更新日: 2021年2月11日
【香川で猫旅】瀬戸内の離島 「男木島」~悠々自適な猫に癒される日帰り旅
いつしか地域に野良猫が住み着くようになり、猫が観光の目玉となっている場所は「猫島」と呼ばれ、日本各地で話題になっています。
中でも、高松市街の沖合に浮かぶ「男木島(おぎじま)」は代表的な猫島で、かつて有名な動物写真家がこの地を「猫島」と発信して以来、多くの猫マニアが訪れるようになりました。
観光客に甘えてくる猫は愛らしく、島の日常に溶け込む姿に癒されます。
今回は「猫島・男木島」を中心に、香川県を満喫する癒し旅をご提案します!
目次
7:00 男木島へ渡る前に、まずは名物「讃岐うどん」で朝ごはん
「うどん県」と呼ばれる香川県では、高松市内にも至る所にうどん屋さんがあります。
香川のうどん屋さんはそのほとんどがお昼過ぎで閉店。そのかわり早朝から営業しており、早いところでは朝5時に開店しています。島から戻ってきてうどんを食べようと計画すると、悲しい結果になってしまうかもしれませんのでご注意を。
高松港近くにもいくつかお店がありますので、島に向かう前に、朝ごはんとしていただくのがオススメです。ツルツルした喉越しと、しっかりした食べ応えがある絶品うどんを味わってみてください。
8:00 猫島・男木島へ出発!高松港から雌雄島海運のフェリーに乗り込む
車で男木島に向かう場合は、淡路島経由か瀬戸大橋でまず高松に入ります。高松までは、大阪から淡路島経由で3時間、岡山から瀬戸大橋経由で1時間半程です。
関西圏から向かう方は「男木島・女木島れんらく周遊きっぷ」を買って、ジャンボフェリーを利用するのがオススメ。このフェリーなら夜行便で効率よく移動でき、交通費を最も安く抑えられます。
高速バスで高松に向かう場合は、東京・名古屋・大阪・神戸・四国内・福岡から出ている四国高速バスが便利でしょう。 関西圏からなら3時間程度、東京・名古屋・福岡からは、夜行便で10時間程度 かかります。
いずれもの場合も、高松港からは雌雄島海運のフェリーを利用し、女木島(めぎじま)を経由して約40分で男木島に到着です。
■雌雄島海運時刻表
https://meon.co.jp/access
■男木島・女木島れんらく周遊きっぷ
https://footbus.co.jp/businfo/ticket/set/ogimegi.html
■四国高速バス
http://www.yonkou-bus.co.jp/
男木島
- 住所
- 香川県高松市男木町
- 交通
- 高松港から雌雄島海運のフェリーで片道約40分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 高松港発=8:00から2時間おきに1本(最終18:10)、男木島発=7:00から2時間おきに1本(最終17:00)
- 休業日
- なし
- 料金
- 高松港〜男木島=大人片道510円、小学生以下260円/女木島〜男木島=大人片道240円、小学生以下120円 /
8:20 猫島・男木島の前に「女木島」で途中下船
男木島までの航路で経由する「女木島(めぎじま)」も、ぜひ寄りたい観光スポット。高松港から女木島までは、フェリーでおよそ20分で す。二島巡りたい方は、女木島に軽く立ち寄ってから男木島に行くと、効率よく旅ができますよ!その場合は、高松港を朝8時には出発しておきたいところです。
女木島を効率よく観光するにはレンタサイクルがオススメ。電動自転車なら、女木島一周を約2時間程度で巡ることができます。
女木島には猫はあまりいませんが、豊かな自然景観が広がっているのが魅力。山と海がとても近く、閑静な漁港がとても絵になります。レンタサイクルは、フェリーをおりてすぐの場所にある「鬼ヶ島 おにの館」で借りられます。
■鬼ヶ島 おにの館のレンタサイクル
住所:香川県高松市女木町15番地22
TEL:087-873-0728
交通:フェリー下船すぐ
営業期間:通年
貸出時間:8時20分~17時00分(返却は17時まで)
休業日:なし
料金:1,000円/日
カード利用:不可
駐車場:なし
http://oninoyakata.mystrikingly.com/#_8
女木島
- 住所
- 香川県高松市女木町
- 交通
- 高松港から雌雄島海運のフェリーで片道約20分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 高松港発=8:00から2時間おきに1本(最終18:10)、女木島発=7:20から2時間おきに1本(最終17:20)
- 休業日
- なし
- 料金
- 高松〜女木島=大人片道370円、小学生以下190円、小学生以下120円
猫じゃなくて鬼!? レンタサイクルで女木島の「鬼ヶ島大洞窟」へ
女木島の鷲ヶ峰頂上 付近には「鬼ヶ島大洞窟 」という巨大な洞窟があり、その存在から、女木島は「現代版鬼ヶ島」と言われています。鬼ヶ島大洞窟には随所に鬼の像や鬼瓦が置かれており、この怪しげな洞窟へひとたび足を踏み入れれば、桃太郎の世界観を疑似体験できるはず!
