更新日: 2023年2月3日
【沖縄・宜野湾】保護猫カフェ・ニャングスク 里親探しのお手伝い!
猫好きの方なら、町ぐるみで猫を飼っている「猫島」を巡ったことがあるかもしれませんが、旅先で各地の「保護猫カフェ」に寄るのも楽しいですよね!
今回は、那覇空港から車で1時間の場所にある宜野湾(ぎのわん)市にある、「保護猫カフェNyangusk(ニャングスク)」をご紹介。かわいらしい店内には人懐こい猫ちゃんがたくさんいますので、沖縄に行かれる際にはぜひ立ち寄ってみてください!
目次
保護猫カフェ・ニャングスクについて知ろう
保護猫カフェ・ニャングスクは、100匹以上の保護猫と遊べる猫カフェで、沖縄の動物愛護団体「NPO法人 動物たちを守る会ケルビム」が運営しています。
保護猫についての知識も深められることはもちろん、店内のカフェでかわいい猫たちと触れ合えます。店内にはカフェスペース、子猫ルーム、おとな猫ルーム、奄美&やんばる猫ルームがあり、ドリンクバーを飲みながら猫と遊べる上、気に入った猫の里親になることも可能。もちろん県外の方もOKです!
保護猫カフェ・ニャングスクまでのアクセス
那覇空港からカフェまでは、レンタカーを借りて約30分。または那覇空港駅からゆいレールで旭橋駅まで電車で移動。その後、旭橋駅の那覇バスターミナルからバスに乗り、第一大山停留所で降りたら徒歩5分でお店に到着です。
お店は全面ガラス貼り。中に入る前から、たくさんの猫がじゃれているのが見えて、テンションも上がります!
バスなび沖縄
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■保護猫カフェNyangusk(ニャングスク)
住所:〒901-2223 沖縄県宜野湾市大山6-10-1 エコーハイム101
電話:098-897-6971
交通:那覇空港からバスで50分、第一大山停留所下車、徒歩5分
営業期間:通年
営業時間:12:00~19:00
休業日:無休
料金:30分 税込500円(お一人さま、ドリンクバー込み)。延長30分毎に500円。2歳以下のお子さまは無料
駐車場:あり|台数:4台|無料
心から癒される保護猫カフェ・ニャングスクに入店!
お店に入るとまず入店時間を書いた札が手渡されますので、首からぶら下げておきましょう。入り口左手には猫グッズが販売されており、どれも可愛くて目移りします。
スリッパに履き替えたらいよいよ猫のいるエリアへ。店内はピンク色でまとめられ、天井には豪華で大きなシャンデリアがあってとてもかわいらしい雰囲気です。
中央の部屋にはテーブルとチェアが置かれており、カウンターにあるドリンクバーマシーンは飲み放題!ドーナツを購入することもできるので、「猫ルーム」を眺めながらゆっくりお茶をすることもできます。
左右には3つの「猫ルーム」があり、子猫専用の部屋「キトンルーム」、おとな猫専用の「キャットルーム」、ノネコという種類の猫だけの部屋「フォレストルーム」と名付けられ、どの部屋も自由に出入りして、好きな猫と遊べます。
ちなみに「ノネコ」とは、飼い主に捨てられて野生化した猫のこと。野生生物をエサにしているため、希少な野生生物の減少が問題になっています。もとはと言えば人間が捨てたことに要因があり、猫たちのせいではないことも知っておきたい現実です。
このカフェにいるかわいいノネコは、奄美大島と沖縄北部の山中で保護された猫たちです。
100匹以上いる保護猫たちと遊ぼう!
店内にいるお客さんに声をかけてみると、様々な喜びの声が聞こえてきました。
「賃貸なので猫を飼えなくて。お店で大好きな猫と触れ合えて楽しいです」
「今日で何回目の来店だろう。来るたびにとても癒されてます」
「大好きな猫と遊べるし、保護猫の支援もできるのでいいですよね!」
「もともと犬派だったけど、通ううちに猫派になりました……笑」
「ロシアからの移住者です。ここの猫ちゃん、本当に可愛い!」
他のお客さんも猫も幸せそうで、その場にいるだけで癒されます。
撫でられて気持ちよさそうな様子を見て、こちらも幸せな気分になります 。
ふと気がつくと、足元にスリスリと擦り寄ってきてくれるも嬉しいですね!
