更新日: 2023年1月7日
ロマンスカーミュージアムを徹底紹介!小田急好きにおすすめのスポット
2021年4月19日、小田急電鉄・海老名駅前に「ロマンスカーミュージアム」がオープン!
懐かしの歴代ロマンスカー車両がズラリと並び、精巧なつくりの巨大ジオラマの展示や、ロマンスカーシミュレーターなど、どの世代もワクワクすること間違いなしの施設となっています。
そんな最新スポットの見どころを徹底紹介します!
目次
ロマンスカーミュージアムってこんなところ
ロマンスカーミュージアムは、小田急電鉄初となる屋内常設展示施設。プロジェクションマッピングやペーパークラフト、運転体験など、ただ見るだけのミュージアムではなく、さまざまな体験ができることをウリにしています。
館内は、「ヒストリーシアター」「ロマンスカーギャラリー」「ジオラマパーク」「キッズロマンスカーパーク」の4つの展示ゾーンに分かれています。
当面の間、入館にはロマンスカーミュージアム公式ホームページから日時指定した事前予約が必要。予約は無料で、入館時にエントランスでスマートフォンの予約画面を提示したうえで、チケットを購入します。予約は入館日の1ヶ月前から受付開始。
■ロマンスカーミュージアム
住所:神奈川県海老名市めぐみ町1-3
電話番号:046-233-0909
交通:小田急線海老名駅からすぐ
営業期間:通年
営業時間:10:00~18:00(最終入館17:30)※季節によって変動
休業日:第2・第4火曜日 ※別途休館日を設ける場合があります
料金:大人(中学生以上)900円、子ども(小学生)400円、幼児(3歳以上)100円、
3歳未満は無料※一部別途料金のかかるコンテンツあり
>>公式ホームページはこちら
ロマンスカーミュージアムの見どころベスト3!
プロジェクションマッピングや運転体験など、さまざまな体験ができるロマンスカーミュージアム。その中でも、イチオシの見どころを3つ厳選して紹介します!
ロマンスカーミュージアムの見どころ1.まずは歴代ロマンスカーの車両展示で懐かしさを体験
1階の「ロマンスカーギャラリー」には、1957年登場のSE(3000形)以降、新宿~小田原・箱根間を結んで活躍した5車種のロマンスカーが展示されています。通常は見ることができなかった車両の足元を含め、間近でロマンスカーを鑑賞可能。検車庫の中のような雰囲気や、レトロなオレンジ色の車体に、電車に詳しくなくてもワクワクしてきます。乗ったことがある人は、旅の思い出がよみがえってくるかも。
3列に並ぶオレンジの車両は左から、1957年に登場し、小田急線初の特急専用車両で当時の狭軌鉄道世界最高速度を達成したSE(3000形)、1963年に登場し、小田急線で初めて運転席を2階にすることで先頭車両を展望席として開放したNSE(3100形)、1980年に登場して以来、つい3年前まで現役で活躍していたLSE(7000形)です。
さらに奥に進むと、1987年から2012年まで走行し、大きな窓と1段高くした床を備えることで眺望性に優れたHiSE(10000形)、1991年から2012年まで走行し、JR御殿場線乗り入れのために製造された、小田急線初の2階建て構造の客席を持つRSE20000形が並びます。この2車種には中に入って見学することも可能です。
さらに同じフロアの「ヒストリーシアター」では、小田急電鉄の前身、小田原急行鉄道が1927年の開業当時に最初に運行した車両、モハ1も展示されています。レトロな外観はもちろん、窓からのぞき見れば木材が多用された車内も味があって素敵です。
車両の横では、小田急電鉄とロマンスカーの誕生と進化の軌跡をたどるショートムービーも放映されていますよ。
ロマンスカーミュージアムの見どころ2.小田急沿線の巨大ジオラマがすごい!
