更新日: 2024年9月9日
【ニセコ】神仙沼で紅葉トレッキング!札幌から日帰りOK!
日本で一番早い紅葉を迎える北海道。ニセコの神仙沼でも、9後半から10月半ばに紅葉の見頃を迎えます。
今回ご紹介するのは神仙沼の紅葉トレッキング。
札幌からも日帰りでき、お年寄りから子どもまで手軽に絶景を楽しめるニセコの神仙沼を楽しみましょう。
目次
札幌からも日帰り可能!ニセコ名物「神仙沼」とは
「蝦夷富士(えぞふじ)」と謳われる秀峰・羊蹄山(ようていざん)のお膝元に広がるニセコ。ニセコといえばスキーが有名ですが、一年中豊かな湧き水と温泉に恵まれ、春には雪解けの川でラフティング、夏には新緑や芝桜、秋には美しい紅葉と四季折々の表情が楽しめるスポットです。
そんなニセコを代表する秋の紅葉スポットといえば、ニセコでもっとも美しい湖沼と謳われる「神仙沼(しんせんぬま)」です。神仙沼のある神仙沼自然休養林は標高760m、湿原の面積4.18haで、入口から神仙沼まではおよそ30分。初心者でも楽しめる気軽さと札幌から日帰りできる手軽さが人気で、定番のトレッキングコースとなっています。
神仙沼トレッキングコースの概要
神仙沼トレッキングコースは総延長1,388m。スタート地点となる神仙沼自然休養林駐車場から湿原入口までがおよそ900mで、徒歩15~20分程度。湿原入口の分岐から神仙沼までがさらに約10分と、片道30分ほどの行程です。また、湿原内は木道周回コースになっており、ゆっくり見て回っても全行程で1時間半~2時間程度。初心者でも手軽にトレッキングが楽しめます。
なお、コース内にお手洗いはありません。必要に応じて、神仙沼レストハウス横のお手洗いで済ませてからスタートしましょう。
バリアフリー化された木道で安心トレッキング
神仙沼トレッキングの魅力のひとつは、アップダウンが少なく、入口からすべてバリアフリー化された木道。足の負担を軽減し、比較的楽に歩き進められます。経年劣化による板の破損や、一部難所といわれる傾斜もありますが、滑り止めが施されていたり、気になる方のために迂回路も整備されていたりします。
また、「神仙沼まで○m」などと、こまめに案内標識も設置されているため現在地を把握しやすく、安心してトレッキングを楽しめるところも嬉しい配慮ですね。
湿原入口の目印となるハイマツのトンネル
湿原入口の目印はこのハイマツのトンネル。生い茂るハイマツを抜けると視界が一気に開け、鮮やかに燃える草紅葉の湿原が目に飛び込んできます!
絶景草紅葉の神仙沼湿原を散策
一面、山吹色やオレンジの秋色に染まった神仙沼湿原。神仙沼の紅葉シーズンは9月末から10月中旬といわれ、ニセコでもっとも美しい湖沼といわしめる、その絶景が広がります。
湿原内は木道周回コースで一方通行
木道は周回コースとなっており、順路にしたがって一方通行で進みます。木道はとても狭いため、立ち止まったりすれ違ったりする場合は相手を気遣い、気持ちよくゆずり合いましょう。
木道脇には池塘(ちとう)と呼ばれる湿原の小さな湖沼が無数に点在し、湿原の美しさを際立たせています。
「神、仙人が住みたまう所」~神秘の沼「神仙沼」
湿原入口からおよそ10分で到着する神仙沼。この沼は昭和3年(1928年)10月、ボーイスカウトの生みの親、下田豊松氏一行によって偶然発見されました。その類まれな美しさと神秘的なたたずまいから、「皆が神、仙人の住みたまう所」として、下田氏が命名したと伝えられています。
沼の前には広々としたウッドデッキが設置され、大人数での記念撮影も可能。ベンチもあるので、美しい風景を眺めながら、持参したお弁当やコーヒーでまったりするのも贅沢なひとときですね。
水面に映る紅葉や空の青さ、雲とのコラボが息を呑む美しさ
風のない日は草木の紅葉、ダケカンバの白い幹、空の青に白い雲などが水面に映り込み、絵画のような世界を生み出します。イヤなことも一瞬吹き飛ぶぐらい息を呑む絶景。心があらわれるようです。
アカエゾマツの存在感
紅葉に染まる草木とは対照的に、異様な存在感を放つアカエゾマツ。神仙沼の自分なりのベストショットをたくさん収めてくださいね。
湿原をいろどる池塘たち
湿原をいろどる無数の池塘には、泥炭層や草が堆積して生まれた、まるくてぽってりした浮島(うきしま)がぷかぷか浮いています。風のない日には池塘に空がくっきり映り込み、これもまた絵になる光景です。湿原ならではの美しさを心ゆくまで堪能してくださいね。
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】山と高原地図 編集部
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