更新日: 2021年3月3日
いまが旬の国産レモンで簡単レモングルメ&お取り寄せ
レモンといえば夏をイメージしますが、国産レモンの旬は冬。
輸入レモンに比べてちょっと高価な国産レモンも、いまの時季はお手頃価格で手に入ります。
また、収穫してから店頭に並ぶまで輸送に長時間かかる輸入レモンには、通常カビや腐りを防止する薬剤が使われていますが、国産レモンは、防カビ剤や防腐剤、ワックス不使用なものが多いのも安心です。
いまが旬の国産レモンをおうちで楽しめる、レモングルメをご紹介します。
目次
瀬戸内を中心に栽培が盛んな国産レモン。生産量日本一は広島県
国産レモンの生産量は広島県が日本一、全国の約6割を占めています。
瀬戸内海沿岸は温暖で雨が少なく、レモン栽培に適しているのだそう。なかでも、尾道市の生口島(いくちじま)を中心としたエリアと、呉市の大崎下島・豊島を中心としたエリアが有名な産地。
特に、しまなみ海道に位置する生口島はレモンの島として知られ、見どころも多いので、観光で訪れたことのある方もいるのではないでしょうか。
国産レモンを皮ごと使って、簡単レモングルメに挑戦しよう
輸入レモンと異なり、防カビ剤や防腐剤、ワックスを使用していない国産レモンは、安心して皮ごと食べられるのが魅力。国産レモンをまるごと使って、簡単にできるレモングルメをご紹介します。
無農薬という表示がなければ、生産過程で農薬は使われているかもしれませんので、しっかり洗って使用しましょう。
簡単レモングルメ1.つくりおきしてレモネードに「レモンシロップ」
レモンを砂糖に漬けておくだけでできる、超簡単なレモンシロップ。保存ボトルにつくりおきしておけば、レモネードやレモンスカッシュがいつでも楽しめます。
[材料]
・国産レモン:2個
・砂糖:レモンと同じ重さ(氷砂糖やグラニュー糖、上白糖、三温糖などお好みで)
・ハチミツ:なくてもOKですが、少量加えるとまろやかに(入れる場合は、砂糖とハチミツを合わせてレモンと同じ重さになるように調節を)
[レモンシロップのつくり方]
1. 洗ったレモンを輪切りにし、種を取り除く。
2. 煮沸消毒した保存ボトルに、レモンとハチミツ、砂糖を交互に入れる。
3. 一番上に砂糖がくるように入れたら、ボトルのフタを閉めて冷暗所におく。
4. 1日1回ボトルを揺すって砂糖とレモンをなじませ、10日ほどで完成。
きれいに洗ったレモンは皮ごと輪切りにします。レモンと砂糖の比率は1:1なので、わかりやすいですね。砂糖の種類はお好みですが、レモンの色をいかしたいなら、氷砂糖やグラニュー糖がおすすめです。
保存ボトルを冷暗所において1日経つと、レモンから水分が出て砂糖が溶けてきます。1日に1回ボトルをまわしてレモンと砂糖をなじませましょう。10日ほどすれば自家製レモンシロップの完成です。
炭酸で割ってレモンスカッシュにしたり、冷水やお湯で割ってレモネードにしたり、いろいろ楽しめますよ。ちなみに筆者はホットワインに加えて飲むのがお気に入りです。
簡単レモングルメ2.手づくりすればリーズナブル「レモンカード」
レモンカードとは、レモンと卵、砂糖、バターでつくるレモンクリームのこと。甘酸っぱくて、ジャムとはまた違ったおいしさが魅力です。最近は、高級スーパーなどでも見かけますが、ちょっと値段が張るものも。そんなレモンカードも自分でつくればリーズナブル。国産レモンで手づくりしてみましょう。
[材料]
・国産レモン:2個
・卵:2個
・無塩バター:100g(小さくカットし、やわらかくしておく)
・砂糖:150g(酸っぱいのが好みの場合は少し減らしてもOK)
[レモンカードのつくり方]
1. 洗ったレモンは、1個分だけ皮の黄色い部分をすりおろす。
2. レモン2個分の果汁を絞り、種は取り除いておく。
3. ボウルに、ざるでこした溶き卵、砂糖、無塩バター、レモン果汁を入れ、湯せんにかけながら混ぜ合わせる。
4. とろみがついたら湯せんからはずし、すりおろしたレモンの皮を加えて混ぜ合わせる。
レモンの皮をすりおろす際は、白い部分に苦みがあるので、外側の黄色い部分だけを使うようにしましょう。溶き卵はざるでこしてから使用します。
あとは材料を湯せんで温めながら混ぜ合わせ、とろりとしてくればOK。レモンの香りが爽やかな、レモンカードの完成です。熱いうちに清潔な容器に入れて、冷蔵庫で保管しましょう。意外と簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
簡単レモングルメ3.レモンの酸味が爽やかな「まるごとレモンゼリー」
