更新日: 2021年9月13日
【福岡・糸島】紅葉・食・温泉を巡る!秋にオススメよくばりプランをご紹介!
福岡市内から車で1時間弱の場所にある糸島。海と山の両方の魅力を味わえる、福岡市から手軽に日帰りできるスポットとして人気です。日帰りでも楽しめますが、余裕があれば一泊したいところ。夜景、食事、温泉と、贅の極みを尽くした楽しみが待っています!
今回は糸島のおすすめ紅葉スポットや、この時期に楽しみたい「牡蠣小屋」、海を間近に望むカフェ、とっておきの宿などをご紹介。糸島を丸一日楽しみ尽くし、心もお腹も満たされるコースです!
目次
糸島までのアクセス
東京から電車で糸島に向かう場合、新幹線で博多駅に向かいます。博多駅から糸島市の筑前前原駅までは、地下鉄空港線とJR筑肥線(直通)で約50分。糸島市内では路線バスが利用できますが、本数が少ないため、あらかじめ時刻表を確認して計画的に移動してください。
飛行機の場合は福岡空港まで行き、レンタカーを借りましょう。福岡都市高速、今宿道路、福岡前原道路、西九州自動車道などを経由して、約45分で糸島に入ります。
福岡空港付近にはレンタカーの会社が複数ありますので、事前に予約しておくとスムーズです。返却時に市内別店舗で返却できるレンタカー会社もありますので、「行きは飛行機、帰りは新幹線」などいう場合に便利ですね!
今回は福岡空港でレンタカーを借りました。まずは、深い歴史をもつ寺院「雷山千如寺大悲王院(らいざんせんにょじだいひおういん)」に向かいます。
樹齢約400年の迫力あるカエデが真っ赤に色づく雷山千如寺大悲王院
福岡空港から車で約50分、雷山千如寺大悲王院に到着です。
今日に残る大悲王院は、1753年に福岡藩6代目藩主の黒田継高(くろだ・つぐたか)が建立。13世紀にモンゴル帝国が日本を侵攻(元寇)してきた際には、敵が攻めてくる入り口となる玄界灘が見えることもあり、鎌倉幕府が祈祷寺院にしたとも伝えられています。
現在は「安産」 「子育て」 「開運厄除」のご利益を求めて、多くの参拝客が訪れます。身代わりになって厄災を避ける力をもつというお守り、「サムハラ」も有名。
このように、歴史深い雷山千如寺大悲王院ですが、福岡県内有数の紅葉スポットでもあります。
樹齢約400年の大きい楓の木や庭園のビャクシンは、県の天然記念物に指定されており、敷地内は迫力ある、鮮やかな光景が広がります。
雷山千如寺大悲王院から少し上ったところにある雷神社(いかづちじんじゃ)のイチョウも県の天然記念物に指定されていて、その樹齢は900年以上といわれて います。
紅葉と合わせて楽しみたいのが、見事な枯山水の庭や建築物、文化財など。美しく整えられた庭園と、真っ赤な楓が織りなす美しさはまるで絵画のよう。紅葉の見ごろは例年11月上旬頃ですが、赤く染まった楓の葉が絨毯のように地面を埋め尽くす、散りかけの景色も圧巻です。
さらに奥へ進んでいくと、高さ約4.6mの大きな木造の千手観音像が奉安された観音堂や、山の斜面にびっしりと並んだ五百羅漢像を見ることができ、他ではなかなか見られない貴重な光景に感動……!見どころがたくさんあるので、時間にゆとりをもって、ゆっくり参拝したいですね。
■雷山千如寺大悲王院
住所:福岡県糸島市雷山626
電話:092-323-3547
交通:JR筑肥線筑前前原駅から糸島市コミュニティバス雷山観音前行きで35分、終点下車、徒歩5分
営業期間:通年
営業時間:9:00~16:30(閉門17:00)
休業日:無休
料金:入山料(11月の外庭・大楓の見学のみ)=大人100円、拝観料=大人400円 いずれも中学生以下無料
駐車場:あり|台数:150台|無料
糸島の秋冬の味覚、漁師直営の牡蠣小屋で贅沢ランチ
雷山千如寺大悲王院の紅葉を楽しんだ後は、美味しいランチを求めて車で約20分の加布里(かふり)港にやってきました。
秋冬の糸島における食の楽しみと言えば、なんといっても牡蠣小屋。牡蠣は1kgから注文できる店舗が多く、価格は年によって変動します。2020年は1kg1,000円で、中サイズの牡蠣17個程度食べられます。目の前の漁港で獲れたばかりのぷりぷりの牡蠣を網で焼き、たらふく食べられるのは贅沢の極みですね!
