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8.猫の留守番の準備 ごはん・水・トイレ

8.猫の留守番の準備 ごはん・水・トイレ
写真:123RF

家で留守番をしてもらうなら、猫が安全・快適に過ごせるよう、準備しておくもの、注意するべきことをしっかりおさえておきましょう。

ごはんの準備

キャットフードはドライタイプを用意します。ウェットタイプはいたみやすいので避けたいですが、ウェットでないと食べない猫の場合は、新鮮なものに取り替えてくれる人を頼みましょう。
直射日光が当たらない場所に、普段より多めに皿に入れるか、皿数を増やしてあげてください。

自動給餌器
食べ過ぎが心配な場合などは、タイマー付きの自動給餌器が便利。
タンクのついたストッカータイプと平置きのトレイタイプがあります。
コードと電池の両方が使えるタイプなら、停電やコードが抜けたときでも安心。
状況を知らせるライトの点滅や、録音機能付きで飼い主の声を再生できるものも便利ですが、猫が怖がることがあるので、留守にする前に反応を確認して、機能をOFFにするなど調整しましょう。
自動給餌機は旅行の時だけでなく、日頃から使って慣れていれば災害時などにも役立ちますね。

自動給餌器:ストッカータイプ

  • 縦型タンクに約1kgのドライフードをストックできる
  • 一度設定すれば1日数回の給餌を繰り返せる
  • カメラで様子を確認できるものも
  • 録音機能が付属しているものも
  • アプリ連携が可能なものなら、外出先で猫を見守れるカメラ・マイク機能、遠隔操作での給餌機能がある

ストッカータイプのおすすめ
アクセスライン「カリカリマシーンSP 自動給餌器」

(写真は楽天市場より)
 
<カリカリマシーンSPの特徴>
・スマホ遠隔操作で設定でき、フードが空になったときも通知がくる
・カメラ・マイクつきで、スマホに猫の映像・声が聞こえ、飼い主の声を聞かせながらおやつをあげることもできる
・録音しておいた飼い主の声を、フードが出るときに再生できる
・停電時には自動的に電池から給電
・アカウントを共有すれば家族全員で同時に映像を見られる

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自動給餌器:トレイタイプ
時間になるとフタが開く平たいトレイタイプは、ウェットフードも入れられます(一部非対応)。フードがいたまないよう、保冷剤を入れられるものもあります。
アナログタイマー式は数時間遅れる場合もあり、デジタルタイマー式のほうが正確です。
 
トレイタイプのおすすめ
ジーフォース「bitcle WAGWAG オートフィーダー」

(写真は楽天市場より)
 
<bitcle WAGWAG オートフィーダーの特徴>
・デジタルタイマー式トレイタイプ
・最大5回分のフードをセットでき、違う味のフードが入れられる
・飼い主の声を録音してごはんの時間に再生
・コードと電池の2WAY電源
・設定後はタッチボタンがロックされ、いたずらを防止
・ウェットフードにも対応
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個体認識給餌器
多頭飼いの場合は頭数分の給餌器を用意すればよいですが、設定した時間に食べ遅れた子のぶんを食いしん坊さんが食べてしまう心配があります。
マイクロチップや、首輪につけた専用タグで個体が認識できる自動給餌器もあり、これなら盗み食いはできません。療法食など、猫によって食べるごはんが違うときにも安心です。
 
Surefeed Microchip Pet Feeder

(写真は楽天市場より)
 
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飲み水の準備

飲み水は、倒して空にしてしまわないよう、底が広く平らで重みのある器を選び、3か所以上置いておきましょう。
自動給水器もおすすめです。
浴室の蛇口に短いホースをつけて、洗面器の中にぽたぽたと出しておく方法もあります。

自動給水器
モーターにより水がフィルターを通って循環しろ過されるタイプや、飲んだ分だけ自動的に補充されるタイプがあります。フィルターを頻繁に洗浄しないとかえって菌が繁殖するので、手入れに自信がない方は補充タイプがよいでしょう。
どちらも旅行のときは、器に入れた水も予備として置いておきましょう。

自動給水器:循環タイプ
 
循環タイプのおすすめ
ジェックス「ピュアクリスタル セラミックス 猫用」

(写真は楽天市場より)
 