レモンの酸味とハチミツのやさしい甘味が、爽やかなレモンゼリー。レモンの皮をまるごと器に使えば、かわいさも満点です。誰でも簡単につくれるので、ぜひ挑戦してみてください。
[材料]
・国産レモン:2個
・水:レモン果汁と合わせて100mlくらい(レモンの器にちょうど入るくらいの量に)
・ハチミツ:大さじ3(お好みで増減してください)
・ゼラチン:2g(使用するゼラチンの用量によって調整を)
[まるごとレモンゼリーのつくり方]
1. 洗ったレモンはフタになる部分を1/4ほど切り落とす。器にする部分は安定するよう底を薄くカットする。
2. レモンの果肉をくり抜いて果汁を絞り、ざるでこして種と薄皮を取り除く。
3. レモン果汁に水を加えて電子レンジで沸騰しない程度に加熱し、ゼラチンとハチミツを加えて溶かす。
4. レモンの器に3を入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
超簡単につくれるレモンゼリーですが、ひとつだけ面倒なのは、レモンの果肉をくり抜くことかもしれません。レモンの皮を器にしなくても、もちろんよいのですが、レモン容器にするなら、果肉に沿ってナイフで切り込みを入れておくと、スプーンでくり抜きやすいですよ。
絞ったレモン果汁はざるでこして使用すると、きれいなゼリーがつくれます。ハチミツの量はお好みで。酸っぱければ、食べるときにハチミツをかけるのもおすすめです。
簡単レモングルメ4.レモンの風味でさっぱり食べられる「鶏レモン鍋」
鍋一面にのったレモンがインパクト大なレモン鍋は、レモンの爽やかな風味がさっぱりとして、野菜もたくさん食べられる話題のお鍋です。スープと具材はお好みでよいのですが、今回は鶏肉と白菜のお鍋をご紹介しましょう。
[材料](2人分)
・国産レモン:1個
・鶏もも肉:1枚
・白菜:1/8個
・水菜:1/2袋
・しめじ:1袋
・豆腐:1/2丁
・鶏がらスープの素:小さじ3(使用する商品の用量によって調節を)
・水:600cc
・黒こしょう:お好みで少々
[鶏レモン鍋のつくり方]
1. 洗ったレモンは半分を薄い輪切りにし、残りは果汁を絞る。
2. 鶏肉はひと口大に、白菜、水菜、豆腐は食べやすい大きさに切る。しめじは石づきを落としてほぐす。
3. 鍋に水、鶏がらスープの素、鶏肉を入れて火にかける。沸騰したら、アクを取り、白菜、しめじ、豆腐を加えて煮る。
4.具材に火が通ったらレモン汁を加え、最後に水菜を入れて、レモンの輪切りをのせる。食べる際にお好みで黒こしょうをふる。
今回は鶏がらスープのお鍋にしましたが、昆布や鰹だしでもOK。具材もキャベツと豚バラの組み合わせや、鶏団子や餃子、ソーセージを加えるなど、アレンジ自在です。
また、スープにレモン汁を加えず、上にレモンの輪切りをのせるだけでも、爽やかな香りがふわっと広がり、十分に楽しめます。
鍋のシメはラーメンにするのが、筆者のお気に入り。ぜひお試しを。
国産レモン生産量日本一!広島のお取り寄せレモングルメ
国産レモンの栽培が盛んな広島県には、特産のレモンを使ったグルメもたくさん。スイーツやスナック菓子から調味料まで豊富に揃い、おみやげとしても人気です。
お取り寄せできるものも多いので、おすすめをご紹介します。
お取り寄せレモングルメ1.瀬戸田レモンの香りを楽しむ。島ごころSETODAの「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」
日本一のレモンの産地、尾道市瀬戸田町(生口島)出身のオーナーパティシエが、瀬戸田レモンへの想い込めてつくった「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」。
瀬戸田産レモンの果皮を使った自家製ジャムを、生地にたっぷり練り込んで焼き上げているので、爽やかなレモンの香りと、しっとりなめらかな味わい、レモンピールの食感が楽しめます。
レモンケーキというと、ホワイトチョコでコーティングしたものをイメージする人も多いと思いますが、「島ごころ」にはチョコのコーティングはありません。ひと口食べると、レモンの香りがふわっと広がり、ふんわりしっとりとしたケーキのなかに、レモンのうまみがぎゅっと詰まった、人気のレモンケーキです。
島ごころSETODA
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お取り寄せレモングルメ2.やさしい味わいのレモンのお饅頭。蜜屋本舗の「檸檬の花」
