であり、大企業の支店などが集中しており、仕事も探しやすくなっています。
新しく何かを始めたい移住者も広島なら顧客が見込め、広島初の『ふくろうカフェ』をオープンさせたり、カメラマンが東京での仕事を持ち込みつつ広島でも顧客を増やしたりしています。
移住・就職活動を支援
原則20歳以上で東京圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)に居住する人で、近々広島への移住を考えている方が、就職活動や移住のための事前調査などで広島を訪れる場合、片道交通費を支援しています(詳しくは>>ひろしま移住メディア)
広島県のおすすめ市町村
東広島市 人口19万
新幹線が停車する東広島市は広島の中心に位置し、ベッドタウンとして発展しています。
広島大学、近畿大学、広島国際大学、エリザベト音楽大学がある学園都市で、卒業後の定住も多いので若者が多く活気があります。教育にも力を入れており、子育て世代の移住にもおすすめです。
ショッピングモール、飲食店が多く生活に便利で、車で1時間以内に行けるアウトドアスポットが多く、レジャーも楽しめます。
尾道市 人口14万
映画のロケ地でも有名な、石畳の坂道が美しい尾道。
瀬戸内のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、瀬戸内の島々、緑豊かな北部丘陵部、西の小京都と呼ばれる沿岸部と、多彩な表情を持っています。
また、JR山陽新幹線、山陽本線、山陽自動車道、しまなみ海道、やまなみ街道が交差する「瀬戸内の十字路」として交通も便利です。
空き家が安く借りられ、リフォームにも助成金があります。
広島の移住相談は>>広島県交流・定住ポータルサイト「広島暮らし」
【おすすめの移住先ランキング】7位 北海道
冬も寒くない!
寒さで敬遠されがちな北海道ですが、冬の家の中の温度は日本一高く、驚くほど快適です。
そのぶん暖房費がかかりますが、夏の冷房がいらないため年間トータルでは、東京と光熱費はそれほど変わりません。
夏の涼しさはもちろんのこと、梅雨もなく6月もさわやかです。台風の影響もありません。
食べ物がおいしい
漁業や農業が盛んなので、良質な食材が安く食べられます。直売所も多く、グルメなお店に行かなくても、毎日の買い物でおいしいものがたくさん選べます。
北海道の自然を満喫
コロナ禍で県境をまたぐ旅行に制限があるときでも、道内旅行ならOK。そんな時、旅行先の選択肢は都府県の比較になりません。
移住前は渋滞を越え飛行機に乗り訪れた北海道にひとたび住んでしまえば、休日に気軽に北海道旅行ができます。
北海道のおすすめ市町村
札幌市 人口195万
オフィスと商業施設がコンパクトにまとまっているため、車を持っていない方も不便がありません。
北海道で一番の都市でありながら、公園の数が日本一多く、全長約1.5kmの大通公園には、芝生にさまざまな木々、花壇に噴水などが整備されています。
四季を通じてイベントが催され、買い物も遊びも札幌市だけで充分以上に足りるため、年齢を重ねて車の運転をやめても無理なく暮らせます。
深川市 人口2万
深川市は「住みたい田舎ランキング2021年版」(宝島社)で北海道内第2位に選ばれ、10年で145組が移住しています。
北海道のほぼ真ん中に位置することから、交通の利便性が高く札幌までJRで1時間、旭川まで15分。高速のインターもあり、旭川空港、新千歳空港にアクセスできます。
石狩川の恩恵を受けた北海道でも有数の農産地で、ゆめぴりかなどブランド米、ソバ、リンゴ、深川牛などおいしい食が楽しめます。
移住に関する専用窓口を設置しており、先輩移住者が親身に対応してくれます。
妊娠届を出した時点で136,000円(第1子)が交付されるのも魅力です。
北海道の移住相談は>>北海道への定住・移住を応援する情報ポータルサイト 北海道で暮らそう!
