更新日: 2023年1月19日
【連載フォトエッセイ・第8回】ねこ写真家・関由香の「看板ねこ便り」札幌・喫茶店 ミルク 後編
ねこ或る所へはどこへでも。
逆も然り。訪れる先に看板ねこがいることの多きこと。
今日も知らぬ間に呼び寄せられ、魅了されるのである--。
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北海道・札幌の喫茶店「ミルク」の看板ねこ:おはぎ、いなり
寄り添いあって眠るなど姉妹仲は良好のおはぎといなりだが、日中は専ら競争心を燃やしながら過ごす。一方が褒めそやされると一方がプイとヘソを曲げ、遊具も唾を付けた方しか遊ばない。どうやら、陽気な店主夫婦と常連の若人らはその釣り合いを上手く考慮して接しているようだ。60年代ポップサウンドに彩られた店内で、バターが染み込んだ肉厚のチーズパンを頬張りながら、姉妹の勝負の行方を見守るのは実に愉しいひと時である。
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