なおフェリー乗り場から洞窟まで歩くと片道約40分と少し遠いので、レンタサイクルで向かいましょう。
鬼ヶ島大洞窟
- 住所
- 香川県高松市女木町2633
- 交通
- 女木港から連絡バスあり(12月~2月は土日祝のみ運行)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(入洞は16:30まで)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 入場料=大人500円、小学生250円、65歳以上500円/(障がい者手帳持参で300円、同伴者無料)
10:20 女木島を出発し、いざ猫島・男木島へ
女木島を10:20に出発すると、男木島に到着するのが10:40。本日のメインイベント、男木島へ猫探しにいきましょう!
猫島といえど、島のどこにでもいるわけでなく、猫に出会える場所はある程度限定されています。男木島で猫が集中している場所は、男木港〜豊玉姫神社をつなぐ路地と、男木漁港近くの沿岸。そこをおさえれば、きっと男木島の猫たちに出会えるはずです!
「実際に猫島を訪れたものの、猫に全然会えない……」ということのないように、しっかりポイントをおさえておいてください。
10:40 男木島フェリー乗り場から豊玉姫神社までの路地で猫と出会う
フェリーを降りたら東に向かって歩き、お目当ての路地へと向かいます。豊玉姫神社に行く途中、地域の集会所「男木コミュニティセンター」の横を通り、階段が見えたらそこが猫たちの住処。港から歩いて約5分の道のりです。
この路地にいる猫たちは観光客慣れしており、人懐こい猫ばかり。道のど真ん中に寝転がっている猫ちゃんや、こちらに寄ってきてくれる猫ちゃんにも出会えます。
警戒心ゼロの猫ちゃんたち。スキンシップが楽しめるので、ぜひ近づいてみてください。
気持ちよさそうにリラックスしていたり、旅人を待ち構えるようにちょこんとおすまししていたりする猫たちの姿が愛らしく、写真を撮る手がとまりません……!
路地の先には、豊玉姫神社 (とよたまひめじんじゃ)のほかに、瀬戸内国際芸術祭で展示されたアートスポットや、瀬戸内海を見渡せるパノラマポイントがあります。アートは瀬戸内国際芸術祭の会期外でも公開されるものもあり、その辺りにも猫たちが待ち伏せています。ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
男木漁港周辺も猫たちの楽園
もう一つ、猫が密集する男木漁港へ行ってみましょう。豊玉姫神社から路地を下り、かつての井戸である「神井戸(しんど)」と呼ばれる史跡の横を通りすぎます。
歩くこと約10分、漁港周辺に辿り着けば、たくさんの猫たちが観光客にご挨拶。かわいい姿でお出迎えしてくれます。
思うがまま、悠々自適に過ごす猫の姿が印象的です。
この男木漁港では、漁から帰ってきた漁船から「おこぼれ」がもらえるとあって猫が集まるのだとか。
男木島を代表するアートスポット『歩く方舟(はこぶね)』も男木漁港エリアにあります。
雄大なシルエットの小豆島を背景に、真っ青な美しい海、そして白亜のアート作品が重なって、とても絵になる風景です。
■瀬戸内国際芸術祭
https://setouchi-artfest.jp/
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【筆者】にゃっぷる編集部
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