更新日: 2024年7月26日
管理釣り場で釣りデビュー!釣り初心者も気軽に楽しめる!
釣りは初心者にとって敷居の高いイメージがありますが、実は気軽に楽しむことができるレジャーなんです。
今回は釣り初心者の方でも気軽に楽しめる、管理釣り場についてご紹介します。
今度の週末は管理釣り場で釣りデビューしてみましょう!
目次
管理釣り場ってなに?
釣りにはたくさんの種類の楽しみ方がありますが、その中でも特に気軽に、安全に釣りを楽しむことができる場所が管理釣り場です。管理釣り場とは、読んで字のごとく管理された釣り場。「管釣り」、「エリア」などと呼ばれてもいます。
釣り初心者の方であれば、釣り堀という言葉の方が聞きなれているかもしれません。定義は曖昧ですが、昔からある餌釣りで釣りを楽しむ場所を「釣り堀」と呼び、ルアーやフライといった手法を用いたスポーツフィッシィングとして楽しむ場所を「管理釣り場」と呼ぶことが多いです。
また「釣り堀」は人工の池を利用していることが多いのに対して、「管理釣り場」は自然の状態に近いまま、または自然に近い状態で管理されている釣り場 というイメージになります。
都市型の管理釣り場もありますが、多くが自然豊かな地域にあり、川の一部を仕切った河川型や、ポンド(湖)型と呼ばれる人口の池や湖に対象魚を放流した管理釣り場が一般的。また淡水の管理釣り場だけでなく、海水の管理釣り場などもあります。
各管理釣り場にはそれぞれに特徴があり、珍しい魚種を放流している管理釣り場、バーベキュー施設やレストハウスがしっかり整備されている管理釣り場、子ども連れやカップルでも楽しみやすい管理釣り場などあります。
キャンプエリアを併設している管理釣り場などもあるので、釣りを楽しむだけではなくレジャーとして自分に合った楽しみ方、過ごし方で選ぶことができるのも管理釣り場の魅了です。
管理釣り場ってどこにある?
管理釣り場は自然豊かな地域にあることが多く、関東圏だと特に群馬県や栃木県に多く存在します。関東に限らず全国各地に管理釣り場は存在するので、もしかするとお住いの地域から意外なほど近くにあるかもしれません。
全国の管理釣り場
今回取材した管理釣り場「川場フィッシングプラザ」(群馬)
川場フィッシングプラザは、釣り初心者でも「ちゃんと釣れる」だけでなく、「レジャー気分を味わいたい」さらには「子ども連れでも安心して楽しめる安全な施設」というわがままな条件を満たしてくれる管理釣り場。
川場フィッシングプラザは群馬県の百名山武尊山のふもとにあり、都心からのアクセスが良く、施設も綺麗に整備されていますのでオススメです。近くには道の駅アワードNo.1にも選ばれたことがある道の駅 田園プラザ川場や、吹割の滝、たんばらラベンダーパークも近いので観光と合わせて楽しめるのも嬉しいポイントです。
川場フィッシングプラザには餌釣りの池もあります。餌釣りはルアーより簡単に魚を釣ることができるので、魚を釣る楽しさを思う存分に味わうことができますよ。
■川場フィッシングプラザ
住所:378-0111 群馬県利根郡川場村大字萩室40番地
電話:0278-52-3633
>>公式サイトはこちら
管理釣り場ではどんな魚が釣れるの?
放流されている魚は管理釣り場によって異なりますが、人気があり多くの管理釣り場で放流されている魚はトラウト(マス科)と呼ばれるマスです。なお、マスをターゲットに管理釣り場でルアー釣りを行うことを「エリアトラウト」と呼びます。
さて、一言でマスと言いますがマスの中にもたくさんの魚種があり、その中でもニジマスは釣れた時の引きが強く、スプーンと呼ばれる定番のルアーによく反応するため特に人気があります。
ニジマスと共に定番の魚はイワナです。他にもイトウ、ジャガートラウト、スプレイクトラウトなど珍しい種が放流されている管理釣り場もあります。
今回、訪れた川場フィッシングプラザでは、ニジマスやイワナ、ブラウントラウト、ヤマメはもちろん、70cmを超える魚体のイトウやドナルドソンなども放流されています。
釣りに慣れてきたら大物を狙ってみるのもオススメですよ!