【おすすめの移住先ランキング】8位 和歌山県
本州最南端の暖かさ
紀伊半島の南西側に位置し、県南部には大規模な山地が広がる和歌山県。
本州最南端(離島を除く)で温暖な気候です。
市街生活と田舎暮らしの両方あり
日本の伝統的な歴史文化を色濃く残しながら大阪など関西の中心エリアにアクセスがよく、岩出市、橋本市などがベッドタウンとして人口を増やしています。
休日には世界遺産である熊野古道や熊野三山を巡ることもでき、高野山、海水浴、温泉、テーマパーク、ホエールウォッチングなども楽しめます。
昔ながらの里山が広がるエリアでは、のどかな田舎暮らしができます。
ワンストップパーソンが移住のすべてを手助け
和歌山県には、すべての市町村に「ワンストップパーソン」という頼りになる移住担当者がいます。
問い合わせのたらい回しがなく、住まいの物件案内や小さな悩み相談まで応えてくれます。
和歌山県のおすすめ市町村
田辺市 人口7万
和歌山県南部、海岸線のほぼ中央にある田辺市は、県第2の人口を数える都市。
和歌山駅までJR特急で70分。特急で大阪へも出やすくなっています。
世界遺産「熊野古道」「熊野本宮大社」があり、「龍神温泉」や「湯の峰温泉」など有名な温泉もあります。
岩出市 人口5万
北に大阪、西に和歌山市が接していて和歌山駅まで18分。関西空港へも近く都市へのアクセスに恵まれています。
北部は和泉山脈、国宝根来寺(ねごろじ)があり、南端には、奈良県では吉野川と呼ばれる紀の川が流れています。
大阪のベッドタウンとして人口が増えており、病院・飲食店も多く、子育て世帯におすすめです。
和歌山の移住相談は>>かなえよう。わかやまLIFE
【おすすめの移住先ランキング】9位 神奈川県
コロナ禍で移住の人気県に
2020年は在宅勤務が増えたことをきっかけに、仕事を変えず引越しに近い感覚で移住できる神奈川県に人気が集まりました。
日本の人口の3分の1が暮らしていますが首都圏から離れれば自然が多く、それでいて都心部へのアクセスが整っているのが魅力です。
生活に便利で東京より物価が安い
生活ガイド.com「2021年住みたい街ランキング」1位の横浜市、自然豊かな観光地の箱根や鎌倉、リニア駅が開業する相模エリア、観光地ではない静かな自然の中で暮らせる三浦半島など、神奈川県でもその顔はさまざま。
東京にすぐ行ける距離でありながら物価が安く、ゆとりをもって暮らせます。
神奈川県のおすすめ市町村
藤沢市 人口42万
住宅ローン機関アルヒが「本当に住みやすい街大賞2021」3位に選んだのが藤沢市辻堂です(1位は埼玉県川口、2位は練馬区大泉学園)。
再開発により利便性が急上昇し、リゾートライフを満喫できるシーサイドタウンで、近隣の藤沢や戸塚に比べ手の届きやすい価格設定の住宅が多いのが魅力です。
駅直結の大型商業施設「テラスモール」にはショッピングなどの娯楽施設が充実、野菜直売所や「片瀬漁港」で新鮮な食材が買えます。
江の島や海水浴場、海浜公園があり家族でレジャーが楽しめ、国道1号の拡幅工事が完了すればさらに生活しやすいエリアになると期待されています。
鎌倉市 人口17万
観光地として人気が高い鎌倉市は、相模湾に面していて海が近いのが魅力ですが、都心にも1時間で通勤できます。
由比ヶ浜海水浴場や稲村ヶ崎、江ノ電と近い七里ヶ浜海岸など人気スポットが多数あり、カフェやレストランなどが充実しています。
山にも囲まれ、鶴岡八幡宮や鎌倉大仏などの寺社があり、国宝・文化財の宝庫。
横浜市寄りでマンションが多い大船駅周辺、観光地の多い鎌倉駅周辺、湘南海岸のある江ノ島電鉄沿線など、好みのエリアが選べます。
待機児童数は神奈川県内でも多く、子育て世代よりもシニア世代におすすめです。
神奈川の移住の移住相談は>>神奈川県「移住・定住」
【おすすめの移住先ランキング】10位 群馬県
子育て支援が充実
