更新日: 2023年2月6日
猫とおでかけする時の便利グッズ 旅行・引越・通院のほか、災害避難の備えにも!
猫は環境が変わるのを嫌がるので、犬と違って、一緒に外出や旅行するのには向いていませんが、なかには車に乗ってもこわがらず、景色を見たりして楽しむ猫もいます。
自分から初対面の人の膝に乗ったりする、物怖じしない猫は、おでかけできる可能性がありますので、徐々に車に慣らしてみるとよいでしょう。
そしていざおでかけするとなれば、キャリーバッグをはじめ、準備が必要。
そこで今回は、猫といっしょにおでかけするときの必需品や便利グッズを紹介します。
引越しや猫の通院、災害時の避難にも使えるので、猫と旅行はしないという人も、ひととおりのおでかけグッズを備えておくと安心ですよ。
目次
猫とのおでかけに持っていくものリスト
車、電車、バスなどの移動手段、おでかけの時間・日数によって、以下のリストから必要なものをチェックして揃えましょう。
- キャリーバッグ
- ケージ(泊まりの場合)
- リード・ハーネス
- インナーバッグ・洗濯ネット
- 迷子札・首輪(マイクロチップ)
- フード・おやつ
- 飲み水
- 食器・水飲み皿
- シリンジ(飲水用)
- 携帯用トイレ
- トイレ砂
- ビニール袋
- タオル
- ウエットティッシュ
- 消臭スプレー
- 普段使っている、匂いのついたタオルやベッドなど
- 抜け毛とり
- 爪とぎ・爪切り
- ブラシ
- 飲んでいる薬
- 救急用ガーゼ、包帯(噛んでも外れない粘着性が便利)
- 消毒薬、バンドエイド(飼い主用)
- ワクチン接種記録(災害避難の場合、避難所などによっては必要)
※移動中・宿泊先で猫が迷子になったときの捜索はスピードが命です。すぐに周囲の人に猫の写真と連絡先を印刷したメモを配ったり、スマホで猫の写真を見せたりできるよう、万一の時の準備もしておきましょう。
安全なおでかけに、まずはキャリーバッグ
おでかけに欠かせないバッグは材質も形もいろいろ。用途や猫の性格に合わせて選びましょう。
キャリーバッグ
プラスチック製は丈夫なので、暴れん坊や重い猫でも安心。長距離移動や待ち時間の長い動物病院の診察に向いた、基本のバッグです。
布バッグは軽いので移動が楽ですが、ファスナーをこじ開けて脱走したりする危険があるので、簡単に開かないものを選びましょう。
リュックは長い徒歩移動や、災害避難の際に両手があくので1つ持っていると便利です。
粗相をしたときのためにペットシーツを敷きますが、普段寝床に敷いているタオルやぬいぐるみなど家の匂いがするものも入れてあげると安心します。
移動中にまさかのバッグ置き忘れ、という事件も起きていますので、バッグには連絡先を書いておきましょう。
プラスチック製バッグ
アイリスオーヤマ ペットハウス&キャリー 3,480円
(写真は楽天市場より)
- 上部が開くので暴れん坊も出し入れしやすい
- 前面がフルオープンでき、ハウスとして慣れさせておける
- 落ち着いた色とデザインなので普段から部屋に置ける
- 給水ボトル装着穴、車のシートベルト固定パーツ付き
リュック
WinSun ペットキャリーリュック 7,800円
(写真は楽天市場より)
- 幅広肩ベルトで長時間背負っても疲れない
- 飛び出し防止リード付き
- ロールアップできる側面と開閉できる天面カバー
- 底板は取り外しできトイレシートやタオルなどが挟めるゴムが付いていて衛生的
- 折りたたみ収納ができる
インナーバッグ、洗濯ネット
キャリーバッグに入れるとき暴れる子は、寝ているすきにインナーバッグをかぶせて入れてからキャリーバッグに移すとチャンスを逃しません。子猫2匹を一緒のキャリーに入れて出し入れするときにも、先にインナーバッグで1匹入れると便利です。大型の洗濯ネットでも代用できます。