真牡蠣が旬を迎えるこの時期は、糸島にある複数の漁港に「牡蠣小屋」と呼ばれるテントが並び、あちこちからいい匂いが漂います。牡蠣小屋とは牡蠣を提供する期間限定の店舗のことで、そのほとんどが地元の生産者直営。新鮮な牡蠣をいただくことができます。
牡蠣が食べられない人が一緒でも大丈夫!どの牡蠣小屋も、牡蠣以外の魚介類や丼ものも選べます。毎年大勢のお客さんが訪れる牡蠣小屋は活気いっぱい。糸島の秋冬の風物詩にもなっています。
牡蠣小屋では煙の匂いがつかないように、上着を貸してもらえるところが多いのですが、炭火の煙が充満している店内では、中に着ている服に匂いが移ってしまうことも。匂いがつくと困る服は避けた方がいいかもしれません。
■糸島の牡蠣小屋
住所:糸島市内の6漁港(福吉漁港、深江漁港、加布里漁港、船越漁港、岐志漁港、野北漁港)
電話:各カキ小屋または092-328-2311(JF糸島岐志本所)
交通
福吉漁港・・・JR筑肥線「福吉駅」から、徒歩約10分
加布里漁港・・・JR筑肥線「筑前前原駅(北口)」から芥屋線「加布里バス停」下車、徒歩約5分
船越漁港・・・JR筑肥線「筑前前原駅(北口)」から船越線「船越バス停」下車、徒歩約5分
岐志漁港・・・JR筑肥線「筑前前原駅(北口)」から芥屋線「岐志バス停」下車、徒歩約5分
営業期間:毎年10月中旬~4月頃まで
営業時間:店舗により異なる
休業日:店舗により異なる
料金:店舗により異なる
Bistro&Café TIMEで海の音を聞きながらまったり休憩
牡蠣小屋でお腹を満たした後は、大口海岸にあるとっておきのカフェ、Bistro&Café TIME(ビストロアンドカフェタイム)に立ち寄ります。牡蠣小屋から海沿いを走ること約20分。海水浴場にもなる糸島の大口海岸は、サーフィンや釣りを楽しむ人にも人気の海岸。
カフェと海との距離がかなり近く、テラス席では波の音を聞きながら食事やコーヒーを楽しむことができます。屋内には大きな窓があり、外からの光が差し込む気持ちのいい空間。モーニングや糸島の食材を使ったランチも人気ですが、15時以降のカフェメニューもオススメです。
ここ数年、糸島は福岡でも屈指の観光スポットとなりつつあります。カフェも増えて賑わいを見せていますが、Bistro&Café TIME周辺なら車通りや建物が少なく、糸島ならではの静かな時間が流れていますよ。
大人な旅を楽しみたい人におすすめのカフェです。
公式Instagram:https://www.instagram.com/time.itoshima/?hl=ja
■Bistro&Café TIME
住所:福岡県糸島市志摩桜井4423-7
電話:092-332-8607
営業時間:9:00(モーニング)~17:00
空間、食、時間のすべてが至高のオーベルジュ 僧伽小野一秀庵
Bistro&Café TIMEでゆっくり過ごしたら、大口海岸から車で約20分の場所にある宿「僧伽小野一秀庵(さんがおのいっしゅうあん)」に向かいます。
糸島の海を一望でき、ミシュランガイドにも掲載されている、極上のひとときが味わえる人気のオーベルジュ*です。
目前に玄界灘が広がるオーシャンビューの部屋や、窓から竹林と朝日を楽しむことのできる部屋などがあり、贅沢なくつろぎ空間で旅の疲れを癒しましょう。
*オーベルジュ・・・郊外など自然が豊かな場所にある、宿泊施設を備えたレストラン
館内には露天風呂もあり、潮風を感じながらお湯を楽しめます。
僧伽小野一秀庵の食事には、糸島の山の幸や海の幸をふんだんに使った品々が並びます。食材だけでなく、塩や味噌、水に至るまで料理に合うものを厳選。料理長によるこだわりの料理は月ごとにメニューが変わりますので、季節ごとに訪れ、旬の食材が味わいたいですね!
一日二組限定の僧伽小野一秀庵。糸島での旅を振り返りながら、特別な夜を過ごしてください。
公式サイト:https://www.sangaono.com/about/
■僧伽小野一秀庵
住所:糸島市志摩久家2143-2
電話:092-328-3938
営業時間:チェックイン 15:30~ チェックアウト 10:00迄
日帰りプラン 11:00~/ランチ 11:30~/ナイト 17:00 ~21:00
休業日:不定休
料金:宿泊プラン(夕食・朝食)=平日1名25,000円、金・土曜・祝前日1名27,000円
別途サービス料10%・税10%・飲み物代別
カード:可
駐車場:あり|普通車15台
秋の糸島でゆっくりと癒され旅を
糸島は福岡市からのアクセスが良いため、日帰りで行く人も多いのですが、1泊すれば糸島の魅力をたっぷりと感じ、ゆっくりと大人な旅に。
海のイメージが強い糸島ですが、紅葉シーズンにも素敵な旅ができる目的地です。Go To キャンペーンを使ってお得に訪れてみてください!
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