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【猫のお留守番】旅行・帰省・おでかけ時の飼い猫対策!事前の準備や注意点をご紹介 写真:123RF

にゃっぷる編集部

更新日: 2021年4月6日

【猫のお留守番】旅行・帰省・おでかけ時の飼い猫対策!事前の準備や注意点をご紹介

猫と暮らしていると、なるべく家を空けたくないもの。

でも、たまには泊まりがけの旅行に行きたいし、帰省や出張でどうしても外泊しなければならないこともありますよね。

そんなとき、家でお留守番してもらうか、ホテルなどに預けるか、それぞれの準備や注意点をまとめました。
自動給餌器やシステムトイレ、留守中の様子がわかるペットカメラなど、便利なアイテムも紹介します。

1.誰にもお世話を頼まない留守番は、何日まで大丈夫?

1.誰にもお世話を頼まない留守番は、何日まで大丈夫?
写真:123RF

猫は「家につく」と言われ、住み慣れた環境にいるときが最もくつろげます。
知らない場所へ連れていかれることを怖がるため、旅行のときは、なるべく家で留守番させたほうがよいでしょう。群れで生活する犬と違って猫は単独で生きる動物なので、留守番が得意ともいえます。

まずは、家で過ごしてもらう方法を考えてみましょう。

1~2泊なら留守番可能

誰かに様子見を頼んだり預けたりしないで、家で留守番してもらえるのは、1~2泊です。
丸3日以上不在にするときは、ごはん・トイレなどの様子を誰かに見てもらえる方法を考えましょう。

1~2泊でも留守番できない場合がある

子猫(生後半年未満)、老猫の場合や、真夏の締め切った家での留守番は、エアコンの故障など万一のことを考えると、1泊でも猫だけにはまかせられません。

また、子猫の頃から飼い主と一日中一緒にいる猫は、分離不安症といって、飼い主の姿が見えないことで、不安やストレスから泣き続けたり、食欲が落ちたりすることがあります。旅行前には、飼い主の外出の時間を少しずつ長くするなど、慣れさせて様子を見ましょう。

長期不在の場合や、1日不在でも不安がある場合

3泊以上の不在や、1泊でも猫だけに留守番をまかせるのは不安な場合は、その猫を普段から知る親戚や友人>ペットシッター>ペットホテル>かかりつけの動物病院の順(猫のストレスが少ない順)に、お世話の依頼を検討しましょう。

2.友人に家に来てもらう

2.友人に家に来てもらう
写真:123RF

親戚や猫好きな友人・知人に家の鍵を預け、お世話に来てもらいます。
普段から家に遊びに来ていて、留守番する猫が慣れている人や、お互いにペットを飼っていて世話をしあえる関係ならベストです。

家に世話をしに来てもらうときの準備

  • 1回分の食事を小分けにする、1回分のカップを用意するなど、あげるごはんの量をわかりやすくしておく
  • ごはんをあげる時間や量、注意してほしいことは紙に書いておく
    (念のため自分と動物病院の電話番号も書いておく)
  • 散らかしたり、吐いたりしたときのために、ホウキ・ちりとり、ぞうきん、タオル、掃除機を用意しておく
  • 一緒に遊べるおもちゃを用意する
  • 病院に行く事態に備えてキャリーバッグを出しておく
  • 謝礼金の額は下記ペットシッター料金が参考になります。辞退されることが多いので、お土産を用意しておきましょう。

3.ペットシッターに依頼する

3.ペットシッターに依頼する
写真:123RF

世話を頼める友人が近くにいない場合は、ペットシッターにお願いしましょう。

ペットシッターは毎日一度家に来て食事やトイレのお世話をしてくれます。見知らぬ人が現れるといっても、知らない場所に預けられるよりは、猫のストレスは短時間ですみます。猫を移動させないので、車を持たない方も負担なく利用できます。

ペットシッターの探し方

サービス会社に所属しているペットシッターが派遣されてくる場合と、個人で営業している場合があります。
>>日本ペットシッターサービス(全国の加盟店126店舗を紹介)
>>ペットシッター検索サイト
そのほか、スマホやパソコンで「東京都 品川区 ペットシッター」などと入力し、自分の住む地域を検索してみましょう。

ペットシッターを選ぶときのポイント
ペットシッター業に必要な法律上の許可「動物取扱業者登録」、「動物取扱責任者」がホームページに記載されているか確認します。
シッターさんのブログやお世話になった人のコメントなども確認できれば、人柄を知れて安心です。

ペットシッターの料金
1日1回1時間で3000円(猫1~2匹まで。追加1匹につき500~1000円)が一般的です。
初期登録料:初回はカルテ作成費1000~2000円が別途必要
時間の延長:30分1000~1500円程度。1日複数回も可能。
短縮コース:40分2500円、15分1000円などを設定しているところもあり
交通費:1km20~50円など
割増料金:年末年始・ゴールデンウィーク・お盆時期は2割増しになる場合も
キャンセル料:前日30~50%、当日50~100%など

ペットシッターとの打ち合わせ

電話やメールなどで申し込み、料金の見積もりを取ってお世話になることを決めたら、事前に面会し、世話内容や鍵の受け渡しについて取り決めます。
そのさい、「動物取扱業者登録証」もしくは「動物取扱業者標識」の提示が義務づけられているので確認してください。

基本的な世話は、ごはん、水の交換、トイレ掃除、遊びのセットですが、換気、植物の世話や郵便受けの整理などを無料で加えてくれる場合がほとんどです。
お世話の内容やその日の猫の様子の記録をのこしてくれますし、不在中に猫の写真や動画をメールなどで送ってくれることもあります。

