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【雨の京都】雨の日こそ行きたいおすすめスポット30選

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年6月12日

【雨の京都】雨の日こそ行きたいおすすめスポット30選

楽しみに計画した京都旅行。
「でも当日は天気が悪そうで少しがっかり……。またの機会にしようかな」ということ、ありますよね。

雨天だからといって、京都行きを延期するのはもったいない!
京都には雨だからこそより趣が高まる場所がたくさんあります。

今回は、「雨の京都」で訪れてほしい絶景&穴場グルメスポットをご紹介。
屋内から眺める新緑の庭園や、雫滴る京都の原風景、廃墟カフェなど、穴場な見所満載ですよ!

【雨の京都】穴場スポット1.花手水がフォトジェニック!西山三山「柳谷観音 楊谷寺」(京都府長岡京市)

【雨の京都】穴場スポット1.花手水がフォトジェニック!西山三山「柳谷観音 楊谷寺」(京都府長岡京市)
訪れるたびに変わるカラフルな「花手水」は、多くの写真好きを虜に。

最初にご紹介したいのは、京都の西山三山の一つであり、平安時代に開創された「柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)」。天皇家・公家をはじめ、眼病に悩む人々に信仰された名刹です。

本堂から阿弥陀堂や奥之院と境内が繋がっており、書院から眺めるためにつくられた浄土園のほか、2箇所の花手水も堂内から眺めることが可能です。雨の日でも、静かな空間で美しい風景をたっぷり愛でることができます。

かつては知る人ぞ知るお寺でしたが、近年、色鮮やかな花手水(はなちょうず)がSNSで取り上げられ、今では全国的に有名なフォトスポットとして人気を集めています。

柳谷観音 楊谷寺

住所
京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
交通
阪急京都線長岡天神駅からタクシーで15分
営業期間
通年
営業時間
9:00~17:00
休業日
無休
料金
志納料/500円

【雨の京都】穴場スポット2.霧が漂う幽玄な「竹の径」でしっとりとした趣を味わう(京都府向日市)

【雨の京都】穴場スポット2.霧が漂う幽玄な「竹の径」でしっとりとした趣を味わう(京都府向日市)
雨の日ならではの趣を醸し出す京都の原風景「竹の径」

向日市の「京都市洛西竹林公園・竹の径(たけのみち)」も、雨の日散策におすすめの場所です。市街地から離れており、公共交通機関でのアクセスが難しいため人が少ない穴場スポット。竹の径へは大山崎ICから車で10分、京都南ICから車で20分程です。

降り続く霧雨で緑の鮮やかさを増した竹林は、なんとも言えない情緒があります。竹と言えば「爽やか」と感じる人が多いと思いますが、雨に濡れた竹はしっとりと落ち着いた感じで、いつもとは違った表情を見せてくれます。観光客が少ないため、「京都の原風景」を静かに味わうことができるのもうれしいですね。

雨に濡れた竹に心が洗われ、考え事で忙しい頭をリセットしてくれるパワースポットです。

竹の径

住所
京都府向日市物集女町長野ほか
交通
阪急京都線東向日駅から徒歩15分
営業期間
通年
営業時間
見学自由
休業日
無休
料金
情報なし

【雨の京都】穴場スポット3.八瀬の古刹「蓮華寺」で雨に洗われる青紅葉を愛でる(京都府左京区)

【雨の京都】穴場スポット3.八瀬の古刹「蓮華寺」で雨に洗われる青紅葉を愛でる(京都府左京区)
青紅葉の庭園に雨音が溶け込む。情緒たっぷりの「蓮華寺」

同じく雨の日だからこそ訪れたい庭園としてオススメなのが京都八瀬にある「蓮華寺(れんげじ)」です。京都には個性豊かな庭園を有する寺院が数多くありますが、雨の日に訪れるなら、堂内から庭園鑑賞ができるお寺がオススメ。
そのうちの一つ、蓮華寺では、お堂の中からこぢんまりとした池泉回遊式庭園* を眺めることができます。庭園を彩るのは、鮮やかな青紅葉。雨によってより艶やかに輝きます。

亀頭石や舟石など配石も見事で、江戸時代に茶会の場として好まれたという趣も健在。京都中心部から離れているため、静かで落ち着いた時間を過ごせるのも嬉しいポイントです。

*池泉回遊式庭園…江戸時代に発達した日本庭園の一様式。池とその周囲を巡る園路を中心に作庭するもの

蓮華寺

住所
京都府京都市左京区上高野八幡町1
交通
叡山電鉄叡山本線三宅八幡駅から徒歩8分
営業期間
通年
営業時間
9:00~17:00(閉門)、8月24日は12:00~
休業日
無休
料金
1人400円

【雨の京都】穴場スポット4.一乗寺の古寺「圓光寺」で赤絨毯と新緑の庭園に見入る(京都府左京区)