【脱走・暴れ回り対策】 ハーネス・リード
胴まわりに巻くハーネスは、リードをつけてお散歩できるものですが、車に乗ったり動物病院で順番待ちするときに脱走しないようつけておくと安心です。
サイズが大きいと抜けてしまうので、胸回りのサイズを測ってぴったりしたものを選びますが、合わせ具合(長さ)を調節できるバックルがついているものが便利です。
iCat 猫用コンフォートハーネス リード付き 3,520円
(写真は楽天市場より)
- 体型にフィットし首に負担がかからない
- 胸元にタグがついたスポーティなデザイン
- 裏地のクッションメッシュが衝撃を面で吸収
- サラリとした肌触りで、通気性もよい
- 背中は面ファスナー(マジックテープ)で簡単着脱。長さ調節バックル付き
- リード部分に回転カンを付け、絡まりを防ぐ
- 反射糸を織り込んでおり夜道でも安心
- 持ち手にはつないでおくのに便利なバングルつき
necosekai キャットハーネス 4,070円
(写真は楽天市場より)
- 上品なヘリンボーン生地を使用し9色から選べる
- 面ファスナーとバックルで簡単に装着できます。
- 身体に触れる面にはメッシュ素材が使われ通気性がよい
- 本体に縫い合わせたリードがしっかりと身体をホールド
- ベストのように着せて、面ファスナーとバックルを止めるだけ
- 金具でしっかり止められリードも付属
【ドライブや避難所で】 ケージ、ステッカー
長距離ドライブや避難所生活では、キャリーバッグ以外に、中にトイレが置けるケージがあると安心です。
車中では、ドアや窓のロックを厳重にしリードをつないだうえで、バッグから出してあげるのもよいでしょう。
運転席の下に入り込んだりしないよう、短いリードでシートにつなぎ、リードが絡んで首がしまったりしないよう、運転者とは別に側で見ていられる人が必要です。
多頭飼いの長距離引越しで後部座席と仕切るネットや、かわいいステッカーも紹介します。
ドライブボックス、ケージ
ペット ドライブボックス 2,200円
(写真は楽天市場より)
- 飛び出し防止のリード付きで、ペットが動き回るのを防げる
- 折りたたんでコンパクトにできるので、トランクに入れておける
- サイドメッシュになっているので、外が見られる
猫壱 ポータブルケージとトイレのセット 4,928円
(写真は楽天市場より)
- 猫2匹とトイレが入る広さ
- コンパクトに折りたためる
- 撥水加工のフリースマット付き
- 側面開口部はカーテンとメッシュの2層構造
- 内側から開かないロックジッパー
- 車のシートベルト固定用テープ付き
- ケージとトイレ個別販売もあり
避難用ケージ
災害避難のために考えられた猫用ケージは、中にトイレも置け、プラスチック段ボールなので汚れも拭き取るだけで掃除できる最強アイテム。長距離ドライブのときも使えます。
緊急避難用ケージ いっしょに避にゃん 19,800円
(写真は楽天市場より)
- プラダン製なので軽く、組み立ても道具なしで1分
- 強度もあり雨に濡れても安心、掃除もしやすい
- 丸見えの格子ケージよりも猫がストレスを感じない。覗き窓・採光穴あり
- 専用トートバッグ、トイレトレー、名前シール付き
公式HPは>>こちら
後部座席仕切りネット
キャリーバッグから出すと、リードをつけていても走り回ったり頭に飛び乗ってきたりして、運転には危険です。
猫を連れた長距離移動の際には、運転席と後部座席を丈夫なネットで完全に仕切る方法も。後部座席を倒して広い猫スペースにするとトイレも置け、猫も運動できます。
ネットをかける洋灯吊を取り付けるため車の内装にネジ穴を開けなければなりませんが、運転手と猫にとって最も安全・快適な方法です。災害避難で車中生活を選ぶ場合や多頭飼いの方にもおすすめです。
TERZOルーフラック用カーゴネット 4,730円
