更新日: 2023年1月8日
カワスイ 川崎水族館で世界の水辺を旅する!雄大な自然に溶け込もう
JR川崎駅そばにある水族館「カワスイ 川崎水族館」。
商業施設「川崎ルフロン」の中にあり、雄大な自然を体感できる究極の癒しスポットです。
「世界の美しい水辺」をテーマに多摩川からアジア、アフリカ、アマゾンの熱帯雨林まで、様々な環境と生きものが展示されているカワスイ。
館内には、デジタルアートや映像コンテンツのほか、AIなどの最先端技術を駆使し、大自然に没入できるポイントがたくさん。静かなるテーマパークと言っても過言ではありません。
そんなカワスイの魅力やおすすめポイントを紹介します!
目次
カワスイの見どころを30秒で予習!
駅ビルの2フロアに渡り、世界の自然を楽しむカワスイ。まずは少しだけその世界を覗いてみましょう。
アクセス・チケットなど
カワスイはJR川崎駅東口より徒歩1分。京浜急行川崎駅からは徒歩5分、商業施設「川崎ルフロン」の9F-10Fにあります。エントランスは10Fで、直通エレベーターでビルの1Fから直接上がることができます。
■カワスイ 川崎水族館
住所:川崎市川崎区日新町1−11 川崎ルフロン9−10F
電話番号:044−222−3207
<フロアマップ>
開館時間・チケット
カワスイは昼カワスイと夜カワスイの二部制となっています。
<開館時間>
昼カワスイ 10:00-17:00(最終入館16:00)
夜カワスイ 18:00-22:00(最終入館21:00)
※17:00-18:00の間は展示の入れ替えのため閉館。ご注意ください。
<昼夜 各チケット>
大人2,000円 高校生1,500円 小中学生1,200円 幼児(4歳以上)600円
<昼夜 共通チケット>※完全入れ替え制
大人3,000円 高校生2,250円 小中学生1,800円 幼児(4歳以上)900円
他にも障がい者割引や団体料金、年間パスポートなどがあります。
また2020年8月現在、混雑緩和のためにチケット購入の際には整理券が配布されることがありますので、詳細は公式サイトを確認してください。(カワスイ 川崎水族館公式ホームページはこちら)
アプリ・QRコード
水中ライブカメラを利用し、水槽ないの生きもののリアルタイムAI解析映像を展示する世界初の試みや水槽展示の前のQRコードを読み取ることで、生きものたちの詳細を確認することができます。
かざすAI図鑑「LINNE LENS(リンネ レンズ)」アプリは、スマホをかざすだけで全水槽の生きものの名前、飼育員のオリジナル解説を読むことができるだけでなく、認識した画像は自動で記録されます。カワスイの生きものを思い出として見返すことができるので、とくにお子さん連れは試してみてくださいね。
なお、カワスイはフリーのWifi環境が整っているので、館内でアプリをインストールすることも可能です。
プロローグ
今回カワスイの魅力を伝えてくださったのは鈴木正孝館長。熱を込めながらコンセプトやこだわりのポイントなどを話してくださいました !
カワスイのコンセプト
鈴木館長「コンセプトは世界の水辺を歩くことです。ですが普通の水族館と違うのはただ魚を鑑賞するのではないということですね。生きものたちがそれぞれの環境でどのように暮らしているのか。館内は細部までこだわり自然を再現しているので、『何か』を感じてもらいたいです」
カワスイは昼と夜では別空間!
カワスイの特徴の一つ、注目ポイントは昼と夜では空間が全く異なるということ。照明だけでなく、なんと展示されている生きものたちも入れ替えるのです!
