更新日: 2022年2月28日
西日本の絶景道10選 道マニアおすすめのドライブ旅
旅の楽しみ方が大きく変わってきた2020年。密を避ける旅が模索され、お籠り旅やワーケーションなど、様々なワードが飛び交いました。その中で、再び注目を集めているのが「ドライブ旅」。
密になりがちな公共交通機関を避け、少人数で自然豊かな場所へドライブをする。こうしたスタイルは、コロナ対策を行いながら思いっきりリフレッシュができる楽しみ方として定着してきました。
「道マニア」な筆者がドライブ旅にお勧めしたい、西日本の絶景道を10箇所ご紹介します!
目次
- 【滋賀県×絶景道】1.琵琶湖を満喫する山岳スカイライン「奥琵琶湖パークウェイ」
- 【三重県×絶景道】2.海に吸い込まれる絶景道「伊勢志摩スカイライン」
- 【奈良県×絶景道】3.近畿の屋根を眺める秘境スカイライン「大台ヶ原ドライブウェイ」
- 【愛媛県・高知県×絶景道】4.四国の屋根・石鎚を走る天空の道「UFOライン」
- 【香川県×絶景道】5.風光明媚な島の情緒を楽しむ「国道436号線・小豆島一周」
- 【山口県×絶景道】6.異世界の台地を縫って走る!「秋吉台カルストロード」
- 【山口県×絶景道】7.「瀬戸内のハワイ」と謳われる風光明媚な周防大島一周
- 【熊本県×絶景道】8.二重カルデラの世界と山岳美を堪能「阿蘇パノラマライン」
- 【大分県×絶景道】9.九州屈指の山岳縦断スカイライン!「やまなみハイウェイ 」
- 【長崎県×絶景道】10.変化に富んだ西の最果ての絶景道「国道384号線・福江島一周」
- 旅の面白さが広がる「日本の絶景道」を巡る旅
【滋賀県×絶景道】1.琵琶湖を満喫する山岳スカイライン「奥琵琶湖パークウェイ」
日本で一番大きな湖・琵琶湖。最近では琵琶湖を一周する道路が整備され、関西有数のドライブ・ツーリングスポットとして高い人気を誇っています。中でも「奥琵琶湖エリア」は道路と水辺がとても近く、まるで海岸線を走っているかのよう!雄大な景色が魅力です。
奥琵琶湖の目玉となっているのが「奥琵琶湖パークウェイ」という道路。琵琶湖の北部にある、大浦・菅浦(すがうら)・岩熊という三つの集落をつないで走る、総長18.8kmの道路です。かつては有料でしたが、現在は全区間、無料で走ることができます。
大浦から菅浦の間は、琵琶湖沿いの爽やかな湖岸道路を走ります。
続いて菅浦から「つづら尾崎」と呼ばれる高台までは、うってかわって険しい山岳スカイライン!春になると桜が咲き乱れ、ピンク色に包まれた竹生島(ちくぶしま)が見られることもあります。比較的起伏の少ない琵琶湖岸の中で、最も景色変化に富んだこの区間。滋賀県の美しい自然を存分に味わうことができるでしょう。
奥琵琶湖パークウェイ
- 住所
- 滋賀県長浜市西浅井町菅浦
- 交通
- 北陸自動車道木之本ICから国道8号を高島市方面へ車で20km
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~20:00(閉門)
- 休業日
- 12月〜3月まで冬季閉鎖(菅浦側からのみ入場可、つづらお崎展望台~岩熊は一方通行)
- 料金
- 無料
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【三重県×絶景道】2.海に吸い込まれる絶景道「伊勢志摩スカイライン」
伊勢神宮の鬼門を守っている朝熊(あさま)山は、かねてより伊勢神宮とセットで参詣された信仰の山として知られています。
朝熊山の山頂まで行くことのできる道が「伊勢志摩スカイライン」。伊勢神宮内宮の裏手から鳥羽の町をつなぐ総長16kmほどの道はアップダウンに富んで走りごたえがあり、随所で広がる伊勢湾の絶景パノラマが魅力です。
中でも一押しなのが、山頂となっている朝熊山展望台から鳥羽の町に至るロングストレート区間!まるで海に吸い込まれるかのような眺望がたまりません!