【雨の京都】穴場スポット4.一乗寺の古寺「圓光寺」で赤絨毯と新緑の庭園に見入る(京都府左京区)
赤と緑の対比が鮮烈!静寂に包まれる青紅葉と苔の庭園

知る人ぞ知る一乗寺は、剣豪・宮本武蔵が決闘した地。徳川家康が開基となり、寺子屋の前身的な性格のお寺として、教育や文化の発展に寄与しました。

その一角にある「圓光寺(えんこうじ)」は堂内鑑賞の名刹。堂内に敷かれた赤い毛氈(もうせん)と庭園の緑が見事なコントラストです。柱を額縁に見立てれば、その光景はまるで絵画のよう。また、圓光寺はコケの美しさでも知られており、雨天時にはしっとりと潤ったコケの絨毯が広がって、緑の鮮やかさが際立ちます。

圓光寺

住所
京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
交通
JR京都駅から市バス5系統岩倉操車場前行きで45分、一乗寺下り松町下車、徒歩10分
営業期間
通年
営業時間
9:00~17:00
休業日
無休
料金
大人500円、中・高校生400円、小学生300円(障がい者手帳持参で100円引)

【雨の京都】穴場スポット5.雨で体が冷えたら「eX cafe京都嵐山本店」の七輪スイーツで体を温めて(京都府右京区)

【雨の京都】穴場スポット5.雨で体が冷えたら「eX cafe京都嵐山本店」の七輪スイーツで体を温めて(京都府右京区)
雨から逃れ、七輪でお団子を焼いて食べる、至福のひととき。

京都の楽しみの一つといえば、「和スイーツ」。せっかくなら、雨の情緒が感じられるグルメスポットでひと休みしたいですよね。
そこでオススメしたいのが、渡月橋から徒歩すぐのところにある古民家カフェ「eX cafe(イクスカフェ)京都嵐山本店」です。

このカフェのイチオシメニューは、ミニ七輪で温めながらいただく「ほくほくお団子セット」。約400㎡の枯山水庭園を眺めながら、香ばしく焼き上げた名物のおだんごをいただきましょう。

京都らしく庭園を見ながら、雨で冷えた体を七輪で温められるとあって、雨の日には特におすすめのカフェです。

eX cafe 京都嵐山本店

住所
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町35-3
交通
嵐電嵐山本線嵐山駅からすぐ

【雨の京都】穴場スポット6.新緑と紫陽花が色づく花園の古刹「法金剛院」(京都府右京区)

【雨の京都】穴場スポット6.新緑と紫陽花が色づく花園の古刹「法金剛院」(京都府右京区)
雨の中に映える紫陽花は、「法金剛院」の風物詩。

梅雨のシーズンに入ってくると紫陽花の見頃を迎えます。一年を通じて美しい花の風景も見られる京都では、紫陽花の名所もたくさんあり、中でもJR花園駅からすぐの場所にある「法金剛院(ほうこんごういん)」は、特におすすめの穴場スポットです。

平安時代に待賢門院が「天安寺」を復興して建立したこのお寺。四季折々美しい景観を誇り、西行をはじめとし、様々な歌人に愛されました。境内には青と紫の紫陽花が咲き誇り、初夏には新緑との見事なコラボレーションが見られます。

雨の日は、より一層鮮やかに咲き誇る紫陽花。お気に入りの傘を持参して、フォトジェニックな「雨の京都」を写真におさめてみてください!

法金剛院

住所
京都府京都市右京区花園扇野町49
交通
JR嵯峨野線花園駅から徒歩3分
営業期間
通年
営業時間
9:00~16:00(閉門16:30)
休業日
無休(12月30~31日休)
料金
大人500円、小・中・高校生300円(30名以上の団体は大人400円、障がい者300円)

【雨の京都】穴場スポット7.新たな文化発信基地1928ビルの廃墟カフェ「Café Indépendants」(京都府中京区)

【雨の京都】穴場スポット7.新たな文化発信基地1928ビルの廃墟カフェ「Café Indépendants」(京都府中京区)
基地は階層ごとに楽しめる。歴史が刻まれた廃墟カフェ 。

京都市の登録有形文化財に登録されている「1928ビル」は、ダンスやマジックなど、セリフのない演出で人気を集めている劇場「ギア-GEAR」や、現代アートの作品の展示ギャラリーがあり、京都の新たな文化発信基地として知られています。

雨の日は寺社仏閣巡りのみならず、新しい建物や文化を楽しんでみるのも一興ですね。

1928ビルの中でも、ぜひ足を運んでいただきたいのは地下で営業する「Café Indépendants(カフェ アンデパンダン)」。かつて廃墟と化していたスペースをリノベーションし、アンダーグランド感満載の空間を作り上げています。

むき出しのコンクリートと、随所に添えられる観葉植物。地上から閉ざされた秘密基地のような雰囲気は唯一無二と言えるでしょう。

1928ビル(旧毎日新聞社ビル)

住所
京都府京都市中京区三条通御幸町東南角
交通
地下鉄京都市役所前駅から徒歩4分
営業期間
通年
営業時間
見学自由(外観のみ)
休業日
無休
料金
情報なし
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