<ピュアクリスタルの特徴>
・丈夫なセラミック製
・1.6kgと重く、倒してしまう心配がない(タンクは軽く持ち運べる)
・コードを収納でき長さが調節できる
・抗菌活性炭と高性能活性炭の2種類のフィルターで、浄水機能が高い
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自動給水器:補充タイプ
 
補充タイプのおすすめ
アイリスオーヤマ「ペット用自動給水器」

(写真は楽天市場より)
 
<アイリスオーヤマ「ペット用自動給水器」の特徴>
・電源コードを使わない
・飲み皿の水量が減ると自動的に一定量まで補充
・2リットルの貯水タンク
・台形で倒れにくくすべり止め付き
・丸洗いできる
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トイレの準備

1~2泊で猫だけに留守番をまかせるときは、1〜2個、いつもより余分にトイレを置いておきましょう。
ちゃんとしたトイレ用製品でなくても、プラスチックの箱や、ペットシーツを敷いた段ボール箱でも大丈夫です。

1週間掃除しなくても衛生的なシステムトイレなら留守番に便利ですし、なんと自動で掃除してくれるトイレもあります。

 
システムトイレ
脱臭砂やチップの下のスノコを通して底にあるシートに尿の匂いや水分を吸収させるもので、シートの取り替えは週に一度でOK。留守番にぴったりです。
毎日の体重測定やトイレ情報のモニタリングができるものもあります。
 
システムトイレのおすすめ
アイリスオーヤマ「上から猫トイレ システムタイプ」
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(写真は楽天市場より)
 
<上から猫トイレ システムタイプの特徴>
・脚付きスノコが脱臭砂を通ったおしっこだけをシートに吸収させる
・脱臭砂と消臭シートで、一日経っても臭わない
・シートの取り替えは週に一度でOK
・上から出入りするので、猫砂が飛び散らない
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自動猫トイレ
用を足すと、猫がトイレを出た後に猫砂を回転させ、自動で掃除してくれます。
 
自動トイレのおすすめ
OFT「CATLINK」

(写真は楽天市場より)
 
<CATLINKの特徴>
・トイレの出入りを感知して使用後に、固まった猫砂(鉱物系)とウンチだけをコンテナ(13リットル)に収納
・何日かに1回コンテナの中身を捨てるだけ。コンテナにビニール袋をつけられる
・スマホと連携でき、トイレ使用時に通知が届いたり、個体別にグラフ化して体調管理できる
・コンテナがいっぱいになるとアプリで通知
・活性炭フィルターでコンテナの匂いを軽減
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9.部屋の環境を整える

9.部屋の環境を整える
写真:123RF 猫がいたずらしてもケガをしないようにしておきましょう

基本的なごはん、水、トイレの準備ができたら、温度管理など、安全、快適にすごせるよう部屋の環境を整えましょう。

温度管理

春や秋は心配がありませんが、冬や、特に夏の留守番には温度管理が必要です。

夏はエアコンを
猫は犬に比べると暑さに強いですが、暑い場所に閉じ込められれば熱中症になります。

夏はエアコンを28℃前後に設定し、リモコンは踏まれないよう片づけておきましょう。
南や西のカーテンは閉め、涼しい場所を探せるよう、ドアストッパーを使うなどして各部屋のドアを開けておきます。

万一の停電が心配なら、部屋の一部に冷却マットを敷いたり、お風呂に凍らせたペットボトルを置いておくとよいでしょう。

旅行前に、一日エアコンをつけっぱなしにしてみて、猫が寒がったりせず快適に過ごせているか確認してください。

冬はあたたかい寝床を
冬の猫の留守番では、ドーム型の猫ベッドや、人間のベッドにもぐれるようにしておけば暖房は基本的に不要です。
ストーブやこたつのつけっぱなしは危険ですが、寒い地方ではペットヒーター(電気カーペット)を足している人が多いようです。
ペットヒーターは安全性が高いといわれていますが、心配な場合はエアコンを活用しましょう。タイマーが使えれば、夕方スイッチが入るよう設定します。
日中、日なたぼっこができる居心地のよい場所をつくってあげるのもよいですね。
 
VOOPH 猫ベッド

(写真は楽天市場より)