管理釣り場の利用料金はどのくらい?
管理釣り場では釣りをするための利用料金がかかります。管理釣り場によって利用料金は変わりますが、1日利用する場合の料金は約4,000~6,000円/人ほどになります。
1日券の他にも、半日券(午前券や午後券)や時間単位で利用可能な管理釣り場もあります。時間以外でも、釣った魚を持ち帰る場合に追加料金が発生する管理釣り場や、持ち帰らないことを前提としたリリース券など様々。東日本、西日本でシーズン券等の設定の違いもあるので、事前に利用料金は管理釣り場に確認しておくのが良いでしょう。
なお、今回の取材した「川場フィッシングプラザ」は、1日券や午前、午後券の他にペア券や女性・子供券、イブニング券など、たくさんの設定があり自分にピッタリの券を買うことができるので嬉しいですね。
管理釣り場のシーズンは?
ベストシーズンは秋~春です。
マスは冷水を好むため適水温は10℃~15℃前後、水温が下がりすぎると魚は新陳代謝が悪くなるため動かなくなり、逆に水温が上がりすぎてしまっても元気がなくなってしまいます。
管理釣り場は河川から水を引いている所が多く、魚の活性は水温次第で変わって来ます。平野部にあるポンド(湖)型の管理釣り場は、気温が上がりすぎると水温も上昇してしまい魚の活性が上がらないため閉鎖することもあります。一方、河川型の管理釣り場は、夏場でも水量が多いため水温が安定しているため、魚の活性が下がらず夏場でも楽しめるところが多くあります。
管理釣り場へは何を持っていく?持ち物は?
管理釣り場がどういった場所なのかは分かっていただけたでしょうか。ここからは実際に管理釣り場で魚を釣るために必要なことをお伝えしていきます!まずは釣りをするために一番重要な、釣り具の説明からスタートです。
魚釣りには必須!タックル
魚を釣るために必ず必要になるのが、ロッドとリール、ライン、ルアーになり、これらの道具を称してタックルと呼びます。
初心者の方は、タックル選びで何を選べば良いのか分からず悩むことが多いはずです。大手チェーンの釣り具屋さんなどに行くと数十種類のタックルが販売されています。
道具一式を揃えるのは大変ですので、最初は管理釣り場でレンタルをするのもオススメです。釣り具のレンタルを行っていない管理釣り場もあるので事前に問い合わせてみてください。
魚のダメージを少なくする!ラバー製のランディングネット
魚を釣った際に必要になるのがラバー製のランディングネット。ラバー製のランディングネットがあれば、釣り上げた魚を取り込むことができるのと、持ち帰らない魚を逃がす(リリース)際に魚のダメージを少なくすることができます。
魚のダメージを少なくするという事は管理釣り場のマナーでもあるのでラバー製のランディングネットは事前に用意をしましょう。なおレンタルをしている管理釣り場も多いので、気になる方は事前に問い合わせてみてください。
防御の意味もある!偏光のサングラス
偏光のサングラスがあると、水中の魚が見やすくなります。また、自分のルアーがどこにあるのか、どんな動き方をしているのか分かりやすくなるメリットも。それ以外にも、不意に飛んできたルアーなどが目に当たることを避けるプロテクターにもなるので、身を守る観点からも偏光のサングラスは用意することをオススメします。
あると便利な釣りグッズ
小物関係は便利なグッズがたくさんあるので、必要に応じて揃えていきましょう。
・スナップ・・・ 糸に付けることでルアーの付け替えが楽になります
・プライヤー・・・魚の口から針を外したりするのに使う先の細いペンチ
・リリーサー・・・魚に触れずに釣り針を外すアイテム
・ラインカッター・・・ライン(糸)を切るためのカッター
・クーラーボックス・・・魚を持ち帰る場合に必要、椅子にもなるので便利
・ワレット・・・ルアーを収納する財布型ケース
・スカリ・・・釣った魚を入れて水中に沈めることで魚を活かしたままキープできるアイテム
管理釣り場デビュー!初心者にオススメのタックル