「関東1都6県子育て満足度調査」(ミキハウス、2017年)で1位の群馬県は、子育て支援センターで親同士が交流でき、仕事探しのサポート、就園相談が受けられるほか、子育て環境が整っています。
中学生まで医療費無料、待機児童が少ない、子育て家庭(18歳まで)に対する割引制度が充実、公園や子供向けの無料施設が多いなど、子育て世代におすすめです。
タウン暮らしも里山暮らしもあり、東京へのアクセスもよい
商業エリアでタウン暮らしができる市町村もあれば、自然のなかで里山暮らしができる市町村もある群馬県。高崎駅から東京まで新幹線で1時間で行けます。
栃木県などと違い、人口が複数の市に分散しているのが特徴で、前橋市がある県央エリア、高崎市があり長野・埼玉に接する西部、桐生市があり栃木・埼玉に接する東部、沼田市・尾瀬がある北部、嬬恋村・草津がある吾妻エリアと、市街地から自然や温泉が楽しめる地域までさまざまです。
群馬県のおすすめ市町村
高崎市 人口37万
日本総合研究所「全47都道府県幸福度ランキング2020年版」の中核市部門で高崎市が3位となりました(前橋市も7位です)。文化的水準が高く、暮らしやすいと評価されています。
県庁のある前橋市よりも人口が多く、高速道路や新幹線などが交差する交通拠点。
のどかな田園風景も見ることができ、自然と都市が調和した街です。市内の3地域に住宅を取得された方を対象に、住宅ローンの利子5年間分を全額補給する制度もあり、移住を支援しています。
前橋市 人口33万
群馬県のほぼ中央、雄大な自然を抱く赤城山のふもとにある県庁所在地です。
生活に便利な市街地の周辺に、緑豊かな田園地帯や山間のアウトドアスポットが広がります。
待機児童数0を誇る保育所環境、小さい子も楽しめる子育てひろばや前橋こども図書館、児童文化センターなど、子育てしながら働ける環境が充実しています。
群馬の移住相談は>>はじめまして、暮らしまして、ぐんまな日々
【おすすめの移住先】若者世代、子育て世代、シニア世代におすすめの市町村
移住先として人気の県をご紹介しましたが、次は世代別におすすめの県・市町村をご紹介しましょう。
上の表は2020年の年代別移住希望地です。年代にかかわらず静岡県が人気ですが、20歳代、30歳代は仕事の求人が多い広島県、宮城県、福岡県が上位に来ています。
70歳以上になると、東京にいる子供の家庭からほど近い神奈川県が一番人気です。
次に、世代別のおすすめ市町村をご紹介しましょう。
出典:宝島社『田舎暮らしの本』2021年2月号 2021版 住みたい田舎ベストランキング
【若者世代部門】【子育て世代部門】【シニア世代部門】より。全国の645自治体を調査し、移住・定住に関する施策への取り組み状況をもとにランキング
若者世代におすすめの移住先
大きな市(人口10万人以上)では
1位 愛媛県西条市 交通アクセスがよく、工業地帯があり求人豊富
2位 大分県大分市
3位 鳥取県鳥取市
小さな市(人口10万人未満)では
1位 大分県豊後高田市 支援充実、コンパクトシティ、温泉・自然、地域の人との交流
2位 島根県雲南市
3位 大分県宇佐市
町では
1位 島根県飯南町 医療・教育環境が充実、住宅支援が手厚い
2位 北海道沼田町
3位 高知県四万十町
村では
1位 長野県木島平村 美しい農村。長年の交流から移住へと踏み切る若者が多い
2位 長野県宮田村
3位 長野県青木村
子育て世代におすすめの移住先
大きな市(人口10万人以上)では
1位 愛媛県西条市 交通アクセスがよく、工業地帯があり求人豊富
2位 愛媛県今治市
3位 静岡県静岡市
小さな市(人口10万人未満)では
1位 大分県豊後高田市 支援充実、コンパクトシティ、温泉・自然、地域の人との交流
2位 大分県宇佐市
3位 島根県雲南市
町では
1位 島根県飯南町 医療・教育環境が充実、住宅支援が手厚い
2位 北海道沼田町
3位 愛媛県久万高原町
村では
1位 長野県宮田村 隣接する市も通勤圏。村内企業が多い。3歳未満児専用保育園あり
2位 山梨県丹波山村
3位 長野県青木村