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戸締まり

防犯上も、猫の脱走防止のためにも、戸締まりは厳重にします。
涼しいところ、暖かいところを探せるように、ひとつの部屋やケージに閉じ込めず、家の中のドアは開けて自由に行き来できるようにします(ドアが閉まって閉じ込められたりしないか確認してください)。
貴重品やわれものがあるような部屋はドアを閉めたり、片づけておきます。
帰宅してドアを開けた途端に猫が飛び出して脱走した例もありますので、帰宅時にも気を抜かず注意しましょう。

事故や怪我を防ぐ

いたずらをして怪我をしないため、出かける前にチェックしておきましょう。

  • キッチンなどの生ゴミや食べかけのものは処分する
  • ゴミ箱はフタをするか空にする
  • 刃物などを棚の中などにしまう
    (裁縫道具をいたずらして針を飲んだ例あり)
  • 花瓶など落下のおそれがある物をしまう
  • お風呂の水はためずに抜いておく
  • トイレのふたを閉める
  • 火事の原因になりそうな電化製品のコンセントは抜いておく
  • アクセサリー・髪ゴム、人間の薬、チョコレートなど飲み込むと危険なものはしまう
    (猫じゃらしのおもちゃの先を飲み込んだ例あり)
  • テレビなどのリモコンをしまう
    (帰宅したら大音量が鳴り響いていた例あり)

 
ペティオけりぐるみ

(写真は楽天市場より)
 
留守番のときのおもちゃは、誤飲や感電のおそれのないものを。
「ご主人さま、ニャンでいないんだよ!」とストレス発散にぴったりなまたたび入りけりぐるみ

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10.ペットカメラ

10.ペットカメラ
写真:123RF

これで準備は万端! あとは、旅先から猫の様子がわかればベストですね。
自宅のWi-Fi環境を利用して、留守中の猫を見守るカメラについてご紹介しましょう。
猫がくつろぐ姿やごはんを食べている様子を確認できれば、安心できます。
猫の見守りだけでなく防犯カメラとしても役立ちますね。
機能によって5000円~3万円で購入できます。

ペットカメラの機能

  • 画質:SD、HD、フルHDの順に画素数が高くなる
  • ナイトモード機能:暗視タイプ(まったくの暗闇では撮影不可。わずかでも光があればカラー撮影可)と赤外線タイプ(まったくの暗闇でも撮影可能だが基本的にモノクロ)がある
  • 撮影範囲:画角(カメラに映る範囲)が広いほどよい。アプリからカメラを上下左右に動かせるパンチルト機能があるものも。
  • 自動追尾機能:動く猫を追いかけて撮影
  • 呼びかけ機能:スピーカーやマイクがついていれば猫に声をかけられる
  • 音が聞ける機能:カメラのマイクからアプリに通知がくる機能で、鳴き声により異変に気付ける
  • 遊ばせ機能:アプリからレーザーポインターを照射して猫と遊べる

*自動給餌器にカメラが付いているものもある

 
ペットカメラのおすすめ
塚本無線「みてるちゃん」

(写真は楽天市場より)
 
<みてるちゃんの特徴>
・ネットや機械に強くない人にも接続設定がわかりやすく、初めてペットカメラを買う方も安心
・画質が鮮明で、暗い場所での撮影も可能
・パンチルト機能があり、ほぼ360°の撮影が可能。自動追尾機能も搭載
・呼びかけの音質もノイズが少なく、猫に声が届く
・6000円ほどと安価ながら、充実の機能
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猫ちゃんに元気にただいまを

猫ちゃんに元気にただいまを
写真:123RF

人間がやきもきしながら急いで帰宅すると、猫のほうは玄関に迎えに来るでもなく「あ、いたんだ」という態度で肩透かし、ということもよくあります。
猫は犬のように飛びついて大歓迎はしてくれませんが、だからといって、さびしくないわけではありません。
できるだけ早く帰って、たっぷりかわいがってあげましょう。

愛する猫をおいて外出するのは心配なものですが、まず人間が心身を健康に保ち楽しむことが、猫の幸せにもつながります。
帰りを待っていてくれる猫のためにしっかり準備を整えて、お出かけを楽しんでくださいね!

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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