蜜屋本舗は、広島県呉市の老舗和菓子店。良質な素材にこだわり、丁寧に手づくりする和菓子が親しまれています。おみやげの定番、蜜饅頭が有名ですが、最近はハチミツ漬けのドライフルーツを使ったどら焼きなど、新感覚の和菓子も話題です。
「檸檬の花」は、上品な甘さの白あんのお饅頭のなかに、レモンのコンフィチュールを包んだレモンが香る和菓子。コンフィチュールには、広島産のレモンと広島県宮島産のハチミツを使用しているのだそう。ほのかなレモンの風味と、しっとりとした白あんのやさしい甘さが絶妙で、日本茶にも紅茶にもコーヒーにもよく合います。
蜜屋本舗
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お取り寄せレモングルメ3.レモンが香る、ふわっぷるっの新食感!藤い屋の「淡雪花」
創業から95年以上にわたり、宮島でもみじまんじゅうをつくり続ける老舗菓子店、藤い屋。
「淡雪花」は、ふわふわのギモーヴでレモン羹をはさんだお菓子。レモン羹には広島県産のレモン果汁を、ギモーヴには果汁と果皮が使用されています。
ひと口食べると、そのふわふわ、ぷるぷるの食感にビックリ!爽やかなレモンの香りとほのかな酸味が広がり、新感覚のおいしさです。
お取り寄せして自分で楽しむのはもちろん、ちょっとしたギフトにもおすすめです。
藤い屋
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お取り寄せレモングルメ4.後を引くおいしさ!まるか食品の「イカ天 瀬戸内れもん味」
尾道市のまるか食品が製造販売する「イカ天 瀬戸内れもん味」は、乾きものおつまみの定番、イカ天に、瀬戸内レモンの爽やかな酸味をプラスした人気の商品。
スーパーや専門店の店頭で見かけたことのある人もいるのではないでしょうか。
サクサクのイカ天にレモンのさっぱり感が加わって、食べ始めたら止まりません!
まるか食品は、イカ天などの海産珍味を製造販売するメーカー。実は広島県、なかでも尾道市にはイカ天の製造メーカーが集まっているのだとか。同じく広島県の瀬戸内レモンとの出会いは必然だったのかもしれませんね。
まるか食品
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お取り寄せレモングルメ5.すっぱ辛い新感覚調味料!ヤマトフーズの「レモスコ」
広島市のヤマトフーズが販売する「レモスコ」は、広島県産レモンの果汁と皮に、瀬戸内海の上蒲刈島でつくられる「海人の藻塩」、青唐辛子、お酢をブレンドした新感覚の調味料。化学調味料無添加。「すっぱ辛い」というこれまでにない味わいが人気です。
ピザはもちろん、パスタや唐揚げ、餃子などに数滴かけると、さっぱり&ピリッとしておいしい!
公式HPでは、レモスコを使ったレシピも公開しているので、チェックしてみてはいかがですか?新しいおいしさを発見できますよ。
ヤマトフーズ 瀬戸内レモン農園
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お取り寄せレモングルメ6.レモン鍋が簡単につくれると評判!よしの味噌の「広島れもん鍋」
創業100年を超える呉市の味噌蔵、よしの味噌の人気商品「広島れもん鍋」は、生レモンがなくても、いつでも簡単にレモン鍋が楽しめる鍋の素。味噌蔵の塩麹と広島産レモンをブレンドし、さっぱりなのにコク深い味わいが絶妙です。
先にご紹介したレモン鍋のように、鍋の具材はお好みでOK。生レモンを加えなくても、爽やかなレモンの風味が味わえますよ。鍋のほかにも、スープや肉料理、魚料理の下味などにも使えそう。筆者は、ベーコンとキャベツなどシンプルなパスタの味付けに利用しています。
手軽に使えておいしいので、お取り寄せしてみてはいかがですか?
よしの味噌
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美肌効果や疲労回復にも!国産レモンを楽しみましょう
いまが旬の国産レモンを使った簡単レシピと、レモン生産量日本一の広島のお取り寄せレモングルメをご紹介しました。
輸入レモンと違って、防カビ剤や防腐剤、ワックスを使用していない国産レモンは、まるごと食べられます。レモンの皮には果肉よりも多くのビタミンCが含まれているので、美肌や疲労回復にも効果が期待できそう。
国産レモンを上手に取り入れて、おうち時間をおいしく健康に楽しみましょう。
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