打ち合わせのときに猫の性格、体調や持病の有無、苦手なこと、好きな食べ物、かかりつけの病院を伝えておきます。
留守の時の貴重品は自分の責任で管理しておきましょう。

4.ペットホテルに預ける

4.ペットホテルに預ける
写真:123RF ケージでなく、広い個室のペットホテルもあります(写真はイメージです)

他人が家に入ることが心配な方や、短時間でなく一日しっかり様子を見てほしい場合は、友人宅か、ペットホテル、動物病院に預けることになります。

友人宅に預けるのは、トイレの設置や脱走対策など、かなりの負担をかけることになるので遠慮したいところです。
動物病院は狭いケージで、猫も病院に苦手意識を持っていることが多いのでかなりのストレスが予想されます。

2~4畳の広い個室もある
ペットホテルに預ける場合もほとんどがケージですが、最近は広い個室のホテルもあるので、探してみましょう。
動物病院や空港に併設されているところや、猫専門ホテル、動画で24時間様子を確認できる、自宅までの送迎をしてくれる、早朝・深夜預かりができるといったホテルもあります。

ホームステイ型ペットホテル
シッターが自宅で猫を預かる「ホームステイ型ペットホテル」もあり、1家族限定で預かってくれるので、室内でのびのびと過ごせ、脱走対策も取られています。

ペットホテルの料金
1泊3500円~8000円と施設によって異なり、広い個室やホームステイ型は5000円くらいからです。

ペットホテルの探し方

>>ペットホテルの予約・検索サイトEPARK
上記サイトで見つからないときは、スマホやパソコンで「ペットホテル 東京都 品川区」「広いペットホテル 猫」「ホームステイ型ペットホテル」などで検索してみましょう。

預ける前に確認を

  • 体調不良や持病を持っている場合、子猫や老猫は断られることがあるので確認する
  • 猫以外に持参する必要はないが、慣れているフード、ベッド、皿などを持ち込むと安心するので持参してよいか確認する
  • お盆、年末年始、ゴールデンウイークは混み合うので、早目に予約する
  • ワクチン接種・ノミダニ駆除が条件になっていることが多いので確認する

広い部屋のペットホテルをご紹介

猫専用ペットホテル ねこべや


東京店(世田谷区桜新町)4畳の部屋。1部屋1家族限定のため知らない猫とは一緒になりません。

「猫にとってストレスなく過ごせる留守番を真剣に考えた」というホテル。1部屋1家族で猫専用の広い個室(2~4畳、キャットタワー、ハウス付き)で過ごせます。夜間もシッターが待機しており、何かあればすぐに対応してもらえるのも安心。多頭飼いで別々にごはんをあげてほしい、投薬してほしい、たくさん遊んでほしいなどのお世話も頼めます。ウェブカメラ完備で24時間いつでもチェック可能。

料金:2畳5500円~4畳7000円/1泊。1匹追加ごとに3000円(繁忙期は500円割増)
東京から兵庫まで13店舗あり。
羽田空港店は空港まで送迎無料
公式HPは>>こちら

ねこさんのゲストハウス ホテルキャッツカートン


走り回れる広々としたプレイルーム(プレイルーム内でも他の家の子と一緒になることはありません)
 
猫専用のペットホテル。個室150×130×高さ240cmにキャットタワーやキャットウォーク、爪とぎを完備。24時間いつでも愛猫を見ることができるウェブカメラを全室に設置しています。コネクティングルームの用意があり、大家族も最大9匹まで同じ空間にいられます。

料金:1部屋1猫5500~3猫7700円/1泊(4猫以上は2部屋つなげることも可能)
東京都荒川区西尾久7-20-2
公式HPは>>こちら

5.動物病院に預ける

5.動物病院に預ける
写真:123RF

かかりつけの動物病院なら、ケージで狭くはありますが、健康管理は万全です。特に持病がある場合は、病院が安心です。

入院中のペットの数によっては預けられないこともあるので、直前でなく余裕をもってスケジュールを相談しておきましょう。

料金は1泊2000円~3000円です。
ワクチン接種が条件の場合があるので確認しましょう。

病院に苦手意識のある猫ちゃんには、お泊まりはかなりのストレスになるので、いつも使っている毛布やタオルなど、家の匂いがするものを用意してあげましょう。

6.ニャッチングサービス

6.ニャッチングサービス
写真:123RF

近所に住む猫飼いさんを探すことができ、留守中の猫を預け合ったり、様子を見に来てもらうことができます。プロのシッターさんが登録していることもあります。

ニャッチングサービスの公式サイトに新規登録し(猫を預かる場合は身元確認が必要)、猫を預けるときはプロのシッターさんには規定料金を、シッターの資格がない方には謝礼金を支払います。
旅行だけでなく、コロナウイルス感染による入院など、急な事態に備えて、ご近所に助け合える猫飼いさんを見つけておくと安心ですね。

NYATCHING公式サイトは>>こちら

7.旅行先に連れていく

7.旅行先に連れていく
写真:123RF

猫は環境が変わることを嫌い、車での移動も苦手で、抵抗して大騒ぎすることがほとんどなので、旅行先に連れて行くのは難しいですが、「うちの子は車が大好きで大丈夫」という場合は、留守番させず一緒に旅行してもよいかもしれません。

車での移動中は、車内で放してしまうと、運転席の下に入りこんで事故の原因になりかねないので、キャリーバッグに入れたままにします。
キャリーバッグにペットシーツを敷き、粗相をしたときは取り替えられるようにしましょう。
バッグを開けたとたん駆け出すことがあるので、車のドアや窓を閉め、脱走に厳重に注意します。

「ペットと泊まれる宿」を探すなら>>楽天トラベル

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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