シニア世代におすすめの移住先
大きな市(人口10万人以上)では
1位 愛媛県西条市 交通アクセスがよく、工業地帯があり求人豊富
2位 鹿児島県鹿児島市
3位 山形県酒田市
小さな市(人口10万人未満)では
1位 大分県豊後高田市 支援充実、コンパクトシティ、温泉・自然、地域の人との交流
2位 大分県臼杵市
3位 大分県国東市
町では
1位 北海道沼田町 主要施設へ歩いて行けるコンパクトなまちづくり
2位 島根県飯南町
3位 長野県辰野町
村では
1位 長野県木島平村 美しい農村。診療所が2件あり総合病院へも車で15分
2位 長野県宮田村
3位 群馬県嬬恋村
どの世代も、人口の多い市では利便性が重視され、小さな市、町・村では移住支援が手厚く、医療・子育てに不安がなく、仕事も確保できる自治体が評価されています。
【おすすめの移住先】物価が安いまちは?共働き子育て家庭におすすめなまちは?ランキングいろいろ
移住で人気の県、それぞれの世代でのおすすめの市町村を見てきましたが、移住で重視したいポイントは人それぞれですね。
実際に住んでいる人が「ずっと住み続けたい」「住み心地がいい」と感じている町はどこなのか、物価が安くお財布にやさしい町はどこなのか……?
そんな疑問に答えるランキングがいろいろありますので、参考にしてください。
街の住みここち都道府県ランキング全国版2020(大東建託)
1位 東京都
2位 兵庫県
3位 福岡県
住みよさランキング2020(東洋経済)
1位 石川県野々市市
2位 東京都文京区
3位 東京都武蔵野市
住み続けたい街・都道府県ランキング全国版2020(大東建託)
1位 香川県
2位 兵庫県
3位 奈良県
街の住みここちランキング2020<ふるさと版>(大東建託)
(大都市圏や政令指定都市、県庁所在地以外の地方都市で、住んでいる人たちからの評価が高い街)
1位 山梨県中巨摩郡昭和町
2位 熊本県菊池郡菊陽町
3位 沖縄県中頭郡北谷町
街の住みここち「自治体」ランキング全国版<物価家賃>2020(大東建託)
(住んでいる人が物価・家賃が安いと感じている町)
1位 宮崎県北諸県郡三股町
2位 三重県度会郡玉城町
3位 熊本県菊池郡菊陽町
共働き子育てしやすい街2020(日経DUAL×日本経済新聞)
1位 千葉県松戸市
2位 東京都葛飾区、豊島区
4位 大分県大分市、東京都新宿区、東京都福生市
シニアにやさしい街総合ランキング(日本経済新聞)
1位 東京都板橋区(認知症対策が充実)
2位 栃木県小山市(老人クラブやサークル、シルバー大学校などが充実)
4位 東京都新宿区(医療・介護が充実)
街の住みここち&住みたい街2020エリア別ランキング(大東建託)
全国47都道府県別に「住みここちのよい市町村」をランキングしていますので、気になる県をチェックしてみてください。
【おすすめの移住先】移住相談所や自治体の窓口で自分に合う地域、相談できる人を見つけよう
興味のある町や、そこでの暮らしをイメージできたでしょうか?
いくつか移住先の候補を決めたとしても、見知らぬ町でいきなり家を買って移住、というのでは心配です。仕事探しも大変ですし、都会の引越しと違ってよそ者扱いされてしまうおそれもあります。
自治体の担当者や移住相談所の相談員と話せば、仕事先を探してくれたり、移住の先輩を紹介してくれたりといった手伝いをしてくれます。
地方に行くと、店と店が相当離れた位置にあったりして、スーパー、歯医者、美容院ひとつとっても、どこを選べばいいかわかりません。近所の人には言いづらい悩みも出てきます。
気軽に話ができる人がいるといないとでは便利さも心強さも違います。
移住先がどんなところなのか、移住の先輩にしっかり聞いて、自分に合った環境であることを見極め、移住後も人とのつながりを生かしましょう。
国内の新着記事
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