付近には駐車場も設けられています。ぜひ車を停めて、伊勢湾の景色を楽しんでみてください。
伊勢志摩スカイラインは伊勢と鳥羽のメインエリアをつないでおり、伊勢では伊勢神宮やおかげ横丁の散策を、鳥羽では鳥羽水族館などの観光が楽しめます。また、パールロード(県道128号線)へアクセスすれば、より長い絶景ドライブが楽しめます。
伊勢志摩スカイライン
- 住所
- 三重県伊勢市三重県伊勢市宇治館町岩井田山677-1
- 交通
- 伊勢自動車道伊勢西ICから県道32号を伊勢神宮・内宮方面へ車で2.5km(伊勢料金所)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 1月〜4月・9月〜12月は7:00〜19:00、5月〜8月は6:00〜20:00(12月31日~1月1日終夜営業)
- 休業日
- 積雪時・荒天時は通行不可
- 料金
- 通行料=自動二輪車900円、軽・小型・普通自動車1270円(125cc以下は通行不可)
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【奈良県×絶景道】3.近畿の屋根を眺める秘境スカイライン「大台ヶ原ドライブウェイ」
関東と比べ、標高の高い山が少ない関西。その中でも、抜群の存在感を誇っているのが「大台ヶ原山 (おおだいがはらやま)」です。奈良県吉野郡と三重県多気郡にまたがる山で、山麓には日本随一の降水量を誇る秘境渓谷・大杉谷(おおすぎたに)を育みます。
大台ヶ原は山頂周辺まで「大台ヶ原ドライブウェイ」が開通しており、車でアクセスすることが可能。国道169号線から伯母峰(おばみね)峠を越えて、大台ヶ原ビジターセンターまで向かう約20kmの山岳スカイラインです。
途中の道からは「近畿の屋根」と呼ばれる大峰(おおみね)山脈を見渡し、眼下には圧倒的な秘境の世界が広がります。幾重にも連なる山並みと、透き通った空。一面に広がる緑の絵画的風景に、きっと魅了されるはず!
なおビジターセンターに車を停めて、百名山「大台ヶ原山」へ登山をすることも可能です。標高差が少なく初心者向きのハイキングコースですので、ぜひチャレンジしてみてください!
※12月初旬4月中旬までは閉鎖されています。詳しくはWebサイトから最新情報をご確認ください。
大台ヶ原ドライブウェイ
- 住所
- 奈良県吉野郡上北山村西原
- 交通
- 京奈和自動車道五條北ICから国道24号・370号・169号を大台ケ原方面へ車で50km
- 営業期間
- 4月下旬~12月上旬
- 営業時間
- 情報なし
- 休業日
- 12月上旬〜4月下旬まで冬季閉鎖
- 料金
- 無料
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【愛媛県・高知県×絶景道】4.四国の屋根・石鎚を走る天空の道「UFOライン」
車のCMで一躍有名になった、四国の「UFO(ユーフォー)ライン 」。四国の屋根・石鎚(いしづち)山脈に沿って走る総長27kmの山岳道路で、中核部は森林限界(高い木々が生育しなくなる限界高度)を超え、西日本で最高所の道として話題を呼んでいます。
その特徴はダイナミックな展望!
山脈に沿って走れば走るほど、圧倒的な高度感と秘境感を味わえます。特に、東黒森(ひがしくろもり)登山口の周辺では、峰と並行しながら空へ向かっていく道を眺めることができ、さながら「天空の道」とでも呼びたくなる絶景です。
また、途中には吉野川源流点も。四国の大河川が、小さなせせらぎがから形成されていることに驚きますよ。
UFOラインのハイライトを後にしたら、瓶ヶ森(かめがもり)登山口・シラサ峠を経由して、石鎚山への裏登山口(土小屋)にたどり着けば、UFOラインの終点です。周囲には山荘や国民宿舎もあるので、四国の秘境滞在を満喫してみてもいいですね!
※11月末~4月上旬までは冬季閉鎖です。詳しくはWebサイトをご確認ください
UFOライン(町道瓶ヶ森線)
- 住所
- 高知県吾川郡いの町桑瀬~寺川
- 交通
- 松山自動車道いよ西条ICから国道11号・194号を本川方面へ車で25km
- 営業期間
- 4~11月
- 営業時間
- 24時間
- 休業日
- 11月末~4月上旬冬季閉鎖
- 料金
- 無料
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【香川県×絶景道】5.風光明媚な島の情緒を楽しむ「国道436号線・小豆島一周」
次の絶景道は香川県の小豆島にあります。小豆島は瀬戸内で二番目の大きさの離島で、醤油蔵や小さな漁村といった日本の原風景と、オリーブ畑やギリシャ風車など異国情緒漂う景観が共存する、特徴ある島です。
小豆島の絶景道は、島を一周する風光明媚な国道436号線。小豆島の名所をつないでおり、美しい風景を眺めながらドライブを楽しむことができます。
中でも特にオススメしたいドライブポイントは、小豆島草壁(くさかべ)港から三都半島東の付け根まで走る海沿いのルート。小豆島で一番大きな二つの街を繋ぐ道のため、小豆島を訪れればほぼ必ず利用する道なのですが、これが実に素晴らしい景観なのです!