2階にある「ジオラマパーク」には、新宿から箱根までの小田急沿線を模した巨大鉄道ジオラマが展示してあります。新宿の小田急百貨店や海老名駅の商業施設ビナウォーク、江ノ島水族館、箱根のホテル、遊覧船など実際の施設を忠実に再現されたジオラマに、会話も弾みそう。
ジオラマ内には懐かしの引退した車両から最新の現役車両まで10車種のロマンスカーと5車種の通勤車両が勢ぞろいし、実際には絶対に見られない夢の競演が実現されているのも見どころです。
1回100円でジオラマ内のロマンスカーを3分間動かせる「ジオラマ運転体験」は、実際に使用されていた運転席から取り出したレバーを捻るだけの簡単操作で運転士気分が味わえます。速度調整しながら駅にピッタリ停車させるのはなかなか難しく、小さな子どもだけでなく、大人でも楽しめそうです。
また、ジオラマの背景には巨大スクリーンが設置され、時間に合わせた美しい映像が流れています。星空の映像とともにジオラマの建物の明かりが輝くようすはなんともロマンチック。部屋の奥には階段状になったデッキスペースもあり、刻々と移り変わる沿線の街並みを高台からじっくり堪能できます。
ロマンスカーミュージアムの見どころ3.ロマンスカーシミュレーターにチャレンジ!
2階の「ロマンスカーアカデミアⅡ」にあるのが「ロマンスカーシミュレーターLSE(7000形)」。1980年から40年近く活躍したロマンスカー、LSE(7000形)の運転台をそのまま再利用した本格派のシミュレーターで、実際の運転席から撮影した映像が運転操作と連動する、リアルな操作感が魅力です。
コースは「秦野→本厚木」「本厚木→町田」「成城学園前→新宿」の3コースが用意され、難易度は、入門、初級、上級から選ぶことができ、挑戦心をくすぐります。料金は1回15分500円で、当日券売機で抽選券を発券する当日抽選制です。
まだある!ロマンスカーミュージアムの見どころ
ロマンスカーシミュレーターと同じフロアには、かざした手の動きに合わせてスクリーンに線路や建物ができていくデジタルコンテンツ「インタラクティブアート‟電車とつくるまち“」があり、ここは親子で楽しめそうです。
その他、自分で色を塗って作ったオリジナルロマンスカーを、キッズ用のジオラマに走らせることができる「ペーパークラフト体験」(参加費500円)もあり、電車好きの子どもが喜ぶ仕掛けがいっぱいありますよ!
ロマンスカーミュージアムのカフェで気になるメニューをチェック!
2階エントランスの隣にオープンするミュージアムカフェ「ROMANCECAR MUSEUM CLUBHOUSE」。ミュージアム利用者だけでなく、誰でも利用することができ、駅前でアクセスもしやすいので、気軽に立ち寄ることができることも魅力です。
このカフェで間違いなく人気になりそうなのが、「飲める車両図鑑」。カップすれすれに注がれたホイップクリームの上に食用インクで歴代ロマンスカーがプリントされた、なんとも不思議なドリンク。飲むと唇に絵がくっつくのも面白く、みんなで盛り上がりそうです。コーヒー、ココア、ミルクの3種類から選べます。
フードメニューには、「ロマンスカードッグ」(750円~)と「沿線コッペ」(400円~)など、軽い食事やスイーツが用意されています。「ロマンスカードッグ」は、小田急線沿線で作られたソーセージを用い、チーズ、プレーン、大豆ミートの3種から選べます。同じく小田急線沿線の食材を豊富に使用した「沿線コッペ」は、総菜系とスイーツ系が用意され、甘いものが食べたい人にも嬉しいラインナップですね。
ロマンスカーミュージアムのおすすめのお土産
最後に紹介するのはミュージアムショップ「TRAINS」。小田急電鉄のオフィシャルグッズを中心に、開業記念商品やここでしか手に入らない貴重な限定グッズが販売され、見ているだけでも楽しいお店です。
タカラトミーや、不二家、サンリオなど、企業やキャラクターとコラボした珍しい商品も数多く販売され、見ていて飽きません。つい全部欲しくなってしまうので要注意!
その他、キラキラのラインストーンが可愛いタブレット缶は鉄道好きな女子にピッタリ。食べた後も小物入れなどに使えそうです。また、みんなに小分けして配るのに便利なプリントクッキーには10種類の絵柄からランダムに1枚缶バッチが入っている嬉しいおまけ付き。食べた後もちょっとした記念になりそうです。
懐かしさと楽しさがつまったロマンスカーミュージアムに行こう!
最新のお出かけスポット、ロマンスカーミュージアムをご紹介してきました。
展示内容はもちろん、カフェやミュージアムショップもこだわりのある商品が多いロマンスカーミュージアム。
ロマンスカーについて深く知りたい人だけでなく、電車にそんなに興味はないけれど何か楽しいお出かけスポットを探している人でも楽しめる、オールラウンドの施設となっています。
次の週末は、ロマンスカーミュージアムへ出かけてみてはいかがですか?
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