(写真は楽天市場より)
使用例(ネットのサイズは車の運転席後ろの高さ・幅を採寸して選びましょう)
ステッカー
車の後ろに「猫が乗っています(安全運転でいきますのでお先にどうぞ)」というステッカーを貼ると後ろを走る車もなごみますね。
事故が起きたとき、救助者に猫の存在を知らせる意味もあります。
【迷子対策】 迷子札・首輪、マイクロチップ
迷子札・首輪
チャーム型は首輪からぶら下げるタイプ。首輪一体型より多く書き込めます。金属製ならステンレスなど錆びないものを、ビニールカバーやカプセル製のものなら書いた文字が濡れてにじまないよう防水性の高いものを選びましょう。
首輪型は物がぶら下がる違和感がないので神経質な子も使えます。首輪にホックで名札を留めるものもありますが、外れる心配がないのは首輪自体に連絡先や名前が書いているものです。
チャーム型迷子札
迷子札 肉球 シルエット入 1,080円
(写真は楽天市場より)
- 1円玉サイズで負担にならない
- ステンレス製でサビに強く丈夫
- 表面にはペットの名前・肉球シルエットを刻印
- 裏面には連絡先・オーナー名など3行まで刻印可能
首輪型迷子札
猫雑貨招福 迷子札 4枚セット 800円
(写真は楽天市場より)
- 布地に強力に接着できるアイロンシールタイプ
- 濡れたりこすっても文字がはがれず、洗濯もできる
- 普段の首輪に貼るだけなので猫に負担がない
マイクロチップ
首輪や迷子札は外れる心配がありますが、マイクロチップなら安心です。
8~12mm、直径2mmの円筒形で、迷子猫を保護した自治体や動物病院がマイクロチップの情報を読み取り、飼い主に連絡できます。
猫は生後1か月頃から埋め込みができ、費用は5,000~6,000円+登録料1,000円。助成金を用意している自治体もあります。
おでかけ対策だけでなく、災害時の備えにもなりますね。
【食事・水飲み】 おでかけ用の皿
2~3時間に一度は車を止めて休憩し、水を飲ませましょう。移動中に猫用にミネラルウォーターを買うときは、海外製の硬水のものより、国産のもののほうが安心です(硬水はミネラルが多く尿路結石の原因になりますが、数日飲んでも問題はありません)。
お皿は食べ慣れているものを持っていくのも猫にとって安心ですが、折りたためたりバッグにさげられたりとおでかけに便利なものもあります。
災害時に猫だけを連れ出せばいいように、外出用のお皿やトイレを車に備えておくのも安心ですね。
折りたたみ式ペットトラベルボウル 1,880円
(写真は楽天市場より)
- コンパクトに丸く折りたためる
- 専用収納袋付き
- 2つのボウル付きでごはんと水両方入れられる
- 皿がマットに付いているので車内でもひっくり返らない
エサやおやつも入るペット携帯用水飲み給水機 1,380円
(写真は楽天市場より)
- 258mlの水と200mlのごはん・おやつを携帯できボトル
- 片手ワンタッチで水が皿部分に出せるので、キャリーバッグのファスナーを少し開け、手を入れて給水できる
(※脱走には注意してください) - 給水皿にあまった水は捨てずに給水機に戻せる
- パーツごとに丸ごと水洗いできる
- 持ち運びに便利なストラップ付き
シリンジ
ニプロ カテーテル用シリンジ 220円
(写真は楽天市場より)
神経質だったり持病のある猫はおびえて水を飲まないことがあるので、シリンジを用意しておくと安心です。口の端から少しでも水分を補給して脱水を防ぎましょう。
トイレ
車での長時間移動や災害避難時にはトイレが必須です。
布製で軽く、ふたつきで砂を入れたまま運びやすいもので、防水加工が施されおしっこ漏れがなく丸洗いできるものがおすすめ。
掃除が面倒な場合は使い捨てタイプもあります。
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