更新日: 2023年1月19日
【連載フォトエッセイ・第11回】ねこ写真家・関由香の「看板ねこ便り」君津・庭園 「ドリプレ・ローズガーデン」 前編
ねこ或る所へはどこへでも。
逆も然り。訪れる先に看板ねこがいることの多きこと。
今日も知らぬ間に呼び寄せられ、魅了されるのである--。
千葉・君津の庭園「ドリプレ・ローズガーデン」の看板ねこたち
奥深い森を抜けてようやっと現れる「ドリプレ・ローズガーデン」は、その名の通り薔薇をはじめとした多種多様な花たちが咲き誇る庭園だ。季節の移ろいを楽しめる上、個性豊かなねこたちも観察できるので、楽園と言ってもいい。具沢山のご飯を食べるお昼時も、小洒落た菓子と紅茶をいただくお茶の時間も、ねこが側にいるとそれだけで風味が増すから不思議なものだ。ねこたちは、注目を集めていることをほんの少し意識しながら、楽園をスタスタ、のっしのっしと、往来する。小川のせせらぎに耳を澄ませながら、同士で会話を楽しんだり、虫や花を愛でたりと、それぞれのんびりと寛いでいる。
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