瀬戸内らしいシーサイドロードと町の光景が絶妙にまじりあい、『魔女の宅急便』のロケ地である「小豆島オリーブ公園」などの名所にも立ち寄ることができます。
一方で国道436号線のうち、島の北部、大部(おおべ)港から福田港を走る道もオススメ!ダイナミックな採石場と家屋がひとつもない秘境感のある道が特徴的で、小豆島の持つ様々な景色を満喫できるドライブルートです。
■国道436号線/小豆島一周
住所:香川県小豆郡小豆島国道436号線
交通:小豆島各港より車で5分
営業期間:年間通行可能
料金:無料
駐車場:各所にあり
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【山口県×絶景道】6.異世界の台地を縫って走る!「秋吉台カルストロード」
石灰岩地形が風雨にさらされ、地上に露出した「カルスト台地」。白く鋭利な奇岩が並び立つ景観が特徴で、日本各地に点在しています。中でも、「日本三大カルスト」にして日本最大規模のカルスト台地が、山口県の「秋吉台」です。
「秋吉台カルストロード」は秋吉台を縫うように走る総長13kmの道。緩やかなアップダウンと適度なカーブを気持ちよくこなしながら、丘陵地と白亜の奇岩が織りなす絶景を楽しめます。
中でも一番オススメの区間は、ルート南にある秋吉台科学博物館の分岐から、北へ走る約5kmの道のりです。ストレートに走る道が、まるでカルスト台地へ吸い込まれていくかのよう。車でのドライブもよいですが、バイクもオススメ。カーブを走り抜けるバイクの姿もとても絵になりますよ!
なお秋吉台の近くには「秋芳洞(あきよしどう)」という巨大な鍾乳洞があります。これは、地上のカルスト地形と繋がった、石灰岩台地の地下世界。幻想的な洞窟生成物を数多く見られるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
秋吉台
- 住所
- 山口県美祢市秋芳町秋吉台
- 交通
- 中国自動車道美祢ICから国道435号、県道32・241号を秋吉方面へ車で13km
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 情報なし
- 休業日
- なし
- 料金
- 通行無料/エコツアー(5日前までに要予約)=1000円~(コースにより異なる)/
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【山口県×絶景道】7.「瀬戸内のハワイ」と謳われる風光明媚な周防大島一周
しまなみを筆頭に、様々な海道が張り巡らされている瀬戸内には実に美しい道が数多く存在します。中でも、密かに注目を集めているのが山口県「周防大島 」を一周するドライブルート。正式には、国道437号線・県道60号線・県道4号線の三つに分かれるのですが、一筆書きできるため、一般的には「周防大島一周」と呼ばれます。
一周は100kmを超え、走り応えがあり、景色変化に富んでいる内容が特徴。立ち寄る観光スポットはあまり多くないものの、昔ながらの漁村景観や、清々しい瀬戸内ブルーの海を心ゆくまで満喫できます。素朴な離島風景に癒されたい!という方にお勧めです。
特に島の北部、東和エリア〜伊保田港までの区間(国道437号線)は、海と道が近接しており、気持ちの良い道。潮風を感じながら、車で走り抜ける瞬間は本当に爽快です!
一方で、島の南東側(県道60号線)に入ると、道幅が狭く、カーブが連続し、道の雰囲気が少し変わります。入江が多く発達し、プライベートビーチが点在しているのも特徴です。
海は綺麗に透き通り、まるで宝石のようなエメラルドグリーン!「瀬戸内のハワイ」という愛称に違わない、風光明媚な景色を一周の随所で見せてくれます。
■周防大島一周(国道437号線・県道60号線・県道4号線)
住所:山口県大島郡周防大島町国道437号線・県道60号線・県道4号線
営業期間:年間通行可能
休業日:冬季閉鎖なし
料金:無料
駐車場:各所にあり
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