人慣れしている猫は、背中の上に乗ってくることも!嬉しくて楽しいけど、爪がちょっと痛いかも……。
お客様の中には6歳の女の子がいたのですが、はじめはお母さんの後ろに隠れ、おっかなびっくりの様子。しばらくすると自分から猫たちを撫でにいっていき、撫でられた保護猫も気持ち良さそうにしていました。
その光景がとても印象的で、こうやって家族が出会っていくのだなあと幸せなきもちをいただきました。
美味しいドーナツが自慢のニャングスク
カフェでは飲み放題のドリンクバーが用意されており、30分500円(税込)でコーラやオレンジジュース、コーヒー、紅茶などがいただけます。またドーナツ(1個200円)も購入可能。ドーナツはたくさん種類があって悩みますが、スタッフさんのオススメは、チーズクリームがはいったドーナツ。保護猫たちを眺めながらのカフェタイムは、至福のひとときです。
保護猫の里親探しボランティアに参加!
こちらの保護猫カフェ・ニャングスクでは誰でもボランティアに参加できます。
ボランティア仕事は、毎日8:00〜19:00の間で募集 。お客さんの来店案内、猫たちのゴハンやり、爪切り、目やにとり、掃除など、やることはたくさん!忙しいですが、猫好きの人なら喜んで作業ができる環境です。
ボランティアは観光客でも参加可能で、短時間でも参加できます 。ボランティアの時間帯などについては事前連絡をし、相談してみてくださいね!
里親譲渡は毎日可能。 毎週土・日・祝日の13:00〜16:00は、小さな子猫が集まる里親会も開催しています。今回は、里親候補者が多くてより忙しい日曜日13:00〜16:00でボランティアに参加しました。
保護猫を探している方も様々ですが、みな、一緒に暮らす「家族」を探しているのは共通点。
猫を飼うために「ペット可」の物件に引っ越した人、いずれこのカフェで保護猫を引き取ろうと下見に来た人、大切な命を守りたい・すべての自然と共生したいという意識を常に持っている人。
お客様が猫を撮るスマートフォンをふと見てみると、裏面には「SAVE THE CAT(猫を救おう)」というシールが。
様々な思いを持った方が、お客様として訪れていました。
皆さん楽しそうに、保護猫を抱きしめて相性を確認。良い出会いがあると良いなあと、つい作業の手を止めて見入ってしまいます。
里親の引き取り手が決まって素直に感激
この日は3時間で、3匹の里親が決定しました!そのうち1匹は、先天性の障害を舌にもっている子。
「とても可愛いくて、大切に育てようと思います」と里親さん。
スタッフの方にお話を伺うと、全盲の猫たちも引き取られていったとのこと。保護猫を探している飼い主さんは、猫への愛情が深いですね。
里親が決まりやすいのは生後2〜3ヶ月の子猫のようですが、「前に飼っていた子に似ている」という理由で大人の猫を選ばれる方も多いのだとか。ご縁があれば、年齢も関係ないようです。
里親譲渡の手続きを行い、保護猫が家族に連れられて帰っていきました。お店を出ていく姿を見送りながら、心の中で「良かったね」と声をかけ、別れを惜しみます。お別れは寂しいですが、毎日幸せに暮らせる家族が見つかることほどうれしいことはありません!
里親を見つけるほか、「猫を捕らえて(Trap)、不妊化し(Neuter)、再び放つ(Return)」というやり方で、繁殖を抑えて個体数を減らす対策(通称:TNR)という対策も行っています。TNRにも賛否両論あるかもしれませんが、殺処分は安楽死ではなく、とても苦しいのだと知り、人間の意識を変えていかなければいけないと痛感します。
楽しみながら保護猫活動に参加できるニャングスク
保護猫カフェ・ニャングスクは、うちなんちゅ(沖縄の人)にも、ないちゃー(内地の人)にも愛されるオススメカフェ。保護猫との出会いを探している方も、猫と戯れるのが好きな方も、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
100匹の猫ちゃんたちが遊んでくれるのを待っていますよ!
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【筆者】にゃっぷる編集部
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