鈴木館長「自然界には夜行性の生きものたちも多くいますよね。なのでカワスイでは昼と夜の部を分けているんです。昼間は太陽の光の中、夜は暗い中で生活をする生き物たちを見てください。館内はデジタルアートや映像、AIなど最新技術を駆使し、工夫しているので昼夜どちらも楽しめると思います」
昼カワスイで展示される代表的な生きもの
ワライカワセミ、カピバラ、オニオオハシ、コリーカンムリサンジャク
夜カワスイで展示される代表的な生きもの
フクロモモンガ、フタユビナマケモノ、マタコミツユビアルマジロ、ショウガラゴ(昼も展示されていますが眠っています)
訪れる時間を変えることで、何度も楽しめるのが嬉しいですね。
五感で楽しむドキドキのカワスイ
館内は自然界に没入できる工夫が凝らされています。
「魚だけを見て欲しいんじゃないんです」と力を込めてお話しする館長。
鈴木館長「もし自分がアマゾンの自然の中を歩いているとして、魚や動物たちに出会っても、この生きものの名前は何かと調べたりしませんよね。来場者にはまず、生きものたちが生きている自然の世界に入り込んで欲しいんです。その上で生きものに興味があれば、アプリやライブカメラを見てみてください」
そんな館長の思いから、カワスイの水槽には魚名板がありません。
生き物たちを視覚でとらえるだけでなく、巨大なスクリーンに映し出される自然界の映像や音楽、実際に植えられている植物たちなど、湿度や匂いまで感じ取ってみましょう。
自然や生きものとの出会いの場から世界の水辺への旅がはじまる
10Fのエントランスから入場すると、まずは壁にチョークアート調で描かれた熱帯雨林が広がっています。ここにプロジェクションマッピングによって、カラフルな生き物たちがひょっこり顔を見せてくるのでびっくり!これが水族館なの?!と期待が高まります。
【登場するおもな生き物】
<昼>
モルフォチョウ、ショウジョウトキ、アオサギ、オランウータンなど計12種
<夜>
ホタル、コアラ、ハシビロコウ、ヘラクレスオオカブト、ムササビなど計11種
身近な自然を感じる「多摩川ゾーン 」10F
出会いの場を過ぎるといよいよ実際の展示エリアへ。
かつては「死の川」と言われるほど汚染が進んでいた多摩川。現在では再びアユが遡上するなど、本来の姿に少しずつ戻っています。
メインの水槽は3つで、多摩川の上流、中流、下流に沿って魚が展示されています。揺らめく水草も自然を彩る大切な一員なので、ぜひ見てみてください。
注目は水槽の背面の映像コンテンツ。現在の多摩川の景色が、朝昼夕夜と異なった内容で投影されています。とくに上流は東京でも自然豊かな奥多摩エリアなので、都会を流れる多摩川しか知らない人は大自然の映像に驚くかもしれませんね。
太古の地球の姿に感動「オセアニア・アジアゾーン 」10F
続いて登場するのは 悠久の歴史を感じられるオセアニア・アジアゾーン。気の遠くなるような昔から今に至るまで、生き続けていることを教えてくれる生きものたちがたくさんいます。
アロワナの仲間や世界最大級のメコンオオナマズのほか、骨や内臓が透けて見えるトランスルーセントグラスキャット、口から水を発射して昆虫を撃ち落として食べるテッポウウオなど、ユニークで魅力的な魚たちに目を奪われるでしょう。
淡水魚だけでなく、人間のように笑うため名づけられたワライカワセミ、ミツヅノコノハガエルやフクロモモンガなどのオセアニア・アジアに生息する生き物たちにも出会うことができます。
画像提供:カワスイ川崎水族館(ワライカワセミ)
大地に息づく生命の輝き「アフリカゾーン」10F
オセアニア・アジアゾーンに続いて現れるのが「アフリカゾーン」。
世界最古の大地であるアフリカ大陸をイメージした、赤とオレンジの美しいエリアです。宝石のように美しい魚や、逆さまに泳ぐ魚、そしてなんと水なしで生きられる魚など、不思議な生き物がたくさん。生命の神秘を感じられずにはいられません!
カメレオンにびっくり
アフリカの水辺の近くに生きるパンサーカメレオン。
カメレオンはすぐに見つけることが難しく、じっと目を凝らさなければ分かりません。分かったときの衝撃は凄まじいものがあります。悲鳴をあげてしまうかも・・・。
筆者おすすめ:3密ならぬ5密6密…?群がる古代魚たち!
3密を避ける昨今ですが、ここの水槽には3密をはるかに上回って古代魚がみっちりと集まっています。
ポリプテルス・ビキールビキール、ポリプテルス・エンドリケリー、ジムナーカスの3種が密を作っていますが、どの魚が何かわからないですね。
一見ヘビのような体つきですが、顔を見ていると可愛く思えてきます。
中には気まぐれで群れから離れて悠々と泳ぐ古代魚も。こちらはつぶらな瞳のポリプテルス・エンドリケリーです。
川崎駅周辺の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!