レンタルはちょっと…、自分のタックル(ロッド、リール、ライン、ルアー)が欲しい!という方のために、初心者の方でも扱いやすいオススメのタックルを紹介します。初心者の方向けに最低限、抑えておきたいポイントの紹介になるので、慣れてきたら自分好みの道具を探してみてくださいね。
ロッド(釣り竿)
釣り竿は長すぎたり短すぎたりすると扱いが難しくなるため、まずは自分の背丈前後の長さの竿を選ぶと扱いやすいです。5.6フィートから6フィートの長さが目安になります。
次に竿の硬さ。竿を振った時や魚を釣った時に竿がどれくらいしなるかを選びます。硬さの表記はXUL→UL→L→MLと表記されていることが多く、XULが最も柔らかくUL、L、MLの順に硬くなります。
慣れてくるとXUL~ULを選ぶのが一般的ですが、初心者の方には柔らかすぎる竿はグニャグニャしすぎるので扱い難いかもしれません。UL~Lを選ぶことで竿にある程度のシャキッと感が出ますので、初心者の方にはオススメです。
ロッド購入時のポイント
・5.6フィートから6フィートの長さ
・ULからLの硬さ
リール (糸を巻き取る道具)
糸を巻き取るための道具がリールです。リールにはスピニングリールやベイトリールなど形状や用途によって呼び方が変わります。管理釣り場では主にスピニングリールを使うのが一般的です。
スピニングリールにはサイズがあり、オススメは2000番と呼ばれるサイズです。管理釣り場では2000番のリールが最も使い勝手が良く、初心者からエキスパートまで多くの釣り人が使用されています。
リール購入時のポイント
・ スピニングリールの2000番サイズ
ライン(糸)
ライン(糸)はリールから釣り竿を通りルアーを繋ぐ役目をします。ラインの素材はナイロンという種類を 、太さは4~5ポンドがオススメです。
ナイロン以外にフロロカーボンという種類もありますが、フロロカーボンはナイロンに比べると取扱いが少し難しいので、慣れないうちはナイロンをオススメします。
ライン購入時のポイント
・ ナイロン素材
・4~5ポンドの太さ
ルアー
スプーンと呼ばれる金属片に針が付いたルアーが最もポピュラーでオススメです。スプーンは様々な重さとカラーがあり、重さは1.5~3g前後が扱いやすいです。
カラーは金や銀など光を反射するアピールの強い色、カラシ色、オリーブ、ブラウンなどのナチュラルな色、グレーや黒などダークな色があります。天候や気温、管理釣り場によって魚が好むカラーが変わってきますので最初はこの3種類を意識して用意しましょう。
また管理釣り場に放流されている魚はペレットと呼ばれる餌を食べて養殖されていることがほとんどです。このペレットに似せた餌カラーと呼ばれる色もあり、このカラーもよく釣れるのであわせて用意できれば万全です。
ルアー購入時のポイント
・ 「アピールする色」、「ナチュラルな色」、「ダークな色」
・3種類の色ををそれぞれ2~3個準備
・ペレット(餌)カラーもあると万全
全国の管理釣り場
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】OJISAMA PALLET
ブラックバスフィッシング、ソルトフィッシング、エリアミノーイングなどの動画を「おじさまパレット」名義でYouTubeにアップしている釣り好きなおじさん達。流行には流されず好きな釣り、興味がある釣りに挑戦。「釣りを通してコミュニケーション」をテーマに首都圏発着の釣り初心者向け講座も展開しています。
記事では専門用語はあまり使わず初心者に伝わりやすい言葉でレポートするよう心掛けています。
釣りのYouTubeチャンネルも運営中。楽しい釣りをどんどん紹介していきます!
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OJISAMA PALLETの釣り具紹介記事はこちら:https://www.mapple.net/tips/original/author/ojisama_pallet/